JPH0413648Y2 - - Google Patents

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JPH0413648Y2
JPH0413648Y2 JP7166385U JP7166385U JPH0413648Y2 JP H0413648 Y2 JPH0413648 Y2 JP H0413648Y2 JP 7166385 U JP7166385 U JP 7166385U JP 7166385 U JP7166385 U JP 7166385U JP H0413648 Y2 JPH0413648 Y2 JP H0413648Y2
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electrode
sample
indicator
comparison
electrodes
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 技術の利用分野 本考案は、フロースルー型イオン濃度測定装置
のコンタミネーシヨンを検出する技術に関する。
ロ 従来技術 フロースルー型イオン濃度測定装置は、異なる
試料を測定セルに断続的に流入させて計測を行な
うため、前回に測定した試料が今回測定しようと
する試料に混入してコンタミネーシヨンを生じる
という問題を抱えている。
このような問題を解消するため、残留試料を払
拭し得る程度の試料を流入させるに足る試料注入
時間を設定し、この時間経過後の出力を測定値と
する手法や、試料注入時における電極間電位が一
定値に落着いた時点を洗浄終了とみなしてこの時
の電極電位を測定値とする手法が採られている。
しかしながら、前者の手法においては過剰の試
料を流したり、またコンタミネーシヨンを残した
状態での出力信号を測定値とする虞れがあり、ま
た後者の手法においては、洗浄が不十分な状態で
の安定値を持つて測定値とする虞れがあつた。
ハ 目的 本考案はこのような問題点に鑑み、コンタミネ
ーシヨン状態が終つた時点での電極電位を測定値
として試料の無駄を防止するばかりでなく、正確
な測定値を得ることができるフロースルー型イオ
ン濃度測定装置を提供することを目的とする。
ニ 考案の構成 すなわち、本考案が特徴とするところは、上下
流2箇所における2つの電極間電位の一致を検出
して、これをコンタミネーシヨン終了とするよう
にした点にある。
ホ 実施例 そこで、以下に本考案の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すものであつ
て、図中符号1は、一端が電磁弁2,3を介して
試料注入口4と洗浄液槽5に、また他端が吸引ポ
ンプ6に連通する試料移送パイプで、同一仕様の
2本の指示電極からなる第1、第2の指示電極
7,8が上下流関係を持つて設けられ、さらにこ
れら第1、第2の2本の指示電極7,8の下流側
に比較電極9が設けられ、一方の指示電極、この
実施例では第1の指示電極7と比較電極8からの
出力を測定値として測定回路10に出力するよう
に構成されている。11,12は、それぞれ差動
増幅器で、一方の入力端子は比較電極9に接続さ
れ、また他方の入力端子は第1、第2の指示電極
7,8に接続されている。13は、比較回路で、
その入力端子は2個の差動増幅器11,12の出
力端子に接続し、2入力の差分が設定値以下にな
つたことを検出して信号を出力するように構成さ
れている。14は、制御回路で、比較回路13か
らの信号を受けて電磁弁2,3を閉塞し、同時に
ポンプ6を作動して停止するものである。
この実施例において、ポンプ6を作動して電磁
弁2を開放すると、試料移送パイプ1に試料溶液
が流入する。この時点においては、試料移送パイ
プ1に前回の試料や洗浄液が残留していないた
め、第1の指示電極7と比較電極9の電極間電位
差、及び第2の指示電極8と比較電極9の電極間
電位差は、試料溶液の流入とほぼ同時に同一レベ
ルに達する。これにより比較回路13から信号が
出力して制御回路14により電磁弁2が閉塞さ
れ、同時にポンプ6が停止されて無用な試料の注
入を阻止する。この第1の指示電極7と比較電極
9からの信号は、測定回路10に入力して試料溶
液のイオン濃度が検出される。
第1の試料溶液についてのイオン濃度測定が終
了した時点で、電磁弁3を開いて試料移送パイプ
1に洗浄液を注入すると、注入初期においては、
上流側に位置する第1の指示電極7は洗浄液に、
また第2の指示電極8は前回の試料溶液に接した
状態となるため(第2図)、第1の指示電極7
と比較電極9の電極間電位差と、第2の指示電極
8と比較電極9の電極間電位差の間には大きなレ
ベル差が発生し、比較回路13からの信号が出力
せず、したがつて電磁弁3は開放状態を、またポ
ンプ6は作動状態を維持して洗浄液の注入を継続
する(同図)。このようにして試料移送パイプ
1が必要にして十分な洗浄を受けると、第1の指
示電極7と第2の指示電極8は、共に洗浄液に浸
漬されて(同図)、両者の電極間電位差が同一
レベルとなり、信号を出力して電磁弁3を閉じ、
同時にポンプ6を停止して洗浄液の無用な注入を
阻止する。洗浄が終了した時点で、電磁弁2を開
いて新しい試料溶液を注入すると、注入初期にお
いては、試料移送パイプ1内に残留している洗浄
液と新しい試料溶液がコンタミネーシヨンを起す
ため、第1の指示電極7と比較電極9との電極間
電位差と、第2の指示電極8と比較電極9との電
極間電位差に大きなレベル差を生じるため、比較
回路13は信号を出力せず、電磁弁2を開放状態
として試料の注入を継続する。このようにして、
試料の注入を継続して試料移送パイプ1内が新し
い試料に置換されると、第1の指示電極7と比較
電極9との電極間電位差と、第2の指示電極8と
比較電極9との電極間電位差が同一レベルとな
り、電磁弁2が閉じられ無用な試料の注入を防止
する。
以下、このような過程を交互に繰り返しながら
新しい試料についてのイオン濃度測定を行う。
なお、この実施例においては、2本の指示電極
に同一仕様のものを用いているが、仕様が異なる
場合には比較回路13の基準レベルを仕様差に対
応させて予め調節しておくことにより同様の作用
を奏する。
ヘ 効果 以上、説明したように本考案によれば、試料移
送管路に2本の指示電極を上下関係を待つて設
け、各指示電極と比較電極との電極間電位差が設
定レベル以下になる時点を検出するようにしたの
で、試料移送管路中のコンタミネーシヨンの終了
時を確実に検出できて試料溶液や洗浄液の無用な
消費を防止できるばかりでなく、コンタミネーシ
ヨンのない状態の出力を測定値として取込んでイ
オン濃度を高い精度で測定することができる。ま
た、2本の指示電極を用いているため、指示電極
の劣化を検出することが可能となつて分析ミスの
発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す装置の構成
図、第2図は、同上装置の動作を示す説明図であ
る。 1……試料移送パイプ、2,3……電磁弁、
7,8……指示電極、9……比較電極、11,1
2……差動増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端がそれぞれ止弁を介して試料注入口、及び
    洗浄液槽に、他端が排出口に連通する試料移送パ
    イプに上下流関係を持つて設けた第1、第2の指
    示電極、及び比較電極と、前記各指示電極と比較
    電極の電極間電位差を設定値と比較する比較回路
    と、該比較回路からの信号により前記止弁を作動
    する制御回路と、前記指示電極の一方と比較電極
    の電極間電位差を指示する測定回路からなるイオ
    ン濃度測定装置。
JP7166385U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0413648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7166385U JPH0413648Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JP7166385U JPH0413648Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JPS61187454U JPS61187454U (ja) 1986-11-21
JPH0413648Y2 true JPH0413648Y2 (ja) 1992-03-30

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