JPH04144750A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、′記録装置に関し、詳しくは、キャリッジに
搭載された記録ヘッドを案内軸に沿って移動させながら
被記録材に対して記録が行われるシリアル型の記録装置
に関する。

［従来の技術］ 従来、この種の記録装置（以下でプリンタという）では
、その記録方式のいかんを問わず、少なくとも記録ヘッ
ドをキャリッジと共に被記録材に沿って往復移動させる
ための空間をケース内に確保するようにしている。また
、インクジェット式のプリンタでは、記録ヘッドのイン
ク吐出機能を保護するためにインク吐出面を覆蓋するキ
ャッピング装置や回復動作を行わせるための回復装置を
ケース内のキャリッジ移動領域に配設するのが一般的で
ある。なお、かかるプリンタにおいてはその制御のため
に電子回路が組込まれるが、近年は回路の集積化の技術
が進歩し、電子機器の分野ではラップトツブ型やブック
型部ハンディな機器が量産されるようになり、その収納
性や運搬性の点で種々な改善がなされてきた。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、プリンタの場合も回路の集積化や部品の小型
化によって小型化が図られてはきたが、最近ではそれも
限界に近付きつつあり、プリンタの本来の性能を維持し
つつさらに小型化するのは難しい状況にある。

本発明の目的は、上述した状況に鑑み、これを打破すべ
（、記録時にはキャリッジおよび記録ヘッドの一部をケ
ースから露出させるが、非記録時や運搬時にはこれらを
ケース内の所定の位置に容易、かつ、コンパクトに収納
可能とし、より一層全体の小型化を図ることのできる記
録装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明は、記録ヘッドを
搭載したキャリッジをケースに軸支される案内軸に沿っ
て移動させながら、前記記録ヘッドにより記録が行われ
る記録装置において、前記キャリッジを少なくとも前記
記録ヘッドと共に前記案内軸または該案内軸と平行する
軸の周りに回動可能としたことを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれば、非記録時または記録時に応じてキャリ
ッジを少なくとも記録ヘッドと共に案内軸またはこれと
平行する軸の周りに回動させることにより記録ヘッドを
収納状態または記録状態に保つことができるもので、さ
らにカバー部材をキャリッジと一体に回動可能とするこ
とにより、記録ヘッドの収納状態でカバー部材により配
録ヘッドおよびキャリッジとその移動経路上を覆蓋し、
ケース内に収納することができる。

［実施例］ 以下、図面に基づいて、本発明の実施例を詳細、かつ、
具体的に説明する。

第１図は本発明のインクジェットプリンタへの適用例を
記録状態で示す。ここで、１はプリンタの下部ケース、
２は下部ケース１内に配設される電源や制御回路用配線
基板等のための収納空間、３はシート送給口、４はシー
ト送給口３に取付けられる線条体の送給シート受けであ
るホッパワイヤ、５は送給ローラ、６は排出ローラ、７
Ａおよび７Ｂはそれぞれ送給ローラ５および排出ローラ
６に接してその間に不図示の記録シートを挟持しシート
送りに協動するピンチローラ、８は送給ローラ５と排出
ローラ６との間で下部ケース１のほぼ上面の高さ位置に
配設された平板状のプラテンである。

そこで、ホッパワイヤ４に沿って送給口３から矢印Ａ方
向に送給された不図示の記録シートは送給ローラ５とピ
ンチローラ７Ａとによりガイド板９に沿ってプラテン８
上に送り出される。なお、ガイド板９には板ばねで形成
されたシート押え板１０が取付けられているので、プラ
テン８上に送出された記録シートはシート押え板１０に
よって軽くプラテン８に向けて押付けられた状態のまま
記録位置に導かれる。

さらにまた、第１図において、１１はインクジェット記
録ヘッド（以下で単に記録ヘッドという）、１２は記録
へラド１１が固定され、案内軸１３に沿って移動自在な
キャリッジであり、キャリッジ１２は不図示のキャリッ
ジ駆動用ステッピングモータによってベルトを介し記録
シートの送給方向とは直角の方向に移動され、その間に
所定のタイミングで記録ヘッド１１のインク吐出口から
記録シートに向けてインクが吐出され、記録が行われる
。

１４はキャリッジ１２と共に案内軸１３の周りに回動自
在なカバー部材であり、カバー部材１４は第３図に示す
ように下部ケース１の全長にわたって設けられていて、
さらにその上方の端部には第１図に示すようにコの字型
の溝１５が形成されている。

か（して、キャリッジ１２の一端１２Ａがこの溝１５に
ある程度の遊びを持って移動自在に保持されると共に、
記録ヘッド１１が記録シートの厚さに応じて上下に微移
動するのをこの溝１５のすき間で吸収することができる
。すなわち、記録ヘッド１１にはそのインク吐出面１１
Ａと記録シートとの間に常に所定の間隔が保たれるよう
にするために、押え板１０上を転勤するコロ１６が設け
られており、シートの厚さにかかわるコロ１６の位置に
よって記録へラド１１の上下位置が微妙に変化するが、
その上下の微移動が溝１５の上下すき間で調整される。

なお、１７は上部ケース、１８はスタッカ部、１９はス
タッカ部１８に設けられ、ヒンジ２０Ａ、　２０Ｂを介
して図示の状態に保たれるスタック板であり、スタック
板１９では排出されてくるシートを保持するためにスタ
ッカワイヤ２１を矢印Ｃ方向に伸延させることができる
。さらにまた、本実施例では第２図および第３図に示す
ように記録領域外の下部ケースｌ内にキャップ部材２２
を具えた回復ユニット２３が設けられていて、キャップ
部材２２を記録へラド１１のインク吐出面１１Ａに接触
させて、インクの蒸発乾燥による目詰り、はこりの侵入
を防止すると共にポンプなと不図示の吸引手段を具えた
回復ユニット２３によりインク吐出口からインクを吸引
して目詰りを防止し、記録品位の低下を防止することが
できる。

すなわち、非記録時には、キャリッジ１２を第３図に示
すようにプラテン８が存在しない下部ケース１の右端の
１２Ａの位置に導いた上、カバー部材１４ごと記録ヘッ
ド１１およびキャリッジ１２を第１図の位置から案内軸
１３の周りに時計回り方向に回動させ、第２図の状態と
する。そして、この状態で上記のキャッピングおよび回
復動作を行えばよい。なお、回復動作により排出された
インクは第３図に示す廃インクタンク２４に収容される
もので、廃インクタンク２４は第４図に示すように通気
布２５を例えばその上面に具えている。この通気布２５
は例えばペイバーロード（商品名■デイジン）などのよ
うにインク溶剤蒸気は通すがインクを透過させないもの
で、これによって、廃インクタンク２４から廃インクが
洩れるのを防止する。なお、廃インクタンク２４内には
インクを吸収可能な例えば多孔性のインク吸収体（不図
示）が収納される。

このように構成した記録装置において、記録が終了し、
収納保管されるような場合、キャリッジ１２を第３図の
１２Ａで示す位置に導いた上、上述したようにしてキャ
リッジ１２を記録ヘッド１１と共に案内軸１３の周りに
回動させ、第２図の状態に保つ。そして、これによって
記録へラド１１のインク吐出面１１Ａをキャップ部材２
２に当接または冠着させて、回復動作の可能な状態とす
ることができる。また、この状態でカバー部材１４が上
部ケース１７と共に装置の上部を覆蓋する形となるので
、さらにスタック板１９をヒンジ２０Ａ、　２０Ｂを介
して折畳むようにして、カバー部材１４の上面に沿わせ
ると共に、スタッカワイヤ２１をカバー部材１４内に収
納する。なお、ホッパワイヤ４は図示はしないが、上記
のようにして折畳まれたスタック板１９上に例えば弾性
を利用した係合方式で係着させればよい。か（して、全
体を極めて小型にまとめることができる。

以上に述べた実施例では、キャリッジ、配録ヘッドおよ
びカバー部材を案内軸の周りに回動させるようにしたが
、回動の中心となるものは案内軸でなくてもよく、例え
ば上部ケースとカバー部材との間にヒンジ部を設け、こ
のヒンジ部を介してカバー部材と共に案内軸に支持され
るキャリッジおよび記録ヘッドを回動させるようにする
こともできる。

また、上述の実施例はインクジェットプリンタに適用し
た場合について述べたが、本発明の適用はインクジェッ
ト方式に限られるものではな（、各方式のシリアルプリ
ンタに広く適用できることはいうまでもない。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、キャリッジを少
なくとも記録ヘッドと共にキャリッジ案内軸または案内
軸と平行する軸の周りに回動可能としたことにより、記
録時には記録ヘッド等の一部をケース外に露出させた状
態に保ち、非記録時には記録ヘッドをキャリッジと共に
上記軸の周りに回動させてケース内に収納させた状態と
することが可能となり、さらにカバー部材をキャリッジ
と共に一体に回動可能とすることによって、カバー部材
によりケース上を覆蓋した運搬可能な収納状態とするこ
とができ、小型でしかも十分な機能を具えた記録装置を
具現化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を記録状態およ
び収納状態でそれぞれ示す構成図、第３図は第２図の状
態をあわせて示す第１図の平面図、 第４図は本発明の実施例に用いた廃インクタンクの斜視
図である。 １・・・下部ケース、 ４・・・ホッパワイヤ、 ５・・・送給ローラ、 ６・・・排出ローラ、 ８・・・プラテン、 １１・・・記録ヘッド、 １２・・・キャリッジ、 １３・・・案内軸、 １４・・・カバー部材、 １６・・・溝、 １７・・・上部ケース。 １８・・・スタッカ部、 １９・・・スタック板、 ２１・・・スタッカワイヤ。 本忙−月の一亥Ｊと９３１ホ了揖庇゛図第２図 （収ＭｔＫ態） Ａ（滞６１月の＊：多ヒイツ°）に用いられう廣第 図 にインクタンク ＝インクタンクの章＋：ｇＬ園

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）記録ヘッドを搭載したキャリッジをケースに軸支さ
   れる案内軸に沿って移動させながら、前記記録ヘッドに
   より記録が行われる記録装置において、 前記キャリッジを少なくとも前記記録ヘッドと共に前記
   案内軸または該案内軸と平行する軸の周りに回動可能と
   したことを特徴とする記録装置。 ２）前記キャリッジは前記ケースのカバー部材と共に前
   記案内軸または該案内軸と平行する軸の周りに回動可能
   としたことを特徴とする請求項１に記載の記録装置。 ３）前記案内軸と平行する軸は前記ケースおよび前記カ
   バー部材に関連して設けられることを特徴とする請求項
   １または２に記載の記録装置。 ４）前記キャリッジおよび前記記録ヘッドは、前記案内
   軸または該案内軸と平行する軸の周りに回動させた状態
   で前記ケースと前記カバー部材との間に収納されること
   を特徴とする請求項１ないし３のいずれかの項に記載の
   記録装置。