JPH04144657A - 戻し餅のリサイクル方法および装置 - Google Patents

戻し餅のリサイクル方法および装置

Info

Publication number
JPH04144657A
JPH04144657A JP2266969A JP26696990A JPH04144657A JP H04144657 A JPH04144657 A JP H04144657A JP 2266969 A JP2266969 A JP 2266969A JP 26696990 A JP26696990 A JP 26696990A JP H04144657 A JPH04144657 A JP H04144657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mochi
rice cake
reconstituted
pipe
sterilization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2266969A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachiro Nakamura
中村 八郎
Shunichi Shiokawa
俊一 塩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2266969A priority Critical patent/JPH04144657A/ja
Publication of JPH04144657A publication Critical patent/JPH04144657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は戻し餅のリサイクル方法および装置に関し、詳
しくは従来不可能であった、固化した餅を品質劣化させ
ずに戻すとともに殺菌し、再利用する方法および装置に
関するものである。
[従来の技術] 餅業界にあっては、切餅の製造において生じる切りくず
やお供え餅等の過剰生産分のリサイクルは従来から大き
な課題であったが、リサイクルに伴う再加熱殺菌による
品質劣化、特に加熱による餅の変色(褐変)が問題どさ
れており、従来は価格が低下してしまうがあられ等菓子
類の原料への転用を余儀無くされていた。
[発明が解決しようとする課題] このように、リサイクルに関して従来は適切最良な方法
論が無きに等しい状況にあった。そこで、本発明は上記
従来の解決すべき課題に鑑みなされたもので、その目的
は、品質劣化を起こさずに戻し餅の連続殺菌を行なって
戻し餅のリサイクルを可能にする方法および装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の戻し餅のリサイク
ル方法は、−変面化餅となった餅を加熱蒸気により戻し
餅とし、該戻し餅を搬送ポンプにより連続的に移送して
パイプ式マイクロ波加熱装置に導入し、該パイプ内を撹
拌移送させながらマイクロ波を照射すると共に、殺菌に
必要な温度および時間に保持すべくこれに対応する内圧
力制御を行ない、加熱殺菌を行なった後、取り出す構成
としたものである。
また、本発明の好ましい態様において、殺菌条件は、F
0値が5以上、25以下となる条件である。
また、本発明の戻し餅のリサイクル装置は、−変面化餅
となった餅を加熱蒸気により戻し餅とする蒸練機、該戻
し餅を移送する搬送ポンプ、該戻し餅をパイプ内を撹拌
移送させながらマイクロ波を照射して加熱するパイプ式
マイクロ波加熱装置、及び加熱後の温度保持を行なうホ
ールディング部を少なくとも具備する構成としたもので
ある。
このような本発明にあっては、マイクロ波加熱による高
温殺菌によって、例えばC,botulinum等の耐
熱性菌の殺菌も行なえ、しかも殺菌による品質劣化、例
えば餅の変色、味や食感の変化、物性の変化などが生じ
ないため、この戻し餅をリサイクルして、従来の生切餅
製造ラインやお供え餅製造ラインへ導入することが可能
になった。
以下、本発明を詳述する。
本発明に係るリサイクル方法は大別して、餅戻し工程と
殺菌工程とからなる。まず、餅戻し工程では、−変面化
した餅、具体的に言えば、切餅の製造において生じる切
りくずやお供え餅等の過剰生産分など(製造工程や回収
工程を経ることで菌が付着している)であるが、これを
加熱蒸気等を用いて粘弾性を有する生地の状態に戻し、
続く殺菌工程では、このようにして戻した餅にマイクロ
波照射を行なって品質劣化を起こさずに連続高温殺菌を
するものである。
添付図面の第1図は本発明を実施するのに用いられる装
置の一例の説明図であるが、該図面を参照しながら説明
すると、固化した餅はまず蒸練機1に投入され、ここで
蒸され練られて粘弾性生地状態に戻される。この戻し工
程は、温度95〜105℃1時間20〜30分程度で行
われ程度とが望ましい。また、戻した餅の水分含量は5
5%以下、特に50%前後であることが好ましい。水分
含量が55%を越えると構造が軟弱化し不適当である。
従って、戻し工程において加える蒸気の量を適宜調整す
る必要がある。また、戻しが完了した状態の餅は、残存
する固化餅が粒径3 am以下であることが好ましい。
戻しが不完全で、これより大きい粒径の固化餅が存在す
ると、殺菌完了後の餅を再使用した際の食感が悪くなる
ばかりでなく、次工程の加熱殺菌において、加熱ムラが
生じたり、滞留が起こりスムーズな搬送ができなかった
りする問題が生じてしまう。
このようにして戻した餅は、搬送ポンプ2によりパイプ
3中を連続的に移送され、パイプ式マイクロ波加熱装置
4に導入される。該マイクロ波加熱装置4は餅が移送さ
れるパイプ外部からマイクロ波を照射して、餅自体の発
熱を利用して殺菌するものであり、例えば特開昭59−
101154号公報に示されるものが使用できる。マイ
クロ波加熱装置4に配設されるパイプはテフロンのよう
なマイクロ波透過可能な材料からなり、パイプ内には回
転するスクリューが配置され、餅はパイプ内を撹拌移送
される。このマイクロ波加熱装置4により、最終的には
餅は殺菌に必要な温度および時間のファクターにより決
定される殺菌値:Foが、5≦F0≦25の範囲となる
よう、マイクロ波照射により所定温度に加熱され、次い
で、マイクロ波加熱装置4に続くホールディング部5で
、所定時間保持される。なお、殺菌温度に保持すべくこ
れに対応するパイプ内圧力の制御は、マイクロ波加熱装
置4の前後の搬送ポンプ2.7によって行なわれる。ま
た、前記ポンプ7の代わりに圧力調整弁(図示せず)を
用い、同様にパイプ内圧力の制御を行なうことも可能で
ある。
ところで、一般に、加熱殺菌の効果は、加熱時間の対数
および加熱温度の積により定まり、 121.1℃にお
ける殺菌値:Foで表す。このF0値は、目的とする菌
の種類、対象となる食品の水分活性、pH等により変化
するが、一般的には、毒素を産出し食中毒の原因となる
C、botulinumを指標とする。そこで、この原
理を基に、餅の殺菌に必要なF0値を求めることができ
る。すなわち、横軸に温度、縦軸に時間(分)の対数を
取った方対数グラフ(第2図参照)に、食品衛生法に定
められた、C,botulinumを対象とする120
℃、4.0分を満足する殺菌条件のFi凸曲線fl)を
描き、次いで、後述する実施例の結果をプロットし、前
記Fi凸曲線平行移動して殺菌効果が得られる範囲(f
2)を求める。このときのF0値は、F0≧5であった
また、褐変も上記殺菌効果と同様に加熱時間および加熱
温度により定まると推定されるので、上記同様に、褐変
が生じない範囲(f3)を求める。
この条件を前記F0値に置き換えて求めると、F0≦2
5であった。このことより、本発明の殺菌工程における
餅の殺菌条件は、十分な殺菌効果を得、しかも褐変が生
じない範囲である、5≦F0≦25とすることが好まし
い。
また、餅は、従来のレトルト等の加熱殺菌に相当する、
110ないし120℃を越える温度で20分程度以上の
長時間にわたる加熱を施すと、餅の組織の分断や含水分
の状態等が変化し、食感が低下する傾向にある。この点
からも従来のレトルト殺菌は好ましくないものである。
本発明においては、工ないし5程度度の加熱で十分な殺
菌効果が得られるので、上述した問題は生じない。なお
、装置設計の関係からも、本発明における加熱時間(ホ
ールディング部における)は、5分以内とすることが好
ましい。これより長い時間を加熱可能とすることは、前
記ホールディング部を長くしなければならず、不経済で
ある。一方、ホールディング部を短くすることは、加熱
温度を高くすることが必要となるが、あまり高温にする
ことは、均一な加熱条件を得る点で困難があり、好まし
くない。従って、加熱時間は少なくとも1分以上とする
ことが好ましい。
こうして製造された無菌戻し餅は、変色、味の変化、物
性の変化が無く、また焦げも発生しないため製造したで
の生餅の品質とほぼ同じなので、従来の生切餅やお供え
餅を製造している本ライン6へ無菌的に導入して戻し餅
をリサイクルすることが出来る。なお、本ライン6への
リサイクル餅の混合量は、1〜3割程度とすることが食
感の低下を起こさないために好ましい。
[実施例] 以下、実施例を示して本発明をより具体的に説明する。
生切餅製造において生じた切りくず(固化餅)を添付図
面に示すように蒸練機に投入して、温度約100℃、約
30分で戻し、同時にC,botulinum芽胞を1
06個/g殖菌した戻し餅を製造した。この戻し餅を搬
送ポンプにより300kg/Hでパイプ内を移送させ、
マイクロ波加熱装置(照射出力マグネトロン1.3kW
X 12台)に導入して下記表に示す条件で殺菌を行な
い、最後の取り出し工程で無菌カップに無菌的に戻し餅
を採取した。この採取した戻し餅を急速凍結した後、常
法に従って微生物検査を行ない、また餅の外観、食感に
ついても検査を行ない、下記表に示す結果を得た。
以下余白 第2図かられかるように、Foが5以上、25以下を満
たす上記N013.4.7.8.11は、殺菌が十分に
なされ、しかも褐変の問題もなく、良好なリサイクル餅
であることがわかる。なお、処理後の餅の食感は、本発
明のものは全く問題がなかったが、No、13’(13
5℃、5分)のものは、餅本来の弾力性が失われ、飴状
となっていた。また、N0014.15(レトルトによ
るもの)は、No、13同様弾力性が失われて飴状とな
っており、さらに、芋臭のような異臭がした。
[発明の効果コ 以上詳細に説明したように、本発明によれば、マイクロ
波加熱による高温殺菌によって耐熱性菌の殺菌も行なえ
、しかも殺菌による品質劣化が全く無いため製造したで
の生餅とほぼ同じ品質の無菌戻し餅が製造されるので、
従来の生切餅やお供え餅を製造するラインへ導入して戻
し餅をリサイクルすることが出来るという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するのに用いられる装置の一例の
説明図、第2図は加熱時間の対数と加熱温度との関係を
示すグラフである。 1・・・蒸練機 2・・・搬送ポンプ 3・・・パイプ 4・・・パイプ式マイクロ波加熱装置 5・・・ホールディング部 6・・・本ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一度固化餅となった餅を加熱蒸気により戻し餅と
    し、該戻し餅を搬送ポンプにより連続的に移送してパイ
    プ式マイクロ波加熱装置に導入し、該パイプ内を撹拌移
    送させながらマイクロ波を照射すると共に、殺菌に必要
    な温度および時間に保持すべくこれに対応する内圧力制
    御を行ない、加熱殺菌を行なった後、取り出すことを特
    徴とする戻し餅のリサイクル方法。
  2. (2)F_0値が5以上、25以下となる条件で加熱殺
    菌することを特徴とする請求項(1)記載の戻し餅のリ
    サイクル方法。
  3. (3)一度固化餅となった餅を加熱蒸気により戻し餅と
    する蒸練機、該戻し餅を移送する搬送ポンプ、該戻し餅
    をパイプ内を撹拌移送させながらマイクロ波を照射して
    加熱するパイプ式マイクロ波加熱装置、及び加熱後の温
    度保持を行なうホールディング部を少なくとも具備した
    ことを特徴とする戻し餅のリサイクル装置。
JP2266969A 1990-10-04 1990-10-04 戻し餅のリサイクル方法および装置 Pending JPH04144657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2266969A JPH04144657A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 戻し餅のリサイクル方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2266969A JPH04144657A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 戻し餅のリサイクル方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04144657A true JPH04144657A (ja) 1992-05-19

Family

ID=17438229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2266969A Pending JPH04144657A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 戻し餅のリサイクル方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04144657A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2015317664B2 (en) A microwave retort system, a process for heating food products using a microwave retort system, and food products formulated for microwave retort
JP6787630B2 (ja) マイクロ波加熱前処理を含む加工食品の殺菌方法
IT1247067B (it) Metodo ed apparato per il condizionamento di prodotti biologici
US4968519A (en) Method of making sterile cooked, or part-cooked, pasta products continuously
JPH09172992A (ja) 無菌パック米飯の製造方法
JPH04144657A (ja) 戻し餅のリサイクル方法および装置
Sieber et al. Effect of microwave heating on vitamins A, E, B1, B2 and B6 in milk
JP3239167B2 (ja) 餅の殺菌方法
JP3181249B2 (ja) 容器入り低温殺菌食品の製造方法
JPH05137512A (ja) 米菓の製造方法
JPH08242783A (ja) 密封包装品の加熱方法及びその装置
KR20140079564A (ko) 상온멸균 및 냉장 식품의 가열 초고압 살균방법
US2509258A (en) Method for sterilizing products
US4770883A (en) Segmenting and dehydration process for sugar beets
WO1995026636A1 (en) Method for cooking shell eggs and liquid egg products using radio waves
JPS62186770A (ja) ホワイトソ−スの殺菌方法
US6576279B1 (en) Method for thermal processing and acidification of pasta products
JP2804123B2 (ja) 電子レンジ用米飯体の製造方法
US4081570A (en) Process for producing a confection from seed vessels
JP3156805B2 (ja) 餅生地の製造方法
US1474820A (en) Process of preserving food
JP3240010B2 (ja) 固化餅の戻し方法
JP2866023B2 (ja) 発酵用穀類のマイクロ波処理装置
JPH0510065B2 (ja)
JPH07289173A (ja) 食品の濃縮調理及び殺菌方法