JPH04142897A - 子局時刻合わせ方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ポーリング方式の子局における時刻合わせ方式に関し、 親局時刻と子局時刻とが不一致の場合に、子局時刻を親
局時刻に一致させるための子局時刻合わせ方式を提供す
ることを目的とし、 子局でパケットの組み立てを子局時刻で定周期で行い、
親局からの親局時刻の定周期のポーリングに応じて送出
するシステムにおいて、子局の時刻情報を発生して、子
局の時刻に応じてパケットの組み立てを定周期で行って
、組み立てられたパケットを親局の要求に応じて送信す
るとともに、親局で時刻情報を発生し、子局に対するパ
ケット送信要求パケットを親局時刻で定周期で送出して
子局からのパケット送信を要求するシステムにおいて、
親局からのパケット送信要求パケットに親局の現在時刻
の情報を付加して送信し、子局で、親局の現在時刻と子
局の時刻とを比較して分単位の差があったとき、子局の
時刻を親局の時刻に合わせて修正し、最新のデータをパ
ケットに組み立てて送信することによって構成する。

〔産業上の利用分野］ 本発明は、ポーリング方式の子局における時刻合わせ方
式に関し、特に子局時刻と親局時刻との間にある程度の
差を許容する場合における時刻合わせ方式に関するもの
である。

テレメータ装置等においては、複数の装置がパケット交
換網を介して通信を行うシステムを構成し、一つの親と
なる装置（親局）が、他の装置（子局）に対して、一定
周期でポーリングを行ってデータ要求パケットを送出し
て、子局のデータを要求する。子局はこれに応答して、
端末などから周期的に入力するデータをパケットに組み
立てて送信する方式が用いられている。

このようなシステムにおいて、回線断などで親局のデー
タ要求パケットが子局に届かない場合、その間のデータ
が欠けてしまうので、これを防ぐために、子局では自局
の時計に基づく一定周期でパケット組み立てを行い、デ
ィスク内にパケットを組み立てた時刻を付けて格納して
おき、親局からの要求があったとき、送信する方法がと
られている。

この場合、親局の時計と子局の時計との間に時刻の差が
あると、格納したデータの信頼性が低くなる。このため
子局において、親局の時計に時刻を合わせるための、子
局時刻合わせ方式が要望される。

〔従来の技術〕

従来は、前述のようなシステムにおいては、親局と各子
局のそれぞれの装置に電波時計を設置することによって
、各局の時刻の統一を図るようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

各局間において、秒単位のタイトな時刻合わせが必要な
システムでは、各装置に電波時計の設置を行うことが必
要である。しかしながら、１分間以上の時間内に１回程
度の周期で、データを収集するようなシステムでは、親
局と子局の間で分単位で時刻が合っていれば、それ以下
の時刻誤差があっても支障を生じることはない。

電波時計を設置するためには、時刻受信用のアンテナの
設置が必要となり、その場所の確保や接続が問題になる
。また電波時計を設置せずに時刻合わせが出来れば、コ
ストダウンにもつながる。

そこで親局にのみ電波時計を設置し、子局には電波時計
以外の、それほど精度が高くない自走式の時計を設置し
て、子局における時刻設定を行う方式が考えられる。

しかしながら、子局に電波時計でない時計を設置した場
合、親局の電波時計との間における時刻の不一致を生じ
ることが避けられない。

本発明はこのような従来技術の課題を解決しようとする
ものであって、親局からのポーリングによって子局から
パケットを送信するシステムにおいて、親局における時
刻と子局における時刻に不一致を生じる可能性がある場
合に、子局における時刻を親局の時刻に一致させるため
の子局時刻合わせ方式を提供することを目的としている
。

〔課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理的構成を示したものである。

本発明の子局時刻合わせ方式は、子局１において、子局
時刻発生手段３によって、子局ｌの時刻情報を発生し、
パケット組み立て手段４によって、子局１の時刻に応じ
てパケットの組み立てを定周期で行い、パケット送信手
段５によって、組み立てられたパケットを親局２の要求
に応じて送信するとともに、親局において、親局時刻発
生手段６によって、親局２の時刻情報を発生し、パケッ
ト要求手段７によって、子局１に対するパケット送信要
求パケットを親局時刻で送出し、親局２から親局の時刻
に応じて定周期でパケット送信要求パケットを送出して
子局１からのパケット送信を要求するシステムにおいて
、親局２からのパケット送信要求パケットに親局の現在
時刻の情報を付加して送信し、子局１において、親局２
の現在時刻と子局１の時刻とを比較して分単位の差があ
ったとき、子局１の時刻を親局２の時刻に合わせて修正
するととともに、最新のデータをパケットに組み立てて
送信するようにしたものである。

また本発明の子局時刻合わせ方式は、この場合に、組み
立てられたパケットを格納するデータ格納手段８を子局
に備えて組め立てられたパケットを順次格納するととも
に、子局１において時刻合わせによって１分以上の差が
あったとき、子局時刻が進んでいるときは、格納されて
いる子局の同時刻のパケットに最新のパケットを重ね書
きし、子局の時刻が遅れているときは、空いた時刻のデ
ータを欠測として、最新のデータを要求時刻の位置に格
納するようにしたものである。

〔作用〕

親局に電波時計を設置し、親局の時刻を基準にして子局
の時刻を合わせるようにする。親局からのデータ要求パ
ケットに時刻情報を付加し、受信した子局では、自装置
内の時刻とこのパケット送信の時刻との比較を行い、比
較結果、分の単位で差がある場合は、バケント上の時刻
に自局の時刻を合わせる。

一方、子局では、自局の時刻に基づく定周期でパケット
の組み立てとディスクへの格納を行っている。親局の時
刻との間に分単位の誤差がない場合は、ここで組み立て
たパケットをそのまま送信する。

子局の時刻に分単位の誤差があった場合は、子局では時
刻修正を行うとともに、直ちに最新データをパケットに
組み立てて、パケットの格納と送信とを行う。親局の時
刻よりも子局の時刻が分単位で進んでいた場合、すでに
要求時刻のパケットが格納されているので、新しく組み
立てたパケットを、すでに格納されている同時刻のパケ
ットに重ね書きをすることにより、同時刻のパケットの
重複を避けることができる。

また子局の時刻が遅れている場合には、時刻合わせによ
って子局の時刻に空きができるので、空いた時刻のデー
タを欠測として、最新のデータを要求時刻の位置に格納
するようにする。

〔実施例〕

第２図は、本発明が適用されるネットワークの構成を示
す図であって、１１は親局を示し、電波時計１２を有し
ている。１３．．１３□１−１３ｎは子局である。

親局１１は、子局１３．．１３□、−１３、、に対し、
１分周期でデータ要求パケットを送出して順次ポーリン
グを行うことによって、各子局に対してデータを要求す
る。各子局１３．，１３□、−１３、ｌにおいては、親
局からの要求に応答して、端末からのデータをパケット
に組み立てて送出する。

この場合、親局から要求パケットが子局に届かなかった
場合には、親局においてその間の端末からのデータが欠
損する。このような事態を防止するために、各子局では
、子局内に時計を有し、その時刻の１分周期でパケット
を組み立てて、これに時刻のデータを付加してディスク
装置に格納する。そして後刻、親局からの要求があった
ときに、ディスク装置内に格納されているデータを読み
出して、送信するようにしている。

第３図（ａｔ　（ｂ）は、本発明の一実施例を示したも
のであって、子局におけるパケ・ントの組み立てと送信
の契機を示したものであり、（ａ）は親局からの送信要
求がある場合を示し、（ｂ）は親局からの送信要求がな
い場合を示している。

親局からの送信要求がある場合には、第３図（ａ）に示
すように、子局１３においてば、パケノＩ・組み立て部
２１におけるパケットの組の立てと、ディスク装置２２
におけるバケノＩ−の格納とを、子局時計２３における
１分ごとの時刻を契機として行い、パケット送信部２４
におりる′ＭＡカ立てたパケットの送信は、親局からの
要求パケット受信を契機として行う。

親局からの送信要求がない場合には、第３図（ｂ）に示
すように、子局１３においては、パケット組み立て部２
１におけるパケットの組み立てと、ディスク装置２２に
おけるパケットの格納とを、子局時計２３における１分
ごとの時刻を契機として行うが、パケット送信部２４に
おけるパケットの送信は行われない。

すなわちこの場合は、前述のように子局時刻の１分周期
でパケットを組の立てて、これに時刻のデータを付加し
てディスク装置に格納するごとによって、後刻、親局か
らの要求があったときに、ティスフ装置内乙こ格納され
ているデータを読み出して、送信することができるよう
にする。

親局と子局との時刻に差が生した場合には、格納したパ
ケットのデータと、パゲッＩ・に付加されている時刻情
報との間における信頼性が低下する。

そごで親局からの要求パケッＩ・に、親局の現在時刻（
要求時刻）の情報を付加することによって、子局では、
親局の時刻に対して自局の時計の時刻を合わせることが
できるようになっている。

第４図は、親局からボーリンクがないときの処理を示す
フローチャートである。

すなわちこの場合は、親局に対する送信を行うことなく
、子局の時刻によって最新データをパケッＩ・に組み立
てて、これに子局の時刻情報を付加して、ディスク装置
に格納する。

第５図は、親局からポーリングがあったときの処理を示
すフローチャートである。

子局では、要求時刻と子局の時刻を比較し、分の単位に
差があれば、子局時刻を要求時刻に合わせ修正する。そ
れとともに、端末からの最新のデータをパケットに組み
立てて、その送信と格納とを行う。

要求時刻よりも子局時刻の方が進んでいた場合には、デ
ィスク装置には、すでに子局時刻で組み立てられた、要
求時刻のパケットが格納されているはすである。この場
合は、新しく絹の立てたパケットを、すでに格納されて
いる同時刻のパケットに重ね書きすることによって、す
でに組み立てられたパケットの廃棄と最新のデータによ
るパケットの格納とを行う。

また逆に要求時刻よりも子局時刻の方が遅れていた場合
には、子局時刻を要求時刻に合わせ修正することによっ
て、格納パケットのない時刻が生じる。この場合は、抜
けた時刻の分のデータを欠測として、以後のパケットの
格納を行う。

要求時刻と子局時刻とに１分以上の差がない場合には、
その時刻のポーリンクが１回目であったときは、組の立
てであるパケノｌ−を送信する。

また分単位の差がなくても、その時刻の要求をすでに一
度親局から受信している場合、つまり同時刻の要求を２
回続けて受信した場合の２度目においては、親局の時刻
が修正を受けたことが考えられるので、子局時刻の修正
を行い、子局時刻が要求時刻よりも進んでいる時と同じ
処理を行う。

第６図は、子局における時刻修正と、パケットの送信と
格納の処理を例示する図であって、子局時刻を１０’４
０”″とじたときの、要求時刻の違いによる、時刻合わ
せと、格納、送信の処理の違いを説明している。

第６図において、要求時刻が９’　　００’”以前、す
なわち子局時刻が進んでいる場合には、子局時刻を要求
時刻に合わせ、最新データをパケットに組み立てて送信
し、ディスク装置にすでに格納されている同時刻のパケ
ットに、あらたに作成されたパケットを重ね書きする。

要求時刻が１０’ＯＯ”すなわち同時刻であって、親局
のポーリングが１度目であるときは、時刻修正を行わず
、子局時刻１０’　　００’”に組み立てたパケットを
送信し、ディスク装置の１０“　００”の場所に格納す
る。

要求時刻が１０’ＯＯ“すなわち同時刻であって、親局
のポーリングが１度目であるときは、子局時刻を要求時
刻に合わせ、最新データをパケットに組み立てて送信し
、ディスク装置にすでに格納されている同時刻のパケッ
トに、あらたに作成されたパケッ］・を重ね書きする。

要求肋刻がＩＩ’００”以降、すなわち子局時刻が遅れ
ている場合には、子局時刻を要求時刻に合わせ、最新デ
ータをパケットに組の立てて送信し、ディスク装置にお
ける空いた時刻のパケットを欠測として、あらたに作成
されたパケットを要求時刻の場所に格納する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、上述の時刻合わせ
の方式を採用することによって、親局と子局の間に大き
な時刻の誤差がなくなる。また分単位の修正を行うこと
によって、伝送時間が多少ばらついても、データ要求パ
ケット受信毎に毎回時刻の修正をする必要もない。

このように本発明によれば、子局において、電波時計を
設置しなくても、親局に対して、時刻を合わせて、デー
タの送信と格納を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理的構成を示す図、第２図は本発明
が適用されるネタｌ−ワークの構成を示す図、第３図（
ａ）、　（ｂ）は、本発明の一実施例を示す図、第４図
は親局からポーリングがないときの処理を示すフローチ
ャート、第５図は親局からポーリングがあったときの処
理を示すフローチャート、第６図は子局における時刻修
正と、パケットの送信と格納の処理を例示する図である
。 １は子局、２は親局、３は子局時刻発生手段、４はパケ
ット組み立て手段、５はパケット送信手段、６は親局時
刻発生手段、７はパケット要求手段、８はデータ格納手
段である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）子局（１）の時刻情報を発生する子局時刻発生手
   段（３）と、 該子局（１）の時刻に応じてパケットの組み立てを定周
   期で行うパケット組み立て手段（４）と、該組み立てら
   れたパケットを親局（２）の要求に応じて送信するパケ
   ット送信手段（５）とを子局（１）に備えるとともに、 親局（２）の時刻情報を発生する親局時刻発生手段（６
   ）と、 子局（１）に対するパケット送信要求パケットを親局時
   刻で送出するパケット要求手段（７）とを親局（２）に
   備え、 親局（２）から該親局の時刻に応じて定周期でパケット
   送信要求パケットを送出して子局（１）からのパケット
   送信を要求するシステムにおいて、親局（２）からの前
   記パケット送信要求パケットに親局の現在時刻の情報を
   付加して送信し、子局（１）において、該親局（２）の
   現在時刻と子局（１）の時刻とを比較して分単位の差が
   あったとき、子局（１）の時刻を親局（２）の時刻に合
   わせて修正するととともに、最新のデータをパケットに
   組み立てて送信することを特徴とする子局時刻合わせ方
   式。
2. （２）請求項第１項記載の子局時刻合わせ方式において
   、組み立てられたパケットを格納するデータ格納手段（
   ８）を子局に備えて組み立てられたパケットを順次格納
   するとともに、子局（１）において前記時刻合わせによ
   って１分以上の差があったとき、子局時刻が進んでいる
   ときは、格納されている子局の同時刻のパケットに最新
   のパケットを重ね書きし、子局の時刻が遅れているとき
   は、空いた時刻のデータを欠測として、最新のデータを
   要求時刻の位置に格納することを特徴とする子局時刻合
   わせ方式。