JPH0413291Y2 - - Google Patents

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JPH0413291Y2
JPH0413291Y2 JP11754087U JP11754087U JPH0413291Y2 JP H0413291 Y2 JPH0413291 Y2 JP H0413291Y2 JP 11754087 U JP11754087 U JP 11754087U JP 11754087 U JP11754087 U JP 11754087U JP H0413291 Y2 JPH0413291 Y2 JP H0413291Y2
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groove
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insulation board
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ツーバイフオー工法におけるように
根太の上下幅(以下根太厚みという)が大である
床部を断熱するばあいにおいて、根太間に嵌め込
まれて床部を効果的に断熱しうるとともに、施工
の能率化、施工コストの低減化にも大きく寄与す
る床用断熱板に関するものである。
(目的) 床部の断熱性を向上させる工法の一つとして
は、隣合う根太間に断熱板を納装した後において
床板を張設する工法がある。かかる工法において
は、断熱板の上面が床板の下面と密着するととも
に断熱板の両側面が根太側面と密着するように留
意する必要がある。
ところで、ツーバイフオー工法におけるよう
に、根太厚みが通常工法におけるばあい(第8図
参照、同図において符号aは根太、符号bは断熱
板、符号cは床板である)よりも大であるときに
おいて、断熱板bの上面と床板cの下面とを密着
させるには、根太aの厚みと等しい厚みの断熱板
bを用いる方法、あるいは通常工法において使用
される断熱板を金具やスプリング等の補助具を用
いて浮かす方法等が考えられる。
しかしながら、断熱板の厚みを厚くするときに
は、施工は容易であつても、断熱板の製造のため
に材料を必要以上に要することとなり、断熱板の
製造コストの上昇を招く問題がある他、不必要に
嵩高となつて運搬上も不経済となる。又補助具を
用いて断熱板を浮かすばあいには、施工に手間を
要することに加え、特別な補助具を用意する必要
もあつて、施工コストの上昇を招く問題がある。
本考案は係る問題点を解決しうる床用断熱板の
提供を目的とするものである。
(構成) 本考案の床用断熱板1は、隣合う根太9,9間
に嵌め込まれる発泡合成樹脂製の床用断熱板であ
つて、上面2が床板3の下面5と密着しうる矩形
板状をなす主体6の長手両側あるいは長手一側が
弾性変形部7とされており、該弾性変形部7は、
その上面に、長手方向に延びる連続した割溝8を
有し、該割溝8を境とする外側部分は、根太側面
に押圧されて内方に弾性的に変形しうる可動片部
11とされるとともに、該可動片部11の外側面
16を、その上縁17がその下縁19よりも稍外
方に位置する傾斜面とし、又主体6の下面部21
には、該主体6の短辺縁と略平行するごとく、大
引22の上面23と対向しうる差込溝25の複数
を所要間隔を隔てて設けるとともに、主体6の一
方の短辺縁には、該主体6の他方の短辺縁部分の
表面部あるいは裏面部に設けられたしやくり溝部
26と嵌合しうるしやくり突部27を設け、該し
やくり突部27の先端縁には、一側縁部29が前
記差込溝25に差込まれて主体下面部21から所
要長さ突出しうる浮かし片30を、主体6の短辺
縁と略平行する折り溝31を介して連設し、該浮
かし片30の上下幅は、差込溝25に差込まれた
浮かし片30の下面32が大引22の上面23と
当接することにより、主体6の上面2が床板3の
下面5と密着した状態となりうるように設定した
ことを特徴とするものである。
(作用) 然して、本考案の床用断熱板1を、隣り合う根
太9,9間に嵌め込むには、折り溝31において
折り取られた浮かし片30の一側縁部29を所要
の差込溝25に差込こんで後、浮かし片30の下
面32が大引22の上面23と当接しうるように
床用断熱板1を根太9,9間に押し込む。その
際、可動片部11の弾性変形によつて、床用断熱
板1の外側面16と根太9の側面20とは密着状
態となる(第4図参照)。又、根太に多少の反り
や捩れがある等を原因として根太間の間隔にバラ
ツキがあつたとしても、かかるバラツキが可動片
部11の内方への適度の弾性的変形によつて吸収
されることとなる。又浮かし片30による浮かし
作用によつて、主体6の上下方向の位置は自ずか
ら決まり、多少の調整によつて、主体6の上面2
は床板3の下面5と密着可能な状態となる(第4
図参照)。そして、該密着可能な状態は、弾性変
形部7の弾性的突張り作用によつて、床板3が張
設された後においても継続的に維持される。この
ように調整された床用断熱板1,1相互は、しや
くり溝部26としやくり突部27との係合により
相じやくり状に順次接合される(第5図、第7図
参照)。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜5図において本考案の床用断熱板1は、
全体が発泡スチロール等の合成樹脂発泡体を用い
て構成されており、上面2が床板3の下面5と密
着しうる(第4図参照)矩形板状をなす主体6の
長手両側が弾性変形部7とされている。該弾性変
形部7は、その上面に、長手方向に延びる連続し
た割溝8を有し、該割溝8を境とする外側部分
は、根太9の側面20に押圧されて内方に弾性的
に変形しうる可動片部11とされるとともに、該
可動片部11の上面12は、外縁13が内縁15
よりも稍下方に位置する傾斜面とされるととも
に、その外側面16は、上縁17が下縁19より
も稍外方に位置する傾斜面とされている。なお割
溝8の溝幅、可動片部11の上面12の傾斜状
態、及び可動片部11の外側面16の傾斜状態
は、可動片部11の無理のない弾性変形によつ
て、床用断熱板1を根太9,9間に容易に押込む
ことができるとともに、所要に変形した可動片部
11の上面12が床板3の下面5と密着した状態
となりかつ可動片部11の外側面16が根太の側
面20と密着した状態となるように設定されてい
る。特に本実施例においては、一方の可動片部1
1aの横幅は他方の可動片部11bの横幅に比べ
て稍大きく形成されている。これは、根太配置の
都合等により、例えばきわ根太部分において根太
間隔が多少狭いものとなつたときにも、いずれか
一方の可動片部を割溝8において折り取ることに
よつて、第6図に示すごとく、床用断熱板1を該
狭い根太間に嵌め込むことができるようにするた
めである。又主体6の下面部21には、該主体6
の短辺縁と略平行するごとく、大引22の上面2
3と対向しうる差込溝25の複数が所要間隔を隔
てて設けられている。又、床用断熱板1,1相互
が、その短辺縁部分において相じやくり状に順次
係合して接続されうるよう、主体6の一方の短辺
縁には、該主体6の他方の短辺縁部分の表面部あ
るいは裏面部(本実施例においては表面部)に設
けられたしやくり溝部26と嵌合しうるしやくり
突部27を突設するとともに、該しやくり突部2
7の先端縁には、一側縁部分29が前記差込溝2
5に差込まれて主体下面部21から所要長さ突出
しうる浮かし片30を、主体6の短辺縁と略平行
する折り溝31を介して連設し、該浮かし片30
の幅は、差込溝25に差込まれた浮かし片30の
下面32が大引22の上面23と当接することに
より、主体6の上面2が床板3の下面5と密着し
た状態となりうるように設定してなる。
(考案の効果) 本考案の床用断熱板は、ツーバイフオー工法に
おけるように根太厚みが大である床部を断熱する
ばあいにおいて、該床部を効果的に断熱しうると
ともに、施工の能率化、施工コストの低減化にも
大きく寄与する。以下これを具体的に説明する。
即ち、 本考案の床用断熱板は、上面が床板下面と密
着しうる主体の両側に弾性変形部を具えかつし
やくり溝部としやくり突部との係合によつて床
用断熱板相互が相じやくり状に順次接合される
形態上の特徴点を有することから、該床用断熱
板は、床板と根太間に密着した状態で嵌め込ま
れ、従つて床用断熱板の接合部分をも含め、密
着不良に伴う熱損失が防止される。又床用断熱
板は合成樹脂発泡体を用いて形成されているた
め、それ自体断熱性に優れる。かかることの相
乗により、本考案の床用断熱板は床部を効果的
に断熱するのである。
本考案の床用断熱板は、主体の下面部に設け
られている差込溝に差込まれる浮かし片を具え
るため、該浮かし片の一側縁部を差込溝に差込
んで後、浮かし片の下面が大引の上面と当接し
うるように床用断熱板を根太間に押し込むと、
該浮かし片の浮かし作用により、主体上面は床
板下面と密着可能の状態となされうる。従つ
て、根太厚みと同一の厚みを有する断熱板を以
て床部を断熱するばあいのような材料の不経済
がなく、又運搬上の不経済もない。
本考案の床用断熱板においては、主体の差込
溝に、折取られた浮かし片の一側縁部を差込ん
で後、該浮かし片の下面が大引の上面と当接し
うるように床用断熱板を根太間に押し込むと、
浮かし片の浮かし作用により、主体の上下方向
の位置は自ずから決まることとなり、多少の調
整によつて、主体上面が床板下面と密着するよ
うになされる。そして該密着可能状態は、弾性
変形部の弾性的突張り作用によつて、床板が張
設された後においても継続的に維持されること
となる。又床用断熱板の外側面(可動片部の外
側面)が、上縁が下縁よりも稍外方に位置する
傾斜面とされているため、該床用断熱板を根太
間に無理なく嵌め込ことができる。しかも床用
断熱板の弾性変形部は、根太に多少の反りや捩
れがある等を原因として根太間の間隔にバラツ
キがあつたとしても、かかるバラツキを弾性変
形部の適度の弾性変形によつて吸収する。さら
には、いずれか一方の可動片部を割溝において
折り取ることにより、床用断熱板の幅を変更し
うるようにも配慮されている。
このようなことから、本考案の床用断熱板
は、断熱施工の能率化に大きく寄与するといえ
る。
本考案の床用断熱板においては、浮かし片が
主体と一体化していることから,主体と浮かし
片とを個別的に施工現場に運搬するばあいのご
とき運搬管理上の煩雑さを招くおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案の一実施例を示す斜視図、
第3〜4図は本考案の作用を説明する断面図、第
5図は床用断熱板相互の接合状態を示す断面図、
第6図は可動片部の一方を折り取つた床用断熱板
をその使用状態とともに示す断面図、第7図は根
太間に床用断熱板を順次嵌め込んだ状態を示す斜
視図、第8図は従来の断熱板をその嵌め込み施工
された状態とともに示す断面図である。 1……床用断熱板、3……床板、6……主体、
7……弾性変形部、9……根太、8……割溝、1
1……可動片部、25……差込溝、26……しや
くり溝部、27……しやくり突部、30……浮か
し片、31……折り溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣合う根太9,9間に嵌め込まれる発泡合成樹
    脂製の床用断熱板であつて、上面2が床板3の下
    面5と密着しうる矩形板状をなす主体6の長手両
    側あるいは長手一側が弾性変形部7とされてお
    り、該弾性変形部7は、その上面に、長手方向に
    延びる連続した割溝8を有し、該割溝8を境とす
    る外側部分は、根太側面に押圧されて内方に弾性
    的に変形しうる可動片部11とされるとともに、
    該可動片部11の外側面16を、その上縁17が
    その下縁19よりも稍外方に位置する傾斜面と
    し、又主体6の下面部21には、該主体6の短辺
    縁と略平行するごとく、大引22の上面23と対
    向しうる差込溝25の複数を所要間隔を隔てて設
    けるとともに、主体6の一方の短辺縁には、該主
    体6の他方の短辺縁部分の表面部あるいは裏面部
    に設けられたしやくり溝部26と嵌合しうるしや
    くり突部27を設け、該しやくり突部27の先端
    縁には、一側縁部29が前記差込溝25に差込ま
    れて主体下面部21から所要長さ突出しうる浮か
    し片30を、主体6の短辺縁と略平行する折り溝
    31を介して連設し、該浮かし片30の上下幅
    は、差込溝25に差込まれた浮かし片30の下面
    32が大引22の上面23と当接することによ
    り、主体6の上面2が床板3の下面5と密着した
    状態となりうるように設定したことを特徴とする
    床用断熱板。
JP11754087U 1987-07-30 1987-07-30 Expired JPH0413291Y2 (ja)

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