JPS6132364Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132364Y2 JPS6132364Y2 JP10641179U JP10641179U JPS6132364Y2 JP S6132364 Y2 JPS6132364 Y2 JP S6132364Y2 JP 10641179 U JP10641179 U JP 10641179U JP 10641179 U JP10641179 U JP 10641179U JP S6132364 Y2 JPS6132364 Y2 JP S6132364Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- electrophoresis
- voltage
- bubbles
- migration
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000001962 electrophoresis Methods 0.000 claims description 22
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 16
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 12
- 230000005012 migration Effects 0.000 claims description 9
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 3
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電気泳動分析装置に関するものであ
る。電気泳動法の一つとして知られている細管式
等速電気泳動分析法は、一定内径(均一断面)の
細い管路(キヤピラリチユーブ、たとえば0.5mm
φ)内にターミナル液とリーデイング液を充填
し、その境界面に試料、つまり荷電状態になる物
質(アミノ酸、ペプチド類、生体物質など)の試
料を入れ、この細い管路の両端につながるターミ
ナル液電極槽、リーデイング液電極槽を介して定
電流を供給しそれによつて等速電気泳動を行な
い、被検出物を分離して適当な検出器を用いて定
性及び、定量するものである。ところで、この細
い管路(泳動管)内で電気泳動を行なわせるため
に通常、管の両端に直流の電圧(数KV〜30KV)
を印加することが必要となる。管の両端に印加す
べき電圧は管内に充てんされる液の抵抗と、等速
電気泳動を行なうため管内に流すべき一定の電流
との積で決まる。従つて通常の分析においては管
の両端に発生する電圧は管内にリーデイング液の
みが流れている分析の初期に低く、試料やターミ
ナル液が混在して流れるに従つて連続的に高くな
つてくる。
る。電気泳動法の一つとして知られている細管式
等速電気泳動分析法は、一定内径(均一断面)の
細い管路(キヤピラリチユーブ、たとえば0.5mm
φ)内にターミナル液とリーデイング液を充填
し、その境界面に試料、つまり荷電状態になる物
質(アミノ酸、ペプチド類、生体物質など)の試
料を入れ、この細い管路の両端につながるターミ
ナル液電極槽、リーデイング液電極槽を介して定
電流を供給しそれによつて等速電気泳動を行な
い、被検出物を分離して適当な検出器を用いて定
性及び、定量するものである。ところで、この細
い管路(泳動管)内で電気泳動を行なわせるため
に通常、管の両端に直流の電圧(数KV〜30KV)
を印加することが必要となる。管の両端に印加す
べき電圧は管内に充てんされる液の抵抗と、等速
電気泳動を行なうため管内に流すべき一定の電流
との積で決まる。従つて通常の分析においては管
の両端に発生する電圧は管内にリーデイング液の
みが流れている分析の初期に低く、試料やターミ
ナル液が混在して流れるに従つて連続的に高くな
つてくる。
ところで、等速電気泳動を行なうために管に流
す電流が大きい程泳動速度が大きくなるため分析
に要する時間は短締され分析の能率向上が期待で
きるが、一方同時に管に流す電流を大きくすると
管内での発熱が大きくなり泳動液内に気泡が発生
するという問題が起つてくる。泳動管内に気泡が
発生し成長してくると遂には管内で液を完全に遮
断することになり管路の抵抗は無限大に近くなり
泳動を行なわせるための電流が供給されないとい
う不都合が生じる。
す電流が大きい程泳動速度が大きくなるため分析
に要する時間は短締され分析の能率向上が期待で
きるが、一方同時に管に流す電流を大きくすると
管内での発熱が大きくなり泳動液内に気泡が発生
するという問題が起つてくる。泳動管内に気泡が
発生し成長してくると遂には管内で液を完全に遮
断することになり管路の抵抗は無限大に近くなり
泳動を行なわせるための電流が供給されないとい
う不都合が生じる。
さらに、このように管路を完全に遮断するには
いたらぬような程度の小さな気泡の発生において
もノイズの発生や等速電気泳動の原理である均一
な内径の管路という条件が乱され分析の再現性に
大きく影響を与えることがある。
いたらぬような程度の小さな気泡の発生において
もノイズの発生や等速電気泳動の原理である均一
な内径の管路という条件が乱され分析の再現性に
大きく影響を与えることがある。
この考案にかかる電気泳動分析装置は上述の問
題点を解消するため考案されたものであり、泳動
管の両端に発生する管電圧の時間に対する変化を
検出する検出機構を設け、この検出機構からの信
号により気泡を検出することを特徴としており、
これによつて分析に適用できる最大電流値を予測
することが可能となり、さらに気泡の発生を検知
し分析装置を自動的に停止したり、分析条件の変
更のための信号を発生することが可能となる。
題点を解消するため考案されたものであり、泳動
管の両端に発生する管電圧の時間に対する変化を
検出する検出機構を設け、この検出機構からの信
号により気泡を検出することを特徴としており、
これによつて分析に適用できる最大電流値を予測
することが可能となり、さらに気泡の発生を検知
し分析装置を自動的に停止したり、分析条件の変
更のための信号を発生することが可能となる。
以下図に示す実施例によつてこの考案を詳述す
る。なおこれによつてこの考案が限定されるもの
ではない。
る。なおこれによつてこの考案が限定されるもの
ではない。
第1図において、細管式電気泳動分析装置1は
ターミナル液電極槽2、試料注入口3と検出器4
を設置した泳動管5、リーデイング液電極槽6及
び定電流装置7とを図のように接続して構成され
ている。
ターミナル液電極槽2、試料注入口3と検出器4
を設置した泳動管5、リーデイング液電極槽6及
び定電流装置7とを図のように接続して構成され
ている。
定電流装置7は第2図において、泳動管5に流
れる電流を電流検出抵抗11に発生する電位差と
して検出し、基準電圧12との偏差を増巾器13
で増巾し、制御用トランジスタ14を制御して
DC−DCコンバータ15への入力電圧を制御して
泳動管5に流れる電流を常に一定に保つように動
作する。第3図は、通常の等速電気泳動分析を行
なつた場合の泳動管の両端に発生する管電圧KV
の時間Tに対する変化を示したものであり、管内
に気泡の発生がない場合は、この図のように、こ
の管電圧は連続的に緩い変化をする。
れる電流を電流検出抵抗11に発生する電位差と
して検出し、基準電圧12との偏差を増巾器13
で増巾し、制御用トランジスタ14を制御して
DC−DCコンバータ15への入力電圧を制御して
泳動管5に流れる電流を常に一定に保つように動
作する。第3図は、通常の等速電気泳動分析を行
なつた場合の泳動管の両端に発生する管電圧KV
の時間Tに対する変化を示したものであり、管内
に気泡の発生がない場合は、この図のように、こ
の管電圧は連続的に緩い変化をする。
一方、第4図には管内に気泡が発生する場合の
同じ管電圧の変化を示す。この図において明らか
なように、気泡の発生によつて液抵抗が不連続的
な変化を示していることが判る。
同じ管電圧の変化を示す。この図において明らか
なように、気泡の発生によつて液抵抗が不連続的
な変化を示していることが判る。
第5図は気泡検出回路の一例である。21は微
分増巾器で、この入力には第3図または第4図に
示した管電圧信号と相似の入力信号が加えられ
る。この場合、第3図のような緩やかに変化する
信号に対しては出力信号が出ないが、第4図に示
すように気泡発生による急峻な変化を伴なう信号
に対しては出力信号が得られ、これによつてトラ
ンジスタ22がONとなり、パイロツトランプ2
3が点灯し、泳動管内での気泡の発生が検知でき
る。この例では気泡の発生をパイロツトランプの
点滅で監視しているが、増巾器の出力信号によつ
てリレーを動作させるなどして、分析装置の自動
停止、ブザーなどの警報器を動作させることもで
きる。さらに、気泡検出回路が初めての気泡を検
出するとこの出力によつて泳動管に流す電流値を
より小さな値に自動的に切換えることによつて、
以後の気泡の成長を遅らせながら分析を続けると
いうような動作も可能となり、精度の高い電気泳
動装置を得ることができるのである。
分増巾器で、この入力には第3図または第4図に
示した管電圧信号と相似の入力信号が加えられ
る。この場合、第3図のような緩やかに変化する
信号に対しては出力信号が出ないが、第4図に示
すように気泡発生による急峻な変化を伴なう信号
に対しては出力信号が得られ、これによつてトラ
ンジスタ22がONとなり、パイロツトランプ2
3が点灯し、泳動管内での気泡の発生が検知でき
る。この例では気泡の発生をパイロツトランプの
点滅で監視しているが、増巾器の出力信号によつ
てリレーを動作させるなどして、分析装置の自動
停止、ブザーなどの警報器を動作させることもで
きる。さらに、気泡検出回路が初めての気泡を検
出するとこの出力によつて泳動管に流す電流値を
より小さな値に自動的に切換えることによつて、
以後の気泡の成長を遅らせながら分析を続けると
いうような動作も可能となり、精度の高い電気泳
動装置を得ることができるのである。
第1図はこの考案に係る電気泳動分析装置の機
能説明図、第2図はその定電流装置の構成説明
図、第3図は正常な分析の場合の泳動管両端の電
圧変化、第4図は気泡が発生する場合の泳動管両
端の電圧変化、第5図は気泡発生検出回路の一例
である。 1:細管式電気泳動分析装置、2:ターミナル
液電極槽、3:試料注入口、4:検出器、5:泳
動管、6:リーテイング液電極槽、7:定電流装
置、11:電流検出抵抗、12:基準電圧、1
3:増巾器、14:制御用トランジスタ、15:
DC−DCコンバータ、21:微分増巾器、22:
トランジスタ、23:パイロツトランプ。
能説明図、第2図はその定電流装置の構成説明
図、第3図は正常な分析の場合の泳動管両端の電
圧変化、第4図は気泡が発生する場合の泳動管両
端の電圧変化、第5図は気泡発生検出回路の一例
である。 1:細管式電気泳動分析装置、2:ターミナル
液電極槽、3:試料注入口、4:検出器、5:泳
動管、6:リーテイング液電極槽、7:定電流装
置、11:電流検出抵抗、12:基準電圧、1
3:増巾器、14:制御用トランジスタ、15:
DC−DCコンバータ、21:微分増巾器、22:
トランジスタ、23:パイロツトランプ。
Claims (1)
- ターミナル液電極槽、試料注入口及び検出器を
設置した泳動管、並びにリーデイング液電極槽な
どを順に接続して両電極槽を介して泳動管に直流
電圧を印加して試料の泳動を行う分析装置におい
て、前記泳動管の両端に発生する管電圧の時間に
対する変化を検出する検出機構を設け、この検出
機構からの信号により気泡を検出することを特徴
とする電気泳動分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10641179U JPS6132364Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10641179U JPS6132364Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5623451U JPS5623451U (ja) | 1981-03-03 |
| JPS6132364Y2 true JPS6132364Y2 (ja) | 1986-09-20 |
Family
ID=29339051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10641179U Expired JPS6132364Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6132364Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5940512U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-15 | 愛知機械工業株式会社 | ロッカ−カバ−の油分離機構 |
-
1979
- 1979-07-31 JP JP10641179U patent/JPS6132364Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5623451U (ja) | 1981-03-03 |
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