JPH04133257U - コロナ放電装置 - Google Patents

コロナ放電装置

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JPH04133257U
JPH04133257U JP1220491U JP1220491U JPH04133257U JP H04133257 U JPH04133257 U JP H04133257U JP 1220491 U JP1220491 U JP 1220491U JP 1220491 U JP1220491 U JP 1220491U JP H04133257 U JPH04133257 U JP H04133257U
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JP
Japan
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needle
electrode
corona discharge
discharge device
core material
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Pending
Application number
JP1220491U
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English (en)
Inventor
充 高橋
Original Assignee
株式会社リコー
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕本考案は、耐酸化性の向上と放電特性の向上を
低コストに図れるコロナ放電装置を提供することを目的
とする。 〔構成〕上記目的を達成するため、本考案のコロナ放電
装置は、導電材料からなる芯材1’と、芯材1’とは異
なる材質の導電材からなり芯材1’を被覆してなる被覆
材4とで構成される針状電極1を有し、上記被覆材4は
上記針状電極1の針状部2先端の1/2 を被覆してなるこ
とを特徴とする。また、上記コロナ放電装置において
は、針状電極1の針状部2の先端部頂角度は30°〜60°
であることを特徴とする。また、上記コロナ放電装置に
おいては、針状電極1の板厚が50〜100μm であること
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機やファクシミリ等、電子写真方式の画像形成装置の帯電器等 に用いられるコロナ放電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は複写機の一構成例を示すものであって、この複写機は電子写真方式の複 写処理部A、大容量給紙部B、そして転写紙後処理部Cとから構成されており、 複写処理部Aは、セットした複数原稿を自動的に所定位置に配置する自動原稿搬 送装置101 と、自動原稿搬送装置101 によって順次所定位置に配置された原稿を 光学走査するランプ102 ,ミラー103,104,及びレンズ105 とから構成される光 学系と、光学系によって画像情報を露光する感光体ベルト106 と、感光体ベルト 106 を露光処理前に帯電処理する帯電器107 と、帯電処理された感光体ベルト10 6 に対する露光処理を行なった後、形成された静電潜像を現像処理する現像器10 8 と、現像器108 により現像された像を転写紙供給部109 から搬送されてきた転 写紙上に転写処理を行なう転写器110 と、一連の複写処理終了後に感光体ベルト 106 を次回の複写処理に備えてクリーニングするクリーニング部111 と、転写紙 上に転写された転写像を定着する定着装置112 と、定着処理後搬送されてきた転 写紙を排出そして積載しておく排出トレイ113 と、排出トレイ113 の積載量を検 出する検出部118 とから構成されている。 このような構成からなる複写機においては、感光体ベルト106 を露光処理前に 帯電処理する帯電器107 としてコロナ放電装置が用いられており、このコロナ放 電装置の電極には、通常、ワイヤー状の電極が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、複写機等の帯電器に用いられるコロナ放電装置の電極には、 通常、ワイヤー状の電極が使用されているが、このワイヤー状電極からの放電の 際には、ワイヤー表面の全体から放電が行なわれるため、電極の酸化による劣化 が激しく、また放電特性も劣化しやすいという問題がある。このため、ワイヤー 状電極の耐酸化性を向上するために、ワイヤー表面の全体を覆うように耐酸化性 の導電材料によるめっき膜を作らなければならず、放電装置のコスト高の原因と なっていた。 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、耐酸化性の向上と放電特性 の向上を低コストに図れるコロナ放電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1記載のコロナ放電装置は、導電材料か らなる芯材と、芯材とは異なる材質の導電材からなり芯材を被覆してなる被覆材 とで構成される針状電極を有し、上記被覆材は上記針状電極の針状部先端の1/2 を被覆してなることを特徴とする。 また、請求項2記載の考案では、上記コロナ放電装置において、針状電極の針 状部の先端部頂角度は30°〜60°であることを特徴とする。 また、請求項3記載の考案では、上記コロナ放電装置において、針状電極の板 厚が50〜100μm であることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案によれば、コロナ放電装置の電極として、導電材料からなる芯材と、芯 材とは異なる材質の導電材からなり芯材を被覆してなる被覆材とで構成される針 状電極を用いており、針状電極での放電は針状部先端のわずかな部分のみである から、被覆材で電極全体を覆う必要はなく、被覆材は上記針状電極の針状部先端 の1/2 を覆う程度で耐酸化性が向上される。 また、針状電極の針状部先端の頂角度は、小さすぎる場合には、初期は良いが 経時での劣化が早く放電特性が大きく悪化し、大きすぎる場合には、初期状態で の放電特性が悪い。そこで、本考案では頂角度を30°〜60°とし、初期及び経時 においての放電特性をバランス良く良好に保つ。 また、針状電極の板厚は、薄すぎると、初期は良いが経時での劣化が早く放電 特性が大きく悪化し、厚すぎると、初期状態での放電特性が悪い。そこで本考案 では、板厚を50〜100μm とすることで、初期及び経時においての放電特性をバ ランス良く良好に保つ。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例を示す針状電極を搭載したコロナ放電装置の概略的斜 視構成図であり、図2は同上コロナ放電装置の針状電極の説明図であって、(a) は側面図、(b)は正面図である。 図1、図2において、本考案のコロナ放電装置の針状電極1は、導電材料から なる芯材1’と、芯材1’とは異なる材質の導電材からなり芯材1’を被覆して なる被覆材4とで構成されており、図示の例では、針状電極1の針状部2は複数 個列状に設けられており、針状電極1の下部は保持部材3に絶縁物を介して固定 されている。 上記針状電極1の芯材1’は、銅、リン青銅、ステンレス等の導電材料で構成 されており、また、被覆材4はチタン、ニッケル等の導電材料によって構成され ており、図示のように上記被覆材4は針状電極1の針状部2先端の高さhの1/2 を被覆している。 また、針状電極1の針状部2の先端部頂角度は図示のように、30°〜60°の範 囲で設定され、針状電極1の板厚tは50〜100μm の範囲で設定される。
【0007】 次に、図1、図2に示す構成の針状電極1を備えたコロナ放電装置の放電実験 を、より具体的な実施例に基づいて行なったところ、以下の結果が得られた。 針状電極1の芯材1’をリン青銅、被覆材4をチタンで構成し、放電実験を 行なったところ、被覆材のないものと比較して、数段長期に渡ってムラのない 安定した放電を得ることができた。 針状電極1の針状部2先端の頂角度を20°〜90°まで10°づつ変えたものを 作成して放電実験を行なった結果、頂角度が20°のものは初期は良い放電が得 られたが、短期間で先端が消失し始め、放電にムラができはじめた。また、頂 角度が70°以上のものは、初期にて良い放電特性を得ることができなかった。 また、頂角度が30°〜60°のものでは、長期に渡ってバランス良い良好な放電 特性が得られた。 針状電極1の板厚を10μmから150μm までの間で変えたものを作り、放電 実験を行なった結果、上記の結果と同様に、板厚30μmまでは先端が短期間 で消失し、120μm 以上では、初期にて良い結果が得られず、50〜100μm の 間の板厚にて長期に渡ってバランス良い良好な放電特性が得られることが判っ た。 以上のように、図1,2に示す構成のコロナ放電装置では、耐酸化性の向上と 放電特性の向上を低コストに図れ、前述の図3に示した複写機等の帯電器107 と して用いるのに最適である。
【0008】
【考案の効果】
以上、実施例に基づいて説明したように、請求項1記載のコロナ放電装置にお いては、導電材料からなる芯材と、芯材とは異なる材質の導電材からなり芯材を 被覆してなる被覆材とで構成される針状電極を用いたことにより、針状電極の針 状部先端の1/2 だけを被覆材で被覆することによって、無駄なく長期に渡って安 定した放電特性を得ることができる。従って、本考案によれば、耐酸化性の向上 と放電特性の向上を低コストに図れるコロナ放電装置を提供することができる。
【0009】 また、請求項2記載のコロナ放電装置においては、針状電極の針状部先端の頂 角度を30°〜60°にすることで、初期及び経時において、その放電特性をバラン ス良く良好に保つことができる。
【0010】 また、請求項3記載のコロナ放電装置においては、針状電極の板厚を50〜100 μmにすることで、初期及び経時において、その放電特性をバランス良く良好に 保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す針状電極を搭載したコ
ロナ放電装置の概略的斜視構成図である。
【図2】同上コロナ放電装置の針状電極の説明図であっ
て、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図3】帯電器としてコロナ放電装置を備えた複写機の
一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 針状電極 1’ 芯材 2 針状部 3 保持部材 4 被覆材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電材料からなる芯材と、芯材とは異なる
    材質の導電材からなり芯材を被覆してなる被覆材とで構
    成される針状電極を有し、上記被覆材は上記針状電極の
    針状部先端の1/2 を被覆してなることを特徴とするコロ
    ナ放電装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコロナ放電装置において、
    針状電極の針状部の先端部頂角度は30°〜60°であるこ
    とを特徴とするコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】請求項1若しくは請求項2記載のコロナ放
    電装置において、針状電極の板厚が50〜100μm である
    ことを特徴とするコロナ放電装置。
JP1220491U 1991-02-13 1991-02-13 コロナ放電装置 Pending JPH04133257U (ja)

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JP1220491U JPH04133257U (ja) 1991-02-13 1991-02-13 コロナ放電装置

Applications Claiming Priority (1)

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JPH04133257U true JPH04133257U (ja) 1992-12-11

Family

ID=31901009

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JP1220491U Pending JPH04133257U (ja) 1991-02-13 1991-02-13 コロナ放電装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7684735B2 (en) 2006-10-03 2010-03-23 Sharp Kabushiki Kaisha Charging apparatus and image forming apparatus

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