JPH04136913A - 平面光源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、平面光源装置に関し、特に薄型軽量の広告看
板、表示装置、平面照明器具などに好適な平面光源装置
に関する。

〔従来の技術〕

広告看板、表示装置、平面照明器具などに用いる従来の
平面光源装置としては、ハウジング内に複数本の蛍光灯
などの線状光源を設置すると共に、この蛍光灯から相当
距離を離してアクリル乳半板などの拡散板を配置した構
造のものが主として用いられている。

これらの平面光源は、電飾看板や各種表示装置に用いら
れているが、近年特に、全体サイズの大型化と共に、軽
量薄型の要請が強い。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、薄型化のために照光面に蛍光灯などの線
状光源を近接させると輝線が現れ、そしてこのような輝
線を解消させようと遮蔽部材や厚めの拡散板を使用する
と全体としての輝度が低下して光量の利用効率が低下す
ると共に重量が増加する。

この発明は、上述の背景に基づきなされたものであり、
その目的とするところは、輝度を低下させずに薄型にす
ることができると共に、軽量化を図ることができる平面
光源装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するこの発明による平面光源装置は、 線状光源または線状に配列された光源の複数を平行に配
列して内蔵しており、この光源の背面には反射面を備え
、かつその前面には拡散シートを備えた平面光源装置で
あって、 この拡散シートが、チタン顔料含有ポリ塩化ビニル樹脂
をポリエステル布に積層・含浸した拡散フィルムからな
り、拡散フィルム全体の厚さが０、　７０ｍｍ〜０．　
１８＋ｎｍであり、ポリエステル布の厚さが０．０５ｍ
ｍ〜０．　２ｎ＋ｍであり、ポリ塩化ビニル樹脂層の層
厚が全体の６０％以上である。

〔作　用〕

上記構成からなるこの発明では、以下のように作用機能
する。

この平面光源装置は、線状光源または線状に配列された
光源の複数を平行に配列して内蔵されている。

この光源の背面には反射面を備え、かつその前面には拡
散シートを備えているので、光源からでた光は、直接、
および反射面により間接に拡散シートに到達する。

この拡散シートは、チタン顔料含有ポリ塩化ビニル樹脂
をポリエステル布に積層した拡散フィルムからなり、拡
散フィルムが特定の厚み構成を持つので、チタン顔料粒
子、ポリエステル繊維などが透過光を、多量に吸収する
ことなく散乱させる。

〔実施例〕

この発明を、以下の実施例により、より具体的に説明す
る。

第１図は、この発明による拡散フィルムの一例の断面図
である。

この拡散フィルム１は、ポリエステル布２に、チタン顔
料、その他可塑剤などを混練したポリ塩化ビニル樹脂３
を積層・含浸したフィルムであって、前面側に０．０５
ｍｍ厚の汚れ防止層４および裏面側にＱ、０５ｍｍ厚の
静電防止層５が塗布されている。

この拡散フィルムのサイズは、用途に応じて適宜選択変
更できるが、その厚さについては、拡散フィルム全体の
厚さ　９ｔが０．７０ｍｍ〜０．１８ｍ　ｍ　ｓ　好ま
しくは０．　４〜０．　３ｍｍであり、ポリエステル布
の厚さｇｐが０．０５ｍｍ〜０．２□□、好ましくは０
．０８〜０．１５ｍ１ｌ＋であり、ポリ塩化ビニル樹脂
層の層厚が全体の６０％以上、好ましくは６５％〜８０
％である。

第２図に、この発明の光源装置の一例の断面図を示す。

この装置例は、線状光源である平行配列の蛍光灯６と、
この光源の背面に設けられた反射面７と、蛍光灯６前面
に設けられた拡散フィルム１とからなり、表示装置とし
て用いられるこの装置は、拡散フィルム１の前面に３〜
５＋ｎ＋ｎ厚のアクリル透明板８と、フィルム１とアク
リル透明板８との間に挟持されたカラーコルトン（透過
用写真）９と備え、これらを支持するハウジング１０か
らなる。

第３図に、この発明の光源装置の一例の断面外観図を示
す。

この例では、箱型のハウジング１０に、平行に配列され
た複数の蛍光灯６と、蛍光灯６背面の反射板７とを内蔵
し、最前面には、アクリル透明板８が設けられ、その内
面には拡散フィルム１カ′τ配設されている。なお、拡
散フィルムの固定は、通常に用いられている手段（図示
せず）を利用することができる。

上記実施例では、蛍光灯６から出射された光が、直接に
、また反射面７からの反射光が拡散フィルム１を透過す
る。蛍光灯７近傍の拡散フィルム面では、光量が多くな
るが、拡散フィルムの散乱効果により、均一な光となっ
てこのフィルム１を透過する。

上記実施例で用いた拡散フィルムに替えて、アクリル拡
散板（乳半アクリライト４２２．４３２、三菱レイヨン
（株）製）を表示装置を組み立てて、本願発明による表
示装置との比較評価を行った。

その結果、比較例に比べて透過率は、１０％改良され、
しかも拡散率も、１０％向上した。

実施例の性能を、従来の上記アクリル拡散板で実現しよ
うとすると、本願実施例の６０ｍｍの厚みから２００　
ｎｖの厚みにしなくてはならなかった。

また、本願発明に実施例による装置について、表示面の
全体の輝度の均一性を評価したが、肉眼では輝度ムラを
観測することができなかった。

〔発明の効果〕

この発明により以下のような効果を得ることができる。

この平面光源装置の拡散フィルムは、チタン顔料含有ポ
リ塩化ビニル樹脂をポリエステル布に積層含浸した拡散
フィルムからなり、拡散フィルムが特定の厚み構成を持
つので、チタン顔料粒子、ポリエステル繊維などが透過
光を、多量に吸収することなく散乱させる。

従って、このフィルムを用いた装置は、輝度を低下させ
ずに薄型にすることができると共に、軽量化を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明による一実施例の拡散フィルムの断
面図、第２図は、この発明による光源装置の一実施例の
断面図、第３図は、この発明による光源装置の一実施例
の断面外観図である。 １・・・拡散フィルム、２・・・ポリエステル布、３・
・・チタン顔料含有ポリ塩化ビニル樹脂、４・・・汚れ
防止層、５・・・静電防止層、６・・・蛍光灯、７・・
・反射面、８・・・アクリル透明板、９・・・透過用写
真、１ｏ・・・ハウジング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、線状光源または線状に配列された光源の複数を平行
   に配列して内蔵しており、該光源の背面には反射面を備
   え、かつその前面には拡散シートを備えた平面光源装置
   であって、前記拡散シートが、チタン顔料含有ポリ塩化
   ビニル樹脂をポリエステル布に積層・含浸した拡散フィ
   ルムからなり、該拡散フィルム全体の厚さが０．７０ｍ
   ｍ〜０．１８ｍｍであり、該ポリエステル布の厚さが０
   ．０５ｍｍ〜０．２ｍｍであり、該ポリ塩化ビニル樹脂
   層の層厚が全体の６０％以上である平面光源装置。