JPH04136199A - 塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板 - Google Patents
塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板Info
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- JPH04136199A JPH04136199A JP25824290A JP25824290A JPH04136199A JP H04136199 A JPH04136199 A JP H04136199A JP 25824290 A JP25824290 A JP 25824290A JP 25824290 A JP25824290 A JP 25824290A JP H04136199 A JPH04136199 A JP H04136199A
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、2層のめっき層を有する塗装後耐食性に優れ
た表面処理鋼板に関するものである。
た表面処理鋼板に関するものである。
〈従来の技術〉
鋼材を防食するめっきとしては、亜鉛および亜鉛系合金
が、犠牲防食作用により下地の鋼材に優れた防食性を与
えるため、広く用いられているが、AIおよびAI系合
金もZnのような犠牲防食作用は有さないものの、優れ
た耐食性故に従来から広く用いられている。
が、犠牲防食作用により下地の鋼材に優れた防食性を与
えるため、広く用いられているが、AIおよびAI系合
金もZnのような犠牲防食作用は有さないものの、優れ
た耐食性故に従来から広く用いられている。
AtおよびAI系合金を溶融めフき法によりめっき処理
しためっき鋼板は、耐食性、耐熱性に優れるため、従来
より自動車のマフラー、ストーブなどの暖房器具、オー
ブンなどのWf房量器具、耐食性、耐熱性が要求される
用途に広く通用されている。
しためっき鋼板は、耐食性、耐熱性に優れるため、従来
より自動車のマフラー、ストーブなどの暖房器具、オー
ブンなどのWf房量器具、耐食性、耐熱性が要求される
用途に広く通用されている。
ところで、溶融めフき法によりAJ:lおよびAJ1合
金めっきを行う場合、めっき温度が、670℃程度の高
温であるため、母材の性質を劣化させる欠点があった。
金めっきを行う場合、めっき温度が、670℃程度の高
温であるため、母材の性質を劣化させる欠点があった。
また、めっき後においてめっき皮膜と下地鋼板との
間に脆いAl−Fe合金層が生成するため、めりき鋼板
の加工性が低下するという欠点も生しる。
間に脆いAl−Fe合金層が生成するため、めりき鋼板
の加工性が低下するという欠点も生しる。
そのため、溶融めっき法によらずに、電気めっき法を用
いることも検討され、その方策としては、溶融塩浴を用
いる電気めっき法が主に用いられている。 すなわち、
A1は水溶液から直接に電析不可能のため、塩化アルミ
ニウム等を主成分とする溶融塩からの電気A1めっきか
従来より用いられている。 この方法によると、200
℃程度の低温でA1めっ籾か可能であるため、母材の性
質が劣化せず、またAl−Fe合金層が生成しないので
加工性も劣化しない。 しかし、溶融塩電気AIめっき
は、10A / d m ’以上の実用的な電流密度で
めっきを行うと、めっき皮膜がパウダー上または樹脂状
となり易く、良質な皮膜を得ることができず、このため
耐食性が劣化するという欠点がある。
いることも検討され、その方策としては、溶融塩浴を用
いる電気めっき法が主に用いられている。 すなわち、
A1は水溶液から直接に電析不可能のため、塩化アルミ
ニウム等を主成分とする溶融塩からの電気A1めっきか
従来より用いられている。 この方法によると、200
℃程度の低温でA1めっ籾か可能であるため、母材の性
質が劣化せず、またAl−Fe合金層が生成しないので
加工性も劣化しない。 しかし、溶融塩電気AIめっき
は、10A / d m ’以上の実用的な電流密度で
めっきを行うと、めっき皮膜がパウダー上または樹脂状
となり易く、良質な皮膜を得ることができず、このため
耐食性が劣化するという欠点がある。
このような溶融塩電気A1めっきの欠点を改善するため
、めっき浴にMn塩を添加し、めつぎ皮膜中にMnを共
析させたAl−Mn合金めっき鋼板が、特公昭43−1
8245号公報等に記載されている。 この方法による
Al−Mn合金めっき鋼板の裸耐食性は、AIめっき鋼
板よりも格段に優れている。
、めっき浴にMn塩を添加し、めつぎ皮膜中にMnを共
析させたAl−Mn合金めっき鋼板が、特公昭43−1
8245号公報等に記載されている。 この方法による
Al−Mn合金めっき鋼板の裸耐食性は、AIめっき鋼
板よりも格段に優れている。
ところで、鋼板に塗装を施して使用する場合には、耐食
性および塗膜密着性を同上させる目的で、通常、塗装前
にリン酸塩処理が行われているが、AI系めっきでは、
冷延鋼板やZn系めっき鋼板で用いられているリン酸塩
処理液と反応しないため、表面にリン酸塩皮膜がほとん
ど形成されない。 このため、リン酸塩処理が施され
たAl−Mn合金めりき層上に塗装を施して使用すると
、リン酸塩皮膜が形成されないため、塗膜下腐食が激し
く進行し、塗装後耐食性が劣化するという問題を生しる
。
性および塗膜密着性を同上させる目的で、通常、塗装前
にリン酸塩処理が行われているが、AI系めっきでは、
冷延鋼板やZn系めっき鋼板で用いられているリン酸塩
処理液と反応しないため、表面にリン酸塩皮膜がほとん
ど形成されない。 このため、リン酸塩処理が施され
たAl−Mn合金めりき層上に塗装を施して使用すると
、リン酸塩皮膜が形成されないため、塗膜下腐食が激し
く進行し、塗装後耐食性が劣化するという問題を生しる
。
このため、Al−Mn合金めっき鋼板の塗装後の耐食性
を向上させる方法としては、特開昭61−261496
号公報において、Al−Mn合金のめつき層の上にZn
を80重量%以上含有するZn系合金めっき層を施す方
法が記載されている。 しかし、上記公報に記載された
Zn系合金において、上記範囲のZn含有率では、リン
酸塩処理後の、リン酸塩皮膜としてホパイト(Zn3(
PO4)z・4H20;hopeite) L/か生成
せず、これでは塗装後の耐食性が不十分である。
を向上させる方法としては、特開昭61−261496
号公報において、Al−Mn合金のめつき層の上にZn
を80重量%以上含有するZn系合金めっき層を施す方
法が記載されている。 しかし、上記公報に記載された
Zn系合金において、上記範囲のZn含有率では、リン
酸塩処理後の、リン酸塩皮膜としてホパイト(Zn3(
PO4)z・4H20;hopeite) L/か生成
せず、これでは塗装後の耐食性が不十分である。
鋼板への塗装後の耐食性を良好にするためには、リン酸
塩皮膜として、ホバイトよりも緻密なフォスフオフイラ
イト(Zn2Fe (PO4) 2・4HzO;pho
sphophyllite)が形成される方が良いこと
から、従来において、リン酸塩被膜としてフォスフオフ
イライトを優先的に形成するめつき層構造が提案されて
来た。 例えば、亜鉛電気めっき層または複合亜鉛電気
めっき層上にFe−Zn電気めっき層を有するもの(特
開昭55−73888号公報参照)、Zn−Ni合金電
気めっき層上にFe−Zn電気めフき層を有するもの(
特公昭60−57518号公報参照)、合金化熔融亜鉛
めっき層上にFe−Pめっき層を有するもの(特開昭6
1−253397号公報参照)が提案されている。
塩皮膜として、ホバイトよりも緻密なフォスフオフイラ
イト(Zn2Fe (PO4) 2・4HzO;pho
sphophyllite)が形成される方が良いこと
から、従来において、リン酸塩被膜としてフォスフオフ
イライトを優先的に形成するめつき層構造が提案されて
来た。 例えば、亜鉛電気めっき層または複合亜鉛電気
めっき層上にFe−Zn電気めっき層を有するもの(特
開昭55−73888号公報参照)、Zn−Ni合金電
気めっき層上にFe−Zn電気めフき層を有するもの(
特公昭60−57518号公報参照)、合金化熔融亜鉛
めっき層上にFe−Pめっき層を有するもの(特開昭6
1−253397号公報参照)が提案されている。
しかし、これら提案されているめっき鋼板においては、
Zn系めっき層を下地としており、Zn系めっき層を下
地とした場合には、Zn系めっき層目体の耐食性が十分
とはならず、上層に設けたFe−Znめっき、Fe−P
めっきの効果は低減されて僅かなものとなり、このため
重装後耐食性が不十分となる。
Zn系めっき層を下地としており、Zn系めっき層を下
地とした場合には、Zn系めっき層目体の耐食性が十分
とはならず、上層に設けたFe−Znめっき、Fe−P
めっきの効果は低減されて僅かなものとなり、このため
重装後耐食性が不十分となる。
〈発明が解決しようとする課題〉
以上を要約すると、A l−Mn合金めっき鋼板では、
裸耐食性が優れているものの、リン酸塩皮膜を形成しよ
うとすると、リン酸塩皮膜がほとんど形成されず、また
Zn合金めりぎ層をその上に設けたとしても、リン酸塩
皮膜としてホパイトしか生成せず、塗装後耐食性が不十
分である。
裸耐食性が優れているものの、リン酸塩皮膜を形成しよ
うとすると、リン酸塩皮膜がほとんど形成されず、また
Zn合金めりぎ層をその上に設けたとしても、リン酸塩
皮膜としてホパイトしか生成せず、塗装後耐食性が不十
分である。
また、Zn系めっき鋼板の上に、Fe−Pめっき、Fe
−Znめっきを施した鋼板では、リン酸塩皮膜としてフ
ォスフオフイライトを生成して、塗装後耐食性に良好な
影響を与えるが、Zn系めっき層自体の耐食性か十分て
ないため、Fe−Pめっき、Fe−Znめっき等の効果
があまり発揮されず、塗装後耐食性が不十分である。
−Znめっきを施した鋼板では、リン酸塩皮膜としてフ
ォスフオフイライトを生成して、塗装後耐食性に良好な
影響を与えるが、Zn系めっき層自体の耐食性か十分て
ないため、Fe−Pめっき、Fe−Znめっき等の効果
があまり発揮されず、塗装後耐食性が不十分である。
したがって、Al−Mn合金めっき層、またはZn系め
っき層を下地とする表面処理鋼板のどちらにおいても、
良好な塗装後耐食性が得られていない。
っき層を下地とする表面処理鋼板のどちらにおいても、
良好な塗装後耐食性が得られていない。
本発明の目的は、上述した問題点を解消し、塗装後耐食
性に優れた表面処理鋼板を提供するにある。
性に優れた表面処理鋼板を提供するにある。
く課題を解決するための手段〉
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様において
、鋼板上に、Mnを1〜50重量%含有するA l−M
n合金めっき層を1〜60g/m2有し、該Al−Mn
合金めっき層上に、Pを0.0003〜15重景%含有
するFe系合金めっき層を0.05〜20 g / m
2有することを特徴とする塗装後耐食性に優れた表面
処理鋼板を提供する。
、鋼板上に、Mnを1〜50重量%含有するA l−M
n合金めっき層を1〜60g/m2有し、該Al−Mn
合金めっき層上に、Pを0.0003〜15重景%含有
するFe系合金めっき層を0.05〜20 g / m
2有することを特徴とする塗装後耐食性に優れた表面
処理鋼板を提供する。
本発明の第2の態様において、鋼板上に、Mnを1〜5
0重量%含有するA l−Mn合金めっき層を1〜60
g / m 2有し、該Al−Mn合金めっき層上に
、Znを80重量%未満含含有るFe系合金めっき層を
0.05〜20g/m’有することを特徴とする塗装後
耐食性に優れた表面処理鋼板を提供する。
0重量%含有するA l−Mn合金めっき層を1〜60
g / m 2有し、該Al−Mn合金めっき層上に
、Znを80重量%未満含含有るFe系合金めっき層を
0.05〜20g/m’有することを特徴とする塗装後
耐食性に優れた表面処理鋼板を提供する。
すなわち、本発明は、A l−Mn合金めっき層の上層
にPまたはZnをそれぞれ所定量含有するFe系合金め
っき層を形成することにより、A l−Mn合金めっき
層が有する優れた防食作用と、Fe−Pめつき層または
Fe−Znめフき層の有する塗膜密着性向上作用および
塗膜下腐食の抑制作用の相乗効果が発揮され、新規な塗
装後耐食性に優れた表面処理鋼板を実現したものである
。
にPまたはZnをそれぞれ所定量含有するFe系合金め
っき層を形成することにより、A l−Mn合金めっき
層が有する優れた防食作用と、Fe−Pめつき層または
Fe−Znめフき層の有する塗膜密着性向上作用および
塗膜下腐食の抑制作用の相乗効果が発揮され、新規な塗
装後耐食性に優れた表面処理鋼板を実現したものである
。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明者らは、塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板を実
現するために、A l−Mn合金めっき層の上に種々の
上層めっきを施し、鋭意検討を重ねた結果、上記範囲の
Pを含有するFe−Pめっき層または上記範囲のZnを
含有するFe−Znめっき層をAl−Mn合金めっき層
上に有する表面処理鋼板が最も塗装後耐食性が優れてい
ることを新たに見出した。
現するために、A l−Mn合金めっき層の上に種々の
上層めっきを施し、鋭意検討を重ねた結果、上記範囲の
Pを含有するFe−Pめっき層または上記範囲のZnを
含有するFe−Znめっき層をAl−Mn合金めっき層
上に有する表面処理鋼板が最も塗装後耐食性が優れてい
ることを新たに見出した。
下層のAl−Mn合金めっき層のMn含有率は1〜50
重量%とする。 Mn含有率が1重量%未満では所望の
耐食性を得ることができず、50重量%を超えるとめっ
き皮膜が硬くなり、加工性の点で好ましくない。 好ま
しくはAl−Mn合金めっき層のMn含有率は5〜40
重量%とするのがよい。
重量%とする。 Mn含有率が1重量%未満では所望の
耐食性を得ることができず、50重量%を超えるとめっ
き皮膜が硬くなり、加工性の点で好ましくない。 好ま
しくはAl−Mn合金めっき層のMn含有率は5〜40
重量%とするのがよい。
A l−Mn合金めっき層のめつき付着量は1〜60
g / m 2 とする。 めっき付着量が1g/m’
未満では所望の耐食性を得ることかできず、60 g
/ m 2を超えると加工性の点て好ましくない。 好
ましくはAl−Mn合金めつき層のめっき付着量は3〜
30 g / m 2 とするのがよい。
g / m 2 とする。 めっき付着量が1g/m’
未満では所望の耐食性を得ることかできず、60 g
/ m 2を超えると加工性の点て好ましくない。 好
ましくはAl−Mn合金めつき層のめっき付着量は3〜
30 g / m 2 とするのがよい。
Al−Mn合金めっ静層の形成方法としては、特に限定
はなく、熔融塩または非水溶媒からの電気めっき法、真
空蒸着法等の公知の方法がいずれも適用可能であるが、
操業コストの点より、溶融塩を用いた電気めっき法が特
に好ましく通用される。 また、溶融塩を用いた電気め
っき法によってAl−Mn合金めっき層を形成する際の
めっき条件には特には限定はないが、通常行われている
溶融塩を用いた電気めっき法によればよい。
はなく、熔融塩または非水溶媒からの電気めっき法、真
空蒸着法等の公知の方法がいずれも適用可能であるが、
操業コストの点より、溶融塩を用いた電気めっき法が特
に好ましく通用される。 また、溶融塩を用いた電気め
っき法によってAl−Mn合金めっき層を形成する際の
めっき条件には特には限定はないが、通常行われている
溶融塩を用いた電気めっき法によればよい。
次にAl−Mn合金めっき層の上層として第1の態様に
おけるFe−P系めっきを用いる場合について説明する
。
おけるFe−P系めっきを用いる場合について説明する
。
Fe−P系めフき層中のPの含有率は、0.0OO3〜
1511量%とする。 Pの含有率が0.0003重量
%未満ではリン酸塩化成処理の初期反応が遅れるととも
に、結晶が粗くなり好ましくない。 逆にP含有率が1
5重量%を超えると、電流効率が低下して実ラインにお
ける操業コストが高くなり、また浴中のP添加量の増加
も経済的にみて不利である。 好ましくは10重量%以
下、さらに好ましくは5重量%以下が良い。
1511量%とする。 Pの含有率が0.0003重量
%未満ではリン酸塩化成処理の初期反応が遅れるととも
に、結晶が粗くなり好ましくない。 逆にP含有率が1
5重量%を超えると、電流効率が低下して実ラインにお
ける操業コストが高くなり、また浴中のP添加量の増加
も経済的にみて不利である。 好ましくは10重量%以
下、さらに好ましくは5重量%以下が良い。
A l−Mn合金めっき層の上層として第2の態様にお
けるFe−Zn系めっきを用いる場合について説明する
。
けるFe−Zn系めっきを用いる場合について説明する
。
Fe−Znめっき層中のZn含有率は80重量%未満と
する。 Zn含有率が80重量%以上であると、リン酸
塩化成処理の結晶が粗くなり過ぎ、被膜率が低下するた
め、塗装後耐食性が不十分である。 好ましくは、Zn
含有率は、5〜50重量%の範囲とするのがよい。
する。 Zn含有率が80重量%以上であると、リン酸
塩化成処理の結晶が粗くなり過ぎ、被膜率が低下するた
め、塗装後耐食性が不十分である。 好ましくは、Zn
含有率は、5〜50重量%の範囲とするのがよい。
この上層のFe−P系めっき層またはFe−Zn系めフ
き層の付着量は、いずれも0.05〜20 g / m
”とする。 付着量が0.05g/m2未満であると
、鋼板表面を均一に被膜することができないので、塗装
後耐食性を向上させる効果が十分ではなく、20 g
/ m ’を超えると加工性が悪くなる。 好ましくは
、1〜10g/m2とする。
き層の付着量は、いずれも0.05〜20 g / m
”とする。 付着量が0.05g/m2未満であると
、鋼板表面を均一に被膜することができないので、塗装
後耐食性を向上させる効果が十分ではなく、20 g
/ m ’を超えると加工性が悪くなる。 好ましくは
、1〜10g/m2とする。
Fe−P系めつきまたはFe−Zn系めっきの形成方法
は、特に限定されるものではないが、通常の電気めっき
による方法が下層のA l−Mn合金めっき層の性質に
影響を与えない点や、経済的な面から最も好ましい。
は、特に限定されるものではないが、通常の電気めっき
による方法が下層のA l−Mn合金めっき層の性質に
影響を与えない点や、経済的な面から最も好ましい。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例を挙げ、本発明を具体的に説明す
る。
る。
通常の方法で脱脂し、酸洗した冷延鋼板を非酸化性雰囲
気中で乾燥し、めっき温度まで予熱した後、下記の溶融
塩Al−Mn合金めっき浴からA l−Mn合金めっき
を行った。
気中で乾燥し、めっき温度まで予熱した後、下記の溶融
塩Al−Mn合金めっき浴からA l−Mn合金めっき
を行った。
(1)溶融塩Al−Mn合金めっき浴
浴組成: A I C1360m o 1%NaC12
6mo1% KCI 14mo1%M n C11
2100〜1’OO,000ppm添加浴温度:150
〜250℃ を流密度: 1〜100A/dm’ なお、MnCJ2zの添加量および電流密度を変化させ
ることにより、A l−Mn合金めっき層におけるMn
含有率を制御した。
6mo1% KCI 14mo1%M n C11
2100〜1’OO,000ppm添加浴温度:150
〜250℃ を流密度: 1〜100A/dm’ なお、MnCJ2zの添加量および電流密度を変化させ
ることにより、A l−Mn合金めっき層におけるMn
含有率を制御した。
形成されたA l−Mn合金めっき層のMn含有率およ
びめっき付着量を表1に示す。
びめっき付着量を表1に示す。
Al−Mn合金めっき層形成後、下記の条件によりFe
−PめっきまたはFe−Znめっきを行った。 なお
、Fe−Pめっき層またはFe−Znめっき層の密着性
を良好にするため、必要に応じて、A l−Mnめっき
層表面の活性化処理を行った後、Fe−Pめっきまたは
Fe−Znめっきを行ってもよい。
−PめっきまたはFe−Znめっきを行った。 なお
、Fe−Pめっき層またはFe−Znめっき層の密着性
を良好にするため、必要に応じて、A l−Mnめっき
層表面の活性化処理を行った後、Fe−Pめっきまたは
Fe−Znめっきを行ってもよい。
(2−1)Fe−Pめっきン谷
浴組成: F e CIl、 、 150 g
/ lKCl 200g/l
クエン酸 10 g / IN a H
2P O20,001〜10g/lpH:3.0 浴温度:50℃ 電流密度: 10〜150A/dm” なお、浴中のNaN3 PO12濃度と電流密度を変化
させることにより、P含有率を制御した。
/ lKCl 200g/l
クエン酸 10 g / IN a H
2P O20,001〜10g/lpH:3.0 浴温度:50℃ 電流密度: 10〜150A/dm” なお、浴中のNaN3 PO12濃度と電流密度を変化
させることにより、P含有率を制御した。
(2−2)Fe−Znめっき浴
浴組成: 1nsO4・71(2050〜500g/l
FeSO4・6H205o〜500g/1Na250.
50g/ICH,COONa
20g/lpH:3.0 浴温度=50℃ 電流密度: 10〜100A/dm2 なお、浴中のZn” Fe2°濃度と電流密度を変化
させることによりFe含有率を制御した。
FeSO4・6H205o〜500g/1Na250.
50g/ICH,COONa
20g/lpH:3.0 浴温度=50℃ 電流密度: 10〜100A/dm2 なお、浴中のZn” Fe2°濃度と電流密度を変化
させることによりFe含有率を制御した。
形成されたFe−Pめっき層またはFe−Znめっき層
のPまたはZnの含有率およびめっき付着量を表1に示
す。
のPまたはZnの含有率およびめっき付着量を表1に示
す。
このようにして作成した各種の表面処理鋼板に通常のリ
ン酸亜鉛処理を施した。 このリン酸亜鉛皮膜を調査
したところ、本発明例1〜20および比較例1〜4.6
〜9.11.12.13ではフォスフオフイライト主体
の皮膜であり、比較例10.14ではホパイト主体の皮
膜であり、比較例5ではリン酸亜鉛皮膜がほとんど生成
していないことを確記した。
ン酸亜鉛処理を施した。 このリン酸亜鉛皮膜を調査
したところ、本発明例1〜20および比較例1〜4.6
〜9.11.12.13ではフォスフオフイライト主体
の皮膜であり、比較例10.14ではホパイト主体の皮
膜であり、比較例5ではリン酸亜鉛皮膜がほとんど生成
していないことを確記した。
さらに、リン酸亜鉛処理に続いて、カチオン電着塗装に
てエポキシ系樹脂を施した後、試験片にクロスカットを
入れ、塩水噴霧試験方法(S S T (5alt 5
pray Testing) ) 90日後のブリス
ター幅を測定することにより、塗装後耐食性を評価した
。 評価方法は下記のとおりである。
てエポキシ系樹脂を施した後、試験片にクロスカットを
入れ、塩水噴霧試験方法(S S T (5alt 5
pray Testing) ) 90日後のブリス
ター幅を測定することにより、塗装後耐食性を評価した
。 評価方法は下記のとおりである。
◎:1mm未満
0・2mm未満
△:3mm未満
x:3mm以上
結果を表1に示す。
表1に示すように、本発明の表面処理鋼板は優れた塗装
後耐食性を示すことが分かる。
後耐食性を示すことが分かる。
〈発明の効果〉
以上詳細に説明した内容から分かるように、本発明の表
面処理鋼板は、鋼板上に所定範囲量のAl−Mn合金め
っき層を有し、この上に所定含有量のFe−Pめつき層
またはFe−Znめっき層を有することにより、塗装後
耐食性に極めて優れた表面処理鋼板を実現したものであ
る。 したがって、本発明の表面処理鋼板の工業的な
価値は、非常に高いものである。
面処理鋼板は、鋼板上に所定範囲量のAl−Mn合金め
っき層を有し、この上に所定含有量のFe−Pめつき層
またはFe−Znめっき層を有することにより、塗装後
耐食性に極めて優れた表面処理鋼板を実現したものであ
る。 したがって、本発明の表面処理鋼板の工業的な
価値は、非常に高いものである。
Claims (2)
- (1)鋼板上に、Mnを1〜50重量%含有するAl−
Mn合金めっき層を1〜60g/m^2有し、該Al−
Mn合金めっき層上に、Pを0.0003〜15重量%
含有するFe系合金めっき層を0.05〜20g/m^
2有することを特徴とする塗装後耐食性に優れた表面処
理鋼板。 - (2)鋼板上に、Mnを1〜50重量%含有するAl−
Mn合金めっき層を1〜60g/m^2有し、該Al−
Mn合金めっき層上に、Znを80重量%未満含有する
Fe系合金めっき層を0.05〜20g/m^2有する
ことを特徴とする塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25824290A JPH04136199A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25824290A JPH04136199A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136199A true JPH04136199A (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=17317505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25824290A Pending JPH04136199A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 塗装後耐食性に優れた表面処理鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04136199A (ja) |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP25824290A patent/JPH04136199A/ja active Pending
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