JPH04137501U - 回転ヘツド装置 - Google Patents

回転ヘツド装置

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JPH04137501U
JPH04137501U JP5152091U JP5152091U JPH04137501U JP H04137501 U JPH04137501 U JP H04137501U JP 5152091 U JP5152091 U JP 5152091U JP 5152091 U JP5152091 U JP 5152091U JP H04137501 U JPH04137501 U JP H04137501U
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JP
Japan
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rotary
drum
head device
shield
circuit board
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Pending
Application number
JP5152091U
Other languages
English (en)
Inventor
幹夫 尾鷲
Original Assignee
日本ビクター株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ヘッド装置の回転ドラムに搭載したロー
タリートランスのリード線のシールドを目的とする。 【構成】 ドラム21上面に回路基板25を、下面に磁
気ヘッド26a(26b)とその磁気ヘッド26a(2
6b)全体を覆うシールドブロック部材41とを具備し
て回転する回転ドラム20と、回転ドラム20と略同軸
に対向する固定ドラム30とを有し、内部にロ−タリ−
トランス22を設けてなる回転ヘッド装置40のシール
ドブロック部材41に、ロ−タリ−トランス22と回路
基板25を回路接続する接続部材28を貫通させるシー
ルド孔41aを形成した回転ヘッド装置40。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、VTRの回転ヘッド装置に係わり、特にアナログVTR、デジタル VTR、あるいは回転ドラムを有するデータ記録装置等の回転ドラムに搭載した ロータリートランスの接続部材のシールドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、回転ヘッド装置10の一従来例の半断面図である。
【0003】 以下、同図を用いて従来の回転ヘッド装置10について説明する。
【0004】 回転ドラム20は、環状のアッパードラム21と、ロータリートランス22の ロータ22aと、フライホイール23とから構成され、フライホイール23の中 心孔23aに圧入した回転軸24を軸にして、その外周に嵌合させたアッパード ラム21と、フライホイール23の垂下した外周下面に取り付けたロータ22a とが一体に回転するものである。
【0005】 固定ドラム30は、円形凹状のその凹状の底部の中心部に、ボールベアリング 31を嵌挿する突出した円筒状のハウジング30aが形成されたものである。上 述した回転軸24は、この円筒状のハウジング30aにボールベアリング31を 介して回転自在に軸支される。また固定ドラム30の凹状の底部にはロータリー トランス22のステータ22bが、フライホイール23より垂下した外周下面に 取り付けたロータ22aと隙間を介し対向するように取り付けられている。
【0006】 図4は、図3の磁気ヘッド26a周辺の要部拡大断面図、図5はアッパードラ ム21に取り付けた磁気ヘッド26a、26b周辺の拡大平面図であり、図3の 構成要素と同一構成要素には同一符号が付されている。
【0007】 アッパードラム21は、そのドラム上面に回路基板25が、ドラム下面には磁 気ヘッド26a、26bが取り付けられており、この磁気ヘッド26a、26b はアルミニュウム、銅、パ−マロイなどの部材からなるシ−ルドブロック部材2 7で覆われ、先端のみが図5に示すように窓部27aより突出して図示しない磁 気テープに摺動する。また、アッパードラム21の磁気ヘッド26a、26bが 取り付けられた近傍には、アッパードラム21上下面に貫通した貫通孔21aが 設けられている。この貫通孔21aは、アッパードラム21上面の回路基板25 とロータリートランス22のロータ22aと回路接続する接続部材28(以下、 モールドピンと称す)を貫通させるためのものである。
【0008】 このモールドピン28は、2本の導線がプラスチック製円柱の内部に円柱軸に 略平行に埋設されたものであり、導線端末は円柱両端より露出しており、その一 端の露出した端末はロータリトランス22のロータ22aの端子と接続され、他 端の露出した端末はアッパードラム21上面の回路基板25の電子回路に半田付 けされる。
【0009】 上述したように構成された回転ヘッド装置10は、回転する回転ドラム20の 所定量突出させた磁気ヘッド26a、26bと磁気テープが摺動して磁気テープ に記録再生を行い、その記録再生信号をロータリトランス22を介して授受を行 うものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
従来の回転ヘッド装置10は、ロータリトランス22のロータ22aの端子と アッパードラム21上面の回路基板25との回路接続には、接続部材として上述 したようなモールドピン28やリード線が一般には用いられる。
【0011】 しかし、これらモールドピン28やリード線は外部よりのノイズに対して無防 備の状態であり、特に記録再生信号が高帯域のVTRにおいては、このモールド ピン28やリード線を介して信号に重畳するノイズにより記録再生信号のS/N が劣化し、画質の品位を損なうという問題があつた。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、 ドラム上面に回路基板を、下面に磁気ヘッドとその磁気ヘッド全体を覆うシー ルドブロック部材とを具備して回転する回転ドラムと、前記回転ドラムと略同軸 に対向する固定ドラムとを有し、内部にロ−タリ−トランスを設けてなる回転ヘ ッド装置において、 前記ロ−タリ−トランスと前記回路基板を回路接続する接続部材を貫通させる シールド孔を前記シールドブロック部材に形成したことを特徴とする回転ヘッド 装置を提供しようとするものである。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案に係る回転ヘッド装置40の一実施例の要部拡大断面図で、前 述した図4と対応するものである。
【0014】 図2は、アッパードラム21に取り付けた磁気ヘッド26a、26b周辺の拡 大平面図で、前述した図5と対応するものである。
【0015】 同図において、従来の技術の構成要素と同一構成要素には同一符号を付し相違 点について同図を用いて説明する。
【0016】 本考案と従来の技術との相違点は、磁気ヘッド26a、26bを外部ノイズか らシールドするシールドブロック部材41の構成にある。
【0017】 即ち、本考案に係わるシールドブロック部材41は、アッパードラム21の貫 通孔21aを貫通してアッパードラム21下面より露出するモールドピン28を 囲繞するシールド孔41aをアルミニュウム、銅、パ−マロイなどの部材から一 体に形成した構成からなるものであり、従ってモールドピン28は露出すること なくアッパードラム21とシールドブロック部材41により、外部ノイズから完 全にシールドすることができる。
【0018】 上述したシールドブロック部材20を用いた本考案の回転ヘッド装置40は、 回転する回転ドラム20から所定量突出させた磁気ヘッド26a、26bと磁気 テープが摺動して磁気テープに記録再生を行う信号のS/Nの劣化を防ぐ効果を 得ることがでる。
【0019】 さらに、シールド孔41aをシールドブロック部材41の両端に設けることに より、ロータリートランス22の引き出し線をチャンネル毎に個別にシールドし て回路基板25に配線することができ、その結果チャンネル間のクロストークの 劣化をも防ぐことがでる。特に本考案の説明に用いた2ヘッドマルチヘッドにお いては、一方の磁気ヘッドで記録し、他方の磁気ヘッドで再生する記録同時再生 が可能となる効果を併せ持つ回転ヘッド装置40を提供するものである。
【0020】 尚、上述した一実施例は2個の磁気ヘッド26a、26bからなるマルチヘッ ドについて説明したが、磁気ヘッドは2個に限定するものではない。
【0021】
【考案の効果】
上述したように、ドラム上面に回路基板を、下面に磁気ヘッドとその磁気ヘッ ド全体を覆うシールドブロック部材とを具備して回転する回転ドラムと、回転ド ラムと略同軸に対向する固定ドラムとを有し、内部にロ−タリ−トランスを設け てなる回転ヘッド装置の、ロ−タリ−トランスと回路基板を回路接続する接続部 材を貫通させるシールド孔をシールドブロック部材に形成することにより、接続 部材を外部からのノイズから完全にシールドすることができ、記録再生信号のS /Nの劣化を防ぐ効果を得ることができた。
【0022】 さらに、シールド孔をシールドブロック部材の両端に設けることにより、ロー タリートランスの引き出し線をチャンネル毎に個別にシールドして回路基板に配 線することができ、その結果チャンネル間のクロストークの劣化をも防ぐことが でる。特に本考案の説明に用いた2ヘッドマルチヘッドにおいては、一方の磁気 ヘッドで記録し、他方の磁気ヘッドで再生する記録同時再生が可能となる効果を 併せ持つ回転ヘッド装置の提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転ヘッド装置の一実施例の要部
拡大断面図である。
【図2】図1のアッパードラムに取り付けた磁気ヘッド
周辺の拡大平面図である。
【図3】回転ヘッド装置の一従来例の半断面図である。
【図4】図3の磁気ヘッド周辺の要部拡大断面図であ
る。
【図5】図3のアッパードラムに取り付けた磁気ヘッド
周辺の拡大平面図である。
【符号の説明】
10 従来の回転ヘッド装置 20 回転ドラム 21 アツパードラム 21a 貫通孔 22 ロータリートランス 22a ロータ 22b ステータ 23 フライホィール 23a 中心孔 24 回転軸 25 回路基板 26a 磁気ヘッド 26b 磁気ヘッド 27 シールドブロック部材 28 接続部材(モールドピン) 30 固定ドラム 30a ハウジング 31 ボールベアリング 40 本考案の回転ヘッド装置 41 シールドブロック部材 41a シールド孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラム上面に回路基板を、下面に磁気ヘッ
    ドとその磁気ヘッド全体を覆うシールドブロック部材と
    を具備して回転する回転ドラムと、前記回転ドラムと略
    同軸に対向する固定ドラムとを有し、内部にロ−タリ−
    トランスを設けてなる回転ヘッド装置において、前記ロ
    −タリ−トランスと前記回路基板を回路接続する接続部
    材を貫通させるシールド孔を前記シールドブロック部材
    に形成したことを特徴とする回転ヘッド装置。
JP5152091U 1991-06-07 1991-06-07 回転ヘツド装置 Pending JPH04137501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5152091U JPH04137501U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 回転ヘツド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5152091U JPH04137501U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 回転ヘツド装置

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Publication Number Publication Date
JPH04137501U true JPH04137501U (ja) 1992-12-22

Family

ID=31928392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5152091U Pending JPH04137501U (ja) 1991-06-07 1991-06-07 回転ヘツド装置

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