JPH04135873U - ベビーカー - Google Patents

ベビーカー

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JPH04135873U
JPH04135873U JP4354491U JP4354491U JPH04135873U JP H04135873 U JPH04135873 U JP H04135873U JP 4354491 U JP4354491 U JP 4354491U JP 4354491 U JP4354491 U JP 4354491U JP H04135873 U JPH04135873 U JP H04135873U
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JP
Japan
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arm
stroller
handle
infant seat
infant
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JP4354491U
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English (en)
Inventor
律子 山下
Original Assignee
株式会社東洋シート
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  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他人の手を借りることなく一人で容易に操作
できるようにしたベビーカーを提供すること。 【構成】 幼児用シート1を、開閉脚可能で且つそれぞ
れその先端部に車輪を備えた前側アーム21と後側アー
ム22とからなるとともに連結リンク25によってその
開脚方向の変位が規制される台車2によって支持せしめ
るとともに、ハンドル3と背負いバンド4とを備えたベ
ビーカーにおいて、上記後側アーム22を固定アーム部
23と可動アーム部24とで構成するするとともに、上
記連結リンク25を、上記前側アームに枢支された第1
リンク部材26と上記可動アーム部24に固着された第
2リンク部材とで構成し、さらに上記ハンドル3を上記
幼児用シート1の後部位置に配置するとともに、上記背
負いバンド4の一端を上記ハンドルに、他端を上記後側
アーム22にそれぞれ連結したもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、背負い可能としたベビーカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8に従来一般的なベビーカーZ0を示している。このベビーカーZ0は、前後 両方向のいずれの方向にも幼児Xを着座させることができるようにした幼児用シ ート61を、開閉脚可能とされ前側アーム62と後側アーム63の先端部にそれ ぞれ前輪65及び後輪66を取り付けるとともにこれらの間に配置された折曲自 在の連結リンク64によってその開脚方向の規制がされるように構成した台車6 0の上部に支持せしめるとともに、上記台車2の上部にハンドル67を上下方向 に回動可能に取付け、さらに上記幼児用シート61の前部と上記前側アーム62 との間に背負いバンド68を設けて構成されている。
【0003】 そして、このベビーカーZ0は、図8に示すように幼児用シート61に幼児X を乗せて後方から使用者Yがハンドル67をもって押して移動させたり、あるい は図11に示すように上記台車60とハンドル3を折り畳んだ状態で背負いバン ド68によって該台車60等とともに幼児Xを背負ったりすることができるよう になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のベビーカーZ0においては、 台車60を折り畳む場合には連結リンク64の中間部を図8において矢印aで 示すように上方へ持ち上げてこれを折曲させなければならないが、これは例えば 図11のように背負い状態では操作できないため図9に示すように予じめ使用者 Yがかかみ込んでこれを操作する必要がある、 ハンドル67が背負いバンド68の反対側面に設けられていることから、該 ハンドル67をそのままとした状態でこれを背負うと該ハンドル67が後方に大 きくはね出すことになるため、背負う場合には図9に示すように上記台車60を 折畳む際、同時に上方延出状態にあるハンドル67(鎖線図示状態)をかかんだ姿 勢で矢印b方向に回動させて台車60側に格納させる必要がある、 背負いバンド68が幼児用シート61の前部側に設けられていることから、 手押し状態(図8の状態)から背負い状態(図11の状態)とする場合には、図10 に示すように幼児用シート61にその前方側に向って座っている幼児Xを一旦降 ろして向きを変えて座らせる(図10の鎖線図示状態)ことが必要である、 背負いバンド68が幼児用シート61と前側アーム62の間に設けられてい ることから、該背負いバンド68の地上高さが低く、このためベビーカーZ0を 床面に載置した状態のまま使用者Yがかがんで上記背負いバンド68に手を通し て背負うということが困難であり、このため図11に示すように補助者Qに持ち 上げてもらいながら背負わなければならず、補助者Qの介添えが必要となる(背 負い状態から降ろす場合も同様である)、 等のことから、操作が繁雑且つ面倒であり、その操作性という点において改善す べき余地を有するものである。
【0005】 そこで本考案は、幼児の向きを変える必要がなくしかも一人で背負ったり降ろ したりできるようにした操作性の良好なベビーカーを提供せんとしてなされたも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、幼児を着座させる ための幼児用シートを、開閉脚可能なる如くして前後方向に所定間隔をもって配 置されるとともにそれぞれその先端部に車輪を備えた前側アームと後側アームと からなり且つこれら相互間に配置された連結リンクによってその開脚方向への変 位が規制された台車によって支持せしめるとともに、上記幼児用シートから上方 に延出するハンドルと該幼児用シートを背負うための背負いバンドとを備えたベ ビーカーにおいて、上記前側アームはこれを一体形成し、また上記後側アームは これを上記幼児用シート寄りに位置する固定アーム部と上記車輪寄りに位置する 可動アーム部とを相互に折曲可能に連結して構成するするとともに、上記連結リ ンクを、その一端が上記前側アームに枢支された第1リンク部材とその一端が上 記後側アームの可動アーム部に固着された第2リンク部材とを折曲自在に連結し て構成し、さらに上記ハンドルを上記幼児用シートの後部位置に配置するととも に、上記背負いバンドの一端を上記ハンドルに、他端を上記後側アームにそれぞ れ連結したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案ではかかる構成とすることにより、 (a) 台車の後側アームの可動アーム部を折曲させることにより、これに固着され た連結リンクの第2リンク部材が同時に連動して折曲動作し、前側アームと後側 アームとは相互に接離する方向に移動して該台車は開脚あるいは閉脚されるが、 この場合、後側アームが背負いバンド配置側にあるため、使用者はベビーカーを 背負った状態でも手を後ろに延ばして可動アーム部を容易に操作することができ 、地上載置状態での開閉脚操作が不要ならしめられる、 (b) ベビーカーを背負う場合には、背負いバンドが元々幼児用シートの後部側に 配置されていることから、該幼児用シートに座った幼児の向きを変えるような必 要がなく、また該背負いバンドが幼児用シートより上方に延出するハンドルと上 記後側アームとの間に跨って配置されていることから、例えば該背負いバンドの 一端を幼児用シートに固定する場合に比して、該背負いバンドの地上高さが高く 、このためベビーカーを地上に載置した状態のまま使用者がかがんで背負いバン ドに手を通すことができ、他人の手助けが不要となる(降ろす場合も同様である) 、 等の作用が得られる。
【0008】
【考案の効果】
従って、本考案のベビーカーによれば、ベビーカーを手押し状態から背負った り、あるいは背負い状態から降ろしたりする場合に、幼児の向きを変えたり他人 の手を借りたりする必要がなく、また台車の開閉脚操作を背負い状態のまま行う ことができ、しかも地上載置状態においては常に台車を開脚させた安定的な姿勢 をとることができる等のことから、ベビーカーの操作を簡便且つ容易にしかもよ り安全に行うことができ、その操作性が格段に向上するという実用的な効果が得 られるものである。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案のベビーカーを具体的に説明す ると、この実施例のベビーカーZは、手押し・背負い兼用のベビーカーとしての 機能の他に、ショッピングカートーとしての機能も兼ね備えたものであって、後 述するように幼児用シート1を台車2によって支持するとともに、該台車2にバ ケット16を取り付けて構成されている。
【0010】 上記幼児用シート1は、所定大きさの略コ字状に屈曲形成された保護杆11に 、該保護杆11から下方に垂れ下がるようにして略バケット状のシート12を担 持せしめるとともに、該保護杆11には横方向に所定間隔をもって左右一対の安 全ベルト14,14を取り付けて構成されている。また、この幼児用シート1は 、その着座方向が一定とされるものであって、その前部12a側(即ち、着座した 幼児の足元側)にはフットレスト13が取り付けられている。
【0011】 そして、この幼児用シート1は、上記保護杆11の両側部に突設したブラケッ ト17を介して後述する台車2のブラケット5に枢支ピン41によって上下方向 (矢印cーし方向)に回転可能に枢支されている。また、この保護杆11の後部両 側部には、図1A、図1B及び図2にそれぞれ示すように、該図11から後方に 延出する左右一対のブラケット18,18がそれぞれ固着されているとともに、 該各ブラケット18,18には、パイプ体を略コ字状に屈曲形成してなるハンド ル3の基端部3a,3aが枢支ピン45によって回転可能に枢支されている。
【0012】 そして、このハンドル3は、上記幼児用シート1とともに必要に応じて折畳み 可能とされるものであって(図1Aの鎖線図示状態参照)、そのために後述するリ ンクバー6とロック機構50とを備えている。
【0013】 上記リンクバー6は、その一端が上記ハンドル3の基端部3aに枢支ピン44 を介して枢支せしめられるとともに、その他端が後述する台車2の上記ブラケッ ト5の上記枢支ピン41から所定間隔隔てた位置に枢支ピン43を介して枢支せ しめられている。
【0014】 かかる構成とすることにより、上記幼児用シート1の保護杆11を矢印c方向 に回動させて該保護杆11をほぼ水平とした状態においては、上記ハンドル3は 該保護杆11の後部から上方に延出した状態にその姿勢が設定される(図1Aに 実線図示する状態であり、以下の説明においては、この場合における幼児用シー ト1及びハンドル3の状態を使用時状態という)。また、上記保護杆11をその 使用時状態から矢印d方向に回動させることにより、ハンドル3は次第に上記枢 支ピン45を中心として幼児用シート1側に近付く方向に回動せしめられ最終的 に図1Aにおいて鎖線図示するようにほぼ保護杆11に重なった状態となる(以 下の説明においては、この場合における幼児用シート1及びハンドル3の状態を 格納時状態という)。
【0015】 ところで、このように幼児用シート1とハンドル3は選択的に使用時状態と格 納時状態にI設定されるが、特にその使用時状態においては該幼児用シート1に 幼児を着座させ且つハンドル3をもって手押しする関係上、この使用時状態を固 定保持する必要があり、また使用時状態から格納時状態に変更する場合にはこの 固定状態を解除することが必要となる。このために、この実施例においては後述 のロック機構50をハンドル3部分に配置している。
【0016】 上記ロック機構50は、図2に示すように、上記ハンドル3の基端部3aに進 退可能に取り付けたロックピン54を上記保護杆11側のブラケット18に形成 したロックピン穴55に選択的に係脱させて該ハンドル3と保護杆11及びこれ らと上記台車2のブラケット5との間の相対位置関係を固定したり解除したりし 得るようにして構成されるものであって、このロックピン54の作動を手動にて 行うために、上記ハンドル3の基端部3aの近傍位置に横方向に架設した連結杆 7の中間部に、略T字状の回動レバー51を支点ピン52によって枢支せしめて 、該回動レバー51の二つの頂部51a,51bにそれぞれ上記各ロックピン54, 54に接続された作動杆53,53の一端をそれぞれ係止するとともに、該回動 レバー51の他の頂部51cには上記ハンドル3の把持部3bを上下方向に貫通し て上方に突出する操作杆56の一端を係止せしめている。また、この操作杆56 の上端部には、操作ノブ57が取り付けられるとともに、該操作杆56と上記ハ ンドル3の把持部3bとの間には該操作杆56を常時上方(矢印e方向)へ付勢する スプリング58が設けられている。
【0017】 そして、このロック機構50は、操作ノブ57の非操作時においては、上記操 作杆56が矢印e方向に引き上げられ、これに伴って上記回動レバー51が矢印g 方向に回動して上記作動杆53を矢印i方向に押圧することから上記ロックピン 54は常時上記ブラケット18側に突出する方向に付勢されることとなる。従っ て、このロックピン54がブラケット18のロックピン穴55に合致した時には これが該ロックピン穴55に嵌入して上記幼児用シート1とハンドル3とをその 使用時状態で姿勢保持することができる。また、この使用時状態におけるロック 状態からこれを解除する場合には、上記操作ノブ57を押圧操作して操作杆56 を押し下げることにより、上記ロックピン54がロックピン穴55から離脱し、 これにより上記幼児用シート1とハンドル3の回動操作が可能ならしめられるも のである。
【0018】 尚、図1A及び図1Bにおいて符号15は、幼児用シート1に着座した幼児の 頭部を保護するためのパッド部材15である。
【0019】 上記台車2は、上記幼児用シート1の保護杆11の左右両側部にそれぞれ取り 付けられた上記ブラケット17,17に枢支ピン41を介して枢支された略三角 状のブラケット5,5にそれぞれ後述の前側アーム21と後側アーム22を取り 付けて構成されるものである。
【0020】 上記前側アーム21は、所定長さのパイプ体で一体構成されるものであって、 その基端部21aを枢支ピン42を介して上記ブラケット5に枢支せしめる一方 、その先端部21bには前輪31を取り付けている。尚、左右の前側アーム21, 21は、その中段部に横設された連結バー38によって一体的に結合されている 。また、この連結バー38は、後述する後側アーム22側に設けられる連結バー 39(図3参照)とともにバケット16の支持部材としても機能する。
【0021】 上記後側アーム22は、上記前側アーム21とは異なり、固定アーム部23と 可動アーム部24との二分割構造とされている。この固定アーム部23は、その 一端が上記ブラケット5に固着されるとともに、その他端にはブラケット19が 固着されている。尚、上記連結バー39はこの固定アーム部23の上記ブラケッ ト19の近傍に配置されている。
【0022】 一方、上記可動アーム部24は、その一端が枢支ピン47を介して上記ブラケ ット19に枢支されるとともに、その他端には後輪32が取付けられている。ま た、この実施例においては、上記可動アーム部24の先端部を上記後輪32取り 付け部分からさらに屈曲状態で延出させてこれを接地杆33としている。従って 、この可動アーム部24は、上記接地杆33を押引操作してこれを矢印kーm方向 に回動させることにより、図1Aに実線図示する延出状態と鎖線図示する折曲状 態とに姿勢変更が可能とされる。尚、この場合、可動アーム部24の延出状態は 、該可動アーム部24の側面が上記ブラケット19に当接することによって規定 され、また折曲状態は図1Aに鎖線図示する如く後述の連結リンク25の作用に よって矢印q方向に引き込まれた上記前側アーム21側の前輪31が可動アーム 部24側の後輪32と当接することによって規制されるようになっている。
【0023】 さらに、上述のように、上記前側アーム21は上記ブラケット5に対して自由 回動可能とされていることから、ベビーカーZの使用時においては図1Aに実線 図示するように前側アーム21と延出状態にある後側アーム22とを上記ブラケ ット5から「八の字状」に張り出させてこれを保持する必要があり、またベビーカ ーZを手押し状態以外の状態で使用する時(即ち後述のように背負い状態で使用 する時とかこれを自動車等に格納する時等)には台車2を図1Aに鎖線図示する ように折り畳むことが必要であり、しかも操作性という点からはこの台車2の張 り出し・折畳みは簡便な操作によって確実に行えることが要求される。
【0024】 このようなことから、この実施例のものにおいては、上記前側アーム21と後 側アーム22の間に後述の連結リンク25を配置している。この連結リンク25 は、その一端が枢支ピン46によって上記前側アーム21側に枢支された第1リ ンク部材26と、その一端が図3に示すように上記後側アーム22の可動アーム 部24側に固着された第2リンク部材27とを、連結ピン28によって相互に折 曲自在に連結して構成されている。従って、この連結リンク25は、上記可動ア ーム部24を矢印kーm方向に回動操作する場合にこれと一体的にその第2リンク 部材27が矢印nーo方向に回動し、これによって該連結リンク25は伸縮して上 記前側アーム21と後側アーム22とを接離方向に移動させることができるよう になっている。
【0025】 さらに、上記背負いバンド4は、その一端が上記ハンドル3の上部に設けたフ ック37に固定され、また他端が上記台車2の後側アーム22の中段部に設けた ブラケット35に固定されている。従って、この背負いバンド4は、上記幼児用 シート1に対して比較的高い位置に配置されることとなり、このため図5に示す ように使用者YはこのベビーカーZの後部面に背を向けてかがむことにより容易 にこの背負いバンド4に腕を通してこれを背負うことが可能となるものである。 尚、この背負い状態においては上記当て板36の配置位置が丁度使用者Yの腰部 に対応する高さとなるように該当て板36の取付位置が設定されている。このた め、この実施例においては、この左右一対の当て板36,36相互間にプレート 状の当て板36を取付け、この当て板36を介してベビーカーZの揺動方向荷重 を使用者Yの腰部で支持するようにしている。
【0026】 続いて、このように構成されたベビーカーZの使用法等について図4〜図7を 参照して説明すると、先ず、ベビーカーZを手押し状態で使用する場合であるが 、この場合には図4に示すように、上記台車2を開脚状態に設定するとともに、 幼児用シート1とハンドル3とをその使用時状態に設定し、この状態で上記幼児 用シート1に幼児Xを着座させる。そして、使用者Yは、上記ハンドル3の把持 部3bを手で把んで押しながら移動させるものである。この場合、バケット16 も開袋状態となっているため、このバケット16内に荷物を乗せることもできる (即ち、ベビーカーZを本来の機能であるベビーカーの他にショッピングカート としても利用できるものである)。尚、この場合、ベビーカーZの台車2は、そ の自重及び幼児Xの体重等がかかることにより上記後側アーム22の延出状態が 保持され、その安定性が確保される。
【0027】 一方、この手押し状態からこれを背負う場合には、上述のように背負いバンド 4が幼児用シート1の後部1b側に設けられていることから従来のように幼児X の着座方向を変える必要がなく、また該背負いバンド4の配置高さが比較的高い 位置に設定されていることから使用者YはベビーカーZをその手押し状態のまま かがんでこれに腕を通すことができるものである。従って、従来のように他人の 手助けを受ける必要がなく背負い作業が極めて簡単であるとともに、ベビーカー Zも安定な状態にあることからその安全性も同時に確保されるものである。
【0028】 背負いバンド4に腕を通した後は、使用者Yはそのまま立ち上がる。この状態 においては、図6において鎖線図示するように台車2は開脚状態のままととなっ ている。従って、使用者Yは、この状態において斜め後方に手を回して上記接地 杆33を把んでこれを矢印r方向に押圧操作する。すると、後側アーム22の可 動アーム部24が折曲されるとともに、これに伴って連結リンク25が作動し前 側アーム21が使用者Y後側アーム22側に引き寄せられて台車2は同図に実線 図示するような折畳み状態とされる。これで、幼児用シート1より後方側に突出 するものがなくなり、また使用者Y側に突出するものもなくなることから、使用 者Yは安全に且つ容易にベビーカーZを背負ったまま移動することができるもの である。
【0029】 一方、幼児用シート1に幼児Xを乗せていない状態においてベビーカーZを折 り畳んで格納する場合には、図7に示すように、先ずベビーカーZを手前側(矢 印s方向)に倒して上記接地杆33を接地させる。この状態でさらにベビーカーZ を手前に引き倒すと、該ベビーカーZはこの接地杆33の先端を中心として後方 側に傾動し、該ベビーカーZの重心点が該接地杆33の先端部を越えて後方側に 移動した時点において該ベビーカーZの自重が可動アーム部24の折曲方向モー メントとして作用し、該可動アーム部24が折曲せしめられる。すると、この可 動アーム部24の折曲に連動して台車2が自動的に折畳み状態とされる。然る後 、上記操作ノブ57を押圧操作して幼児用シート1及びハンドル3を格納時状態 にすることで、該ベビーカーZの折畳み作業が完了する。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本考案の実施例にかかるベビーカーの側面図
である。
【図1B】図1AのI−I矢視図である。
【図2】図1AのII部の拡大斜視図である。
【図3】図1AのIII部の斜視図である。
【図4】図1Aに示したベビーカーの使用状態説明図で
ある。
【図5】図4の状態変化図である。
【図6】図4の上記変化図である。
【図7】図4の状態変化図である。
【図8】従来のベビーカーの構造説明図である。
【図9】図8に示したベビーカーの使用状態説明図であ
る。
【図10】図8に示したベビーカーの使用状態説明図で
ある。
【図11】図8に示したベビーカーの使用状態説明図で
ある。
【符号の説明】
1は幼児用シート、2は台車、3はハンドル、4は背負
いバンド、5はブラケット、6はリンクバー、7は連結
杆、11は保護杆、12はシート、13はフットレス
ト、14は安全ベルト、15はパッド部材、16はバケ
ット、17〜19はブラケット、21は前側アーム、2
2は後側アーム、23は固定アーム部、24は可動アー
ム部、25は連結リンク、26は第1リンク部材、27
は第2リンク部材、28は連結ピン、31は前輪、32
は後輪、33は接地杆、35はブラケット、36は当て
板、37はフック、41〜47は枢支ピン、50はロッ
ク機構、51は回動レバー、52は支点ピン、53は作
動杆、54はロックピン、55はロックピン穴、56は
操作杆、57は操作ノブ、58はスプリング、Xは幼
児、Yは使用者、Qは補助者である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幼児を着座させるための幼児用シート
    を、開閉脚可能なる如くして前後方向に所定間隔をもっ
    て配置されるとともにそれぞれその先端部に車輪を備え
    た前側アームと後側アームとからなり且つこれら相互間
    に配置された連結リンクによってその開脚方向への変位
    が規制された台車によって支持せしめるとともに、上記
    幼児用シートから上方に延出するハンドルと該幼児用シ
    ートを背負うための背負いバンドとを備えたベビーカー
    であって、上記前側アームはこれを一体形成し、また上
    記後側アームはこれを上記幼児用シート寄りに位置する
    固定アーム部と上記車輪寄りに位置する可動アーム部と
    を相互に折曲可能に連結して構成するするとともに、上
    記連結リンクを、その一端が上記前側アームに枢支され
    た第1リンク部材とその一端が上記後側アームの可動ア
    ーム部に固着された第2リンク部材とを折曲自在に連結
    して構成し、さらに上記ハンドルを上記幼児用シートの
    後部位置に配置するとともに、上記背負いバンドはその
    一端が上記ハンドルに、他端が上記後側アームにそれぞ
    れ連結されていることを特徴とするベビーカー。
JP4354491U 1991-06-11 1991-06-11 ベビーカー Pending JPH04135873U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012519112A (ja) * 2009-03-02 2012-08-23 グリーンカート アイエヌティ リミテッド モジュール式ショッピングカート

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