JPH04139366A - 回転式圧縮機用のアキュームレータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は冷凍装置または空調装置等に使用される回転式
圧縮機用のアキュームレータの改良に関する。

［従来の技術］ 従来のものは第２図または第３図のように構成されてい
た。

第２図において、１は密閉用容器、２は同容器１の上面
中央部に設けられる入口管、３は同容器１の下面中央部
に設けられる吸込管（出口管）である。

４は入口管２の排出口の直下の容器１内に配設されるバ
ッフル板、５はこのバッフル板４の上面を覆うように若
干の空隙を隔てて配置されるネットである。

なお、前述の吸込管３はその上方部が容器１内の中央部
より上方の位置まで挿入され、その人口３ａがバッフル
板４の直下端に臨むように配置される。

上記構成において、従来の回転式圧縮機用のアキューム
レータは、その蒸発器から戻ってきた気液混合状態の冷
媒をネット５とバッフル板４によって液とガスに分離し
、ガスは孔４ａを経て吸込管３の入口３ａより吸収され
るようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、従来のものでは、その構造上ヒートポンプな
どのように冷媒チャージ量が多く、外気温度が低い状態
での運転を行う機種では、液冷媒の戻りが多いため上記
のネット５とバッフル板４への衝突だけでは液とガスの
分離が完全にできず。

また、液が吸込管３の吸入圧力によって吸引され。

液を圧縮するという問題点があり２回転式圧縮機の信頼
性に大きく影響を与えていた。

このため、第３図（イ）、（ロ）に示すように。

バッフル板６に示すように、その孔６ａの形状を改造し
たものも出現しているが、この構造でも上記問題点は十
分に解決されるには至っていない。

本発明は従来のものの上記課題（問題点）を解決し、液
冷媒の分離効率を向上でき、また、液が吸込管の吸入圧
力によって吸入・圧縮されることを防止できるようにし
た回転式圧縮機用アキュムレータを提供することを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上下両端が閉塞された筒状の密閉用容器と、こ
の密閉用容器の上端周辺部に開口させた入口管と、前記
密閉用容器下端から密閉用容器上方へ延出させた吸込管
とを備えた回転式圧縮機用アキュームレータにおいて、
上記密閉用容器内の入口管の直下方に配置されるバッフ
ル板の形状を凸状に形成し、このバッフル板に設けるガ
ス通過用の複数個の孔の位置は上記吸込管の入口より低
い位置に形成するようにし、また、これらの孔の近傍に
密閉用容器の内壁にガスを案内するガイド板を設けるよ
うにし、かつ、上記バッフル板に半球状のネットを覆せ
るように構成した回転式圧縮機用のアキュームレータに
関する。

［作用］ 本発明の構造では、蒸発器から戻ってきた冷媒は、ネッ
トとバッフル板に衝突し液とガスに分離し、更にバッフ
ル板に形成される孔を通過した非分離の冷媒はその近傍
に配置された半円形のガイド仮によって案内されて密閉
用容器の内壁に衝突されるから、完全にガスと液とに分
離される。

また１本発明のものではバッフル板の孔と入口とでは高
低差があるため、上記のように分離された液が吸入管の
吸入圧力により直接吸入されて圧縮されることはなく、
密閉用容器の下方にすみやかに溜まるようになる。

さらに、バッフル板に設けた凸状の突出部の部分により
吸込管の長さは従来のものよりも長くなり、液溜めの有
効面積を増すことができる。

［実施例］ 以下第１図に示す一実施例により本発明を具体的に説明
する。

同図において、従来のものと対応する構成については第
２図と同一の符号を付して示した。

本発明では同図に示すようにその中央部を凸状に形成し
たバッフル板７を密閉用容器１内の入口管２の直下方に
配置する。

なお、上記バッフル板７に設ける冷媒通過用の複数個（
実施例では６個）の孔７ａは、吸込管３の入口３ａより
も下側に設け、かつその複数個の孔７ａの近傍には第１
図（ハ）に示すように、バッフル板７の孔を通過した分
離前の冷媒が密閉用容器１の内壁に衝突するように案内
するための半円形のガイド板Ｇ、、Ｇ、を設けるように
している。

なお１本実施例ではこのガイド板Ｇ、、Ｇ２はバッフル
板７の孔を形成するためにめくった底板部分利用して作
成しているが、別部品によって作成するようにしても良
い。

８はバッフル板７を覆うように設けた半球状のネットで
ある。

上記のようにバッフル板７の冷媒通過孔７ａをバッフル
板の凸部７ｂよりも下側に設け、この位置が吸込管３の
入口より下側にあり、実質的な吸い込み有効体積（最下
部から吸込管先端までの高さ）を多くとれるようにした
点に特徴がある。

［発明の効果コ 本発明は上記のようにバッフル板の中央部形状を凸状に
形成し、このバッフル板に設ける冷媒通過用の孔の位置
は吸込管の入口よりも低い位置とし、また、ガイド板付
きとし、かつ、このバ・ンフル板に半球状のネットを覆
せるように配置して精成した回転式圧縮機用のアキュー
ムレータであるから１次のような優れた効果を有する。

■蒸発器から戻ってきた冷媒はネットとバッフル板に衝
突した後、更にバッフル板の孔の近傍に設けたガイド板
によって容器の内壁に衝突するようになっているから、
液とガスとに有効に分離され、冷媒中のガスと液の分離
効率は従来に比べて大幅に向上できる。

■バッフル板の孔と吸込管の入口との間に高低差を設け
ているため１分離された液が吸入管の吸入圧力により直
接吸入されるという弊寄は防止され、密閉用容器の下方
にすみ予かに溜まるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すもので、その内、同国
（イ）は縦断正面図、（ロ）は平面図。 同図（ハ）は（ロ）におけるＡ−Ａ’断面図である。 第２図および第３図は夫々従来例を示すもので。 その内、第２図は縦断正面図、第３図（イ）は池の従来
例の平面図、同図（ロ）は同図（イ）のＢＢ　線におけ
る断面図である。 ２：入口管 ３：吸込管（出口管） ７：バッフル板 　ａ 孔 ８：ネット 、Ｇ２ニガイ ド板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　１．上下両端が閉塞された筒状の密閉用容器と，この
   密閉用容器の上端周辺部に開口させた入口管と，前記密
   閉用容器下端から密閉用容器上方へ延出させた吸込管と
   を備えた回転式圧縮機用アキュームレータにおいて，上
   記密閉用容器内の入口管の直下方に配置されるバッフル
   板の形状を凸状に形成し，このバッフル板に設けるガス
   通過用の複数個の孔の位置は上記吸込管の入口より低い
   位置に形成するようにし，また，これらの孔の近傍に密
   閉用容器の内壁にガスを案内するガイド板を設けるよう
   にし，かつ，上記バッフル板に半球状のネットを覆せる
   ように構成したことを特徴とする回転式圧縮機用のアキ
   ュームレータ。