JPH0413717Y2 - - Google Patents

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JPH0413717Y2
JPH0413717Y2 JP1985077069U JP7706985U JPH0413717Y2 JP H0413717 Y2 JPH0413717 Y2 JP H0413717Y2 JP 1985077069 U JP1985077069 U JP 1985077069U JP 7706985 U JP7706985 U JP 7706985U JP H0413717 Y2 JPH0413717 Y2 JP H0413717Y2
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writing shaft
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、筆記動作に応じてペンの芯に加わ
る圧力及びその方向を検出し、これにより筆記文
字を認識して入力処理する筆記式データ入力装置
に関する。
〔従来技術とその問題点〕
筆記式データ入力装置は、筆記動作にともなう
筆記軸変位をセンサにより検出し、このセンサの
出力に基づいて筆記字形(数字、記号等)を識別
してそのデータを情報処理部に入力するもので、
この筆記式データ入力装置としては、従来、ペン
形のケース内に、筆記動作にともなつて先端側が
筆記方向と逆方向に変位する筆記軸をその先端部
がケース先端から突出する状態に設けるととも
に、前記ケース内、に、前記筆記軸の外周を取囲
むように複数(一般に4個または8個)の圧電素
子からなるセンサを配置した構成のものがある。
この筆記式データ入力装置にあつては、筆記字形
の識別結果が実際の筆記入力されたものと異なつ
ている場合、ケース外周面の胴部中央に他のキー
とともに設けられた訂正キーを操作して訂正を行
なうようにしている。
しかしながら、ケース外周面の胴部中央に訂正
キーを設けた上記従来の筆記式データ入力装置で
は、訂正を行なう場合に必ずケースを持ち変えて
から訂正キーを操作しなければならず、訂正のた
びごとに筆記動作が中断されるので、筆記入力を
円滑に行なうことができなかつた。この場合、上
記訂正キーを筆記時に容易に操作できるようにケ
ースの先端部周辺に移動して設けることも考えら
れるが、これも訂正スイツチに用いられるキース
イツチやリード線などによりセンサを備えるケー
ス先端部の構造が複雑となつてしまうという問題
を有していた。
〔考案の目的〕
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、
ケースの持ち変え動作なしに容易に認識パターン
の訂正やクリアを実行することのできる筆記式デ
ータ入力装置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
この考案は、筆記具型のケーシングにボールペ
ン先を有する筆記軸をケーシング内で片持ち固定
させ、筆記軸の偏心量を計測するようにして、計
測による出力が正負の一方の場合を筆記による文
字入力信号として処理し、他方の出力によつて
は、特定の処理を実行するようにしたものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を筆記入力式小型電
子式計算機を例にとつて図面を参照して説明す
る。
この実施例の筆記入力式小型電子式計算機は、
ペン形のもので、その中央部から基端側は計算機
本体部とされ、先端部は筆記式入力部とされてい
る。
第1図および第2図はその構成を示すもので、
10はペン形のケースである。このケース10
は、計算機本体部のケース(以下本体部ケースと
いう)10aと、筆記式入力部のケース(以下入
力部ケースという)10bからなつている。この
本体部ケース10aと入力部ケース10bは、い
ずれも円筒状のものであり、本体部ケース10a
が入力部ケース10bより若干太くなつている。
13は上記本体部ケース10aに設けられた開
口12に嵌着された表示部パネルであり、この表
示部パネル13の一端には液晶表示部14が設け
られ、他端部には、モード(MODE)キー15
と、スキツプキー(図では「SK」と表わす)1
6と、クリアキー(図では「C」と表わす)17
とが一列に配設されている。また、液晶表示部1
4の背後には、ほぼ上記表示部パネル13の全長
にわたる長さの配線基板18が設けられている。
この配線基板18は、その背面に、筆記式入力部
からの入力に基づいて筆記字形(数字、記号等)
を認識する筆記字形認識回路とこの認識回路から
の入力データに基づいて計算処理を行なうLSIチ
ツプ19a,19b及び19cや、その他の回路
部品(図示せず)を取付けたもので、この配線基
板18は、本体部ケース10a内に形成した基板
支持部20a,20bにビス止め等によつて固定
されている。また、21,22,23は配線基板
18の表面に上記各キー15,16,17とそれ
ぞれ対応させて形成された固定接点、24は配線
基板18の固定接点形成部の上に重ねられたゴム
シートである。このゴムシート24は、上記各固
定接点21,22,23と対応する部分に上記各
キー15,16,17の裏面に接触する膨出部を
形成したもので、各膨出部の内面には、キー1
5,16,17の押圧操作による上記膨出部の変
形で固定接点21,22,23に接触される可動
接点25,26,27が設けられており、この可
動接点25,26,27と上記固定接点21,2
2,23とによつて、上記キー15,16,17
の押圧操作によりオンされるキースイツチが形成
されている。
さらに、上記本体部ケース10aの基端部に
は、着脱可能なキヤツプ28が嵌合されて電池収
納部29が形成されている。この電池収納部29
内には、ボタン形小型電池30がコイルバネから
なる負極側電池接触バネ31と、板バネからなる
正極側電池接触バネ32とによつて挟持されて収
納される。この負極側電池接触バネ31は、本体
部ケース10aの基端部に固定されるもので、そ
のボタン形小型電池30と接触しない他端は、配
線基板18面の電池接続端子と接続される。ま
た、正極側電池接触バネ32は、キヤツプ28の
内側面に形成されるもので、そのボタン形小型電
池30と接触しない他端は上記負極側電池接触バ
ネ31と同じく、配線基板18面の電池接続端子
と接続される。
なお、第2図において、33は上記本体部ケー
ス10aの基端部外側に設けられたクリツプであ
り、このクリツプ33は、上記液晶表示部14の
位置から本体部ケース10aの周方向にほぼ90度
ずらした位置に設けられている。
次いで筆記入力部の構成を説明する。この筆記
入力部の入力部ケース10bは、金属外筒34
と、この金属外筒34の先端部に嵌合された先端
に向かつて細くなるテーパー状の口金部材35か
らなつており、この口金部材35には、その中心
に、筆記軸36より若干大径の筆記軸挿通孔35
aが通設されている。この筆記軸36は、インク
筒の先端に筆記用ボールペンを有する筆記チツプ
36aを取付けたボールペンレフイール(ボール
ペンの中芯)と同様のもので、この実施例では、
筆記軸36としてインク筒を金属製としたものを
用いている。
37は筆記軸36の基端に嵌合固定された球
体、38は上記金属外筒34の基端面に固定され
た円筒状の球体受けであり、上記球体37は球体
受け38の内奥部に押付けられて、この球体受け
38内に回動自在に保持されている。この球体受
け38は、筆記軸36の基端を上記球体37を介
して支持するもので、筆記軸36は、その基端を
支点としていずれの方向にも傾動し得るように球
体受け38に支持されており、これにより球体受
け38は、その先端の筆記チツプ36aを紙面に
押付けて紙面に数字や記号等の筆記する筆記動作
にともなつて、先端側が上記口金部材35の筆記
軸挿通孔35aとのクリアランス分だけ筆記方向
と逆方向に変位するようになつている。
また、上記球体受け38は板バネからなつてお
り、その外側面には、筆記軸36に軸方向(Z軸
方向)の力がかかつたときにこれを検出するセン
サとして、シリコン半導体を用いたひずみゲージ
39Zが接着固定されている。このひずみゲージ
39Zは、筆記軸36の先端(筆記チツプ36
a)を紙面に押付けたときに筆記軸36の軸方向
にかかる力で軸方向に弾性変形する球体受け38
の変形により機械的変形を電気的変化量に変換す
るもので、このひずみゲージ39Zが引張りひず
みを生じるとその抵抗値が増加するようになつて
いる。このZ軸方向のひずみゲージ39Zは、リ
ード線40によつて上記計算機本体部の配線基板
18に接続されている。
筆記入力部の詳細を第3図に示す第1図のB−
B拡大断面図および第4図に示す一部拡大斜視図
によつて説明する。
上記入力部ケース10bの金属外筒34内のス
ペースに、筆記軸長さ方向に沿う3枚の板バネ4
1a〜41cが筆記軸36を取囲むように配置さ
れており、この板バネ41a〜41cは、筆記入
力式小型電子式計算機をそのグリツプが上側にく
るようにして斜めに持つたときに、板バネ41
a,41bが筆記軸36のそれぞれ斜め上側に、
また、板バネ41cが筆記軸36の下側にくるよ
うに配置されている。この各板バネ41a〜41
cは、その基端を、上記金属外筒34の基端近傍
の内側面に片持ち状態で固定されており、この固
定部から先端側の部分において筆記軸36の径方
向に弾性変形するようになつている。また、この
各板バネ41a〜41cの先端部は、筆記軸36
側に折曲されて、その先端において筆記軸36の
外周に一定の弾接力で接触されており、これによ
つて筆記軸36は、中立状態つまり筆記軸36が
金属外筒及び口金部材35の筆記軸挿通孔35a
の中心に位置する状態に保持されている。
この板バネ41a〜41cは、ステンレス鋼か
らなるもので、筆記軸36に通常の筆記圧がかか
つたときに板バネ先端が変位する程度のバネ力を
もつている。ただし、筆記圧が異常に高い場合
は、板バネ41a〜41cのたわみ量が大きくな
りすぎて板バネがたわみ変形の繰返しで疲労する
から、この実施例では、板バネ41a〜41cの
たわみ量がある程度以上となつたときに板バネ4
1a〜41cが口金部材35に当たつてそれ以上
の変形を阻止されるように口金部材35の筆記軸
挿通孔35aの径を選んで、板バネ41a〜41
cの耐久性を保証している。
39S,39Tは上記3枚の板バネ41a〜4
1cのうち、筆記式小型電子式計算機をそのクリ
ツプ33が上側にくるようにして斜めに持つたと
きに筆記軸36の斜め上に位置する板バネ41
a,41bのそれぞれ外面に接着固定されたS軸
方向ひずみゲージ、T軸方向ひずみゲージであ
り、このS軸方向及びT軸方向のひずみゲージ3
9S,39Tは、筆記動作に伴う筆記軸36の変
位を検出するセンサとして設けられている。この
ひずみゲージ39S,39Tは、筆記軸36のた
わみ変形により機械的変形を生じてこの機械的変
形量を電気的変化量に変換するもので、このひず
みゲージ39S,39Tも、引張りひずみにより
その電気抵抗値が増大し、圧縮力ひずみにより抵
抗値が減少する特性をもつている。この各ひずみ
ゲージ39S,39Tは、第1図に示すようにリ
ード線42a,42bによつて上記計算機本体部
の配線基板18に接続されている。
また、2枚の板バネ41a,41bの間に、一
端が金属外筒34から外部に突出し、他端が筆記
軸36に当接するようにして、訂正キー43が設
けられる。この訂正キー43は、第3図に示すよ
うに金属外筒34の先端部にケース10の軸方向
に対して上記クリツプ33と同一方向に設けられ
る貫通孔34aを介して、一端が金属外筒34の
外部に突出するもので、筆記式小型電子式計算機
をそのクリツプ33が上側にくるようにして斜め
に持つたときに人差し指等で押圧操作することに
より、筆記軸36に通常の筆記動作時に加わる筆
記圧とは逆方向の筆記圧が加えられ、ひずみゲー
ジ39Sおよび39Tに正負が反対の機械的変形
が作用する。
つまり、この筆記式小型電子式計算機は、第2
図に示すようにケース10を右手で斜めに把持し
てクリツプ33を上方に向けたとき、液晶表示部
14が筆記する人の側に向けられ、且つ、筆記軸
36を弾圧する板バネ41aおよび41bは第4
図の如く、それぞれ斜め左上方および斜め右上方
に位置付けられる。このため、この状態のまま筆
記チツプ36aを筆記面に押し当てて筆記動作を
行なえば、板バネ41aおよび41bは必ず上方
に撓められ、これによつて、ひずみゲージ39S
および39Tは常に圧縮変形されることになる。
筆記動作をやめて筆記チツプ36aを筆記面から
離せば筆記軸36が中立状態に保持されるから、
通常の筆記動作では、板バネ41aおよび41b
が上方に撓められることはなく、従つて、ひずみ
ゲージ39Sおよび39Tは引張変形されること
はない。しかし、訂正キー43を押圧操作して、
筆記軸36を下方に押下げた場合は、板バネ41
aおよび41bは筆記軸36を弾圧する付勢力に
よつて筆記軸36の移動とともに下方に撓むこと
になり、ひずみゲージ39Sおよび39Tは引張
変形されるのである。
次いで上記筆記字形認識回路について説明す
る。第5図は上記筆記入力式小型電子式計算機の
回路を示したもので、44はCPUであり、この
CPU44には、標準パターン登録モードと認識
モードとを切換えるモードキー15、スキツプキ
ー16及びクリアキー17が接続される。この場
合、モードキー15の操作信号は、バイナリカウ
ンタ45を介して入力される。また、ひずみゲー
ジ39S,39T,39Zはそれぞれ一端がVDD
電源に接続され、他端が抵抗46,47,48を
介してVSS電源と接続される。上記ひずみゲージ
39S,39T,39Zと抵抗46,47,48
それぞれの接続点は、アンプ49,50,51を
介してA/D変換器52,53,54に接続され
る。このA/D変換器52,53,54は、ひず
みゲージ39S,39T,39Zからアンプ4
9,50,51を介して増幅されて送られてくる
アナログの抵抗値信号をデジタルのデータに変換
するもので、その出力データは波形切出し部55
に送出される。この波形切出し部55は、内部に
1秒カウンタ551、訂正キー43の操作を検出
する訂正モード検出回路552を備えるもので、
CPU44からの制御指令により入力信号の波形
を切出してデータメモリ56に記憶し、その後、
標準化データメモリ57へ転送する。この標準化
データメモリ57は、CPU44からの指令によ
り、パターン登録モードでは登録標準パターン部
58に記憶データを出力し、認識モードでは認識
演算部59へ記憶データを出力する。上記登録標
準パターン部58は、例えば数字、記号等に対す
る各標準パターンを記憶しており、CPU44か
らの指令に従つてその記憶データを認識演算部5
9に出力する。この認識演算部59は、内部に最
大相関値検出部591を有し、標準化データメモ
リ57に書込まれたデータを登録標準パターン部
58に記憶している標準パターンと比較演算して
文字認識を行ない、最大相関値検出部591に比
較演算の相関値を記憶するとともに、認識結果を
CPU44に出力する。CPU44は、認識演算部
59で認識された結果を演算メモリ部60へ出力
する。この演算メモリ部60は、CPU44から
の認識結果データに従つて演算を行ない、その演
算の結果を記憶する。そして、その記憶内容が、
液晶表示部14に送られ、表示される。
次にこの筆記字形認識回路の動作を説明する。
認識演算部59には、例えば数値「0」〜「9」、
小数点「.」、フアンクシヨン記号「+」「−」
「×」「÷」「=」の標準パターンが予め登録され
ているが、この標準パターンは、モードキー15
を操作してパターン登録モードを指定することに
より、任意に設定することができる。
しかして、パターン登録モードを終了し、次に
モードキー15により文字入力モードを指定した
状態で、所望の文字を筆記入力すると、筆記軸3
6に加わる圧力がひずみゲージ39S,39T,
39Zにより検出される。第6図aはひずみゲー
ジ39Sおよび39Tで検出される信号電圧の波
形例を示す。通常の筆記時には、その筆記文字と
は関係なく、ひずみゲージ39Sおよび39Tに
は圧縮変形が作用し、その抵抗値は減少するから
その電圧は常に基準電位に対して「+」の値をと
るものとなる。そして、この検出信号は、アンプ
49,50,51により増幅された後、A/D変
換器52,53,54によりデジタルデータに変
換されて波形切出し部55に送られる。この波形
切出し部55は、CPU44からの制御指令によ
りS軸、T軸、Z軸のそれぞれに対応した入力信
号を、内部に備えられた零点ラツチ回路s0,t0
z0(図示せず)にラツチされたデータと比較し、
一致信号“0”または不一致信号“1”を出力す
る。この場合、一致信号“0”の数が筆記入力の
ストローク数を表わすものとなる。また、波形切
出し部55内の1秒カウンタ551は、上記零点
ラツチ回路z0からの一致信号“0”が入力されて
いる間、すなわち筆記入力がなされない間の計時
動作を行なうもので、零点ラツチ回路z0から不一
致信号“1”が入力された場合にリセツトされ、
その計時値が1秒に相当するものとなつた時に一
文字分の筆記入力が終了したと判断する。波形切
出し部55で入力信号から切出された波形データ
及びストローク数のデータは、データメモリ56
に記憶されるとともに、標準化データメモリ57
に送られる。標準化データメモリ57は、データ
メモリ56に記憶されたS軸、T軸、Z軸のそれ
ぞれに対応した入力信号を、各12個のデータ、
DS1,DS2,……,DS12,DT1,DT2,
……,DT12,DZ1,DZ2,……,DZ12と
して間引いて標準化し、記憶するもので、この記
憶データは、CPU44の指令により認識演算部
59に送られる。認識演算部59では、まず、デ
ータメモリ56に記憶されている筆記入力文字の
ストローク数データと、登録標準パターン部58
に記憶されている登録文字の標準パターンのスト
ローク数データとを比較する。そして、比較の結
果、両データが一致した際に、標準化データメモ
リ57に記憶されている標準化されたパターンデ
ータと、登録標準パターン部58に記憶されてい
るストローク数データの一致した登録文字の標準
パターンとを読出して、そのS軸、T軸、Z軸の
それぞれに対応した相関値DSi,DTi,DZiを算
出する。そして、この相関値DSi,DTi,DZiを
加算し、その加算結果Siを上記登録標準パターン
部58に記憶されている登録文字の標準パターン
のアドレスとともに最大相関値検出部591に記
憶させる。その後、登録標準パターン部58に記
憶されている登録文字の標準パターンのうち、ス
トローク数データの一致した他の登録文字の標準
パターンを続出して、同様の処理を行ない、その
加算結果Siがより大きい場合には、その加算結果
Siを新たにその登録文字の標準パターンのアドレ
スとともに最大相関値検出部591に更新記憶さ
せる。こうして最終的に最大相関値検出部591
に記憶された登録文字の標準パターンのアドレス
により、CPU44がその登録文字の標準パター
ンを登録標準パターン部58より読出し、演算メ
モリ部60に記憶させて、液晶表示部14に認識
文字として表示させるものである。この場合、
CPU44は、文字認識中に演算記号が含まれて
いれば、認識演算部59においてその演算を行な
わせ、その演算結果を演算メモリ部60に送り、
液晶表示部14に表示させる。
以上は通常の筆記動作を示すもので、液晶表示
部14に表示された認識文字が使用者の筆記した
文字と異なるものであつた場合、使用者は訂正キ
ー43を押圧操作する。すると、この訂正キー4
3の操作により、ひずみゲージ39Tは、前述し
た如く、引張変形されるためその抵抗値が増大
し、第6図aに示したような通常の筆記動作に伴
う「+」の値の検出信号ではなく、第6図bに波
形を示すような零点基準電位に対して「−」の値
の検出信号を出力する。この信号は、アンプ50
により増幅された後、A/D変換器53でデジタ
ルデータに変換されて波形切出し部55に入力さ
れる。波形切出し部55の訂正モード検出回路5
52は、上記零点ラツチ回路t0にラツチされた零
点データとA/D変換器53からのデータを比較
し、この「−」の値の信号を検出するためのもの
で、このように「−」の値の信号を検出した場合
は、CPU44がこれにより最終的に認識演算部
59の最大相関値検出部591に記憶された認識
文字の相関値の加算結果Siとその登録文字の標準
パターンのアドレスとを訂正する。その結果、第
2番目に大きかつた相関値の加算結果Siがその登
録文字の標準パターンのアドレスとともに新たに
最大相関値検出部591に設定され、CPU44
によりこれが演算メモリ部60に記憶されて、液
晶表示部14に第2番目に大きかつた相関値の加
算結果Siの登録文字が表示されるようになるもの
である。ここで、続けてその後の計算動作を実行
すれば、上記第2番目に大きかつた相関値の加算
結果Siの登録文字が認識文字として演算に用いら
れ、また、再び訂正キー43を押圧操作すると、
上記と同様にして最大相関値検出部591に第3
番目に大きかつた相関値の加算結果Siがその登録
文字の標準パターンのアドレスとともに訂正設定
され、その登録文字が液晶表示部14に表示され
るようになるものである。
このように、訂正キー43を操作することによ
り、筆記軸36に筆記時と反対方向の圧力を加え
てこれを検出し、認識文字の訂正を行なうように
したので、訂正に要する操作がより簡単なものと
なつた。
なお、上記実施例にあつては、訂正処理は相関
値の高いものから順次読出させるようにしたが、
これはただ単にストローク数の等しいものを登録
標準パターン部58から順番に読出させるように
してもよく、また、クリア処理として、再度筆記
入力するようにしてもよい。
またさらに、訂正キー43を設けないようにす
ることも考えられる。この場合、訂正時には、本
装置をその軸を中心にして外周面に沿つて回動し
上下を逆にした状態で把持して、筆記軸に筆記圧
を加えるようにすれば、上記実施例と同様の動作
を行なうことが可能となる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、ケースを持ち
変えずとも容易に認識文字の訂正を行なうことの
できる、極めて操作性に優れた筆記式データ入力
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は第2図のA−A線に沿う構造断面図、第2図
は筆記入力式小型電子式計算機の外観斜視図、第
3図は第1図のB−B線に沿う拡大断面図、第4
図は筆記軸周囲の構造を示す拡大斜視図、第5図
は筆記入力式小型電子式計算機の回路構成を示す
ブロツク図、第6図は筆記動作にともなうひずみ
ゲージの出力信号を示す図である。 10……ケース、14……液晶表示部、15…
…モードキー、16……スキツプキー、17……
クリアキー、36……筆記軸、39S,39T,
39Z……ひずみゲージ、41a〜41c……板
バネ、43……訂正キー、44……CPU、55
……波形切出し部、551……1秒カウンタ、5
52……訂正モード検出回路、56……データメ
モリ、57……標準化データメモリ、58……登
録標準パターン部、59……認識演算部、591
……最大相関値検出部、60……演算メモリ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筆記具型のケーシングと、 ボールペン先を有したこのペン先がケーシング
    から突出され、筆記により偏心するように他端が
    ケーシング内部で支持される筆記軸と、 この筆記軸に対し筆記時以外ではケーシングの
    中心に位置するように外力を与える軸位置保持手
    段と、 上記筆記軸の偏心量を計測する手段であつて、
    筆記軸の紙面押当方向に対して略45度に振分け設
    置される第1と第2の計測手段と、 この第1と第2の計測手段から出力される正の
    出力を文字入力信号とし、上記第1、第2の計測
    手段の少なくとも一方の負の出力を特定の命令信
    号として処理する制御手段と を具備したことを特徴とする筆記式データ入力装
    置。
JP1985077069U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH0413717Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985077069U JPH0413717Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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