JPH04137294U - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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JPH04137294U
JPH04137294U JP5232591U JP5232591U JPH04137294U JP H04137294 U JPH04137294 U JP H04137294U JP 5232591 U JP5232591 U JP 5232591U JP 5232591 U JP5232591 U JP 5232591U JP H04137294 U JPH04137294 U JP H04137294U
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pump
mechanical seal
middle cylinder
pipe
casing
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要 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 軸封装置としてのメカニカルシール(8)を
ケーシング(6)内に収納し、メカニカルシール(8)
を下端が開放された中筒(9)で囲い、この中筒(9)
の前記メカニカルシール(8)を略々臨む位置に開孔
(9c)を開け、この中筒の開孔(9c)にサクション
パイプ(20)の基部を接続し、サクションパイプ(2
0)の先端に沈降分離器(23)を取り付けてなるポン
プ1。 【効果】 メカニカルシール(8)を中筒(9)で囲
い、この中筒(9)に沈降分離器(23)を介して液体
を補給する構成としたので、取扱い液体が土砂混じりの
ものであっても、その上澄液を中筒(9)へ補給し、こ
の上澄液でメカニカルシール(8)の冷却と潤滑を為せ
るので、安定したポンプ運転が継続できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通常の液体は勿論のこと、土砂を含む液体を扱うポンプに好適な立 形ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
液体を圧送する各種ポンプの中で、一般に多用されているのは渦巻式ポンプで ある。 図4は従来の立形ポンプ断面図であり立形ポンプ100は立軸101の下端に 羽根車102を固定し、ポンプケーシング103の上に呼び水槽104をボルト 結合し、この呼び水槽104の上に更にオイル層105を載置し、このオイル層 105内に軸封用のメカニカルシール106を介設してなる。
【0003】 即ち、メカニカルシール106は立軸101の従動リングと固定側のシートリ ングとを軸に直角な面で向き合せ、回転面を固定面にばねで押し付ける構造であ るから、前記オイル層105内の油で冷却と潤滑を図っている。 立軸100を高速回転すると周知の通り、揚水口107→呼び水槽104→吸 込口108→吐出口109の順で液体は吸込、吐出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記図4の立形ポンプ100は薬液用ポンプとして、使用されているが、長期 間の使用後には、微量であるがメカニカルシール106を介してオイルが呼び水 槽104に漏れ、薬液を汚染するという不都合がある。メカニカルシール106 の微量な摩耗の累積等による経年変化と呼び水槽104がオイル層105に対し て低圧であることから、オイルの漏れ量は時間とともに増加する。なお、オイル の追加を怠ると故障する欠点を有している。 よって、オイルなどの混入の恐れがないプロセスポンプが切望されている。
【0005】 又、取り扱う液体に土砂が多く混入する河川ポンプとして使用する場合は、土 砂の粒子がメカニカルシール106に侵入してその摺接面を著しく摩滅させ、結 果、シール作用が消失する恐れがある。 よって、土砂混じりの液体にも耐えるポンプが切望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記要望に応えるべく本考案は軸封装置としてのメカニカルシール(8)をケ ーシング(6)内に収納し、メカニカルシール(8)を下端が開放された中筒( 9)で囲い、この中筒(9)の前記メカニカルシール(8)を略々臨む位置に開 孔(9c)を開け、この中筒の開孔(9c)にサクションパイプ(20)の基部 を接続し、サクションパイプ(20)の先端に沈降分離器(23)を取り付ける ことでポンプを構成する。
【0007】
【作用】
当該ポンプが吸い上げの対象としている水槽等に揚水管と伴にサクションパイ プを投入して、原動機を始動すると、羽根車が生成した負圧によって揚水管並び にサクションパイプを通って水槽等の液体は吸い上げられる。
【0008】 サクションパイプは先端に沈降分離器を備えているので、この沈降分離器で液 中の土砂等を沈下させて、残りの上澄液のみをポンプのメカニカルシールへ送給 し、メカニカルシールの冷却及び潤滑に供される。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を添付図面に基いて以下に説明する。
【0010】 図1は本考案に係るポンプの断面図であり、ポンプ1はモータMで直接又は間 接的に駆動されるポンプ軸2と、このポンプ軸2の下端にナット3で固定されて 水平に回転する羽根車4と、この羽根車4を包む羽根車室5と、この羽根車室5 の上に延ばされた筒状のケーシング6と、このケーシング6の上蓋7と、この上 蓋7に付設されてポンプ軸2の軸封作用を為すメカニカルシール8と、このメカ ニカルシール8を囲う中筒9と、前記ケーシング6の上部に設けた揚水口10及 び羽根車室5から分岐した吐出管11とを基本にして、次に述べる附属品を備え てなる。
【0011】 即ち上記羽根車室5の上板5aには、吸込口5bが適当な口径であけられ、こ の吸込口5bの中心をポンプ軸2が貫通している。 又、上記メカニカルシール8は、バネ受け8aを起点としたバネ8bで上方へ 押出されるとともにポンプ軸2とともに回転する従動リング8cと、上蓋7下面 に固定されたシートリング受け8dに嵌合したシートリング8eとからなり、シ ートリング8eの下面と従動リング8cの上面との間が摺接面である。8gはシ ール材である。
【0012】 中筒9は上記シートリング受け8dにビス止めされ、ポンプ軸2と同じに垂下 延設されたもので下端に2板のラビリンス円板9b,9bが取り付けられ、ケー シング6内部のメカニカルシール8を囲うものである。又、中筒9の上部にメカ ニカルシール8と略々同レベルに開孔9cが明けられ、ここに次に述べるサクシ ョンパイプ20の基部21が接続されている。
【0013】 サクションパイプ20は小径管であって、本実施例では上蓋7を貫通して斜上 に延びた後に、揚水管13に沿って下降し、先端に沈降分離器23を備えてなる 。
【0014】 又、サクションパイプ20の垂直部の上部には絞り部22が設けられ、この絞 り部22で流量の調整及び万一の場合の土砂の流通防止を図っている。絞り部2 2はパイプを左右から絞って矩形断面のスリットを流路としたものである。この 絞り部22をオリフィスバルブに替えることはより好ましい。
【0015】 図2は沈降分離器の拡大断面図であり、沈降分離器23にはサクションパイプ 20の呼び径の5倍以上、好ましくは10倍程度の呼び径とされた筒体24と盲 蓋25と空気抜き管26とからなる。上記筒体24は長い程良いがその呼び径の 5倍程度とし、取扱い液体の種類によって変更すれば良い。
【0016】 図1に戻って、前記中筒9には、前記開孔9cとは別にベントホール9dが明 けられ、これにS字空気抜き管14が接続されている。また、羽根車室5とケー シング6とを仕切るところの上板5aの下面にブロック15を貼着し、このブロ ック15に水吹き管16を起設したことを特徴とする。
【0017】 図3は図1の3−3線断面図であり、前記ブロック15に横孔17が明けられ 、この横孔17に上から前記水吹き管16が接続されている。前記横孔17には 金網フィルタ18が付設されている。
【0018】 図示する如く、液体の旋回流れ方向が矢印Aとすると、この流れがブロック1 5でせき止められ、背側面15aには渦流れBが形成される。この背側面15a から圧力液体が金網フィルタ18でろ過された後に、横孔17を介して水吹き管 16に進入する構造となっている。
【0019】 以上の構成からなるポンプの作用を次に説明する。 図1においてサクションパイプ20の途中のバルブ27を明けて、ここから呼 び水を補給し、呼び水が羽根室5及びケーシング6に充満したらバルブ27を閉 じる。
【0020】 一方、揚水管13の先端及びサクションパイプ20の先端の沈降分離器23を 対象水槽28に投入する。 ここで沈降分離器23の空気抜き管26は上端を液面上に保持しておく。
【0021】 モータMを始動し、ポンプ軸2及び羽根車4を高速回転すると、吸込口5b付 近は負圧になるので、低い位置の水は揚水管13、揚水口10を介してケーシン グ6に導入され、更に、羽根車4の作用で吸込口5b、羽根車室5、吐出管11 を介して圧送される。
【0022】 この際、ケーシング6内が負圧になることから微量ではあるがメカニカルシー ル8を介して外部の空気が中筒9に進入し、この空気が中筒9内の液面のレベル を押下げる。このままではメカニカルシール8は発熱し、摩耗するので本考案は サクションパイプ20を準備したことを特徴とする。即ち、中筒9内が負圧にな ることからサクションパイプ20を介して水槽28の液体が吸引される。
【0023】 取扱い液体に土砂が多量に含まれている場合には、沈降分離器23が液体中の 土砂を沈降させ、残りの上澄のみをサクションパイプ20へ供給する為に、上澄 液のみが中筒9に送給されメカニカルシール8の潤滑及び冷却に供される。
【0024】 なお、本実施例では中筒9にS字空気抜き管14を設けたので、侵入空気はS 字空気抜き管14を介して容量の大きなケーシング6内に放出される。
【0025】 S字空気抜き管14の作用で、中筒9の液面レベルの下降率は小さくなり、サ クションパイプ20の負担を軽減する。そして、S字空気抜き管14の先端が下 向きになっているので、ケーシング6内の液体が下から上に逆流したとしても速 やかに重力排出され、S字空気抜き管14の異物による詰りを防止できる。
【0026】 また、ケーシング6内の液面が下がり過ぎると自吸能力が小さくなるので、ケ ーシング6内に液体を充満しておく必要がある。そこで本実施例は、水吹き管1 6にて常時羽根車室5の圧力水の一部をケーシング6に補充するようにしている 。この為のブロック15は横孔17が流れA(図3)と逆側に開口しているので 、目詰りの恐れはなく、水抜き管16の作用を良好に維持出来る。
【0027】 このように本実施例は、サクションパイプ20でメカニカルシール8へ上澄液 を補充してメカニカルシール8の潤滑と冷却を為し、S字空気抜き管14で中筒 に溜る空気を放出し、又、水吹き管16でケーシング6内の液面レベルを一定以 上にすることで円滑なポンプの運転を継続する。
【0028】 特に、サクションパイプ20の先端を水槽28等に投入できることに特徴があ る。水道水のみを補給する方式のものでは、保守不良等で水道水の補給が中断す る恐れがある。又、水道水のみを補給する方式を循環プラントに採用した場合に は循環液体の総量が増加するが、本考案によれば循環量は変化しない。
【0029】
【考案の効果】
以上に述べた通り本考案は、メカニカルシールを中筒で囲い、この中筒に沈降 分離器を介して液体を補給する構成としたので、取扱い液体が土砂混じりのもの であっても、その上澄液を中筒へ補給し、この上澄液でメカニカルシールの冷却 と潤滑を為せるので、安定したポンプ運転が継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るポンプの断面図
【図2】本考案の沈降分離器の拡大断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】従来の立形ポンプ断面図
【符号の説明】
1…ポンプ、2…ポンプ軸、4…羽根車、5…羽根車
室、6…ケーシング、8…メカニカルシール、9…中
筒、9c…開孔、11…吐出管、13…揚水管、20…
サクションパイプ、23…沈降分離器、28…水槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により直接又は間接的に駆動さ
    れ、ポンプ軸(2)が立て向きにされたポンプ(1)で
    あって、このポンプの羽根車(4)を囲う羽根車室
    (5)にはその原動機側にケーシング(6)を付設し、
    このケーシング(6)に揚水管(13)を装着し、羽根
    車室(5)に吐出管(11)を取り付けてなるポンプに
    おいて、前記ポンプは、軸封装置としてのメカニカルシ
    ール(8)を上記ケーシング(6)内に収納し、このメ
    カニカルシール(8)を下端が開放された中筒(9)で
    囲い、この中筒(9)の前記メカニカルシール(8)を
    略々臨む位置に開孔(9c)を開け、この中筒の開孔
    (9c)にサクションパイプ(20)の基部を接続し、
    このサクションパイプ(20)の先端に沈降分離器(2
    3)を取り付けてなり、この沈降分離器(23)ととも
    にサクションパイプ(20)の先端をこのポンプが吸い
    上げるべき水槽(28)等に投入することで、それの上
    澄液をサクションパイプ(20)を介してメカニカルシ
    ール(8)へ補給するように構成したことを特徴とする
    ポンプ。
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Effective date: 19950907