JPH04141416A - 樹脂被覆金属 - Google Patents

樹脂被覆金属

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JPH04141416A
JPH04141416A JP26456090A JP26456090A JPH04141416A JP H04141416 A JPH04141416 A JP H04141416A JP 26456090 A JP26456090 A JP 26456090A JP 26456090 A JP26456090 A JP 26456090A JP H04141416 A JPH04141416 A JP H04141416A
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Yasuharu Habasaki
幅崎 康晴
Norimitsu Ebata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属表面にフッ素系樹脂フィルムを熱融着に
より積層してなる樹脂被覆金属に関する。
〔従来の技術〕
従来の樹脂被覆金属は、アルミニウム等の金属基材の表
面にフッ素系樹脂層を形成することによって、該金属に
フッ素系樹脂層の有する耐熱性、耐薬品性、電気的特性
、機械的特性等に優れた性質が付与されたものとして知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の樹脂被覆金属のフッ素系樹脂は、
顔料等の着色成分を練り込んで樹脂全体を同一色に着色
することはできるが、一般に、装飾、表示用の文字、図
形等を印刷により着色することが極めて難しいため、樹
脂被覆金属に文字、図形等を着色表示することが極めて
困難であるという課題があった。
従って、本発明の目的は、金属の表面に表示された文字
、図形等の表示内容が堅牢で、剥離し難い樹脂被覆金属
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、金属の表面に、インキ樹脂組成物よって形成
された印刷層を有するフッ素系樹脂フィルムが熱融着さ
れてなり、目−つ上記インキ樹脂組成物がけい素系樹脂
を主成分とすることを特徴とする樹脂被覆金属を提供す
ることにより上記目的を達成したものである。
以下、本発明を第1図を参照しながら具体的に説明する
第1図は本発明による一実施例の樹脂被覆金属の概略を
示す部分断面図である。
本実施例の樹脂被覆金属は、樹脂被覆金属板で、金属1
の表面に、インキ樹脂組成物よって形成された印刷層2
を有するフッ素系樹脂フィルム3が熱融着されるもので
ある。
上記金属板1は、特定の材質に制限されず、後述の材料
の中から必要に応じて適宜選択することができるが、通
常は、アルミニウムまたはアルミニウム系合金を用いる
ことが好ましい。また、上記金属板1の厚さも特に制限
されず、適宜な厚さを必要に応じて選択することができ
る。
また、」1記印刷層2は、」1記フッ素系樹脂フィルム
3に印刷によって形成されたインキ樹脂組成物からなっ
ており、上記印刷層2は上記フッ素系樹脂フィルム3の
両面のいずれの面に形成されたものであってもよいが、
上記金属板1に接触する側である上記フッ素系樹脂フィ
ルム3の裏面に形成されていることが印刷層2を摩耗等
から保護する上で好ましい。また、上記印刷層2の厚さ
は、特に制限されず、通常は、1〜100μmが好まし
い。 また、上記フッ素系樹脂フィルム3は、後述の従
来公知の材料の中から必要に応じて適宜選択することが
できる。また、その厚さは、特に制限されず、通常は、
5〜100071mが好ましい。
次に、上記金属板、インキ樹脂組成物及びフッ素系樹脂
フィルムについて更に詳述する。
上記金属板1を形成する金属材料は、に述の如く、種々
の金属を採用することができ、中でもアルミニウム単独
またはジュラルミンの如き各種アルミニウム合金、更に
はマンガン、マグネシウム等を少量含有するアルミニウ
ム金属等のアルミニウム系金属が好ましい。その他、鉄
系金属、銅系金属、チタン系金属等も好ましく用いるこ
とができる。そl−で、上記金属板1は、フッ素樹脂フ
ィルム3との密着力を向上させるために、その表面に清
浄処理(脱脂洗浄等)や粗面化処理(サンドブラスト、
化学的エツチング等)等の表面処理を予め行っておくこ
とが好ましい。また、−上記インキ樹脂組成物は、樹脂
バインダーの他、架橋剤、溶剤、ヂキソトロピー付与剤
、顔料(また染料)及び必要に応じその他の各種の添加
剤を含有したものである。
前記けい素系樹脂は特に制限されないが一般には合成樹
脂塗料(高分子化学刊行会 発行 神津治雄著)第7章
 けい素樹脂塗料(第228〜239頁)に記載のけい
素樹脂ならばいずれでも使用でき、特にポリジメチルシ
ロキサン系樹脂及びその変f1体が好ましく使用できる
上記ポリジメチルシロキサン系樹脂及びその変性体とし
ては例えばポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニ
ルシロキサン、ポリジフェニルシロキサン、ポリメチル
ビニルシロキサン、ポリメチルトリフロロプロピルシロ
キサン、等及びこれらの混合物等が挙げられる。
更に上記変性体の末端の感能基として 一〇S i  (CH,) 2−CH,、−O5i  
(CH3) 2−0=N= (CH3) 、、、−OS
 i  (CH,) 20COCH,、OS i  (
CH,)、OH。
−O3i (CH,)2−CH=CH2、等を挙げるこ
とがでできる。
また、上記インキ樹脂組成物のメルトフローインデック
スは、1〜500が好ましく、20〜400がより好ま
しく、30〜300が更に好ましい。メルトフローイン
デックスが1未満になると、後述する熱融着の段階での
金属板1への密着が低下するため好ましくなく、また、
500を超えると、文字、図形等の印刷が滲むため好ま
しくない。
尚、[−記メルトフローインデックスは、上記インキ樹
脂組成物の溶剤成分を除いた固形分のもので、熱可塑性
樹脂の溶融時における流動性を表す指標で、例えば、降
下式フローテスターを使用して、温度300℃、荷重3
0kg/cnrのもとに、ノズル杼1工、ランド2II
1mのノズルより1gの試料を押出し、その際の単位時
間に押出される溶融試料の容量で表され、上記温度は、
試料樹脂(フッ素系樹脂)の溶融成形加工可能な温度領
域(流動開始温度と熱分解開始温度との間の温度範囲)
で且つ流動開始温度に近い温度がである。
また、上記溶剤としては、沸点100〜200℃のもの
が好ましく、例えば、下記のものが好ましい。
脂肪族炭化水素、ミネラルスピリット 芳香族炭化水素:キシレン、ツルベントナフタ、テトラ
リン、ジペンテン、トルエン アルコール類;シクロヘキシルアルコール、2−メチル
シクロヘキシルアルコール ニス チル類、ブチルアセテート ケ ト ン 類ニジクロヘキサノン、メチルシクロヘキ
サノン、ジアセトンアルコー ル、イソホロン グリコール類:エチレングリコール、プロピレングリコ
ール グリコールエーテル類、メチルセロソルブ(エチレング
リコールモノエチルエーテル)、セロソルブ(エチレン
グリコールモノエチルエーテル)、ブチルセロソルブ、
カルピトール グリコールエーテルエステル、酢酸セロソルブ、酢酸ブ
チルセロソルブ、酢酸カルピトール(ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテ−1−) ア ミ ド 類、ジメチルフォルムアミドメチルアセト
アミド また、上記チキソトロピー付与剤としては、コロイダル
シリカ(アエロジル#400)、アルミニウムアルコレ
ート、有機ベントナイト、アルミニウムキレート、硫酸
バリウム等が埜げられる。
また、」−記インキ樹脂組成物は、そのチキソトロピー
指数(TI値)が2〜8であることが好ましく、3〜7
がより好ましく、4〜6が更に好ましい。尚、TI値は
、温度25°でBH粘度計を用いてNO3のローターを
使用し、回転数2及び20回転で測定された粘度N2と
N20の比、即ち、T I=N2/N20で示される。
また、上記顔料または染料は、その目的、用途に応じ適
宜選択して用いられる。
L記顔料としては、無機顔料と有機顔料と体質顔料があ
る。無機顔料としては、酸化チタン、カボンブラック、
弁柄、鉄黒、紺青、群青、亜鉛華、黄鉛、クロムバーミ
リオン、コバルトブルー焼成グリーン、硫化亜鉛、ブロ
ンズ粉、アルミニウム粉、パール顔料等が好ましく用い
られ、また、有機顔料としては、不溶性アゾ類アゾレー
キ類、キナクリドンレッド、カーミンレッド、ウオッチ
ングレッド、縮合アゾレッド、ペリレンレッド、アンス
ラキノン、ジスアゾオレンジ、ジニトロアニリンオレン
ジ、アセトロンオレンジ、ジスアゾイエロー、ハンザイ
エロー、アセl−ロンイエロー塩素化フタロシアニン、
プリリアンオグリーンレーキ、フタロシアニン、インダ
スレンブルー、ジオキサジンバイオレット、メチルバイ
オレット、蛍光顔料、蓄光顔料等が好ましく用いられ、
体質顔料としては、沈降性硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、アルミナホワイト、クレー等が好ましく用いられる
また、上記染料としては、通常の酸性染料、塩基性染料
、油溶染料、分散染料が用いられ、油溶染料としては、
アゾ系、トリアリールメタン系、アントラキノン系、ア
ジン系のものが用いられる。
また、その他の添加剤としては、従来公知のゲル化剤、
増粘剤、酸化防止剤、消泡剤、つや消し剤、紫外線吸収
剤、光安定剤が用いられ、また、必要に応じてベンジル
トリエールフォスオニ− ウhクロリド等の硬化触媒が
用いられる。
上記インキ樹脂組成物は、上述の各成分からなるもので
、各成分の好ましい配合割合は、けい素系樹脂バインダ
ー100重量部に対し、溶剤50〜150重量部、チキ
ソトロピー付与剤2〜10重量部で、これに目的、用途
に応じて適量の顔料または染料(通常10〜400重量
部)、及びその他の添加剤を加え、更に、必要に応じて
硬化触媒を0.1〜2重量部添加することできる。また
、各成分の配合に際しては、得られる樹脂組成物のメル
トフローインデックスが1〜500となるように各成分
及びそれらの配合量を適宜選定する。
また、上記フッ素樹脂フィルム3を形成するフッ素系樹
脂としては、エチレン−四フッ化エチレン系共重合体、
三フッ化エチレン共重合体、フッ化ビニリデン共重合体
、フッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン共重合体
、フッ化ビニリデンテトラフルオロエチレン・ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニル重合体、フッ
化アルコキシエチレン樹脂、四フッ化エチレン樹脂、テ
トラフルオロエチレン−六フッ化プロピレン共重合体等
が好ましく、更に、エチレン−四フッ化エチレン系共重
合体がより好ましく、その中でも、四フッ化エチレン/
エチレンの含有モル比が40/60〜60/40で、且
つ一般式CH2=CHCn F2n+1 (但し、式中
のnは2〜10の整数である)で表されるパーフルオロ
アルキルビニルモノマーの含有量が0.1〜10モル%
であり、そのメルトフローインデックスが10〜500
IlllI3/秒であるものが好ましい。メルトフロー
インデックスがこの範囲にあると、上記フッ素系樹脂フ
ィルム3の上記金属板1に対する密着強度が大きくなっ
て剥離しない良好な樹脂被覆金属を得ることができる。
尚、上記メルトフローインデックスは、前記フッ素系樹
脂組成物の場合と同様に測定される。
上記樹脂被覆金属の製造方法は、特に制限されず、任意
の方法を採用できる。例えば、予め上記インキ樹脂組成
物によって印刷層2が形成されたフッ素系樹脂フィルム
3を用意し、該フッ素系樹脂フィルムを上記印刷層2を
内側にして表面処理の施された金属板1の表面に熱融着
することによって本発明の樹脂被覆金属を製造すること
ができる。また、この場合、上記印刷層2を外側にして
上記フッ素系樹脂フィルムを上記金属板に熱融着しても
よい。また、予め上記インキ樹脂組成物によって印刷層
2が形成された上記金属板1の表面に、上記フッ素系樹
脂フィルムを熱融着することによっても本発明の樹脂被
覆金属を製造することができる。
また、フッ素系樹脂フィルム3に印刷層2を形成する方
法は、上記インキ樹脂組成物の薄膜を密着形成し得る手
段であれば特に制限されないが、上記インキ樹脂組成物
をスクリーン印刷によって上記フッ素系樹脂フィルム3
に印刷することによって印刷層2を形成する方法や金属
板1に上記インキ樹脂組成物を直接印刷する方法等があ
る。
以下、印刷層2をフッ素系樹脂フィルム3に形成する具
体的方法について説明する。
フッ素系樹脂フィルム3としては、例えば、厚さ5〜1
000μmのものを用い、また、スクリーン印刷に用い
るスクリーンとしては、例えば、目開き100〜300
メツシユのスクリーンを用い、厚さ1〜100μのイン
キ樹脂組成物の薄膜(印刷層2)が得られるようにする
また、上記フッ素系樹脂フィルム3に、上記インキ樹脂
組成物を印刷するに先立ってフッ素系樹脂フィルム3の
表面を、コロナ放電処理、プラスト処理、ナトリウムエ
ツチング処理等を施して、その表面のぬれ指数が、例え
ば35ダイン以上となるように活性化して置くことが密
着性を高める上で好ましい。
而して、スクリーン印刷によって上記樹脂被覆金属にお
ける印刷層2を得るには、上述の如く処理したフッ素系
樹脂フィルム3に、上記スクリーンを用いて、常法によ
り上記インキ樹脂組成物を印刷すればよい。その際、上
記インキ樹脂組成物のチキントロピーが3未満になると
版切れ不良、糸引きなどの不都合を生じ、また、8を超
えるとスクリーン目の発生、セルフレベリング性の低下
などの不都合を発生する虞がある。
上述の如くして一面に印刷層2が形成されたフッ素系樹
脂フィルム3を、印刷層2を内側にして所定の表面処理
を施した上記金属板1の表面に重ね、次いで、260〜
360℃に加熱して熱融着することによって本発明の樹
脂被覆金属が製造される。
本発明においては、印刷層2を形成するインキ組成物が
、その固形物のメルトフローインデックスが1〜500
に調整されているため、上記の如く熱融着する場合にお
いても、印刷のパターン形状を鮮明に維持することがで
きると同時に堅牢な印刷層2を金属板1の表面に熱融着
させることができる。
従って、本発明によれば、金属板1の表面にフッ素系樹
脂フィルム3を熱融着すると、この際、インキ樹脂組成
物中のけい素系樹脂バインダーが結合剤となり、文字、
図形等を表示した堅牢で剥がれ難い印刷層2が形成され
た樹脂被覆金属を得ることばできる。
尚、本発明の樹脂被覆金属は、上述した金属板1に制限
されるものではなく、フッ素系樹脂フィルムが熱融着す
るものであれば任意の形態からなるものであってもよい
〔作用〕
本発明の樹脂被覆金属によれば、フッ素系樹脂フィルム
が金属に強固に融着して金属から剥離し難く、しかも堅
牢な印刷層を形成することができる。
〔実施例〕
次に、本発明を下記実施例に基づいてより具体的に説明
する。
実施例1 けい素系樹脂として信越化学部KR−271(ポリジメ
チルシロキサン系樹脂)を使用し下記配合によりインキ
樹脂組成物を作成した。
けい素系樹脂(信越化学部KR−271)  100 
g弁柄       40g コロイダルシリカ          5gイソホロン
           150g尚、該インキ樹脂組成
物のチキソトロピーインデックスは6であった。
上記インキ樹脂組成物を用いて、50Atmのエチレン
ーテトラフルオロエチレン共重合樹脂(アフロンcop
 :旭硝子(株)製)フィルム上に、300メツシユの
スクリーンを用いてフィルム全面にスクリーン印刷を施
した後、120℃で60分間熱風乾燥を行った。このフ
ィルムの印刷層の厚みを測定したところ、その厚さが8
μmであった。
こうして得られた印刷フィルムを特願平1−73899
号公報、特願平1−1.39155号公報それぞれに示
されている方法で厚さ2m11のアルミニウム&(JI
S A3004グレード)に熱融着を行って、本発明品
1を作製した。
実施例2 実施例1のインキ組成物を下記配合のインキに変更し下
記により印刷した以外は総て実施例1と同様に試作した
。これを発明品2とした。
ビニルシラン変性けい素樹脂 、   100g焼成グ
リーン            50gコロイダルシリ
カ           10gパラクロルベンゾイル
パーオキサイド  5gMg0           
      Logをインキ化し印刷した後印刷物を1
30℃30分間熱処理した後実施例1と同様に熱融着し
た。
上記本発明品1〜2それぞれについてテーパー摩耗、耐
候性、キャス試験、及び曲げ加工性それぞれの試験を行
って、それぞれを下記基準に従って評価し、それぞれの
評価結果を下記第1表に示した。
下記第1表に示す結果からも明らかなように、本発明品
1〜2は、いずれもテーパー摩耗、耐候性、キャス試験
、及び曲げ加工性のいずれも優れていることが判った。
第1表 第1表中、テーパー摩耗、耐候性、曲げ加工性及びキャ
ス耐食性(キャス試験)はそれぞれ下記基準による評価
を示すものである。
テーパー摩耗: JTS−に7204に規定される摩耗
試験機を用いて、荷重500gf。
回転数1000回転の条件で摩 耗試験を行った。◎は良好、△ はやや不良、×は不良である。
耐  候  性 JIS A1415−1977に示さ
れるWSS型シンャインカーボン(スガ 試験板製)を用いて、5000 時間の促進暴露試験を行い、保 存試験片と外観変化を比較した。
保存試験変の外観と殆ど変わら ない場合を◎、多少変化してい る場合を○で示した。
曲げ加工性 長さ100.、、、、幅50IllI11
、厚さ2工の試験片の中央に直径2 am の鋼製丸棒を配し、該丸棒を支 点として180°の曲げ加工を 行い、その際に曲げ部分に生じ るクラック・剥離の有無を調べ、 クラック・剥離が無い場合を◎ で、多少ある場合を○、かなり ある場合を△でしめした。
キャス試験; JIS H8681に規定するキャス試
験を実施した。具体的には、JIS Z237]、 (
塩水噴霧試験方法)に規定された装置、キャス試験機I
SO型(スガ試験機■製)を用い、試験液にはJIS 
H8681に規定されている塩化ナトリウム(5%)、
塩化第二銅(0,26%)、酢酸(0,1%)の混合溶
液(P)13.0)を用いる。試験片は70×200I
n11とし、その片隅に一辺が約70aIl長の「×」
印をカッターにより金属板に至るように切り込みを入れ
た。
評価は、250時間後、「×」部に生じた最大浸食幅を
実測することにより行なった。
浸食幅とは「×」の−辺の長平方向に対し、直角方向の
浸食長さである。この幅が小さい程樹脂フィルム金属板
との熱融着性が優れていることになる。
一以ト 〔発明の効果〕 本発明の樹脂被覆金属は、金属の表面に表示された文字
、図形等の表示内容が堅牢で、剥離し難いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の樹脂被覆金属の一例を拡大して示す部
分断面図である。 1・・・金属板 2・・・印刷層 3・・・フッ素系樹脂フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属の表面に、インキ樹脂組成物よって形成され
    た印刷層を有するフッ素系樹脂フィルムが熱融着されて
    なり、且つ上記インキ樹脂組成物けい素系樹脂を主成分
    とすることを特徴とする樹脂被覆金属。
  2. (2)上記印刷層が、上記フッ素系樹脂フィルムと上記
    金属の表面との間に介在する、請求項(1)記載の樹脂
    被覆金属。
  3. (3)上記インキ樹脂組成物のメルトフローインデック
    スが、1〜500である、請求項(1)または(2)記
    載の樹脂被覆金属。
  4. (4)上記金属が、アルミニウムまたはアルミニウム系
    合金である、請求項(1)〜(3)のいずれか一つに記
    載の樹脂被覆金属。
  5. (5)上記けい素系樹脂がポリジメチルシロキサン系樹
    脂及びその変性体である請求項(1)記載の樹脂被覆金
    属。
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