JPH04134207U - 合紙帯挿入装置 - Google Patents

合紙帯挿入装置

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JPH04134207U
JPH04134207U JP3757091U JP3757091U JPH04134207U JP H04134207 U JPH04134207 U JP H04134207U JP 3757091 U JP3757091 U JP 3757091U JP 3757091 U JP3757091 U JP 3757091U JP H04134207 U JPH04134207 U JP H04134207U
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Application number
JP3757091U
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Inventor
茂 田中
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防錆油を塗布し、かつ合紙帯を挿入してコ
イル状に巻き取った金属帯の表面に錆が発生するのを防
止できる合紙帯挿入装置を提供する。 【構成】 金属帯Mを巻取リール1に巻き取りなが
ら、合紙帯巻出機から巻き出される合紙帯Pを前記巻取
リール1上の金属帯Mで巻き取って当該巻取リール1上
に巻き重ねられる金属帯M間に挿入する合紙帯挿入装置
において、金属帯用塗油装置4と合紙帯用塗油装置5を
設け、金属帯Mの表面に防錆油を塗布する一方、金属帯
M間に挿入される合紙帯Pに防錆油を湿潤させるように
した。このため、金属帯Mの表面に塗布した防錆油は合
紙帯Pに吸収されず、むしろ合紙帯Pにより防錆油を保
持できるから、金属帯Mの表面は防錆油で塗布した状態
に維持され、従来のように錆が発生することはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、金属帯(ブライト鋼板等)を製造後コイル状に巻き取る際、巻き 重ねられる金属帯間に合紙帯を挿入するための合紙帯挿入装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、製造された金属帯をコイル状に巻き取る際、巻取リール上で巻き重ね られる金属帯が互いに直接接触すると、金属帯表面の光沢性が劣化したり、又は 金属帯表面に擦り疵や掻き疵等が発生する。このような表面欠陥がある金属帯は 製造工程の最終検査ラインで格落ち製品とされ、歩留り率の低下を招く。特に、 ブライト鋼板等のように、表面が鏡面で粗度が0.2 μRa以下と細かく、光沢性 が要求される金属帯では問題となる。
【0003】 このため、巻取リール上で巻き重ねられる金属帯が互いに直接接触しないよう に、従来、金属帯を巻取リールに巻き取りながら、合紙帯巻出機から巻き出され る合紙帯を前記巻取リール上の金属帯で巻き取って当該巻取リール上に巻き重ね られる金属帯間に挿入することが行われている。
【0004】 しかしながら、合紙帯を巻取リール上の金属帯で巻き取りながら金属帯間に挿 入する際、合紙帯に皺が発生し易い。皺を発生させたまま合紙帯を金属帯間に挿 入すると、合紙帯の皺は金属帯間で金属帯表面に圧着されて転写され、金属帯表 面の疵となる。特に、板厚が薄い金属帯の場合に問題となる。また、金属帯表面 に塗布しておいた防錆油が金属帯間に挿入した合紙帯に吸収されるか又は揮発し て金属帯表面からなくなると、当該金属帯表面に錆を生じ易い。金属帯表面に錆 を生じていれば、金属帯の使用前に表面手入作業が必要となる。そして、金属帯 表面の錆や皺状疵はいずれもユーザーからのクレームやコンプレーンとなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、従来、合紙帯を金属帯間に挿入する際、合紙帯に皺が発生するのを防 止する方策は提案されている(特開平1-133611号公報、同1-289509号公報参照) 。しかしながら、合紙帯を金属帯間に挿入した後、金属帯表面に塗布しておいた 防錆油がなくなるのを防止する方策は未だに提案されていない。
【0006】 この考案は前記課題を解決するためになしたもので、金属帯表面に防錆油を塗 布する一方、合紙帯にも防錆油を湿潤させることによって金属帯表面の防錆油塗 布状態を維持できる合紙帯挿入装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、金属帯を巻取リールに巻き取りながら、合紙帯巻出機から巻き出 される合紙帯を前記巻取リール上の金属帯で巻き取って当該巻取リール上に巻き 重ねられる金属帯間に挿入する合紙帯挿入装置において、前記巻取リールへの金 属帯進入部に、金属帯に防錆油を塗布する金属帯用塗油装置を配設すると共に、 当該巻取リールへの合紙帯進入部に、合紙帯に防錆油を浸潤させる合紙帯用塗油 装置を配設したものである。
【0008】
【作用】
巻取リールに金属帯が巻き取られる前に、金属帯用塗油装置により金属帯表面 に防錆油が塗布されると共に、巻取リール上の金属帯で合紙帯が巻き取られる前 に、合紙帯用塗油装置により合紙帯に防錆油が浸潤させられる。このため、金属 帯表面に塗布した防錆油は合紙帯に吸収されず、むしろ合紙帯により防錆油が保 持されるから、金属帯表面を防錆油で塗布した状態に維持できる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0010】 図1は合紙帯挿入装置の全体を示す概略的な正面図、図2は合紙帯用塗油装置 を示す図1のA矢視平面図である。
【0011】 図中1は巻取リールで、圧延機の出側に配設されている。
【0012】 2はデフレクタロールで、圧延機と巻取リール1との間に配設されている。
【0013】 3は複数個のガイドロールで、巻取リール1の金属帯巻取り開始位置Sより金 属帯巻取り回転方向側とは反対側に配設されている。
【0014】 これらのガイドロール3のうち、巻取リール1の金属帯巻取り開始位置Sに最 も近いガイドロール3aは巻取リール1に巻き取られる金属帯Mと巻取リール1 の周面(又は既に巻き取られた金属帯M)との間に臨ませて配置されている。
【0015】 4は金属帯Mの両表面に防錆油を塗布する金属帯用塗油装置で、巻取リール1 への金属帯進入部(実施例ではデフレクタロール2の圧延機側)に配設されてい る。
【0016】 5は合紙帯Pに防錆油を浸潤させる合紙帯用塗油装置で、巻取リール1への合 紙帯進入部(実施例ではガイドロール3aの直近の巻取リール1側でかつ金属帯 用塗油装置4側とは反対側)に配設されている。
【0017】 この合紙帯用塗油装置5をガイドロール3aより巻取リール1側でかつ金属帯 用塗油装置4側とは反対側に配置する場合にガイドロール3aの直近に配置する 理由は、巻取リール1上での金属帯Mの巻太りにかかわらず合紙帯用塗油装置5 ができるだけ合紙帯Pから離れないようにするためである。
【0018】 合紙帯用塗油装置5はノズルスプレー式のもので、ノズルパイプ6の側面に間 隔をおいて複数個のノズル7を設けると共に、ノズルパイプ6にポンプ8をバル ブ9を介して管路10により接続している。そして、タンク11内の防錆油をポ ンプ8によりノズルパイプ6に供給して各ノズル7から巻取リール1とガイドロ ール3aとの間に掛けられた合紙帯Pに向かいその全幅に亘って噴射可能となっ ている。また、管路10にはポンプ駆動用モータを起動又は停止させる圧力スイ ッチが設けられており、管路10内の油圧が所定値を越えた時にポンプ8を停止 し、所定値より下がった時にポンプ8を駆動する構成となっている。12は管路 10に設けた圧力計である。
【0019】 尚、この実施例では、合紙帯用塗油装置5をガイドロール3aより巻取リール 1側に配置した例について説明したが、ガイドロール3aの巻取リール1側とは 反対側に配置しても良いことは言うまでもない。また、合紙帯用塗油装置5をノ ズルスプレー式にした例について説明したが、例えば合紙帯Pを挟む一対のロー ラを設け、少なくともその一方を、防錆油が供給される塗布ローラとした回転ロ ーラ式のものにしても良い。
【0020】 以上の構成において、圧延機から排出される金属帯Mはデフレクタロール2を 経て巻取リール1に巻き取られると共に、合紙帯巻出機から巻き出される合紙帯 Pは前記巻取リール1上の金属帯Mで巻き取られて当該巻取リール1上に巻き重 ねられる金属帯M間に挿入される。
【0021】 巻取リール1に金属帯Mが巻き取られる前に、金属帯用塗油装置4により金属 帯Mの両表面には全幅に亘り防錆油が連続的に塗布されると共に、巻取リール1 上の金属帯Mで合紙帯Pが巻き取られる前に、合紙帯用塗油装置5により合紙帯 Pには全幅に亘り防錆油が連続的に噴射され、当該合紙帯Pに防錆油が浸潤させ られる。
【0022】 合紙帯Pに浸潤させる防錆油は金属帯Mの両表面に塗布する防錆油と同質のも のであり、その量は極薄目でも効果があるが、望ましくは金属帯Mの表面(片面 )に塗布した油量(通常ブライト鋼板では2〜3g/m2 )の約1/3位が適切 である。合紙帯Pに浸潤させる防錆油の量は過多になると、合紙帯Pの強度が極 度に低下して当該合紙帯Pが作用する張力に耐え切れず破断し易くなり、過少に なると、金属帯Mの表面に塗布した防錆油を吸収してしまうからである。
【0023】 このように、巻取リール1上に巻き重ねられる金属帯Mの表面に防錆油を塗布 する一方、巻取リール1上の金属帯Mで巻き取られて当該巻取リール1上の金属 帯M間に挿入される合紙帯Pに防錆油を湿潤させると、金属帯Mの表面に塗布し た防錆油は合紙帯Pに吸収されず、むしろ合紙帯Pにより保持されるから、金属 帯Mの表面は防錆油で塗布した状態に維持される。
【0024】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、巻取リールへの金属帯進入部に配設した金属帯用塗 油装置により金属帯表面に防錆油を塗布する一方、巻取リールへの合紙帯進入部 に配設した合紙帯用塗油装置により合紙帯に防錆油を湿潤させるから、金属帯表 面に塗布した防錆油は合紙帯に吸収されず、むしろ合紙帯により防錆油を保持で きる。このため、金属帯表面は防錆油で塗布した状態に維持されるから、従来の ように金属帯表面に錆が発生するのを確実に防止でき、製品品質の維持が図れる と共に、ユーザーからのクレームやコンプレーンに有効に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す概略的な正面図であ
る。
【図2】合紙帯用塗油装置を示す図1のA矢視平面図で
ある。
【符号の説明】
1…巻取リール、2…デフレクタロール、3、3a…ガ
イドロール、4…金属帯用塗油装置、5…合紙帯用塗油
装置、6…ノズルパイプ、7…ノズル、8…ポンプ、9
…バルブ、10…管路、11…タンク、M…金属帯、P
…合紙帯.

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯を巻取リールに巻き取りなが
    ら、合紙帯巻出機から巻き出される合紙帯を前記巻取リ
    ール上の金属帯で巻き取って当該巻取リール上に巻き重
    ねられる金属帯間に挿入する合紙帯挿入装置において、
    前記巻取リールへの金属帯進入部に、金属帯に防錆油を
    塗布する金属帯用塗油装置を配設すると共に、当該巻取
    リールへの合紙帯進入部に、合紙帯に防錆油を浸潤させ
    る合紙帯用塗油装置を配設したことを特徴とする合紙帯
    挿入装置。
JP3757091U 1991-05-27 1991-05-27 合紙帯挿入装置 Pending JPH04134207U (ja)

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JP3757091U JPH04134207U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 合紙帯挿入装置

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JP3757091U JPH04134207U (ja) 1991-05-27 1991-05-27 合紙帯挿入装置

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