JPH0342369Y2 - - Google Patents

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JPH0342369Y2
JPH0342369Y2 JP4767385U JP4767385U JPH0342369Y2 JP H0342369 Y2 JPH0342369 Y2 JP H0342369Y2 JP 4767385 U JP4767385 U JP 4767385U JP 4767385 U JP4767385 U JP 4767385U JP H0342369 Y2 JPH0342369 Y2 JP H0342369Y2
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tube
pretube
flow path
switching valve
electrode tank
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JP4767385U
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は電気泳動装置に関し、詳しくは尿、
血液、海水などの試料に含まれる微量成分を検出
しうる電気泳動装置に関する。
(ロ) 従来の技術 たとえば試料が海水である場合、海水は多量の
塩素イオン成分を含有しその塩素イオン成分は易
動度が大であるため、従来の電気泳動によれば、
目的の微量成分が検出される前に延々と塩素イオ
ン成分が検出されることとなる。これは換言すれ
ば無駄な分析時間を用していることである。
これを解決する方法として、特開昭58−19950
号公報に開示されているように、電気泳動を2段
階に分けて第1段階の電気泳動で目的の微量成分
と塩素イオン成分とを粗分離し、先に出てくる塩
素イオン成分を除去したのち第2段階の電気泳動
で目的の微量成分を精密分離することとし、かつ
第1段階の電気泳動は太径のプレチユーブで大電
流を用い、第2段階の電気泳動は細径のキヤピラ
リーチユーブで小電流を用いて行うようにして分
析時間の短縮と微量成分の安定検出とを一挙に実
現した電気泳動装置が知られている。
しかし、上記装置では、通常のターミナル電極
槽及びリーデイング電極槽の他に、もう一つのリ
ーデイング電極槽を必要とするため、構造が複雑
になり装置が高価に付く不都合があつた。
(ハ) 目的 この考案は以上の事情に鑑みなされたもので、
簡単かつ安価な構造で分析時間の短縮と微量成分
の安定検出とが一挙に実現できるようにすること
を目的とするものである。
(ニ) 構成 この考案は可変定電流回路と、この可変定電流
回路の両端にそれぞれ接続されたターミナル電極
槽及びリーデイング電極槽と、流路切換バルブを
介して連結され前記両電極槽を接続するターミナ
ル電極槽側の太径のプレチユーブ及びリーデイン
グ電極槽側の細径のキヤピラリーチユーブと、こ
のプレチユーブ及びキヤピラリーチユーブにそれ
ぞれ設けられた試料注入部及び検出器と、前記流
路切換バルブを介してプレチユーブに接続されプ
レチユーブとリーデイング電極槽とをバイパス接
続するダミーチユーブと、このダミーチユーブと
プレチユーブとを連通させた状態において試料が
電気泳動開始から切換バルブに達する前に流路切
換バルブに流路切換信号を出力してキヤピラリー
チユーブとプレチユーブとを連通させるとともに
可変定電流回路に流路切換前の電流よりも小さい
電流を出力するよう電流値低減信号を出力する制
御手段とを備えてなる電気泳動装置である。
(ホ) 実施例 以下図に示す実施例に基づいてこの考案を詳述
する。なお、これによつてこの考案は限定される
ものではない。
第1図はこの考案の電気泳動装置1の構成説明
図である。
2は可変定電流回路で、この回路の両端にはそ
れぞれターミナル電極槽3及びリーデイング電極
槽4が接続されている。
この両極槽3,4は、流路切換バルブ5を介し
て連結されたターミナル電極槽3側の太径のプレ
チユーブ6及びリーデイング電極槽4側の細径の
キヤピラリーチユーブ7で接続されている。
プレチユーブ6とキヤピラリーチユーブ7とに
は、それぞれ試料注入部8及び電位勾配検出器9
が介設されており、プレチユーブ6とリーデイン
グ電極槽4とは前記流路切換バルブ5を介してプ
レチユーブ6に接続されたプレチユーブ6と同径
のダミーチユーブ10でバイパス接続されてい
る。11は流路切換バルブ5を切換作動させるモ
ータである。
12は計時手段で、可変定電流回路2からの通
電開始信号に基づいて試料の泳動時間を計時する
よう構成されている。この計時手段12、モータ
11及び可変定電流回路2に制御手段13が電気
接続されている。この制御手段13は、この手段
に記憶されている後述するT1と計時手段12か
らの出力信号とが一致したときにモータ11及び
可変定電流回路2にそれぞれ作動信号及び電流値
低減信号を出力するよう構成されている。なお、
制御手段13と計時手段12とはマイクロコンピ
ユータで構成されている。
次に上記装置の作動について説明する、 まず、プレチユーブ6とダミーチユーブ10と
が連通し、試料を注入しないブランク時におい
て、大電流200〜400μAの電流を流してターミナ
ル液とリーデイング液との境界面が試料注入部8
から流路切換バルブ5に至るまでの泳動時間t1
測定する。この際、電圧は第2図のごとく泳動時
間t1まで一直線的に上昇し、その後は異なる大き
な勾配の直線で上昇する。そして電気泳動開始か
ら流路切換バルブ5の切換を開始するまでの時間
T1を次式のごとく設定する。
T1=t1×C なお、ここでCは1に近く1より小さい予め設
定された定数である(例えば0.95)。もちろんタ
ーミナル液とリーデイング液との境界面に試料を
入れても、試料の先端部分は泳動時間t1で流路切
換バルブ5に至るが、Cを1より小さい値にする
のは、試料の先端部分が流路切換バルブ5に到達
する前に、つまり試料の先端が太いダミーチユー
ブ10に流れ込む前に確実に切換えられるように
するためであり、安全を見て(誤差を配慮して)
いるわけである。
次に、プレチユーブ6とダミーチユーブ10と
が連通している状態において試料注入部8からプ
レチユーブ6に試料を注入する。そして、制御手
段13からの通電信号によりプレチユーブ6及び
ダミーチユーブ10に200〜400μAの大電流を流
し、プレチユーブ6で試料を荒分けする。なお、
この際、プレチユーブ6及びダミーチユーブ10
ともに太径、たとえばそれらの内径が0.7〜1mm
φであるため、ターミナル電極槽3とリーデイン
グ電極槽4との間には大電圧は発生しない。次い
で、T1時間経過後に、制御手段13からの作動
信号によりモータ11を駆動させて流路切換バル
ブ5を切換作動させ、プレチユーブ6とキヤピラ
リーチユーブ7とを連通させる。同時に、制御手
段13からの電流値低減信号によりプレチユーブ
6とキヤピラリーチユーブ7とに10〜15μA小電
流を流す。この際、キヤピラリーチユーブ7は細
径、たとえばその内径が0.2mmφであるため、試
料中の目的微量成分の幅(泳動方向の長さ)がダ
ミーチユーブ10のそれに比し、3.5〜5倍に大
きくなり、目的微量成分を精密分離することがで
きる。
以上のごとく装置1を構成することによつて電
極槽が2つでも従来の3電極槽法と同様の効果を
得ることができる。
なお、ダミーチユーブ10にも電位勾配検出器
を介設して通常分析をこの検出器で行ない、流路
切換によつて微量分析を実施例のごとく行なうよ
う構成してもよい。
(ヘ) 効果 この考案によれば、従来より簡単かつ安価な構
造で従来のごとく分析時間の短縮と試料中の微量
成分の安定検出とが一挙に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電気泳動装置−実施例
を示す構成説明図、第2図はこの考案のブランク
時における泳動電圧の時間的変化を示すグラフで
ある。 1……電気泳動装置、2……可変定電流回路、
3……ターミナル電極槽、4……リーデイング電
極槽、5……流路切換バルブ、6……プレチユー
ブ、7……キヤピラリーチユーブ、8……試料注
入部、9……電位勾配検出器、10……ダミーチ
ユーブ、12……計時手段、13……制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可変定電流回路と、この可変定電流回路の両端
    にそれぞれ接続されたターミナル電極槽及びリー
    デイング電極槽と、流路切換バルブを介して連結
    され前記両電極槽を接続するターミナル電極槽側
    の太径のプレチユーブ及びリーデイング電極槽側
    の細径のキヤピラリーチユーブと、このプレチユ
    ーブ及びキヤピラリーチユーブにそれぞれ設けら
    れた試料注入部及び検出器と、前記流路切換バル
    ブを介してプレチユーブに接続されプレチユーブ
    とリーデイング電極槽とをバイパス接続するダミ
    ーチユーブと、このダミーチユーブとプレチユー
    ブとを連通させた状態において試料が電気泳動開
    始から切換バルブに達する前に流路切換バルブに
    流路切換信号を出力してキャピラリーチューブと
    プレチユーブとを連通させるとともに可変定電流
    回路に流路切換前の電流よりも小さい電流を出力
    するよう電流値低減信号を出力する制御手段とを
    備えてなる電気泳動装置。
JP4767385U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0342369Y2 (ja)

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JP4767385U JPH0342369Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP4767385U JPH0342369Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JPS61163974U JPS61163974U (ja) 1986-10-11
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