JPH04134074A - トリアゾールジスルフィド誘導体 - Google Patents

トリアゾールジスルフィド誘導体

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JPH04134074A
JPH04134074A JP2253007A JP25300790A JPH04134074A JP H04134074 A JPH04134074 A JP H04134074A JP 2253007 A JP2253007 A JP 2253007A JP 25300790 A JP25300790 A JP 25300790A JP H04134074 A JPH04134074 A JP H04134074A
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JP
Japan
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group
substituents
formula
compound
carbon atoms
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Pending
Application number
JP2253007A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Oida
老田 貞夫
Takeo Miyaoka
宮岡 武男
Kazu Tajima
田島 和
Toshiyuki Konosu
俊之 鴻巣
Noriko Takeda
武田 憲子
Hiroshi Yasuda
安田 紘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04134074A publication Critical patent/JPH04134074A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発所圓且迫 本発明は、人および動物の真菌疾患に対して特に有効な
式(1)で表わされるトリアゾールジスルフィド誘導体
に関する。
特開昭61−85369号公報には、式(1)に類似し
たR2がアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロア
ルキル基であるスルフィド誘導体およびその酸化型誘導
体が抗真菌活性を有することが記載されているが、本発
明化合物であるジスルフィド誘導体についての記載はな
い。
本発明者らは、本発明のトリアゾールジスルフイド誘導
体が強力な抗真菌活性を有することを見い出し、本発明
を完成した。
生班夏構戎 本発明は、式(1)を有する化合物またはその酸付加塩
もしくはアルカリ金属塩である。
Ar 式中、Arは無置換またはフッ素、塩素原子およびトリ
フルオロメチルから選ばれた置換基1〜3個で置換され
たフェニル基を示し、R1は低級アルキル基を示し、R
2は1〜3個の置換基を有してもよい炭素数1〜5個の
アルキル基、1〜3個の置換基を有してもよい炭素数2
〜5個のアルケニル基、1〜3個の置換基を有してもよ
い炭素数3〜7個のシクロアルキル基、1〜3個の置換
基を有してもよい炭素数3〜7個のシクロアルケニル基
、1〜3個の置換基を有してもよい炭素数4〜lOのシ
クロアルキルアルキル基、1〜3個の置換基を有しても
よいアリール基、1〜3個の置換基を有してもよいアラ
ルキル基、1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素
、硫黄原子を少なくとも1個有する3〜6員環複素環基
または1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素、硫
黄原子を少なくとも1個有する3〜6員環複素環置換ア
ルキル基を示す。
計の置換基のハロゲン原子は、たとえば弗素または塩素
原子があげられる。R1の低級アルキル基は、たとえば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、5ec−ブチルまたはtert−ブチルがあ
げられる。R2の炭素数1〜5個のアルキル基は、たと
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル
、イソブチル、5ec−ブチル、tert−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチルまたはtert−ペンチルがあげ
られる。R2の炭素数2〜5個のアルケニル基は、たと
えばビニル、アリル、2−ブテン−1−イル、3−ブテ
ン−1−イル、3−ブテン−2−イル、2−ペンテン−
1−イル、3−ペンテン−1−イル、4ペンテン−1−
イルがあげられる。R2の炭素数3〜7個のシクロアル
キル基は、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルが
あげられる。
R2の炭素数3〜7のシクロアルケニル基は、たとえば
2−シクロプロペン−1−イル、2−シクロブテン−1
−イル、2−シクロペンテン−1イル、3−シクロペン
テン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−
シクロヘキセン−1イル、2−シクロパ1ブテンー1−
イルがあげられる。炭素数4〜10のシクロアルキルア
ルキル基のシクロアルキル部分は、たとえばシクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキ
シルがあげられ、シクロアルキルアルキル基のアルキル
部分としては、たとえばメチル、エチル、プロピルまた
はブチルがあげられる。R2のアリール基は、たとえば
フェニル、ナフチルがあげられる。R2のアラルキル基
は、たとえばベンジル、フェネチル、3−フェニルプロ
ピルがあげられる。
1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素、硫黄原子
を少なくとも1個有する3〜6員環複素環基および1〜
3個の置換基を有してもよい窒素、酸素、硫黄原子を少
なくとも1個有する3〜6員環複素環置換アルキル基の
複素環基は、たとえばアジリジニル、アゼチジニル、ピ
ロリジニル、ピロリル、ピペリジル、ピリジル、モルホ
リニル、オキシラニル、オキシラニル、テトラヒドロフ
ラニル、フリル、テトラヒドロピラニル、ジオキサシク
ロヘキシル、ジオキソラニル、オキサチオシクロペンチ
ル、テトラヒドロチエニル、オキサゾリジニル、オキサ
ゾリニル、オキサシリル、イソオキサゾリル、チアゾリ
ジニル、チアゾリニル、チアゾリル、イミダゾリル、ト
リアゾリル、ピリミジニルまたはチエニルがあげられる
1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素、硫黄原子
を少なくとも1個有する3〜6員環複素環置換アルキル
基のアルキル部分は、たとえばメチル、エチル、プロピ
ルまたはブチルがあげられる。
1〜3個の置換基を有してもよい炭素数1〜5個のアル
キル基、1〜3個の置換基を有してもよい炭素数2〜5
個のアルケニル基、1〜3個の置換基を有してもよい炭
素数3〜7個のシクロアルキル基、1〜3個の置換基を
有してもよい炭素数3〜7個のシクロアルケニル基、1
〜3個の置換基を有してもよい炭素数4〜10のシクロ
アルキルアルキル基、1〜3個の置換基を有してもよい
アリール基、1〜3個の置換基を有してもよいアラルキ
ル基、1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素、硫
黄原子を少なくとも1個有する3〜6員環複素環基およ
び1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素、硫黄原
子を少なくとも1個有する3〜6員環複素環置換アルキ
ル基の置換基は、たとえばメチル、エチル、プロピルも
しくはイソプロピルのような低級アルキル基、弗素、塩
素、臭素もしくは沃素のようなハロゲン原子、−OR3
基(式中、R3は水素原子または低級アルキル基を示す
。) 、−0COR’  (式中、R4は水素原子また
は低級アルキル基を示す。)、−NOR5基(式中、R
5は水素原子または低級アルキル基を示す。)、NHO
R6基(式中、R6は水素原子または低級アルギル基を
示す。) 、NR’R8基(式中、R7およびR8は同
一または異なって水素原子または低級アルキル基を示す
。) 、−N++copq基(式中、R9は水素原子ま
たは低級アルキル基を示す。)、NHCOOR” (式
中、RIOは水素原子または低級アルキル基を示す。)
、−COOR”(式中、R1+は水素原子または低級ア
ルキル基を示す。)、−CONRI2R′3(式中、p
+2およびRI3は同一また:ま異なって本素原子また
は低級アルキル基を示す、)、−3(0)、、R”(式
中、nは0.1または2、R14は低級アルキル基を示
す。)、ヒドロキシメチル、ホルミル、オキソ、ニトロ
またはシアノがあげられる。
上記のR3−R14の低級アルキル基はR1の低級アル
キル基と同意義を示す。
式(1)を有する好適化合物は、 Arが、2.4−ジクロロフェニル、24−ジフルオロ
フェニル、4−10ロフエニル、2−クロロ−4−フル
オロフェニル、2−フルオロ−4−クロロフェニル、2
−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニルまた
は4−(1−リフルオロメチル)フェニルであり、特に
好適には2,4−ジクロロフェニル、2.4−ジフルオ
ロフェニル、4クロロフエニルまたは2−フルオロ−4
−クロロフェニルである化合物、 R1がメチル、エチル、プロピル、とくにメチルである
化合物、 R2がメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、5ec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2
−ペンチル、アリル、3−ブテン−1イル、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
、シクロプロピルメチル、1−(シクロプロピル)エチ
ル、1−メチルシクロプロピル、シクロブチルメチル、
2−(シクロペンチル)エチル、1−メチルシクロヘキ
シル、2−シクロペンテン−1−イル、フェニル、4ク
ロロフエニル、3−フルオロフェニル、3−シアノフェ
ニル、4−メトキシフェニル、ベンジル、フェネチル、
2−ピリジル、4−ピリジル、2クロロ−4−ピリジル
、4−メチル−2−ピリジル、6−メドキシー3−ピリ
ジル、4−シアノ2−ピリジル、IH−2−ピロリル、
1−メチル3−ピロリル、フルフリル、5−メチルフル
フリル、3−フリルメチル、2−オキサシリル、2オキ
サシリルメチル、1−(2−オキサシリル)エチル、3
−イソキサゾリルメチル、2−チアゾリルメチル、1−
(2−チアゾリル)エチル、2イミダゾリル、4−イミ
ダゾリルメチル、IHl、’)、4− )、リアゾール
−3−イル、(1−メチル1.2.4−トリアゾール−
3−イル)メチル、2テニル、3−テニル、l−(2−
ヂエニル)エチル、2−クロロエチル、2−フルオロエ
チル、2.2.2−1−リフルオロエチル、1−フルオ
ロメチル、2−二トロエチル、2−クロロシクロプロピ
ル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、
1−ヒドロキシ−2−プロピル、2.3−ジヒドロキシ
プロピル、2−オキソエチル、2−メトキシエチル、3
−エトキシプロピル、2−アミノエチル、3−アミノ−
2−ヒドロキシプロピル、1−アミノ−2−プロピル、
2−(アセトアミド)エチル、カルボキシメチル、1−
力ルボキシエチル、2−カルボキシメチル、1−力ルボ
キシ−2−プロピル、3−カルボキシ−2−プロペン−
1イル、メトキシカルボニルメチル、カルバモイルメチ
ル、1−力ルバモイルエチル、2−カルバモイルエチル
、1−カルバモイル−2−プロピル、2−カルバモイル
−2−ヒドロキシエチル、シアノメチル、1−シアノエ
チル、2−(ヒドロキシイミ、))エチル、2−アミノ
−2−力も・ボキシエチル、1−アミノ−1−カルボキ
シ−2−プロピル、1−(メトキシイミノ)−2−プロ
ピル、2−ヒドロキシシクロプロピル、2−ヒドロキシ
シクロペンチル、3−アミノシクロブチル、3−カルバ
モイルシクロブチル、3−カルボキシシクロペンチル、
(2−アミノシクロプロピル)メチル、(3−カルバモ
イルシクロブチル)メチル、1−〔3−(ホルムアミド
)シクロブチル〕エチル、3−アゼチジニル、1−ホル
ミルピロリジン−3−イル、5−カルバモイルピロリジ
ン−3−イル、4−オキソアゼチジン−2−イル、2−
オキソピロリジン−3−イル、5−ヒドロキシメチル−
2−オキソピロリジン−3−イル、1−(2オキソアゼ
チジン−3−イル)エチル、(1−ボルルピロリジン−
2−イル)メチル、(5−オキソピロリジン−2−イル
)メチル、5−カルボキシピロリジン−3−イル、(ア
ジリジン−2−イル)メチル、(オキシラン−2−イル
)メチル、オキセタン−3−イル、(オキセタン−2−
イル)メチル、1−(オキセタン−3−イル)エチル、
(3−ヒドロキシオキ上クン−2−イル)メチル、(2
−オキサゾリン−2−イル)メチル、(2オキザゾリン
−5−イル)メチル、(1,3−ジオキソラン−2−イ
ル)メチル、(4−メチル−1゜3−ジオキソラン−2
−イル)メチル、テトラヒドロフラン−3−イル、1−
(テトラヒドロフラン−2−イル)エチル、1,3−オ
キサチオシクロペンクン−2−イル、テトラヒドロチオ
フェン−3−イル、テトラヒドロチオフェン−2−イル
メチル、・1−(テトラヒドロチオフェン−3−イル)
エチルから選ばれる化合物である。
本発明の具体的な好適化合物(1)の例としては、表1
に示すよ、うな化合物をあげることができる。
表1 C,H5 n −C3H7 i−C+Ht −C4Hg 5ec−CJq tert−C,)I。
例 r ゝ′ゝOCH3 \!/\C0OH /C0NI+□ 0■ ゝ” NO3 ゝ\/′\NHCHO ゝ−/” NHCOCH3 \ツy’□ 740□ ゝ\7/\F ゝ′ゝCF3 ゝ\/′\OH 0■ ゝ\/\5(0)2C2H5 Hz ん人C0OH \、/\、0COCH:1 ゝV′ゝCOOCH3 CHO \〜ハ\10H ゝ\/” Cll0 \−△Nl]! ゝ′綬NOCH3 \7ハ、OC2H5 r C211。
n−C3117 i−C311゜ n −C4tl 。
5ec−CJq tert−C4Hq \、、y C0011 ゝ\/\C0NHz \7ハ、0COCH3 CH。
\、A、、 CN \ゾ/\C0OH 刈入COOCH3 \、77C00CH3 ゝ\7/\F ゝ\/\CHF2 ゝ\/” OH CH r \/CN ゝ′ゝNll□ \、/\、NIICHO ゝ\/′\NOH ゝ\/\N−0C2H3 \/\5C113 ・3.7勺5(Q)zcH3 例 Ar Js 例 Ar R’ ゝべ( ゝ\7′\NH2 ゝ\/〆\C0OH ゝ″NO□ \、/\、QC)13 \、/令\/C0OH 本発明のトリアゾールジスルフィド誘導体(1)は少な
くとも2つの不斉炭素を有しており光学異性体およびジ
アステレオマーが存在する。光学異性体は一般的な光学
分割の手法により、あるいは不斉合成の手法によって両
対掌体を得ることができる。またジアステレオマーの分
離は分別再結晶やクロマトグラフィーなどの通常の分離
法を用いて行なうことができる。式(1)はこれらの異
性体の一つまたは混合物を包含する。
本発明のトリアゾールジスルフィドG1体<i>は、そ
のま\で、もしくは酸付加塩の形状で、あるいはR2中
にカルボキシル基を有する場合はアルカリ金属塩の形状
で抗真菌剤として使用することができる。化合物(1)
の酸付加塩は、たとえば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝
酸、メタンスルホン酸または蓚酸塩があげられ、化合?
1(1)のアルカリ金属塩は、たとえばリチウム、ナト
リウムまたはカリウム塩である。
本発明の式(1)を有する化合物の製造は以下に示す方
法によって行なうことができる。
r (上記式中、^rおよびR1は前述したものと同意義を
示し、R2は前述したものと同意義を示すほか、R2に
アミノまたはアルキルアミノ基が存在するときはそれら
の基が保護されているものを示す。その保護基は、たと
えばポルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイルな
どのアシル基またはtert−ブトキシカルボニルがあ
げられる。)すなわち、特願平2−35928号に記載
されているチオール化合物(2)にジスルフィド化合物
(3)を塩基性条件下で反応させて目的化合物(1)を
製造する方法である。反応は不活性気体雰囲気下で無溶
媒または塩化メチレンなどの溶媒を用いて行われる。反
応に用いられる塩基は、有機塩基であるトリエチルアミ
ンやジイソプロピルエチルアミンなどの三級アミンが用
いられる。使用される量は、触媒量ないし化合物(2)
に対し1モル当量である。ジスルフィド(3)の使用量
は1〜5モル当量であるが、通常は1〜2モル当量で充
分である。反応温度は0〜50°Cで、反応時間は2〜
15時間である。反応液を常法に従って処理すると化合
物(1)が得られる。なお、生成物中のR2か保護され
たアミノ基またはアルキルアミノ基を有する場合はさら
に酸処理によって脱保護反応を行なえばアミノ基あるい
はアルキルアミノ基を有する目的化合物(1)に導くこ
とができる。
本発明の化合物(1)は次に示す方法によっても製造す
ることができる。
Ar Ar (上記式中、ArおよびR’ は前述したものと同意義
を示す。R2は前述したものと同意義を示ずほか、R2
にアミノまたはアルキルアミノ基が存在するときはそれ
らの基が保護されているものを示す。その保護基)、ま
、たとえばポルミル、アセチルプロピオニル、ベンゾイ
ルなどのアシル基またはtert−ブトキシカルボニル
があげられる。Xは塩素、臭素もしくは沃素原子を示す
。)すなわち、前述のチオール化合物(2)にスルフェ
ニル化試薬(4)を塩基性条件下で反応させて目的化合
物(1)を製造する方法である。反応に用いられる溶媒
としては、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジエチルエーテル、ベンゼン、塩化メチレン、
クロロホルム等が用いられる。反応に用いられる塩基は
、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、などの有
機塩基であり、使用される量は化合物(2)に対し1〜
2モル当量である。スルフェニル化試薬(4)は1〜2
モル当量用いられる。反応温度はO″Cないし室温であ
り、反応時間は10分間ないし1時間である。反応液を
常法に従って処理すると化合物(1)が得られる。
本発明の化合物(1)は次に示す方法によっても製造す
ることができる。
Ar (上記式中、Ar、R’およびR2は前述したものと同
意義を示す。)すなわち、前述のチオール化合物(2)
と過剰のチオール化合物(5)を溶媒中に共存させてお
き、塩基存在下、沃素を加えることによって目的化合物
(1)を製造する方法である。反応に用いられる溶媒は
、メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒド
ロフランあるいはこれらと水との混合溶媒である。反応
に用いられる塩基はナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、リチウムメトキシド、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどであり、使用される量は化合物(2
)に対し3〜7モル当量である。チオール化合物(5)
および沃素の使用量は、化合物(2)に対しそれぞれ3
〜7モル当量である。反応温度はO′Cないし室温であ
り、反応時間は10分間ないし1時間である。反応液を
常法に従って処理すると化合物(1)が得られる。
本発明の化合物(1)は、さらに次に示す方法によって
も製造することができる。
Ar (上記式中、行、R1およびR2は前述したものと同意
義を示す。)すなわち、前述のチオール化合物(2)ト
3−ニトロー2−ピリジンスルフェニルクロリドを塩基
存在下で反応させてジチオ化合物(7)を製造し、つい
で(力と前述のチオール化合物(5)を塩基存在下で反
応させることによって目的化合物(1)を製造する方法
である。化合物(2)と(6)の反応で(力を得る工程
において用いられる溶媒は塩化メチレン、クロロボルム
、テトラヒドロフランなどである。塩基触媒はトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの三級アミ
ンが用いられ、その使用量は通常1モル当量である。ス
ルフェニル化試薬(6)の使用量は(2)に対し1モル
当量である。
反爬は通常0°Cないし室温で行なわれ、反応時間は1
5分間ないし1時間である。反応液を常法に従って処理
すると化合物(7)が得られる。化合物(7)とチオー
ル化合物(5)の反応によって(1)を得る工程におい
て用いられる溶媒は、塩化メチレン、クロロボルム、テ
トラヒドロフランなどである。反応において用いられる
塩基触媒はトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルア
ミンなどの三級アミンであり、その使用量は0.1〜1
モル当量である。(2)の使用量は(7)に対し1モル
当量である。反応温度は0°Cないし室温であり、反応
時間は10分間ないし1時間である。反応液を常法に従
って処理すると化合物(1)が得られる。
発訓Iバ亦栗 本発明の化合物(1)の実験カンジダ症に対する効果は
次の通りである。
カンジダ・アルビカンス(Candida albic
ans)7〜9X106個を接種したマウス(−群10
匹)に、l、4.24時間後薬剤20mg/kgを経口
投与して感染後9日目の生存率を調べた。なお無投与群
の2日目の生存率は0%であった。
実施例1 ケトコナゾール 上記のように本発明の化合物(1)は対照化合物のケト
コナゾールよりすぐれた抗真菌活性を示す。
本発明の化合物(1)は単独で、もしくは他の賦形剤、
希釈剤、分散剤などの添加剤と共に、経口的もしくは非
経口的に投与するための剤型として製剤化して使用され
る。
投与量、投与回数は症状、年令、体重、投与形態等によ
って異なるが、経口投与の場合には通常成人1日あたり
50〜2000mg、好ましくは100〜600mgを
1回または数回に分けて投与することが出来る。
以下に実施例をあげてさらに詳しく説明する。
(2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
=3−メルカプト−1−(IH−1,2,4−)リアゾ
ール−1−イル)−2−ブタノール 1’51mg(0
,53mmoj2 )に、窒素雰囲気上室温でジメチル
ジスルフィド0.9 mflとトリエチルアミン10m
g(0,1mmoj2)を加えた。3時間後、反応混合
物を減圧上濃縮し得られる残渣179mgをシルカゲル
2gを用いるカラムクロマトグラフィーで精製〔酢酸エ
チルーヘキザン(1:2〜2:3)混合溶媒で溶出〕シ
1こ。得らγムる固体を酢酸エチル−ヘキサン(1: 
4)混合溶媒から再結晶を行ない融点86〜86.5°
Cを有する目的物100mgを得た。
比旋光度[αlb  −93,8°(C=1.01. 
C)li3 )IRスペクトルシmax(CIICI!
、3)cm−’ :  3420.16181597、
150O NMRスペクトル(CIIIICffi :l)699
m  :  1.23(3H,d、J=7Hz)、 2
.53(3H,s)、 3.48(LH,qd、J=7
.1.5Hz)、’4.86(IH,d、J=1.5H
z)、 4.87(IH,dJ=14)1z)、 5.
1H1)1.d、J=14)1z)、 6.5〜7.0
(21Lm)、  7.1 〜7.6(11Ln+)、
7.76(11(、s)7.82(LH,s) 実施例2 ゛−ル 一イル 一ル (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
3−メルカプト−1−(IH−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)−2−ブタノール 100■(0,35
mmoりを塩化メチレン3 mlに溶かし、窒素雰囲気
上室温で撹拌しながら、フェニルスルフェニルクロリド
50.9 mg (0,352mmo 42 )  と
トリエチルアミン35.5■(0,351mmo 42
 )を加えた。
1時間後、反応液に酢酸エチルを加えて希釈し、水冷し
た希重曹水についで飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、溶媒
を減圧上留去した。残留油状物をシリカゲル2gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキ
サン(1:2〜2:3)混合溶媒で溶出して目的物13
0111gを油状物として得た。
IRスペクトルvmaxCCHC(13)cm−’ :
  3410.16171592、1498 NMRスペクトル(CDC(13)699m  :  
1.17(3H,d、J−71(z)、 3.48(L
H,q、J=7Hz)、 4.72(Ill、d、J=
i 4H2>、 4.90(iH,br、s)、 5+
01CIH1a+J=14Hz)、 6.4〜7.0(
21Lm)、 7.0〜7.9(68,m) 。
7.74(2H,br、s)。
上で得たジチオ誘導体128mgをエーテル2 mlに
溶かし、4規定塩酸−ジオキサン溶液0.0813mj
!を、氷冷下加えた。溶媒を減圧上留去して得られる残
渣にエーテルを加えて結晶化を行ない、塩酸塩1311
11gを得た。
融点 119〜131°C 比旋光度[αL   106°(C=1.02. Me
OH)実施例3 2R3R)−2−24−ジフルオロフェニル1アゾール
−1−イル −2−  −ルト (2R,3R) −2−(2,4−ジフルオロフェニル
)3−メルカプト−1−(LH−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−2−ブタノール 100mg(0,
35mmoA )を塩化メチレン2 mlに溶かし窒素
雰囲気上室温でジフルフリールジスルフィド’/ 9m
g (0,35mmoj2 )とトリエチルアミン40
K (0,40mmoffi)を加えた。15時間後、
減圧上溶媒を留去して得られる残留油状物をシリカゲル
5gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキシル(1: 1)混合溶媒で溶出して目的物
65■を油状物として得た。
IRスペクトルシmax(CHCj2.)am−’ :
  3420+ 1618+1600 150O NMRスペクトル(CDCj23)δppm  :  
1.05(3H,d、J。
7tlz)、  3.16(LH,q、J=7tlz)
、  3.99(2H,s)。
4.79(III、d、J=1411z)、  4.9
H111,br、sL5.03(LH,d J=141
1z)、  6.2〜6.5(211,m)。
6.5〜7.0(2H,m)、  7.1〜7.6(2
H,m)。
7.77(IILs)、  7.83(LH,s)。
上記油状物48mgをエーテル3 mQに溶かし蓚酸1
0、9 mgを加え濃縮した。得られた固体をエーテt
1′7’ゝ丁 ノ l (i ・ 乙/(比ロイ甘味/
J゛つ丹15日日しく蓚酸塩49.8 mgを得た。
融点 78〜81°C 比旋光度[αL   42°(C=0.51. MeO
H)実施例4 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メルカプト−1−(IH−1,2,4−)リアゾ
ール−1−イル)−2−ブタノール 129■(0,4
52mmo E )を塩化メチレン2.5 mlに溶か
し、窒素雰囲気上室温でビス(2−ヒドロキシエチル)
ジスルフィド87.3 mg (0,565mmo E
 )とトリエチルアミン6 Qmg (0,59mmo
j2)を加え、−晩撹拌した。反応液を減圧上濃縮して
得られる油状物をシリカゲル2gを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(3:1〜
5:1)混合溶媒で溶出した。得られる油状物をさらに
ローバーカラムB(B・メルク社製)を用いるカラムク
ロマトグラフィーで精製(酢酸エチルで溶出)して目的
物91.5■を油状物として得た。
JRスペクトルシmax(C)ICffi3)cm−’
 :  3410+  1618+1597.150O NMRスペクトル(CDCj2+)δppm  :  
1.19(3H,d、J=7)1z)、  2.53(
18,br)、  2.96(211,t、J=5.5
Hz)。
3.51(IH,q、J=7)1z)、  3.93(
2H,t、J=5.5Hz)。
4.98(311,br、s)、  6.5〜7.H2
1(、m)、  7.1〜7.7(IH,m)、  7
.81(IH,s)、  7.87(IH,s)。
上で得た化合物80mgを酢酸エチル1 mflに溶解
し、氷冷下4規定塩酸−ジオキサン溶液0.06 ml
を加えた。溶媒を微圧下留去して得られる残渣に日rト
尺山 アノl/     %l  て 7 ′とlノu
/L、L年6u日1ししJ茹τ曇健l茄(Umgを得た
融 点  116〜128°C(分解)比旋光度[αI
D   63.3°(C=0.55. Meal()実
施例5 一イル −2−ブタノール (2R,3R) −2−(2,4−ジフルオロフェニル
)3−メルカプト−1−(il+−1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)−2−ブタノール 124 mg(
0,44mmoj2’) 、3−メルカプトプロパン−
12ジオール0.5 mQ、水酸化ナトリウムO,l 
gをエタノール2 ml−水2 mfl混合溶媒に溶か
した。室温にて撹拌しながらこの中へヨウ素を少しずつ
加えた。ヨウ素の褐色が消えなくなるまで加えた後、反
応液に酢酸エチルと亜硫酸ナトリウム水溶液を加えた。
酢酸エチル層を分取し、飽和食塩水で洗った後乾燥し、
溶媒を微圧下留去した。残留物をシリカゲル3gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ベン
ゼン(3ニア〜10:0)混合溶媒で溶出し目的物13
8mgを淡黄色泡状物として得た。
又二13コ什二火 比旋光度[αlo   39.9″’ (C・1.10
. CHCff3)IRスペクトルシmax(CHCj
23)cm−’ :  3400(br)。
1614、1500.1270.1140.964.8
50゜NMRスペクトル(CDCff 3+D20)δ
ppm  :  1.21(1,5H,d、J=611
z)、 4.23(1,5H,d、J=6’Hz)。
2.86(0,5H,dd、J=14.8Hz)、  
2.9〜3.0(LH。
m)、  3.04(0,51!、dd、J=14.5
11z)、  3.51(IH。
q−1ike、 J=約7Hz)、 3.6〜3.9(
2H,m)4.0 〜4.1(LH,m)、  4.9
〜5.H2fl、m)、  6.7〜6.8(211,
m)、  7.3〜7.4(III、m)、  7.7
8(III。
s)、  7.81(ltLs)。
上記泡状物217mgを酢酸エチルに溶解し、エーテル
に溶かした発煙硝酸35mgを加えた。溶媒を留去して
得られる残留物にエーテルとヘキサノを加えて固化させ
て決取し、融点104〜107°Cを有する粉末状の硝
酸塩212mgを得た。
実施例6 実施例4と同様にして、(2R,3R) −2−(2゜
4−ジフルオロフェニル)−3−メルカプト−1(Il
b−C2,4−+−リアゾール−1−イル)−2=ブタ
ノールとビス(3−アセトキシプロピル)ジスルフィド
とを反応させて目的化合物を油状物として得た。
NMRスペクトル(CDCII 3)δppm  : 
 1.17(3H,d、J=7Hz)、 1.7〜2.
4(2H,m)、2.04(311,s)、 2.84
(2H,t−1ike、 J=7Hz)、 3.45(
IH,q、J=7Hz)。
4.18(2H,t、J=6.5)1z)、4.9(I
H,d、J=IHz)。
4.98(2H,s)、 6.5〜7.0 (2H,m
)、 7.1〜7.6(IH,m)、 7.78(IH
,s)、7.85(Ill、s)。
上で得たジチオ化合物73■と蓚酸16mgを酢酸エチ
ルに溶かした後ヘキサノを加えて蓚酸塩結晶62mgを
得た。
融点 90〜91°C 比旋光度[αlI、−69.3°(0,54,DMF)
実施例7 トリアゾールー1−イル −2−ブタノール3−ニトロ
−2−ピリジンスルフェニルクロライド105mg (
0,55mmon)を塩化メチレン5m!に溶かし、窒
素雰囲気下o′cで撹拌しながら、(2R,3R)−2
−(4−クロロフェニル)−3−メルカプト−1−([
1−1,2,4−トリアゾール1−イル)−2−ブタ)
−ルl 20mg (0,42mmoりを加えた。20
分後口イソプロピルエチルアミン55mg (0,42
mmoffi)を加え同温度で20分撹拌した。反応液
に酢酸エチルを加えてうすめ、飽和食塩水で洗った後、
乾燥し溶媒を減圧上留去した。残留物を少量のベンゼン
に溶かして、一部の不溶固体を濾過して除いた。炉液が
らベンゼンを減圧上留去して、(2R,3R)−2−(
4クロロフエニル)−3−((3−ニトロ−2−ピリジ
ン)ジチオ) −1−(IH−1,2,4−)リアゾー
ル−1−イル)−2−ブタノール 185mgを油状物
として得た。
iRスペクトルl/ maX (CHCE 3:) C
1n −’ :  j20LJ+  13DU。
NMRスペクトル(CDCff 、)δppm  : 
 1.3G(311,d、J=7Hz)、 3.37(
IH,q、J=7Hz)、 4.63(IH,d、J=
14)1z)、 5.14(IH,d、J=14Hz)
、5.60(III、br)7.34(411,s)、
 7.47(ltl、dd、J=9.5Hz)、7.8
4(III、s)、 7.98(18,s)、 8.5
9(IH,dd、J=9゜1.5Hz)、 8.96(
LH,dd、J=5.1.511z)。
上で得た粗製のジチオ化合物185mg(0,42mm
off)を塩化メチレン5雌に溶かし、0°Cでメルカ
プト酢酸37.8mg (0,42mmoffi)とト
リエチルアミン46.5mg (0,46mmof!、
)を加えた。
同温度で20分間撹拌後、溶媒を減圧上留去した。
残留物を水20m!とヘンセン20mftに分配し、水
層を分けとった。水層に酢酸9310gを加えて酸性化
し分離する油状物を酢酸エチルで2回抽出した。
溶媒を減圧上留去して得られる油状物(一部面体)をベ
ンゼンに溶かし、不溶の固体を濾過して除いた。J液を
微圧下濃縮して得られる固体(107mg)をアセI・
ンーヘキサン混合溶媒から再結晶を行なって融点109
〜115°Cを有する目的物を、(;=上J上1ヨal
−j−rI+−ヨIJう誹11△0日 L L7 し 
1寸Z’+6比旋光度[α]o   96.4°(C=
1.07. MeOH)IRスペクトルシmax(KB
r)cm−’ :  3360 1720゜NMRスペ
クトル(CDCj23)δI)I)m  :  1.1
7(3tl、d、J=7fiz)、 3.42(LH,
q、J=7Hz)、 3.50(21+、s)4.63
(IH,d、 J=1411z) 、 5.08(II
I、 d、 J=14)1z) 。
7.37(4H,s)、 7.80(IH,s)、 8
.33(llt、s)。
8.97(2Hbr)。
実施例8 1.24 ト1アゾールー1−イル 2−ブ ノ ド 実施例7と同様にして、(2R,3R)−2−(2゜4
−ジフルオロフェニル)−3−メルカプト−1(Ill
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2ブタノー
ル 100mgを出発原料にして標記の目的化合物10
3mgを油状物として得た。
IRスペクトルvmax(KBr)cm−1:  34
00. 1720゜NMI?スヘクトル(cDCI!、
3)δppm  :  1.16(3H,d、J=71
1z)、 3.52(211,s)、 3.68(II
I、q、J=711z)4.85(LH,d、J=14
Hz)、5.13(月1.d、J=14Hz)。
6.5〜7.0(2H,m)、 7.05〜7.6(I
H,m)7.73(III、s)、 8.43(III
、s)、 9.7(211,br)。
上で得たジチオ化合物103 mgをエーテル1 ml
に溶かし、水冷上硝酸17.3 mgをエーテル1瀬に
うすめて加えた。溶媒を留去して得られる固体をアセト
ン−ベンゼンから再結晶を行なって融点125〜126
.5°Cを有する硝酸塩96mgを得た。
比旋光度[αIo  −61,2°(C=0.91. 
MeOH)。
実施例9 ブタノール ト 3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニルクロリド75■
(0,39mmoA )を塩化メチレン3瀬に溶かし、
窒素雰囲気下O′Cで撹拌しながら、(21’?3R)
−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3メルカプト
−1−(IH−1,2,4−トリアゾール1−イル)−
2−ブタノール loOmg(0,35mmoj2)を
加えた。5公役ジイソプロピルエチルアミン46mg 
(0,36mmon )を加えて同温度で15分間撹拌
した。反応液に酢酸エチルを加えてうずめ、飽和食塩水
で洗った後乾燥し、溶媒を減圧上留去した。残留物を少
量のベンゼンに溶かして、一部の不溶固体を濾過して除
いた。ヂ液からベンゼンを減圧上留去して、(2R,3
R)−2(2,4−ジフルオロフェニル)−3−((3
−二1・ロー2−ピリジル)ジチオ) −1−(III
−L2゜4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタ、?
−ル165mgを油状物として得た。
NMRスペクトル(CDCffi 3)δppm  :
  1.26(3H,d、J−7Hz)、 3.75(
ILq、J=711z)、 4.9HII(、dJ=1
4Hz)、 5.42(ill、d、J=1411z)
、 6.30(IHs)、 6.5〜7.0(2)1.
m)、 7.42(Ill、dd、J=9.5Hz)、
 7.2〜7.75(in、m)、 7.78(LH,
s)7.86(18,s)、 8.56(IH,dd、
J=9.1.5Hz)。
9.00(LH,dd、J=5.1.5Hz)。
上で得た粗製のジチオ化合物128mgを塩化メチレン
3 mlに溶かし、O′Cで3−メルカブトプロピオン
酸25mg (0,24mmof )とトリエチルアミ
ン30mg (0,30mmoffi)を加えた。同温
度で20分間撹拌後、溶媒を減圧上留去した。残留物を
水15mj!とベンゼン15m2に分配し、水層をわけ
とった。水層に酢酸60mgを加えて酸性化し分離する
油状物をベンゼンで2回抽出した。溶媒を減圧上留去し
て得られる油状物(一部固体)をベンゼン−ヘキサン混
合溶媒に溶かし、不溶の固体を濾過して除いた。炉液を
濃縮して目的物85mgを油状物として得た。
IRスペクトルシmax(CHCj23)cm−’ :
  3400+〜2550(br)  1710゜ NMRスペクトル(CDCjl! 3)δppm  :
  1.19(3H,d。
J=7Hz)、 2.6〜3.2(4H,m)、  3
.51(IH,q。
J=711z)、 4.95(2H,s)、 6.5〜
7.0(2H,m)。
7.1〜7.6(LH,m)、 7.77(III、s
)、 8.03(IH,s)。
上で得たカルボン酸誘導体85mgを酢酸エチルに溶か
し蓚酸23mgを加えて濃縮した。得られる固体を酢酸
エチル−ベンゼン混合溶媒から再結晶して蓚酸塩93m
gを針状晶として得た。
融点109〜110″C 比旋光度[αIn   47゜1°(C=0.68. 
MeOH)実施例10 −ルー1 イル −2−ブ ノール ト (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メルカプト−1−(IH−1,2,4−1−リア
ゾール−1−イル)−2−ブタノール 250mg(0
,876mmo j2 )をメタノール4.4滅に溶か
し、室温、窒素雰囲気下N、N’−ビス(tert−ブ
トキシカルボニル)−L−シスチン784111g(1
,78mmol)とトリエチルアミン377mg (3
,73mmoβ)を加える。24時間後、減圧上溶媒を
留去して得られる残留油状物を氷水60m1とベンゼン
60m1に分配し、水層を分は取った。水層に酢酸75
0mgを加えて酸性としベンゼンで抽出した。溶媒を減
圧上留去して(2R,3R)−3−(((R) −2−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−カルボ
キシエチル〕ジチオ)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル) −1−(III−L2,4−)リアゾール−1
−イル)−2−ブタノール 318mgを油状物として
得た。
NMRスペクトル(coc l 3)δppm  : 
 1.14(3H,d。
J=7Hz)、 1.48(9H,s)、 3.29(
2H,br)。
3.56(IH,q、J=7Hz)、 4.5〜5.0
(IH,m)。
4.83(2B、s)、 5.62(IH,br d、
J=7Hz)、 6.2〜7.0(4H,m)、 7.
0〜7.6(18,m)、 7.72(1)1゜s)、
 8.22(IH,s)。
上で得たジチオ誘導体315■をメタノール6瀬に溶か
し、氷冷下4規定塩酸−ジオキサン溶液3瀬を加えた後
室温にもどし30分間撹拌した。
溶媒を減圧上濃縮して得られる固体残留物をメタノール
−イソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶を行ない、
目的物の二塩酸塩251.5mgを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) を有する化合物またはその酸付加塩もしくはアルカリ金
    属塩。 式中、Arは無置換またはフッ素、塩素原子およびトリ
    フルオロメチルから選ばれた置換基1〜3個で置換され
    たフェニル基を示し、R^1は低級アルキル基を示し、
    R^2は1〜3個の置換基を有してもよい炭素数1〜5
    個のアルキル基、1〜3個の置換基を有してもよい炭素
    数2〜5個のアルケニル基、1〜3個の置換基を有して
    もよい炭素数3〜7個のシクロアルキル基、1〜3個の
    置換基を有してもよい炭素数3〜7個のシクロアルケニ
    ル基、1〜3個の置換基を有してもよい炭素数4〜10
    のシクロアルキルアルキル基、1〜3個の置換基を有し
    てもよいアリール基、1〜3個の置換基を有してもよい
    アラルキル基、1〜3個の置換基を有してもよい窒素、
    酸素、硫黄原子を少なくとも1個有する3〜6員環複素
    環基または1〜3個の置換基を有してもよい窒素、酸素
    、硫黄原子を少なくとも1個有する3〜6員環複素環置
    換アルキル基を示す。
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