JPH0413A - 高速回転体の制振装置 - Google Patents

高速回転体の制振装置

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JPH0413A
JPH0413A JP2095139A JP9513990A JPH0413A JP H0413 A JPH0413 A JP H0413A JP 2095139 A JP2095139 A JP 2095139A JP 9513990 A JP9513990 A JP 9513990A JP H0413 A JPH0413 A JP H0413A
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JP
Japan
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housing
bearing housing
bearing
rotating body
vibration damping
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JP2095139A
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English (en)
Inventor
Tosaku Takamura
東作 高村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/04Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
    • F16C27/045Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/546Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
    • F16C19/547Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
    • F16C19/548Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばターボチャージャ等における高速回転
体の制振装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、例えばターボチャージャ等において高速回転体を
転がり軸受と共にスクイズ油膜層を介して支持する制振
装置が知られている(特開昭63−152716号公報
等参照)。
これを第4図に基づいて説明すると、ターボチャージャ
のタービンホイールIAとコンプレ・ンサホイールIB
とを同軸上で連結する回転軸2の外周にはアンギュラ型
転がり軸受3.4が介装される。この転がり軸受3.4
は、夫々内輪3A、4A、外輪3B、4B及び転動体3
C,4Cからなり、内輪3A、4Aの夫々内輪軌道3D
、4Dが図中左右対称に対向して配置される。
各社がり軸受3.4の外周に位置するベアリングハウジ
ング20には回転軸2に向かって突出するスラスト受け
部2OAが一体的に形成されている。
上記スラスト受け部20Aと各外輪3B、4Bの間には
アウタースペーサ22.23が介装され、スラスト受け
部20Aに対する外輪3B、4Bの回転スラスト方向対
応位置が規制される。
前記ベアリングハウジング20と各外輪384B及びア
ウタースペーサ22.23との間には所定の間隙が形成
され、この間隙に油通路25から導かれる圧油が通孔2
0D、20E、環状溝20B、20Cを夫々介して供給
される。
かかる構成においては、ターボチャージャの低速域では
、転がり軸受3.4が転動するのに対して、高速域では
上記間隙に充分な油膜層が形成され、回転軸2に作用す
るラジアル荷重はこの油膜層にて支持される。このため
、外輪3B、4B及びアウタースペーサ22.23は回
転軸2と一体になって高速回転する。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、以上のような従来の高速回転体の制振装
置にあっては、次のような問題点を有していた。
即ち、要求される制振レベルが高く、スクイズ油膜層の
制振効果が不充分である場合には、回転体の不釣り合い
量を極力小さくして回転体が発生する振動起振力を低下
させ、要求される振動レベルに抑えるようにしていた。
このため、上記回転体の不釣り合い量を極力小さくする
べく、非常に高精度の回転体のバランス取りを行う必要
があり、このための作業工数が掛かって、生産性の低下
を来し、製作コストが高価なものになってしまう。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、ベ
アリングハウジング自体の形成材料を減衰特性を持つも
のに設定することで、スクイズ油膜層の制振効果に加え
てより一層高い制振効果を得るようにし、しかも、ヘア
リングハウジング形成材料の低い強度をカバーし得る構
成を採用して、強度的にも優れた高速回転体の制振装置
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明の高速回転体の制振装置は、回転体と
該回転体の周りに位置するヘアリングハウジングとの間
に回転体の軸方向に所定の距離を置いて一対の転がり軸
受を介装し、該転がり軸受の外輪とベアリングハウジン
グとの間隙に油膜層を形成してなる高速回転体の制振装
置において、前記ベアリングハウジングを、制振材料に
より形成されて略一定の肉厚を有する円筒体により構成
する一方、前記転がり軸受外輪に油通路となる環状溝を
形成し、前記ベアリングハウジングの一端部と該端部に
当接するハウジング固定部材との間に弾性体を介在させ
、かつ回転軸に作用するスラスト荷重を支持するスラス
ト受け部をベアリングハウジングと別体の部材により形
成した。
〈作用〉 かかる構成では、ベアリングハウジングを制振材料によ
り形成するようにした結果、軸受から伝達される振動は
制振材料内部で熱に変換されるため、ケーシングに伝わ
る振動が低減されることになる。
又、スラスト受け部をベアリングハウジングとは別体の
スラスト受け部材により形成したから、スラスト荷重は
スラスト受け部材を介して他へと伝達され、ベアリング
ハウジングにはスラスト荷重が伝達されることがなく、
該ハウジングの変形等が防止される。
又、油通路となる環状溝を軸受の外輪外周面に形成する
ようにして、ベアリングハウジングを略一定の肉厚を有
する円筒体により構成したから、高応力が加わるのを回
避することができる。
更に、ベアリングハウジングは、単なる円筒体により形
成したから、生産性に優れている。
又、ベアリングハウジングを固定する構成として、固定
部材を該ハウジングと別体に設け、ヘアリングハウジン
グの一端部にこの固定部材を当接し、この当接面に弾性
体を介在させる構成を採用したから、ヘアリングハウジ
ングを形成する樹脂に過大な締め付は力による応力が付
与されることがないと共に、ベアリングハウジングの軸
方向長さのバラツキを吸収することができ、破損防止を
図れると共に、製造コストを低下させることができる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明をターボチャージャの回転軸に通用した
一実施例の断面図であり、この図において第4図と同一
要素のものには同一符号を付して説明を簡単にする。
即ち、図において、タービンホイールIAの回転軸2と
、これの外周に位置するベアリングハウジング(以下、
単にハウジングと称する)34との間には、一対の転が
り軸受3.4が嵌装される。
これらの軸受3,4はアンギュラ型で、各内輪3A、4
Aが回転軸2に圧入固定され、かつ内輪3A、4Aの転
動軌道3D、4Dが図中左右対称となるように配置され
るのに対し、各外輪3B4Bはハウジング34との間に
僅かな間隙が形成される。
又、一方の内輪3Aは回転軸2に形成した段付部2Aと
インナースペーサ11との間に、他方の内輪3Aはイン
ナースペーサ11とスラストカラー21との間に挟持さ
れて回転軸方向の位置決めが行われる。
後述するスラスト受け部材38と各外輪3B。
4Bとの間には一対のアウタースペーサ35.36が介
装される。これらのアウタースペーサ35゜36は、ス
ラスト受け部材38と各外輪3B、4Bとの両者の回転
軸2の軸方向相対位置が規制される。又、これらのアウ
タースペーサ35.36は高速域で流体接触面積を確保
するために、その外周とハウジング34との間に僅かな
間隙が形成される。
又、アウタースペーサ35.36の間には各アウタース
ペーサ35.36に対応する外輪3B。
4Bに向は付勢するスプリング10が圧縮状態で配置さ
れる。これにより、転動体3C,4Cが内輪軌道3D、
4Dの曲面に落ち着き、外輪3B。
4Bの初期位置が定まる。
一方、各外輪3B、4Bの外周面には油通路となる環状
溝3a、4aが形成され、この環状溝3a、4aとハウ
ジング34に形成した油路25とが後述する通孔34D
、34Eを介して連通される。油路25は図示しない機
関強制潤滑系に連絡されており、機関回転に同期して駆
動される油ポンプからの圧油が油路252通孔34D、
34E、環状溝3a、4aを介してハウジング34と外
輪3B、4B及びアウタースペーサ35.36との間隙
に供給される。アウタースペーサ35.36には、通孔
35A、36Aが形成されており、この通孔35A、3
6Aの開口部は各転動体3C。
4Cに対向する。かかる通孔35A、36Aから噴出す
る潤滑油が軸受3,4の潤滑と冷却を行う。
軸受3,4を潤滑した後の油はハウジング34に形成さ
れる後述の排出孔34Fより図示しない油溜まりへと流
下される。
尚、図中、26はバッフルプレート、21Aはスラスト
スペーサ21に形成したつば部、2728はリングシー
ルで、これらはコンプレッサホイールIB側へのオイル
シールを行う。又、タービンホイールIA側へのオイル
シールは、リングシール29にて行われる。
ここで、前記ハウジング34は、制振材料例えば振動減
衰特性を持つ樹脂により形成されて略−定の肉厚を有す
る円筒体により構成される。本実施例において、ハウジ
ング4は軸方向の中間位置で2つに分割されており、こ
のハウジング分割体34a、34bは第2図に示すよう
な構成になっている。
即ち、ハウジング分割体34 a、  34 b(7)
一方の端部の半周部分は切除部34cが形成され、該切
除部34cと反対側の半周部分の端面には、半円形の溝
34Gが形成される。又、ハウジング分割体34a、3
4bの他方の端部の前記溝34G形成位置と軸方向同一
線上には潤滑油の通孔34Eが形成される。
特に、図中右側のハウジング分割体34aの反切除部3
4c形成側端部の上部は側方に延長された延設部51が
形成される。
かかる一対のハウジング分割体34a、34bは、切除
部34c形成側の端部同士が相対向して当接するように
左右対称に配置される。この場合、一対のハウジング分
割体34a、34b同士の溝34Gによって形成される
孔は、後述するピン39の貫通孔となり、切除部34c
によって形成される孔は潤滑油の戻り用の排出孔34F
となる。
又、図中右側のハウジング分割体34aの延設部51は
、ケーシング37の壁部に当接されると共に、図中左側
のハウジング分割体34bの反切除部34c形成側端部
は、ボルト15にてケーシング37に固定されるハウジ
ング固定部材としてのリング状のフ“レート52に当接
される。この当接面には、ゴム材又はバネ部材等の弾性
体50が介在される。
従って、ハウジング分割体34a、34bは、プレート
52とケーシング37の壁部とによって挟持固定される
ここで、図の右側のハウジング分割体34a端部の軸受
3が位置する外周面は、図の右方向に延設されたケーシ
ング37の延設部53によって覆われるように構成され
る。
一方、回転軸2に作用するスラスト荷重を支持するスラ
スト受け部は、ハウジング34と別体のスラスト受け部
材38により形成され、一対のアウタースペーサ35.
36間に介装される。
このスラスト受け部材38は、第3図に示すように、一
部が切除された鋼製の円筒体からなり、切除された部分
の両端部には方形の溝38Aが形成されると共に、両端
部間の中間位置には孔38aが形成される。
かかるスラスト受け部材38は、一対のアウタースペー
サ35.36間に配設され、孔38aに嵌入されるピン
39により固定される。このピン39はケーシング37
に形成されたピン挿入固定孔40に挿入されて固定され
ると共に、一対のハウジング分割体34a、34b夫々
の半円形の溝34Gによって形成される孔を貫通して設
けられる。
次に、かかる構成の作用について説明する。
低速域ではハウジング34と外輪3B、4B及びアウタ
ースペーサ35.36との間隙に形成される油膜層が完
全ではなく、これにより転がり抵抗の方が相対的に小さ
いので、回転軸2に作用するラジアル荷重は、転がり軸
受3,4にて支持される。又、スラスト荷重については
、軸受3,4のいずれかにより専ら支持される。
これに対して、高速域では、回転が安定し、かつ環状溝
3a、4aからハウジング34との間隙に供給される油
の圧力も高くなるので、間隙には充分な油膜層が形成さ
れ、この油膜層による流体摩擦の方が転がり摩擦よりも
相対的に小さくなる。
このため、外輪3B、4B及びアウタースペーサ35.
36は、回転軸2と一体になって高速回転する。
ここで、これらは高速回転体を構成するのであるが、外
輪3B、4Bの外周に保持部材がないため、高速域の回
転体重量が低減し、共振回転数が常用回転域を外れて上
昇する。これにより、共振回転数が常用回転域にあると
すれば生じるであろう軸受3,4への過大負担やうなり
音の発生が回避され、軸受3,4の耐久性と潤滑性を向
上することができる。
尚、油膜層を広く形成するにはハウジング34との接触
面積を大きく確保する必要があるが、これはハウジング
34との間に僅かな間隙をおいて位置するアウタースペ
ーサ35.36によって果たされる。
一方、高速域でのスラスト荷重は、ハウジング34側に
固定した別体のスラスト受け部材38にて支持される。
例えば、右方向のスラスト荷重に対しては一方のアウタ
ースペーサ36がスラスト受け部材38と当接すること
により、逆に左方向のスラスト荷重に対しては他方のア
ウタースペーサ35がスラスト受け部材38と当接する
ことにより受けられる。
尚、油路25より通孔34D、34E、環状溝3a、4
aを介しての低速域での潤滑油による軸受3,4の潤滑
、並びに通孔34D、34Eを介しての高速域での潤滑
油による軸受3,4の冷却が行われる。
以上のような制振装置によると、ハウジング34を制振
材料例えば振動減衰特性を持つ樹脂材により形成するよ
うにした結果、軸受3.4から伝達される振動は樹脂材
内部で熱に変換されるため、ケーシング34に伝わる振
動が低減されることになる。
この結果、スクイズ油膜層の制振効果に加えてより一層
高い制振効果を得ることができ、要求される制振レベル
が高い場合に充分に対処することができる。
従って、回転体の不釣り合い量を極力小さくするための
高精度の回転体のバランス取りを行う必要がなくなり、
生産性の低下、製作コストの上昇を抑えることが可能と
なる。
ところで、上記ハウジング34を形成する樹脂材は金属
とは違って材料強度が低いことから、単純に従来のハウ
ジングと同形状のものを樹脂材で形成しても、強度不足
のため、割れ等が生じる。
具体的には第4図のハウジングの形状では、円筒部分と
フランジ部分との接合部はスラスト荷重を受けることで
割れが生じる。
又、スクイズ油膜層へ潤滑油を供給するための環状溝を
ハウジングに形成した場合、軸受からラジアル荷重を受
ける部分に肉厚の急変する部分や薄肉部分やエツジ部を
生じることになり、この部分に高応力が発生して、やは
り割れ等を生じる。
しかし、本発明の構成によれば、スラスト受け部をハウ
ジング34側に固定した別体のスラスト受け部材38に
より形成したから、スラスト荷重はスラスト受け部材3
8.ビン39を介してケーシング37へと伝達され、ハ
ウジング34にはスラスト荷重が伝達されることがない
又、油通路となる環状溝3a、4aを軸受3゜4の外輪
3B、4B外周面に形成するようにして、ハウジング3
4を略一定の肉厚を有する円筒体により構成したから、
上述した応力集中が加わるのを回避することができる。
更に、従来のようなフランジ部付のハウジングを樹脂で
成形すると、フランジ部の反りや射出成形時の樹脂の流
動性悪化が生じ、生産性が甚だ悪い。しかし、本構成の
ハウジング34は、ハウジング固定用のフランジ部を削
除した構成であるため、樹脂成形を考えた場合に生産性
に優れている。
又、ハウジング34を固定する構成として、図中左側の
ハウジング分割体34bの反切除部34C形成側端部に
リング状のプレート52に当接し、この当接面にゴム材
又はバネ部材等の弾性体50を介在させる構成を採用し
たから、ハウジング34を形成する樹脂に過大な締め付
は力による応力が付与されることがないと共に、ハウジ
ング34の軸方向長さのバラツキを吸収することができ
、破損防止を図れると共に、製造コストを低下させるこ
とができる。
更に、樹脂の材料としては、耐熱性フェノール系のもの
が、耐油性や使用温度の関係から適するが、切削性が良
くないため、コスト面から極力機械加工を減らす必要が
ある。
本実施例のように、ハウジング34を2つに分割した構
成とすれば、ピン30を通す穴や潤滑油の戻り用の穴の
加工が廃止でき、ハウジング34に形成する穴加工は通
孔34Eのみとなり、低コストで製作することが可能と
なる。
又、本実施例においては、図の右側のハウジング分割体
34a端部の軸受3が位置する外周面をケーシング37
の延設部53によって覆うように構成したから、ハウジ
ング34の破損防止効果を得ることができる。
尚、上記の実施例においては、本発明をターボチャージ
中の回転軸に適用した例について説明したが、この実施
例に限定されることはなく、高速回転体であれば同様に
実施できることは言うまでもない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の高速回転体の制振装置に
よれば、ヘアリングハウシング自体の形成材料を減衰特
性を持つものに設定することで、スクイズ油膜層の制振
効果に加えてより一層高い制振効果を得ることができ、
要求される制振レベルが高い場合に充分に対処すること
ができ、もって生産性の向上並びに製作コストの低減を
図ることができる。しかも、ベアリングハウジングを略
一定の肉厚を有する円筒体により構成すると共に、転が
り軸受外輪に油通路となる環状溝を形成し、ベアリング
ハウジングの一端部と該端部に当接するハウジング固定
部材との間に弾性体を介在させ、かつ回転軸に作用する
スラスト荷重を支持するスラスト受け部をベアリングハ
ウジングと別体の部材により形成することで、ベアリン
グハウジング形成材料の低い強度をカバーしてベアリン
グハウジングの割れ等の破損防止が図れ、更にはベアリ
ングハウジングの生産性に優れ、製造コストを低下させ
ることができる有用性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る高速回転体の制振装置の一実施例
を示す断面図、第2図は同上実施例におけるベアリング
ハウジングの構成を示す斜視図、第3図は同上実施例に
おけるスラスト受け部材の構成を示す斜視図、第4図は
従来の高速回転体の制振装置の一例を示す断面図である
。 リングハウジング  34a グ分割体  50・・・弾性体 34b・・・ハウシン 52・・・プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転体と該回転体の周りに位置するベアリングハウジン
    グとの間に回転体の軸方向に所定の距離を置いて一対の
    転がり軸受を介装し、該転がり軸受の外輪とベアリング
    ハウジングとの間隙に油膜層を形成してなる高速回転体
    の制振装置において、前記ベアリングハウジングを、制
    振材料により形成されて略一定の肉厚を有する円筒体に
    より構成する一方、前記転がり軸受外輪に油通路となる
    環状溝を形成し、前記ベアリングハウジングの一端部と
    該端部に当接するハウジング固定部材との間に弾性体を
    介在させ、かつ回転軸に作用するスラスト荷重を支持す
    るスラスト受け部をベアリングハウジングと別体の部材
    により形成したことを特徴とする高速回転体の制振装置
JP2095139A 1990-04-12 1990-04-12 高速回転体の制振装置 Pending JPH0413A (ja)

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JP2095139A JPH0413A (ja) 1990-04-12 1990-04-12 高速回転体の制振装置

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ID=14129478

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JP2095139A Pending JPH0413A (ja) 1990-04-12 1990-04-12 高速回転体の制振装置

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JP (1) JPH0413A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079628A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Jtekt Corp 転がり軸受装置及びこれを用いた過給機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079628A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Jtekt Corp 転がり軸受装置及びこれを用いた過給機

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