JPH04134158U - スタ−タモ−タの始動安全装置 - Google Patents

スタ−タモ−タの始動安全装置

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JPH04134158U
JPH04134158U JP4002691U JP4002691U JPH04134158U JP H04134158 U JPH04134158 U JP H04134158U JP 4002691 U JP4002691 U JP 4002691U JP 4002691 U JP4002691 U JP 4002691U JP H04134158 U JPH04134158 U JP H04134158U
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JP4002691U
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Inventor
政治 八束
昭彦 岡
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井関農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、エンジンスタ−タモ−タの始動安
全装置に関し、不測の端子短絡行為を阻止せんとするも
のである。 【構成】スタ−タモ−タの端子を覆うカバ−を非通電性
の部材で構成し、このカバ−には、互いに短絡させるこ
とによってエンジンが始動する端子間を仕切る隔壁をそ
の内側に一体的に設けたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、トラクタ−やコンバイン等の動力農機に搭載されるエンジンスタ −タモ−タの始動安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタ−やコンバインに搭載されるエンジンの始動は、操縦席に面したキ− スイッチを操作して行なうが、ボンネット内の点検整備を行なう際には、作業者 はいちいち操縦席側に戻らずに、その場でスタ−タモ−タの端子にドライバ−等 の工具を当ててエンジンを始動させることがある。
【0003】 この場合、変速装置が中立以外の位置にあり、しかもクラッチが接続されてい ると、機体が不測に発進する恐れがある。 通常、このような危険性を回避すべく作業者に注意を喚起する手段として、図 5に示すように各端子51、52を樹脂性のキャップ53で覆ったり、図7に示 すように各端子71、72、73間に非通電性の隔壁74を設け、これによって 各端子間が短絡させられるのを防止せんとするものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
こうした従来装置において、特に図5に示す形態では、各端子51、52が無 意識のうちに短絡させられる恐れは解消されても、図6のように作業者が強引に ドライバ−55等で短絡させることができるため、前記した危険を充分回避でき ない欠点がある。
【0005】 又、図7に示す形態も同様であり、各端子71、72、73を針金等で短絡さ せることができて、これも同様の欠点が存在している。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、前記した問題点に鑑みて提案するものであって、従来型の装置に 比し、安全で、しかも廉価に製造できるスタ−タモ−タの始動安全装置を提供す ることを目的とするものである。 このため、次のような技術的手段を講じた。即ち、互いに短絡させることによ ってエンジンが始動する可能性のある複数の端子を非通電性のカバ−で被覆する と共に、このカバ−の内側には、短絡させられる恐れのある端子間を仕切る隔壁 を前記カバ−と一体的に設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。まず、構成から説明する と、1はモ−タ本体、2はマグネチックスイッチを示し、このマグネチックスイ ッチ2は次の3つの端子を具備している。 即ち、モ−タ本体1側に接続されるモ−タ端子M、図示外のスタ−タリレ−に 接続されるS端子、及びスタ−タリレ−を介してバッテリ−側に接続されるバッ テリ−端子Bが一側に突出するように設けられている。
【0008】 5はこれらの端子の周囲を覆う円筒状のカバ−である。このカバ−5は樹脂で 構成されており、内部には円筒の軸心に沿う方向に隔壁6が設けられ、この隔壁 6はB端子と、それ以外のS、M端子を隔離している。 カバ−5の上面にはボックス状スパナ7が挿通できる程度の大きさの孔8が穿 設され、また、外周下部2ヵ所にはS、M各端子に接続されたハ−ネス10が通 過できる程度の開口11、12が設けられている。
【0009】 15はバッテリケ−ブル16を固定するための金具であり、金具15の一部に は折り返し部17が形成され、円筒状カバ−5に形成した差込口20からこの金 具15が外向きに外れないように構成している。21は絶縁チュ−ブである。 なお、このカバ−5はマグネチックスイッチ2の外周に嵌合してバンドで締め 付けて固定しても良いが、ボルトナット等の締着具を用いればさらに強固に固定 できる。
【0010】 このような構成において、S、M、Bの各端子は全て円筒状のカバ−5で覆わ れると共に、B端子と、それ以外のS、M端子はカバ−5内に設けた隔壁6で隔 離されているので、これらの端子を短絡させようと思っても、このままでは短絡 させることができない。したがって、作業中の不測の短絡は未然に防止できる。 また、意識的に短絡させる場合であっても、まず、カバ−5上面に形成した孔 8からボックス状スパナ7を差し込んでバッテリケ−ブル16を固定しているナ ット22を外し、ついで、カバ−5をマグネチックスイッチ2から外さなければ ならず、このようなカバ−5取外しのための2度の手間は反って運転席側のキ− スイッチ操作の方が便利ということになって安全性の向上策に繋がり、事故の危 険性を一層減らすことができる。
【0011】 また、このカバ−5は常態では各端子を覆っているので、洗車時等に直接水が 掛ったり、あるいは作業中泥水がこのカバ−5内に侵入するようなことがなく、 各端子周りの錆び付きや腐食を抑制できる。なお、カバ−5の孔8を着脱自在な ゴム等の蓋で塞ぐようにすれば一層防水性を高めることができる。 図4は別実施例を示すものであり、この場合はS、M端子はカバ−25で覆う ように構成し、B端子のみ端子の一部が樹脂性のカバ−25から突出するように 構成している。27は外周を樹脂で固めたナットで、カバ−25から突出したB 端子のねじ部に対してこのナット27を共締めすればカバ−25、ナット27全 てを絶縁できるようにしている。
【0012】 26はカバ−25と一体的に形成され、カバ−25から内向きに突設された隔 壁である。この隔壁26によりB端子と、S端子、M端子は隔離される。 この実施例の場合も、各端子はカバ−25で覆われているので、圧力水や泥水 が侵入することがなく、端子周りの錆び付きを防止できる。 また、カバ−25を止めているナット27でバッテリケ−ブル16の外れ防止 を行なっているので、このケ−ブルを押さえる余分な部品が不要となり、構成が 簡潔となって廉価なカバ−25を具現できる。
【0013】
【考案の作用効果】
以上説明したように、この考案は、互いに短絡させることによってエンジンが 始動する可能性のある複数の端子を非通電性のカバ−で被覆すると共に、このカ バ−の内側には、短絡させられる恐れのある端子間を仕切る隔壁を前記カバ−と 一体的に設けたことを特徴とするスタ−タモ−タの始動安全装置であるので、カ バ−が装着されている状態で無理やりに端子を短絡させようとしても、この隔壁 が邪魔板となってその短絡行為が阻止され、点検作業中の不測の端子短絡による エンジンの始動を防止できるものである。
【0014】 また、カバ−によって各端子は被覆されているので、圧力水、泥水等がカバ− 内に侵入することが困難となり、悪条件下で使用される農用機械への適用が可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切り欠いたスタ−タ本体の正面図であ
る。
【図2】要部の側断面図である。
【図3】バッテリケ−ブルと金具の斜視図である。
【図4】別実施例の側断面図である。
【図5】従来装置の側断面図である。
【図6】図5の装置におけるエンジン始動の様子を説明
した図である。
【図7】従来装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 スタ−タ本体 2 マグネチックスイッチ S スタ−タ端子 M モ−タ端子 B バッテリ−端子 5 カバ− 6 隔壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに短絡させることによってエンジンが
    始動する可能性のある複数の端子を非通電性のカバ−で
    被覆すると共に、このカバ−の内側には、短絡させられ
    る恐れのある端子間を仕切る隔壁を前記カバ−と一体的
    に設けたことを特徴とするスタ−タモ−タの始動安全装
    置。
JP1991040026U 1991-05-30 1991-05-30 スタ−タモ−タの始動安全装置 Expired - Lifetime JP2561657Y2 (ja)

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JPH04134158U true JPH04134158U (ja) 1992-12-14
JP2561657Y2 JP2561657Y2 (ja) 1998-02-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63198358U (ja) * 1987-06-08 1988-12-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63198358U (ja) * 1987-06-08 1988-12-21

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JP2561657Y2 (ja) 1998-02-04

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