JPH04138934A - 車両の定速走行制御装置 - Google Patents

車両の定速走行制御装置

Info

Publication number
JPH04138934A
JPH04138934A JP2262080A JP26208090A JPH04138934A JP H04138934 A JPH04138934 A JP H04138934A JP 2262080 A JP2262080 A JP 2262080A JP 26208090 A JP26208090 A JP 26208090A JP H04138934 A JPH04138934 A JP H04138934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membership function
vehicle speed
control
vehicle
constant speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2262080A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Murai
健 村井
Satoru Ando
悟 安藤
Yoshiaki Anami
義明 阿南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2262080A priority Critical patent/JPH04138934A/ja
Publication of JPH04138934A publication Critical patent/JPH04138934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

Landscapes

  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、実車速が目標車速に収束するようにスロット
ル開度を制御する車両の定速走行制御装置であって、さ
らに詳しくは上記制御を行なうにあたってメンバシップ
関数に従って演算を行なうファジー理論を利用する車両
の定速走行制御装置に関する。
(従来の技術) 例えば特開昭81−285233号公報に記載されてい
る様に、従来より、実車速と目標車速との偏差等に基づ
いて、実車速が目標車速に収束するようにエンジンのス
ロットル弁の開度(スロットル開度)を制御して車両を
その目標車速で走行させるようにした定速走行制御装置
が知られている。
ところで、上記制御を行なうにあたって、メンバシップ
関数に従って演算を行なうファジー理論を利用すること
が考えられる。
例えば、上記定速走行制御において、定速走行中に登板
に進入した場合、変速段を4速から3速にシフトダウン
してトルクの増加を図り、それによって登板での定速走
行を維持すると共に、登板の終了を判定し、該終了に同
期して3速から4速にシフトアップし、それによって燃
費の低下防止等を図ることが考えられ、かつ上記登板の
終了判定方法として、例えば、登板が略直線的な略一定
傾斜角度のものである場合、シフトダウン後しばらくす
ると車両は登板での定速走行状態(はぼ−定のスロット
ル開度で実車速が目標車速に収束している状態)となり
、登板終了後平坦路に移行すると負荷が低下することに
よってスロットル開度が所定量低下するという知見に基
づき、上記登板走行中の定常走行状態を判定し、スロッ
トル開度がその定常走行状態における開度から予め設定
した所定値だけ低下したら登板終了と判定する方法が考
えられる。
そして、上記登板の定常走行状態を判定するにあたって
上記のファジー理論を利用することが考えられる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記ファジー理論を利用して定常走行状態の
判定を行なう場合、全て一律の基準で判定するのではな
く、例えばエンジン出力能力の大きい車両の場合は、登
板においても比較的車速が安定しやすく、よって定常走
行状態の判定基準を厳しくし得るが、エンジン出力能力
の小さい車両の場合は登板においてエンジン出力に余裕
が少ないことから比較的車速が安定しにくく、よって判
定基準を緩くする必要がある。
そして、かかる判定基準を厳しくしたり緩くしたりする
のは、一般にファジー理論適用にあたって用いるメンバ
シップ関数を変更することによって行なわれる。
従って、定速走行制御に関してファジー理論を利用する
際は、本来、適用する車両の車種、グレード、エンジン
出力能力、あるいは要求する制御態様等の種々の条件に
応じて、メンバシップ関数をそれぞれ別個に設定する必
要がある。
しかしながら、上記メンバシップ関数はファジー理論実
行用のプログラム中に書き込まれるものであり、このメ
ンバシップ関数を上記車種やグレード等に応じて異に設
定するためには、本来車種やグレード毎にプログラム自
体を書き換える必要があり、その様な車種やグレード毎
のプログラムの書き換えは極めて煩雑で面倒である。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、プログラムの共通化
を図り、上記車種やグレード等に応じたメンバシップ関
数の変更を容易に行なうことのできる車両の定速走行制
御装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る車両の定速走行制御装置は、上記目的を達
成するため、 実車速が目標車速に収束するようにスロットル開度を制
御すると共に該制御を行なうにあたってメンバシップ関
数に従って演算を行なうファジー理論を利用する車両の
定速走行制御装置において、基本メンバシップ関数の変
数部に一律に補正係数kを乗じて成るメンバシップ関数
に従って演算を行なうメンバシップ関数演算手段と、上
記補正係数kを任意に設定する補正係数設定手段と、を
備えて成ることを特徴とする。
(作  用) 上記構成の車両の定、迷走行制御装置においては、「基
本メンバシップ関数の変数部に一律に補正係数kを乗じ
て成るメンバシップ関数」を設定し、その補正係数kを
任意に設定することにより演算に供されるメンバシップ
関数を適宜変更するように構成されている。
かかる構成によれば、異なるメンバシップ関数を設定す
る場合でも、メンバシップ関数自体としては上記「基本
メンバシップ関数の変数部に一律に補正係数kを乗じた
メンバシップ関数」を共通的に使用することができ、従
ってプログラムに書き込むメンバシップ関数を共通化で
き、車両の車種やグレード等に応じてプログラム自体を
書き換えることなく容易にメンバシップ関数を変更する
ことができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照しながら本発明の実施例にっいて詳細
に説明する。
第1図は実施例の全体構成図である。
基本構成 エンジン1の吸気通路2には吸入空気量を調整するスロ
ットル弁3が介装され、このスロットル弁3はスロット
ルアクチュエータ4により開閉駆動され、その開度が制
御される。また、自動変速機5は複数の変速用ソレノイ
ド8a〜6Cとロックアツプ用ソレノイド7とを有し、
変速用ソレノイド6a〜6Cのオン、オフの組合せによ
って油圧回路が切換えられて複数の油圧締結素子が選択
的に締結されることにより、変速機構が複数の変速段に
切換え制御される。また、ロックアツプ用ソレノイド7
のオン、オフによってトルクコンバータ内のロックアツ
プクラッチ(図示せず)が締結もしくは解放される。
上記スロットルアクチュエータ4としては、例えばDC
モータ等を用いることも可能であるが、本実施例では、
第2図に示す様な負圧式アクチュエータを採用している
かかるアクチュエータ4は、エンジン1の負圧を蓄積す
るための負圧室41と、大気と連通している大気室42
と、負圧室41に導入されるエンジン1の負圧によって
作動されるダイアフラム43と、ダイアフラム43を矢
印Aと逆方向に付勢しているスプリング44と、ダイア
フラム43に連結されたロッド45と、ロッド45とス
ロットルバルブ3とを作動的に連結しているスロットル
ワイヤ46と、大気と連通しているリリース管路47a
と、リリース管路47aと負圧室41とを連通可能な電
磁比例式のリリース制御弁47と、エンジン1の負圧が
供給されるプル管路48aと、プル管路48aと負圧室
41とを連通可能な電磁比例式のプル制御弁48とから
略構成されており、リリース制御弁47およびプル制御
弁48のソレノイドをデユーティ制御することによって
負圧室41に対するエンジン1の負圧を給排制御するこ
とにより、ダイアフラム43およびロッド45を矢印A
方向に往復動させ、スロットルワイヤ46を介してスロ
ットルバルブ3を開閉作動させる。
上記スロットル弁3と自動変速機5とはコントローラ8
によって制御される。
即ち、上記コントローラ8は、車速制御のためにスロッ
トル制御によるエンジン出力制御と変速制御とを行なう
ものであり、スロットル弁3を制御するため、スロット
ルアクチュエータ4にスロットルバルブ制御信号Aを出
力し、自動変速機5を制御するため、各変速用ソレノイ
ド6a−8cおよびロックアツプ用ソレノイド7にそれ
ぞれ変速制御信号Bおよびロックアツプ制御信号Cを出
力する。上記スロットルバルブ制御信号Aは、スロット
ルバルブアクチュエータ4のリリース制御弁47および
プル制御弁48にそれぞれ入力されるリリース制御信号
Atおよびプル制御信号A2とからなり、リリース制御
信号A1およびプル制御信号A2は、そのデユーティ比
によってリリース制御弁47およびプル制御弁48の各
開度を可変制御するパルス信号である。
上記コントローラ8には、上記スロットル弁3と上記自
動変速機5とを制御するため、車速(実車速)を検出す
る車速センサ9からの車速信号Vnと、アクセルペダル
IOの踏込み量(アクセル開度)を検出するアクセルセ
ンサUからのアクセル開度信号αと、ブレーキ操作を検
出するブレーキスイッチ12からのブレーキ信号BRと
、スロットル弁3の開度を検出するスロットルセンサ1
3からのスロットル開度信号THと、変速機5の変速位
置を検出するギヤポジションセンサ14からのギヤポジ
ション信号CPと、モードスイッチI5からの変速モー
ド信号Mとがそれぞれ入力されると共に、定速走行操作
スイッチとしてメインスイッチ16、セットスイッチ1
7、リジュームスイッチ18、コーストスイッチ19か
らの操作信号CON: 0FF)がそれぞれ入力される
。なお、メインスイッチ1Bは、定速走行制御装置の電
源をONにしてシステム全体をスタンバイ状態にするた
めのものであり、セットスイッチ17は、希望する目標
車速Voを設定するためのものであり、リジューム(自
動復帰)スイッチ18は、定速走行制御を解除した後に
、再び解除前の目標車速Voで定速走行を行なうための
ものであり、コーストスイッチ19は、定速走行制御中
に所望の減速を行なうためのものである。
登板での定速走行制御用の構成 本定速走行制御装置においては、登板に進入した場合、
目標車速Voでの定速走行を維持するために適宜シフト
ダウンを行ない、登板が終了したらその登板の終了を判
定し、該登板の終了と同期してシフトアップする制御が
行なわれる。そのため、第3図に示す様に、シフトダウ
ン手段50と、定常走行判定手段51と、登板終了判定
手段52とを備え、かつ上記定常走行判定手段51は、
ファジー理論によって定常走行状態を判定すべく、メン
バシップ関数演算手段53と、補正係数設定手段54と
を備え、これらの各手段はいずれも上記コントローラ8
によって構成されている。
なお、これらの各手段については後に詳述する。
基本定速走行制御の概要 次に、上記コントローラ8による基本定速走行制御の概
要を、第4図に示すフローチャートに従って説明する。
第4図はメインルーチンであり、コントローラ8は、作
動開始時に所定のシステムイニシャライズ(Sl)を行
い、前記各種センサからの検出信号を読み込み、これら
から制御に必要な各種情報を入力する(S2)。
S3は定速走行制御を含む自動速度制御(ASC)を開
始する条件が成立しているか否かを判定するものであり
、この自動速度制御の開始条件は、メインスイッチ16
がオンで、シフト位置がDレンジで、かつ車速が設定値
(例えば40km/h)以上の場合である。また、自動
速度制御を解除する条件は、上記開始条件を満していな
いとき、またはブレーキが作動された場合である。
そして、この自動速度制御条件を満すと、自動速度制御
に移行してセットスイッチ17、リジュームスイッチ1
8、コーストスイッチ19の操作、アクセルおよびブレ
ーキ操作に対応して車速フィードバック制御モードまた
はアクセル加速モード等のモード設定制御を行い(S4
) 、各モードに対応した目標スロットル開度TOの設
定制御を行う(S5)。また、自動速度制御条件を満さ
ない場合には、通常スロットル制御に移行して、アクセ
ル操作量に基づいてスロットル開度Toを設定制御する
(S6)。
上記のようにしてS5またはS6で設定された目標スロ
ットル開度Toに対応するスロットル制御信号Aをスロ
ットルアクチュエータ4に出力しくS7)、スロットル
弁3を目標開度Toに作動すると共に、車速Vn、スロ
ットル開度TH,アクセル開度α等により変速段を設定
して自動変速機5の各ソレノイド8a〜6c、7に制御
信号B、  Cを出力する変速制御を行い(S8)、上
記ルーチンを所定時間(例えば30m5ec)毎に実行
する。
上記車速フィードバック制御モードにおいては、詳細ル
ーチンは示さないが、実車速Vnと目標車速Voとの偏
差および実車速Vnの変化量等に基づいてP I−PD
演算などにより、実車速vnを目標車速Voに収束させ
るために必要なスロットル開度Tvを演算し、これを目
標スロットル開度Toに設定して、フィードバック制御
が行なわれる。
また、上記車速フィードバック制御中にブレーキ操作さ
れると、車速フィードバック制御を停止して通常スロッ
トル制御モードに移行する。
上記通常スロットル制御モードにおいては、詳細ルーチ
ンは省略するが、アクセル開度αおよび変速モードM(
エコノミ、ノーマル、パワー)を入力し、変速モードに
対応する基本スロットル開度マツプを選択し、このマツ
プから検出アクセル開度αに対しギヤポジションに応じ
た基本スロットル開度Tbを求め、これにアクセル踏込
み速度補正、車速補正、水温補正等の各種補正を行ない
、補正後のスロットル開度が目標スロットル開度Toと
して設定される。
さらに、定速走行制御中にアクセル踏込み操作が所定値
(α−5%)以上行われると、アクセル加速モードに移
行する。このアクセル加速モードにおいては、詳細ルー
チンは省略するが、それまでの車速フィードバック制御
における目標車速VOに対応する目標スロットル開度’
rvを入力すると共に、踏込まれたアクセル開度αに対
応する基本スロットル開度Tbを予め設定しているマ・
ノブから求め、両者の和Tv 十Tbが目標スロットル
開度Toとして設定される。
登板での定速走行制御 前述の様に、本定速走行制御においては、登板において
、定速走行を維持するために適宜シフトダウンが行なわ
れ、登板が終了したらその登板終了を判定し、その終了
判定に基づいてシフトアップする制御が行なわれる。
上記シフトダウンは、上記シフトダウン手段50によっ
て、登板走行中に現行の変速段ではもはやスロットル開
度制御によって目標速度VOを維持するのは困難であり
、シフトダウンする必要があると判定したときに行なわ
れる。本実施例におけるシフトダウン手段50は、目標
車速■0に対して実車速Vnが予め設定された所定のし
きい値β(例えば8Kts/h )以上低くなったとき
に上記シフトダウンの必要ありと判定する。なお、上記
登板終了の判定については後に詳述する。
以下、上記登板での定速走行制御について、第5図を参
照しながら説明する。
第5図は傾斜角度が略一定の略直線的な登板の場合の制
御例を示す。
第5図に示す様に、4速で定速走行制御が行なわれてい
るものとし、その際11時点で登板に進入すると、負荷
の増大により実車速Vnが低下し、該実車速Vnを目標
車速Voに維持すべくスロットル開度の増加制御が行な
われる。
しかるに、その様にスロットル開度を増加させても実車
速Vnの低下が続き、実車速Vn−と目標車速VOとの
偏差ΔV (ΔV−Vo −Vn )が予め設定された
しきい値βに達したら、その時点t2で上記シフトダウ
ン手段50がシフトダウン判定を行なってシフトダウン
信号eを出力し、自動変速機5が3速にシフトダウンさ
れる。
上記シフトダウンが行なわれると、その直後は実車速V
nが低下しそれに伴なってスロットル開度も増加するが
、すぐに車速が増加しそれに伴なってスロットル開度が
減少し、t8時点で車速はほぼ目標車速Voに収束する
と共にスロットル開度もほぼ一定となり、定常走行状態
りとなる。以後登板終了直前まではこの定常走行状態り
が続き、t4時点で登板が終了すると直ちに負荷の低減
によりスロットル開度が大きく減少せしめられ、登板進
入以前のスロットル開度に戻る。
登板終了判定 次に、登板終了判定について説明する。
前述の様に、登板走行中にシフトダウンした場合には、
登板を終了した時点でシフトアップが行なわれ、そのた
め登板の終了判定が行なわれる。
上記登板終了判定は、基本的には、登板が終了して登板
での定常走行状態から平坦路走行状態に移行すると、負
荷の低減によりスロットル開度がある程度大きく変化す
ることに鑑み、定常走行状態を検出し、スロットル開度
が定常走行状態時における値から所定量だけ大きく減少
したことを検出することによって行なわれる。
以下、本実施例における登板終了判定について、第3図
を参照しながら説明する。
まず、定常走行判定手段51によって、第5図に示す様
な登板走行中における定常走行状態りを判定する。
定常走行状態は、前述の様にほぼ一定のスロットル開度
の下で実車速Vnが目標車速Voに収束している状態を
意味し、その状態は例えば実車速Vnと目標車速VOと
の偏差ΔVと加速度(実車速Vnの微分値)■とが小さ
い状態に該当する。
従って、定常走行状態は、上記偏差ΔVと加速度Vが所
定のしきい値以下であるか否かで判定することができる
が、本実施例では、かかる所定値以下であるか否かの判
定をファジー理論によって行なう。
即ち、上記定常走行判定手段51は、前述のシフトダウ
ン手段50から出力されるシフトダウン信号eと、上記
車速偏差ΔVと、加速度Vとが入力され、シフトダウン
信号eが入力された後、ファジー理論により上記車速偏
差ΔVと加速度Vとに関する重心位置を求め、その重心
位置があらかじめ設定された定常走行判定用しきい値γ
より大か小かを判断し、大であれば定常走行状態と判定
する。
なお、このファジー理論に基づく定常走行判定の詳細は
後述する。
次に、上記判定された定常走行状態を基準にして登板終
了判定手段52によって登板終了判定が行なわれる。
上記登板終了判定手段52は、スロットル開度が、上記
定常走行状態時の値から別途設定された登板終了判定用
しきい値δ以上低下したときに、即ち定常走行状態時か
らのスロットル戻り量ΔTHが上記しきい値δ以上にな
ったときに登板終了判定を行なう。さらに具体的には、
第5図に示す様に、4→3シフトダウン時点t2から上
記プル制御信号A2の出力時間とリリース制御信号A1
の出力時間との差(A2  AI)の積算を開始する。
この積算は、結局シフトダウン後に出力される両制御信
号AI 、Atの出力時間を、Alを(−)。
A2を(+)として出力されるごとに積算していくこと
を意味する。そして、上記定常走行判定手段51からの
定常走行判定信号fの入力を受けてその入力時点での上
記積算量、即ち定常走行状態時の上記積算量を基準積算
量として記憶し、以後所定周期毎に上記基準積算量から
その時点の積算量を減算し、その減算値が上記しきい値
δを越えた時点で登板の終了を判定する。上記登板終了
判定手段52は、登板終了判定を行なったら、上記自動
変速機5に3−4シフトアップ信号gを出力して4速に
シフトアップさせる。なお、上記プル制御信号A2とリ
リース制御信号AI との出力時間の差の積算値は、結
局積算開始時点を基準とする各時点でのスロットル開度
を意味する。
ファジー理論による定常走行判定 次に、上記定常走行判定手段51によるファジー理論を
利用した定常走行判定について、第3図と第6A図〜第
6D図とを参照しながら説明する。
定常走行判定手段51は、上記の様に実車速Vnと目標
車速VOとの車速偏差ΔVと実車速Vnの微分値である
加速度!とが所定の小さい状態になったか否かで定常走
行状態か否かを判定するものであり、そのため第3図に
示す様にメンバシップ関数演算手段53と補正係数設定
手段54とを有している。
上記メンバシップ関数演算手段53は、第6A図に示す
車速偏差ΔV−Vn−VOを変数とする入力メンバシッ
プ関数と、第6B図に示す加速度!を変数とする入力メ
ンバシップ関数と、第6C図に示す両人力メンバシップ
関数から求められた各ファジー集合から結論のファジー
集合を求めるためのファジールールと、第6D図に示す
結論のファジー集合から最終的な結論を求めるための出
力メンバシップ関数とを有し、それらに従って所定の演
算を行ない、前述の重心位置を求めるものである。
また、上記メンバシップ関数演算手段53に格納された
各入力および出力メンバシップ関数は、第6A、6B、
6D図に示す様に、基本メンバシップ関数の変数部(横
軸部)に−律に補正係数kを乗じた形のメンバシップ関
数とされており、その補正係数には上記補正係数設定手
段54によって任意に設定し得るように構成されている
上記基本メンバシップ関数の変数部に一律に補正係数k
を乗じた形のメンバシップ関数とは、第6A、6B、6
D図に示す様に、変数に対して各ファジー集合NB、N
S、20.PS、FBのグレードを定めるグレード決定
線(図中の山形の線)は同一とし、その変数部(横軸)
に−律にkを乗じた値を設定したメンバシップ関数を意
味する。
なお、上記各図において、各ファジー集合を示すNB、
NS、20.PSおよびPBはそれぞれ、負で大きい(
Negative Big) 、負で小さい(Nega
tlve Small) 、はぼゼo (Zero)、
正で小さい(Positive Small)、正で大
きい(Positlve Big)を意味している。
以下、メンバシップ関数演算手段53による演算につい
て、具体的に説明する。なお、補正係数にはある所定値
に設定されているものとする。
第6A図において、例えば、車速偏差Δ■がvlのとき
、NBおよびNSのグレードはそれぞれ、0.8および
0.6であり、また、第6B図において、加速度!がv
lのとき、NBおよびNSはそれぞれ、0,8および0
,6である。このようにしてグレードが求められたファ
ジー集合、即ち、車速偏差AVのNB (OJ)および
NS (0,8)と、加速度V(7)NB (0,8)
オヨびNS (0,6)とから、第6C図に示すファジ
ールールのテーブルによって、破線で示すように、結論
のファジー集合NB、NB、NBおよびNSが求められ
る。また、これらのファジー集合NB、NB、NBおよ
びNSの各グレードは、小さい方の値が選択される。例
えば、車速偏差ΔVのNB (0,8)と加速度MのN
S(0,8)とからグレード0.8のNB (NB (
0,6))が結論として求められる。
さらに、これらの結論、NB (0,8)、 NB(0
,8)、 NB (0,8)およびNS(0゜6)は、
第6D図に示す出力メンバーシップ関数に、仮想線で示
す如く反映される。なお、2つのN B (0,8)は
、第6D図において、重複して示されている。そして、
出力メンバーシップ関数に反映された各結論NB (0
,1り、 NB (0,8)、 NB (0,8)およ
びNS(0,8)によって囲まれた領域、即ち、第6D
図に各種影線で示した領域の重心位置が、定常走行状態
の判定値を示す第6D図の横軸から求める。そして、こ
の様にしてメンバシップ関数演算手段53で重心位置を
求めたら、定常走行判す手段51により、上記該重心位
置が予め設定された定常走行判定用しきい値γより大き
いときに、定常走行状態にあると判定される。上記例に
おいては、重心位置は、上記横軸上に示す最終的な結論
C1にあり、従って定常走行状態にないと判定される。
ところで、本定常走行判定手段51には、補正係数設定
手段54を設け、該設定手段54によりメンバシップ関
数の変数部の補正係数kを、即ち横軸の値を適宜任意に
設定し、それによって異なるメンバシップ関数を適宜に
設定し得る様に構成されている。
上記補正係数には、車両の車種やグレード等に応じて、
例えば車種やグレード等におけるエンジン出力能力と車
両重量とに応じて単位車体重量に対するエンジン出力能
力が大きいときはkは小さく、小さいときはkは大きく
設定することができる。
例えば第6A図に示す入力メンバシップ関数において補
正係数kを第6A図の場合よりも大きく設定すれば、同
じ車速偏差■1の場合でもそのvlの位置が横軸におい
て図示の場合より右側に移動し、その結果偏差の程度は
より小さいと判定され、それによって第6D図の出力メ
ンバシップ関数において重心位置がより右側に移動し、
その結果にの値が第6A図の場合の如き値に設定された
ときは定常走行状態ではないと判定されていても、定常
走行状態と判定し得ることとなる。また、上記と反対に
kの値を小さく設定すれば、定常走行状態と判定されて
いたものを定常走行状態ではないと判定し得ることとな
る。
従って、上記の如くkを設定すれば、単位重量当りのエ
ンジン出力能力が大きく登板においても比較的車速が安
定しやすい車両の場合は定常走行判定の基準を厳しくし
、単位重量当りのエンジン出力能力が小さく登板におい
て比較的車速が安定しにくい車両の場合は定常走行判定
の基準を緩くすることができ、結局kを車種やグレード
等に応じて任意に設定することにより車種やグレード等
に応じて適切なメンバシップ関数を設定し、それによっ
て車種やグレード等に応じて適切な結論を導き出すこと
ができる。
また、メンバシップ関数の変更を上記の如き方法で行な
えば、プログラムには上記「基本メンバシップ関数の変
数部に一律に補正係数kを乗じて成るメンバシップ関数
」を書き込んでおけば良く、メンバシップ関数の共通化
を図り、車種やグレード毎にプログラムを書き換える必
要がなく、極めて簡単にメンバシップ関数の変更設定が
可能となる。
なお、上記実施例は入力メンバシップ関数に関するもの
であったが、本発明に係るメンバシップ関数の変更設定
は、出力メンバシップ関数にも適用可能である。また、
本発明を適用し得るメンバシップ関数も上記実施例にお
ける定常走行判定を行なうためのものに限られるもので
はない。
(発明の効果) 本発明に係る車両の定速走行制御装置は、上記の如く基
本メンバシップ関数の変数部に一律に補正係数kを乗じ
て成るメンバシップ関数を設定し、その補正係数kを任
意に設定することにより演算に供されるメンバシップ関
数を適宜変更するように構成されている。
従って、車両の車種やグレード等に応じて異なるメンバ
シップ関数を設定する場合でも、メンバシップ関数自体
としては上記「基本メンバシップ関数の変数部に一律に
補正係数kを乗じたメンバシップ関数」を共通的に使用
することができ、従ってプログラムに書き込むメンバシ
ップ関数を共通化でき、車両の車種やグレード等に応じ
てプログラム自体を書き換えることなく容易にメンバシ
ップ関数を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体概略図、第2図は
スロットルアクチュエータを示す断面図、 第3図はコントローラの一部を示すブロック図、第4図
は定速走行制御の基本フローを示すフローチャート、 第5図は直線的な登板における制御例を示すタイムチャ
ート、 第6A図〜第6D図はファジー理論の適用例を示す図で
ある。 50・・・シフトダウン手段 51・・・定常走行判定手段 52・・・登板終了判定手段 53・・・メンバシップ関数演算手段 54・・・補正係数設定手段 第3 図 第 図 第6A図 νg AV(km/h) 第6B図 第6C図 第6D図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  実車速が目標車速に収束するようにスロットル開度を
    制御すると共に該制御を行なうにあたってメンバシップ
    関数に従って演算を行なうファジー理論を利用する車両
    の定速走行制御装置において、基本メンバシップ関数の
    変数部に一律に補正係数kを乗じて成るメンバシップ関
    数に従って演算を行なうメンバシップ関数演算手段と、 上記補正係数kを任意に設定する補正係数設定手段と、
    を備えて成ることを特徴とする車両の定速走行制御装置
JP2262080A 1990-09-28 1990-09-28 車両の定速走行制御装置 Pending JPH04138934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2262080A JPH04138934A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 車両の定速走行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2262080A JPH04138934A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 車両の定速走行制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04138934A true JPH04138934A (ja) 1992-05-13

Family

ID=17370752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2262080A Pending JPH04138934A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 車両の定速走行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04138934A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6957296B2 (en) 1996-09-20 2005-10-18 Denso Corporation Memory writing device for an electronic device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6957296B2 (en) 1996-09-20 2005-10-18 Denso Corporation Memory writing device for an electronic device
US7493455B2 (en) 1996-09-20 2009-02-17 Denso Corporation Memory writing device for an electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3015966B2 (ja) 車両の定速走行制御装置
JP3341554B2 (ja) 車両用定速走行制御装置
JPH01114545A (ja) 車両の定速走行制御装置
US5005133A (en) System and method for automatically controlling a vehicle speed to a desired cruising speed
JP2910581B2 (ja) 車両用定速走行制御装置
JPH02274636A (ja) 車両用定速走行装置
JPH04138934A (ja) 車両の定速走行制御装置
JP2927296B2 (ja) 車両用定速走行装置
US5267492A (en) Device for controlling an automatic automotive transmission
JP3015965B2 (ja) 車両の定速走行制御装置
JPH04138933A (ja) 車両の定速走行制御装置
JP2686990B2 (ja) 車両の定速走行制御装置
JP2824800B2 (ja) 車両用定速走行装置
JPH03273939A (ja) 車両用定速走行装置
JPH04208647A (ja) 車両用定速走行装置
JP2686544B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2896712B2 (ja) 車両用定速走行装置
JPH01114544A (ja) 車両の定速走行制御装置
JP3035639B2 (ja) 車両用定速走行装置
JPH01116360A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2649541B2 (ja) 車両の定速走行装置
JP2626365B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3291002B2 (ja) 車両用定速走行制御装置
JPS62231825A (ja) 自動車の定速走行制御装置
JPS6124745Y2 (ja)