JPH0414560B2 - - Google Patents
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- JPH0414560B2 JPH0414560B2 JP57201233A JP20123382A JPH0414560B2 JP H0414560 B2 JPH0414560 B2 JP H0414560B2 JP 57201233 A JP57201233 A JP 57201233A JP 20123382 A JP20123382 A JP 20123382A JP H0414560 B2 JPH0414560 B2 JP H0414560B2
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- microphone
- transducer
- terminal
- electroacoustic
- acoustic
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- 230000005520 electrodynamics Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 239000002775 capsule Substances 0.000 claims 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
- H04R5/027—Spatial or constructional arrangements of microphones, e.g. in dummy heads
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S1/00—Two-channel systems
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Stereophonic Arrangements (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の関連する技術分野
本発明は、マイクロホンが複数の電気音響変換
器を有し、これらの電気音響変換器のうち少なく
とも１つの電気音響変換器が単方向指向特性、特
にカーデイオイド形またはハイパカーデイオイド
形指向特性を有する、中心／側方指向性方式によ
る音響をステレオ受信するためのマイクロホンに
関する。
器を有し、これらの電気音響変換器のうち少なく
とも１つの電気音響変換器が単方向指向特性、特
にカーデイオイド形またはハイパカーデイオイド
形指向特性を有する、中心／側方指向性方式によ
る音響をステレオ受信するためのマイクロホンに
関する。
中心／側方指向性方式（以下MS−方式または
装置と記す）に適合する多くのマイクロホン装置
のうち、カーデイオイド形指向特性をもつ電気音
響変換器と８字形指向特性をもつ電気音響変換器
とから構成されるマイクロホン装置が最も広く普
及している。このような組合せ結合、即ちカーデ
イオイド形／８字形指向特性結合において中心マ
イクロホンは直線（0゜）を示し８字形指向特性を
もつマイクロホンはそれに対し直角（90゜）を示
す。この組合せ結合からxy−信合（即ち左チヤ
ネル及び右チヤネルの信号）を得るためにマトリ
クス回路が必要である。そのようなマトリクス回
路としてトランス或いは、受動または能動電子マ
トリクス回路が使用され、このためコストがかか
り過ぎる。その上電圧供給が必要となることも不
利である。
装置と記す）に適合する多くのマイクロホン装置
のうち、カーデイオイド形指向特性をもつ電気音
響変換器と８字形指向特性をもつ電気音響変換器
とから構成されるマイクロホン装置が最も広く普
及している。このような組合せ結合、即ちカーデ
イオイド形／８字形指向特性結合において中心マ
イクロホンは直線（0゜）を示し８字形指向特性を
もつマイクロホンはそれに対し直角（90゜）を示
す。この組合せ結合からxy−信合（即ち左チヤ
ネル及び右チヤネルの信号）を得るためにマトリ
クス回路が必要である。そのようなマトリクス回
路としてトランス或いは、受動または能動電子マ
トリクス回路が使用され、このためコストがかか
り過ぎる。その上電圧供給が必要となることも不
利である。
発明の目的
本発明の目的は、上述のマトリクス回路の１つ
のための付加的な費用を必要とせず従つて公知の
マイクロホンに対して著しい簡単化が行なわれ
る、MS−方式による音響をステレオ受信するた
めのマイクロホンを実現することである。
のための付加的な費用を必要とせず従つて公知の
マイクロホンに対して著しい簡単化が行なわれ
る、MS−方式による音響をステレオ受信するた
めのマイクロホンを実現することである。
発明の構成
この目的は本発明により次のようにして達せら
れる。すなわち単方向指向性を有する電気音響変
換器が設けられ、該単方向指向特性を有する電気
音響変換器の音響的主軸はマイクロホンの主軸を
形成するものであり、また前記単方向指向特性を
有する電気音響変換器には、２つの８字形指向特
性を有する電気音響変換器が対応して設けられて
おり、該２つの８字形指向特性を有する電気音響
変換器の共通軸は前記単方向指向特性を有する電
気音響変換器の主軸に対して垂直な直線になつて
おり、また前記電気音響変換器の電気的出力側
は、第１及び第２の端子によつて形成されてお
り、そのうちの第２の端子の各々が１つの共通の
線路に統合されており、この共通線路は、スイツ
チ及び／又は調整器を介して８字形指向特性を有
する音響変換器のそれぞれ第１の端子と接続され
ており、ここにおいて前記の８字形指向特性を有
する音響変換器の第１の端子は、第１マイクロホ
ン端子と第２マイクロホン端子を形成するもので
あり、音響的主軸の左方に位置する音響変換器の
左側から音が来たときには、当該音響変換器の第
１の端子及び第１マイクホン端子に正の信号が現
れ、また音響的主軸の右方に位置する音響変換器
の右側から音が来たときには、当該音響変換器の
第１の端子及び第２マイクロホン端子に正の信号
が現れるように構成されており、さらに前記単方
向指向特性を有する音響変換器の第１の端子は、
第３マイクロホン端子に対応している。
れる。すなわち単方向指向性を有する電気音響変
換器が設けられ、該単方向指向特性を有する電気
音響変換器の音響的主軸はマイクロホンの主軸を
形成するものであり、また前記単方向指向特性を
有する電気音響変換器には、２つの８字形指向特
性を有する電気音響変換器が対応して設けられて
おり、該２つの８字形指向特性を有する電気音響
変換器の共通軸は前記単方向指向特性を有する電
気音響変換器の主軸に対して垂直な直線になつて
おり、また前記電気音響変換器の電気的出力側
は、第１及び第２の端子によつて形成されてお
り、そのうちの第２の端子の各々が１つの共通の
線路に統合されており、この共通線路は、スイツ
チ及び／又は調整器を介して８字形指向特性を有
する音響変換器のそれぞれ第１の端子と接続され
ており、ここにおいて前記の８字形指向特性を有
する音響変換器の第１の端子は、第１マイクロホ
ン端子と第２マイクロホン端子を形成するもので
あり、音響的主軸の左方に位置する音響変換器の
左側から音が来たときには、当該音響変換器の第
１の端子及び第１マイクホン端子に正の信号が現
れ、また音響的主軸の右方に位置する音響変換器
の右側から音が来たときには、当該音響変換器の
第１の端子及び第２マイクロホン端子に正の信号
が現れるように構成されており、さらに前記単方
向指向特性を有する音響変換器の第１の端子は、
第３マイクロホン端子に対応している。
本発明のステレオマイクロホンの利点は、xy
−信号を得るためにトランスも電流給電される電
気マトリクス回路も必要ないことである。
−信号を得るためにトランスも電流給電される電
気マトリクス回路も必要ないことである。
有利な実施例においてマイクロホンに含まれて
いるすべての電気音響変換器はエレクトロダイナ
ミツク形のもの、特に有利なのは可動コイル形マ
イクロホンである。この方法によつて出力心線の
間に設けられたスイツチ及び／または調整器を用
いて種々の左右対称及び非対称なステレオ受信角
度を調整できることが有利である。
いるすべての電気音響変換器はエレクトロダイナ
ミツク形のもの、特に有利なのは可動コイル形マ
イクロホンである。この方法によつて出力心線の
間に設けられたスイツチ及び／または調整器を用
いて種々の左右対称及び非対称なステレオ受信角
度を調整できることが有利である。
本発明の他の特徴によると、マイクロホンの
個々の電気音響変換器の出力心線の間に設けられ
たスイツチまたは調整器はマイクロホンに直接隣
接して設けられているスライダとして形成されて
いる。これによつてその操作は親指で行なうこと
ができ、従つて他方の手は他の操作のために自由
にしておくことができる。エレクトロダイナミツ
ク形変換器が低インピーダンスをもつため、また
本発明によるステレオマイクロホンから出る３本
の心線により、ステレオ受信角度の調整に必要な
スイツチまたは調整器はマイクロホンケーブルの
マイクロホンから離れている端部にも設けること
ができ、従つて受信角度は遠隔制御もでき、即ち
遠くから調整できる。ステレオ信号のレベルをス
テレオベース角度の変化の際一定に保つために、
さらに他の、場合によつては相互に連結されてい
る、調整器を装置内に組込むことができる。単方
向指向特性をもつ変換器に、中心信号にその振幅
において影響を及ぼすことのできる可変抵抗を並
列接続することも有利である。
個々の電気音響変換器の出力心線の間に設けられ
たスイツチまたは調整器はマイクロホンに直接隣
接して設けられているスライダとして形成されて
いる。これによつてその操作は親指で行なうこと
ができ、従つて他方の手は他の操作のために自由
にしておくことができる。エレクトロダイナミツ
ク形変換器が低インピーダンスをもつため、また
本発明によるステレオマイクロホンから出る３本
の心線により、ステレオ受信角度の調整に必要な
スイツチまたは調整器はマイクロホンケーブルの
マイクロホンから離れている端部にも設けること
ができ、従つて受信角度は遠隔制御もでき、即ち
遠くから調整できる。ステレオ信号のレベルをス
テレオベース角度の変化の際一定に保つために、
さらに他の、場合によつては相互に連結されてい
る、調整器を装置内に組込むことができる。単方
向指向特性をもつ変換器に、中心信号にその振幅
において影響を及ぼすことのできる可変抵抗を並
列接続することも有利である。
以下本発明の実施例につき図を用いて詳しく説
明する。
明する。
実施例の説明
第１図に示す本発明によるマイクロホンの背面
図から、カーデイオイド形指向特性を有する電気
音響変換器１が柄１１の軸方向の延長部を形成し
ていることがわかる。この装置は日常よく使われ
ているのでここに選んで示した。明らかに他の構
造形態、例えば柄のないもの、も本発明の範囲内
で用いることができる。単方向指向特性をもつ電
気音響変換器１の両側にそれぞれ８字形指向特性
をもつ電気音響変換器２，３が設けられ、これら
の電気音響変換器の主軸は電気音響変換器１の主
軸に対して直角に設けられる。電気音響変換器
１，２，３は通常のようにウインドスクリーン装
置１０により囲まれている。柄１１の上部にすべ
り抵抗器の形で２つの調整器４，５が隣合つて設
けれているので、これらの調整器は必要な場合に
はマイクロホンを握つている手の親指で同時に操
作できる。すべり調整器４，５の横に設けられた
目盛１２はすべり調整器５のつまみの位置により
どのステレオ受信角度に調整されたか示す。非対
称指向特性の調整、即ち主軸が電気的音響変換器
１の主軸に対してある角度をもつような指向特性
の調整が必要でない限り、例えば利用者が簡単に
所望の方向に旋回させることのできるハンドマイ
クにおいて、可変抵抗４，５は共通の操作素子を
備えているもので良い。それによつて空いた場所
を、例えば、第４図に破線で示されているよう
な、単方向指向特性をもつ電気音響変換器１に並
列接続されている。可変抵抗のために用いること
ができる。第４図にそのような可変抵抗が１３で
示されている。この可変抵抗によりステレオ音響
の中心を場合によつては弱くするために用いる。
図から、カーデイオイド形指向特性を有する電気
音響変換器１が柄１１の軸方向の延長部を形成し
ていることがわかる。この装置は日常よく使われ
ているのでここに選んで示した。明らかに他の構
造形態、例えば柄のないもの、も本発明の範囲内
で用いることができる。単方向指向特性をもつ電
気音響変換器１の両側にそれぞれ８字形指向特性
をもつ電気音響変換器２，３が設けられ、これら
の電気音響変換器の主軸は電気音響変換器１の主
軸に対して直角に設けられる。電気音響変換器
１，２，３は通常のようにウインドスクリーン装
置１０により囲まれている。柄１１の上部にすべ
り抵抗器の形で２つの調整器４，５が隣合つて設
けれているので、これらの調整器は必要な場合に
はマイクロホンを握つている手の親指で同時に操
作できる。すべり調整器４，５の横に設けられた
目盛１２はすべり調整器５のつまみの位置により
どのステレオ受信角度に調整されたか示す。非対
称指向特性の調整、即ち主軸が電気的音響変換器
１の主軸に対してある角度をもつような指向特性
の調整が必要でない限り、例えば利用者が簡単に
所望の方向に旋回させることのできるハンドマイ
クにおいて、可変抵抗４，５は共通の操作素子を
備えているもので良い。それによつて空いた場所
を、例えば、第４図に破線で示されているよう
な、単方向指向特性をもつ電気音響変換器１に並
列接続されている。可変抵抗のために用いること
ができる。第４図にそのような可変抵抗が１３で
示されている。この可変抵抗によりステレオ音響
の中心を場合によつては弱くするために用いる。
第２図及び第３図から、電気音響変換器１の両
側に２つの付加的な電気音響変換器２，３を使用
しているにもかかわらずマイクロホンの嵩さが不
都合に大きくなることがなく、マイクロホンの大
きさはただウインドスクリーン１０の大きさによ
つてのみ決定されることがわかる。
側に２つの付加的な電気音響変換器２，３を使用
しているにもかかわらずマイクロホンの嵩さが不
都合に大きくなることがなく、マイクロホンの大
きさはただウインドスクリーン１０の大きさによ
つてのみ決定されることがわかる。
本発明は有利にはエレクトロダイナミツク電気
音響変換器、特に可動コイル形電気音響変換器に
より実現される。約3000Hzまでの周波数に対して
電気音響変換器２及び３の指向特性は８字形であ
り、それ以上は指向特性は増加しつつローブ状に
なる。このことは、ステレオ効果が大幅に高い周
波数に依存するので、ステレオ音響伝送にとつて
有利である。低インピーダンスをもつエレクトロ
ダイナミツク電気音響変換器を用いることによつ
て使用可変抵抗も低抵抗範囲に留めることがで
き、このことはハム及びその他の障害電圧に対し
て鈍感であることにより好都合である。調整器
４，５は調整ユニツトの並列操作の際受信角度を
２×63゜と0゜の間で左右対称に変化させる。調整
器４，５を相互に、独立に調整すると、合成指向
特性の主軸は単方向特性をもつ電気音響変換器１
の主軸に対して旋回させることができる。可変抵
抗４，５のかわりに、必要な場合には抵抗に直列
接続された、簡単なスイツチを設けることもでき
る。スイツチを設けている装置は第４図に示され
ている。この回路図には、３つの変換器の各々
が、２つの出力端子ａおよびｂから形成される電
気出力側を有することが示されている。これらの
電気的出力側の複数の出力端子a1，b1；a2，b2；
a3，b3のうち、各変換器の第２出力端子b1，b2お
よびb3は１つの共通線へ統合されており、この共
通線は、第４図の実施例ではスイツチ６，７を介
して８字形指向特性を有する変換器２，３の各々
の第１出力端子a2，b3に接続されている。各変換
器の第１出力端子は、端子a1が中心信号を取出
し、端子a2およびa3は側方信号を取出す。第４図
において各出力端子a1，a2およびa3からの心線の
接続端子は、Ｌ，Ｍ，Ｒで示されている。端子a2
からの心線と端子b2からの心線との間にスイツチ
６が設けられており、また、端子a3からの心線と
端子b3からの心線との間にスイツチ７が設けられ
ている。前述のように、電気音響変換器１は単方
向指向性、例えばカーデイオイド形の指向特性を
有し、この電気音響変換器の主軸は、同時にマイ
クロホンの主軸も形成している。８字指向特性を
有する２つの電気音響変換器２および３は、これ
らの指向特性の軸が変換器１の主軸に対して垂直
になるように変換器１に対して設けられている。
この場合、変換器２は左方向、変換器３は右方向
を指向する。変換器２および３に相応する指向特
性は、第４図および第５図で（＋）および（−）
の符号が付されており、これによつて、指向特性
の（＋）で示された部分が指向する方向から音響
が変換器へ達した場合に、端子a2ないしa3にその
都度正の電気信号が生じることがわかる。すなわ
ち、例えば、音響が変換器１の主軸に関して右方
向から達した場合に、端子a3には正の電気信号が
生じ、端子a2には負の電気信号が生じる。ステレ
オ受信角度の連続変化が必要な場合は、第５図か
らわかるようにスイツチ６，７は可変抵抗４，５
に替えられる。これらの調整器或いはスイツチは
変換器１，２，３に必ずしも直接設けなくても良
く、第６図に示されているように、既に述べたよ
うにマイクロホンケーブル９のマイクロホンから
離れている端部に設けることもできる。このケー
ブル９はケーブルの外部導体が中心導体として用
いられる場合ただ３芯のものであれば良い。調整
器４，５或いは８により８字形指向特性をもつ電
気音響変換器２，３の成分は共通出力側において
変化させられる。２つの電気音響変換器２，３の
レベルが相互に等しい場合、第７図で極座標に示
すように、ステレオ受信角度は２×63.4゜、即ち
合計で約127゜になる。合成指向特性の180゜のとこ
ろに、15db小さくなつたローブが生じる。２つ
の電気音響変換器２，３のレベルを単方向指向特
性をもつ電気音響変換器１が供給するレベルの半
分に低減させると、第８図からわかるようにステ
レオ受信角度が２×45゜になる。
音響変換器、特に可動コイル形電気音響変換器に
より実現される。約3000Hzまでの周波数に対して
電気音響変換器２及び３の指向特性は８字形であ
り、それ以上は指向特性は増加しつつローブ状に
なる。このことは、ステレオ効果が大幅に高い周
波数に依存するので、ステレオ音響伝送にとつて
有利である。低インピーダンスをもつエレクトロ
ダイナミツク電気音響変換器を用いることによつ
て使用可変抵抗も低抵抗範囲に留めることがで
き、このことはハム及びその他の障害電圧に対し
て鈍感であることにより好都合である。調整器
４，５は調整ユニツトの並列操作の際受信角度を
２×63゜と0゜の間で左右対称に変化させる。調整
器４，５を相互に、独立に調整すると、合成指向
特性の主軸は単方向特性をもつ電気音響変換器１
の主軸に対して旋回させることができる。可変抵
抗４，５のかわりに、必要な場合には抵抗に直列
接続された、簡単なスイツチを設けることもでき
る。スイツチを設けている装置は第４図に示され
ている。この回路図には、３つの変換器の各々
が、２つの出力端子ａおよびｂから形成される電
気出力側を有することが示されている。これらの
電気的出力側の複数の出力端子a1，b1；a2，b2；
a3，b3のうち、各変換器の第２出力端子b1，b2お
よびb3は１つの共通線へ統合されており、この共
通線は、第４図の実施例ではスイツチ６，７を介
して８字形指向特性を有する変換器２，３の各々
の第１出力端子a2，b3に接続されている。各変換
器の第１出力端子は、端子a1が中心信号を取出
し、端子a2およびa3は側方信号を取出す。第４図
において各出力端子a1，a2およびa3からの心線の
接続端子は、Ｌ，Ｍ，Ｒで示されている。端子a2
からの心線と端子b2からの心線との間にスイツチ
６が設けられており、また、端子a3からの心線と
端子b3からの心線との間にスイツチ７が設けられ
ている。前述のように、電気音響変換器１は単方
向指向性、例えばカーデイオイド形の指向特性を
有し、この電気音響変換器の主軸は、同時にマイ
クロホンの主軸も形成している。８字指向特性を
有する２つの電気音響変換器２および３は、これ
らの指向特性の軸が変換器１の主軸に対して垂直
になるように変換器１に対して設けられている。
この場合、変換器２は左方向、変換器３は右方向
を指向する。変換器２および３に相応する指向特
性は、第４図および第５図で（＋）および（−）
の符号が付されており、これによつて、指向特性
の（＋）で示された部分が指向する方向から音響
が変換器へ達した場合に、端子a2ないしa3にその
都度正の電気信号が生じることがわかる。すなわ
ち、例えば、音響が変換器１の主軸に関して右方
向から達した場合に、端子a3には正の電気信号が
生じ、端子a2には負の電気信号が生じる。ステレ
オ受信角度の連続変化が必要な場合は、第５図か
らわかるようにスイツチ６，７は可変抵抗４，５
に替えられる。これらの調整器或いはスイツチは
変換器１，２，３に必ずしも直接設けなくても良
く、第６図に示されているように、既に述べたよ
うにマイクロホンケーブル９のマイクロホンから
離れている端部に設けることもできる。このケー
ブル９はケーブルの外部導体が中心導体として用
いられる場合ただ３芯のものであれば良い。調整
器４，５或いは８により８字形指向特性をもつ電
気音響変換器２，３の成分は共通出力側において
変化させられる。２つの電気音響変換器２，３の
レベルが相互に等しい場合、第７図で極座標に示
すように、ステレオ受信角度は２×63.4゜、即ち
合計で約127゜になる。合成指向特性の180゜のとこ
ろに、15db小さくなつたローブが生じる。２つ
の電気音響変換器２，３のレベルを単方向指向特
性をもつ電気音響変換器１が供給するレベルの半
分に低減させると、第８図からわかるようにステ
レオ受信角度が２×45゜になる。
上述の形とは別の形の、可変抵抗の装置を用い
ることも可能であり、例えば種々に調整可能な指
向特性において一定の出力レベルを維持するため
に付加的な調整器を使用することもできる。
ることも可能であり、例えば種々に調整可能な指
向特性において一定の出力レベルを維持するため
に付加的な調整器を使用することもできる。
第１図は本発明の実施例の背面図、第２図は同
じく側面図、第３図は同じく平面図、第４図及び
第５図は変換器出力側の相互接続の２つの方法を
示す回路図、第６図はステレオ受信角度の遠隔調
整の方法を示す回路図、第７図及び第８図は種々
の調整可能な指向特性の中から選択された２つの
指向特性の例の図を示す。 １，２，３……電気音響変換器、４，５……調
整器、９……ケーブル、１０……ウインドスクリ
ーン装置、１１……柄、１２……目盛。
じく側面図、第３図は同じく平面図、第４図及び
第５図は変換器出力側の相互接続の２つの方法を
示す回路図、第６図はステレオ受信角度の遠隔調
整の方法を示す回路図、第７図及び第８図は種々
の調整可能な指向特性の中から選択された２つの
指向特性の例の図を示す。 １，２，３……電気音響変換器、４，５……調
整器、９……ケーブル、１０……ウインドスクリ
ーン装置、１１……柄、１２……目盛。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ マイクロホンが複数の電気音響変換器を有
し、これらの電気音響変換器の少なくとも１つの
電気音響変換器が単方向指向特性を有する、中
心／側方指向性方式による音響をステレオ受信す
るためのマイクロホンにおいて、 単方向指向性を有する電気音響変換器１が設け
られ、該単方向指向特性を有する電気音響変換器
１の音響的主軸はマイクロホンの主軸を形成する
ものであり、また前記単方向指向特性を有する電
気音響変換器１には、２つの８字形指向特性を有
する電気音響変換器２，３が対応して設けられて
おり、該２つの８字形指向特性を有する電気音響
変換器２，３の共通軸は前記単方向指向特性を有
する電気音響変換器１の主軸に対して垂直な直線
になつており、 また前記電気音響変換器１，２，３の電気的出
力側は、第１及び第２の端子a1，b1；a2，b2；
a3，b3によつて形成されており、そのうちの第２
の端子b1，b2，b3の各々が１つの共通の線路に統
合されており、この共通線路は、スイツチ６，７
及び／又は調整器４，５を介して８字形指向特性
を有する音響変換器２，３のそれぞれ第１の端子
a2，a3と接続されており、 ここにおいて前記の８字形指向特性を有する音
響変換器２，３の第１の端子a2，a3は、それぞれ
第１マイクロホン端子Ｌと第２マイクロホン端子
Ｒを形成するものであり、 音響的主軸の左方に位置する音響変換器２の左
側から音が来たときには、当該音響変換器２の第
１の端子a2及び第１マイクロホン端子Ｌに正の信
号が現れ、また音響的主軸の右方に位置する音響
変換器３の右側から音が来たときには、当該音響
変換器３の第１の端子a3及び第２マイクロホン端
子Ｒに正の信号が現れるように構成されており、 さらに前記単方向指向特性を有する音響変換器
１の第１の端子a1は、第３マイクロホン端子Ｍに
対応していることを特徴とする、音響をステレオ
受信するためのマイクロホン。 ２ マイクロホンを構成するすべての電気音響変
換器１，２，３は、エレクトロダイナミツク形電
気音響変換器である特許請求の範囲第１項記載の
音響をステレオ受信するためのマイクロホン。 ３ ８字形指向特性を有する電気音響変換器のそ
れぞれの第１出力端子a2，a3と共通線との間に接
続されているスイツチ６，７或は調整器４，５
は、すべりスイツチ６，７或はすべり調整器４，
５として形成されており、マイクロホンに隣接し
て設けられている特許請求の範囲第１項記載の音
響をステレオ受信するためのマイクロホン。 ４ 前記８字形指向特性を有する電気音響変換器
の第１出力端子a2，a3と共通線との間に接続され
ているスイツチ６，７或は調整器４，５は、マイ
クロホンカプセル９のマイクロホンから離れてい
る端部に設けられている特許請求の範囲第１項記
載の音響をステレオ受信するためのマイクロホ
ン。 ５ 単方向指向性を持つ電気音響変換器１に並列
に可変抵抗１３が設けられている特許請求の範囲
第１項記載の音響をステレオ受信するためのマイ
クロホン。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| AT4987/81 | 1981-11-19 | ||
| AT0498781A AT371969B (de) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | Mikrophon zur stereophonischen aufnahme akustischer ereignisse |
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|---|---|
| JPS5892193A JPS5892193A (ja) | 1983-06-01 |
| JPH0414560B2 true JPH0414560B2 (ja) | 1992-03-13 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP57201233A Granted JPS5892193A (ja) | 1981-11-19 | 1982-11-18 | 音響をステレオ受信するためのマイクロホン |
Country Status (4)
| Country | Link |
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