JPH04132913A - 粘性係数補正回路及び層流形流量計 - Google Patents

粘性係数補正回路及び層流形流量計

Info

Publication number
JPH04132913A
JPH04132913A JP25421490A JP25421490A JPH04132913A JP H04132913 A JPH04132913 A JP H04132913A JP 25421490 A JP25421490 A JP 25421490A JP 25421490 A JP25421490 A JP 25421490A JP H04132913 A JPH04132913 A JP H04132913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
viscosity coefficient
amplifier
temperature
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25421490A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Iizuka
豊 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukasa Sokken KK
Original Assignee
Tsukasa Sokken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukasa Sokken KK filed Critical Tsukasa Sokken KK
Priority to JP25421490A priority Critical patent/JPH04132913A/ja
Publication of JPH04132913A publication Critical patent/JPH04132913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は粘性係数補正回路及び層流形流量計に関するも
のであり、特に、層流形流量計に接続され、流体の温度
変化に起因して変化する粘性係数の影響を補正するため
の粘性係数補正回路、及び粘性係数補正回路の機能を備
えた層流形流量計に関するものである。
(従来の技術) 毛細管内を流体が通過すると、その流体の粘性抵抗によ
り毛細管の両端に圧力差が生じる。この圧力差と毛細管
を通過する体積流量との関係は、第1式の「ハーゲン・
ボワズイユ(Hagen−poiseuflle)Jの
法則に従う。
Q−π ・d4 φΔP/ (8φμ −k )・・・
 (1) ここで、 Q:体積流量 ΔP:毛細管の両端の圧力差 d:毛細管の半径 i:毛細管の長さ μ:流体の粘性係数 π:円周率 なわち流体の粘性係数μが一定のときには、流量計を通
過する体積流量Qは、流量計が発生する圧力差(差圧)
ΔPに比例する。
しかし、流体の粘性係数μは温度依存性があり、一般に
、液体では温度が増加すると粘性係数は減少し、気体で
はこれが増加する。粘性係数の温度依存性は、液体に対
してはメイヤー(Meyer)の式、気体に対してはサ
ザーランド(Sutherland)の式にしたがうこ
とは良く知られ、特に空気においては、温度が4[℃]
変化すると、粘性係数が約1 [%]変化し、体積流量
Qも同様に変化する。
したがって、体積流jlQの測定精度確保のためには、
粘性係数の温度補正が必須不可欠なものとなる。
気体の場合、粘性係数の温度補正をした体積流量Qは、
第2式であられされる。
この法則を応用した流量計に層流形流量計がある。この
流量計において、流体の温度が一定、すQ=  (、c
z20/μ)xΔPxk      ・ (2)ただし
、μ20/μ(以下、粘性比という)は、第3式のよう
になる。
(μ20/μ)− f(273+C+t)/(293+C))x (293
/ (273+t))”5・・・ (3) ユニで、 Q:体積流量 622層流形流量計の圧力差 に:層流形流量計の流量係数(比例定数)μ: t [
”C]における流体の粘性係数μ20: 20 [”C
]における流体の粘性係数C:流体固有の定数 t:流体温度 従来の層流形流量計は、流量の圧力差(差圧)ΔP及び
流体温度tを、それぞれセンサを用いて電気信号として
検出し、該信号を用いて、アナログ式コンピュータ、あ
るいはディジタル式コンピュータで第2式の演算を施し
、体積流量Qを検出するものである。そして、これら層
流形流量計は、流量演算器又は体積流量計と称して、既
に広く制作、販売されている。
第5図はアナログ式コンピュータを用いて構成された従
来の層流形流量計の一例のブロック図である。
同図において、差圧センサ1は、当該層流形流量計の流
体通路(図示せず)を通過した流体の圧力差を検出する
。この圧力差は、増幅器3により、抵抗4及び5により
決定される増幅度で増幅され、ΔPとなる。
温度センサ2は、前記流体通路を通過した流体の温度を
検出する。この温度tは、増幅器及び直線化器6におい
て増幅及び直線化が行われる。
アナログ演算器7は、温度を及び第3式を用いて、粘性
比(μ20/μ)を演算する。
掛は算器8は、ΔP及び(μ20/μ)を乗算する。
増幅器9は、前記掛は算器8の出力信号に対して、さら
にkを乗算する。このkの値は、抵抗10及び11で決
定される。
第6図はディジタル式コンピュータを用いて構成された
従来の層流形流量計の一例のブロック図である。第6図
において、第5図と同一の符号は、同−又は同等部分を
あられしている。
第6図において、差圧センサ1より出力される流体の圧
力差は、増幅器15において、抵抗16及び17で決定
される増幅度で増幅される。この圧力差信号は、A/D
変換器18を介してマイクロコンピュータ23に入力さ
れる。
同様に、温度センサ2より出力される流体の温度は、増
幅器19において、抵抗20及び21で決定される増幅
度で増幅され、これがA/D変換器22を介して前記マ
イクロコンピュータ23に入力される。
前記マイクロコンピュータ23は、CPU。
ROM、RAM、入出力インターフェース、及びそれら
を接続するバス等により構成されている。
このマイクロコンピュータ23は、入力された圧力差デ
ータ及び温度データを用いて、第2式の演算を行う。
そして、この演算結果(体積流量Q)は、表示装置25
に出力され、表示される。
スイッチ24は、前記マイクロコンピュータ23に接続
され、kの設定、あるいは 測定すべき流体の固有の定数C等を設定する。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
(1)第5図に示されたような、アナログ式コンピュー
タを用いた従来の層流形流量計では、電子回路が複雑で
あり、また部品数も多く、当該層流形流量計が大型化す
る。
さらに、演算回路の調整部分が多いので、その調整に手
間がかかる。
(2)第6図に示されたような、ディジタル式コンピュ
ータを用いた従来の層流形流量計においても、電子回路
が複雑であり、また部品数も多(、当該層流形流量計が
大型化する。
さらに、第2式に示された演算に比較的時間を要し、応
答特性が低下する。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的は、簡単な電子回路で温度による流体
の粘性係数の変化を補正して、常に正確な体積流量信号
を応答良く得ることができる粘性係数補正回路、及びこ
のような粘性係数補正回路の機能を有する層流形流量計
を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用)前記の問題点を
解決するために、本発明は、層流形流量計に接続され、
該流量計により検出された体積流量に対して、流体の温
度変化に起因して変化する粘性係数に応じた補正を行う
粘性係数補正回路において、温度センサ、及び該センサ
を、その増幅度を決定するインピーダンス回路の一部と
する増幅器により当該粘性係数補正回路を構成し、前記
増幅器の増幅度が、流体の温度変化に起因して変化する
粘性係数の変化とほぼ同様の変化をするように、前記イ
ンピーダンス回路を決定するようにした点に特徴がある
また、流体の差圧信号を検出し、増幅することにより体
積流量を検出し、該体積流量に対して、流体の温度変化
に起因して変化する粘性係数に応じた補正を行う層流形
流量計において、流体通路両端の圧力差である差圧信号
を検出する差圧センサ、流体温度を検出する温度センサ
、及び該温度センサを、その増幅度を決定するインピー
ダンス回路の一部とする増幅器により当該層流形流量計
を構成し、前記増幅器により、前記差圧信号に所定の増
幅が施され、かつその増幅信号が、流体の温度変化に起
因して変化する粘性係数の変化とほぼ同様の変化で補正
されるように、前記インピーダンス回路を決定するよう
にした点に特徴がある。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。
第1図において、符号1は図示されない流体通路の両端
の流体の圧力差を検出する差圧センサ、A1−A3は増
幅器、31〜37は抵抗、そして、50は流体中に配置
された温度センサである。この実施例では、温度センサ
50としてサーミスタを用いる。また1、前記温度セン
サ50の抵抗値をRt、さらに前記抵抗31〜37の抵
抗値をそれぞれR1−R7とする。
増幅器A1は、差圧センサ1より出力される流量計差圧
信号ΔVを0倍に増幅して流量計差圧ΔPに変換し、さ
らにΔPに流量係数kを乗算する回路である。この増幅
器A1の伝達関数は、第4式のようになる。
Vl −((R4+R5)/R41XAv・・・ (4
) ここで、 ((R4+R5)/R4)−GXk とし、また、 ΔP−GXΔV とすると、第4式は次のようになる。
Vl−ΔPXk ・・・ (5) つまり、増幅器A1、並びに抵抗34及び35は、粘性
係数の補正を施さない流量を検出する層流形流量計10
0を構成している。
温度センサ50を構成するサーミスタの温度特性は、温
度が増加するとその抵抗値が減少するようになっており
、温度変化に対して抵抗値は非常に大きく変化する。−
船釣なサーミスタの温度特性(抵抗値と温度との関係)
は、そのサーミスタの2つの定数(Rt25とB定数)
、又は数表で表されている。
第1図より明らかなように、温度センサ50は抵抗32
と並列に接続されており、さらにこの並列回路に抵抗3
1が接続され、これが増幅器A2のフィードバック回路
に組み込まれている。
抵抗33の抵抗値R3は、第6式に示すように、温度セ
ンサ50が20[”C]である場合の抵抗値Rjと、抵
抗3工及び32との合成インピーダンスに等しい値に設
定しておく。
R3−((Rt(20)xR2) / (Rt(20) 十R2) ) 十R1・・・(6) ただし、Rt(20)は、温度センサ50が20C’C
]である場合の抵抗値である。
抵抗36及び37の抵抗値R6及びR7が等しい場合に
は、増幅器A3の増幅度はlであるから、増幅器A2及
びA3の伝達特性は、それぞれQ−(Z(t)/R3)
xvl       −(7)となる。ただし、Z (
t)は第8式とする。
Z(t)−((Rt  xR2)/ (Rt  +R2
)1十R1・・・(8) 前記抵抗31及び32の抵抗値R1及びR2は、気体の
流量検出の場合には、増幅器A2の増幅度(Z(t)/
R3)が温度変化に対して第3式に示した粘性比(R2
0/μ)の変化に最も近付くように決定する。R1及び
R2の値の決定方法については後述するが、実用温度範
囲において少なくとも任意の3点の温度より算出できる
これらの抵抗31及び32は、温度センサ50が温度に
対して急変するのを抑制し、かつ、これらに適正値を与
えることで、粘性係数の温度変化に似た特性にすること
ができる。つまり、粘性係数の温度補正の近似関数が得
られることになり、R20/μはZ(t)/R3とする
ことができる。
前掲した第5式を第7式に代入し、さらにR2゜/μm
Z(t)/R3とすると、 Q−(R20/μ)xΔPxk      −(9)と
なり、第1図に示されたような簡単な回路で、流体の粘
性係数の温度補正を行った体積流jiQを得ることがで
きることがわかる。
つまり、増幅器A2、並びに抵抗31.32及び33、
並びに温度センサ50は、層流形流量計100より出力
された流体流量に対して粘性係数の補正を施す粘性係数
補正回路101を構成している。
なお、増幅器A1としては非反転増幅器を用いているが
、増幅器A2として反転増幅器を用いたので、該増幅器
A2の出力信号をさらに反転させるために、増幅度1の
反転増幅器A3を増幅器A2の出力信号線に接続してい
る。
次に、抵抗31及び32の抵抗値R1及びR2の決定方
法を、第2図を参照して述べる。第2図は第1図に示さ
れた抵抗31及び32並びに温度センサ50のみを示し
た図である。
第2図において、流体温度がt  [”C]である場合
の、抵抗31、抵抗32及び温度センサ50の合成イン
ピーダンスZ (t)は、第10式の通りである。
Z(t)−((Rt(t)xR2) / (R1(t)+R2) 1 十R1・・・(10) ただし、Rt(t)は流体温度t  [’C]のときの
温度センサ50の抵抗値である。
したがって、温度センサ50の温度、すなわち流体温度
がto、tl、 t2 (tl<to<t2)であると
きの抵抗31、抵抗32及び温度センサ50の合成イン
ピーダンスZ (tO)、Z (tl)、Z (t2)
は、Z(tO)−((R1(to)  XR2)/ (
Rt(to)+R2)) +R1・・・ (11) Z(tl)−((Rt(tl)xR2)/ (Rt(t
l)+R2)) +R1・・・ (12) Z(t2)−((Rt(t2)xR2)/  (Rt(
t2)+R2)1 +R1・・・ (13) ただし、Rt(to) 、Rt(tl)及びR1(t2
)は、流体温度がto、tL t2 [”C]のときの
温度センサ50の抵抗値である。
流体温度がto [”C]からt2 [”C]に変化し
たときの粘性比(μ20/μ)の変化率α2は、第3式
同様に、流体温度がtO[”C]からtl [”C]に
変化したときの粘性比(μ20/μ)の変化率をα1と
し、増幅器A2の増幅度を前記変化率α1と同じ割合で
変化させるためには、 α1− (μ20/μ(tl)) /(μ20/μ(tO)) −(Z (tl)/R3) / (Z (tO)/R3
)−Z (tl)/ Z (to)        ・
・・(16)α2− (μ20/μ(t2)) / (μ20/μ(10))    ・・・ (14)
となる。増幅器A2の増幅度を前記変化率α2と同じ割
合で変化させるには、 α2−(μ20/μ(t2)) /(μ20/μ(tO)) −(Z(t2)/R3)/ (Z(tO)/R3)−Z
 (t2)/ Z (to)       ・・・(1
5)となる。ただし、流体温度がtO,tL t2のと
きの粘性係数をμ(to)、μ(tl)、μ(t2)と
する。
ここで、to−20[”C]とすると、第15式及び第
16式はそれぞれ次のようになる。
Z (t2)/ Z (tO)−Z (t2)/R3−
μ20/μ(t2) 一α2 ・・・ (17) Z (tl)/ Z (tO)−Z (tl)/R3−
μ20/μ(tl) 一α1         ・・・ (18)したがって
、第17式及び第18式よりR1及びR2を求めれば、
少なくとも流体温度が20[”C]からtl [”C]
に変化したとき、及び20[”C]からt2 [”C]
に変化したときに、μ20/μ−Z(t)/R3を満足
することになる。
第17式及び第18式に、第11式、第12式及び第1
3式を代入すると、 Z (t2)/ Z (to) −[((Rt(t2)XR2) / (Rt(t2)+R2)l  +R1] /[((
Rt(to)XR2) / (Rt(to)+R2))+Rtl−α2 ・・・ (19) Z (tl)/ Z (10) −[+ (Rt(tl)XR2) / (Rt(tl)+R2)l  +R1] /[((
Rt(to)  X R2) /  (Rt(to)+R2))+R1コーα1   
             ・・・ (20)第19式
及び第20式を連立方程式として、R1を消去すると、 0−[[α2 x ((Rt(t2) xR2)/ (
Rt(t2) +R2) )コ −((Rt(to)xR2) / (Rt(tO) 十R2) lコ /(1−α2) −[[αI X f (Rt(tl) XR2)/ (
Rt(tl) 十R2) ) 3− ((Rt(tO)
xR2) / (Rt(tO) +R2) ) ]/(1−α1) ・・・(21) となる。このR2は、挟み打ち法、あるいはニュートン
法などで演算することができる。
また、R1は、 R1−[[α2X  ((Rt(t2)XR2)/ (
Rt(t2) +R2) )コ −! (Rt(tO)XR2) / (Rt(tO)+R2)l  ] / (1−α2) ・・・ (22) となる。
流体温度tl−t2 [”C]の範囲において、増幅器
A2の増幅度(Z(t)/R3)の変化が粘性比(μ2
0/μ)の変化に近ければ、(Z(t)/R3)が(μ
20/μ)の近似関数といえる。
被検流体として空気を例にとった場合の具体的な数値例
を、以下に示す。
まず、空気の流体固有定数01サーミスタの温度特性式
、及び近似する温度を次のように設定する。
・空気の流体固有定数C ・サーミスタの温度特性式 %式% ・近似する温度 tl−5[’C] 、to−20[”C] 、t2−4
5 [”C]これより、 Rt(to) −3747,83[Ω]Rt(tl) 
−7628,92[ff]Rt(t2)−1309,9
5[Ω] α1−1.0414 α2−0. 9398 となる。これらを第21式及び第22式に代入して、R
1及びR2を算出すると、次のようになる。
R1−12426,5[Ω] R2−3505,5[Ωコ 流体温度θ〜50[”C]の範囲内において、粘性比(
μ20/μ)の変化と、R1及びR2より求めた増幅器
A2の増幅度(Z(t)/R3)の変化との比較を第3
図に示す。なお、第3図に示した粘性比の近似誤差は、
第23式によるものである。
誤差C%] −(Z(t) /R3) X 100(μ
20/μ)X100 第3図より、近似誤差は±0.2[%コ以内にあり、(
Z(t)/R3)が(μ20/μ)の近似関数として妥
当であることがわかる。
なお、前記の例では、第17式及び第18式の連立方程
式を解くことにより、抵抗31及び32の抵抗値R1及
びR2を決定するものとして説明したが、例えば最小二
乗法等の数値計算を行うことにより、R1及びR2を決
定しても良い。
第4図は本発明の他の実施例のブロック図である。第4
図において、第1図と同一の符号は、同−又は同等部分
をあられしている。
この実施例は、第1図に示された実施例で必要であった
3つの増幅器をただ1つしか必要としない例である。す
なわち、差圧信号ΔVの増幅及び流量件数にの乗算(す
なわち、粘性係数の補正が行われる前の流体流量の検出
)と、粘性係数の補正とを1つの増幅器A4で行うもの
である。増幅器A4は、非反転増幅器である。
前記増幅器A4のフィードバック素子として、温度セン
サ50と並列に抵抗42を接続し、さらにこの並列回路
に抵抗41を接続した回路を用いる。
符号44は、前記フィードバック回路の、増幅器A4の
入力端子に接続された側と接地との間に接続された抵抗
である。
この回路は、増幅器の増幅率が十分大きく、かつ、増幅
器のゲイン調整範囲が狭いとき、2より求めた合成イン
ピーダンス(Z(t)/R3)、すなわち増幅器A2の
増幅度の変化との比較を第3図に示す。なお、第3図に
示した粘性比の近似誤差は、第23式によるものである
誤差[%コー(Z(t) /R3) x 100(μ2
0/μ)X100 第3図より、近似誤差は±0.2[%]以内にあり、(
Z(t)/R3)が(μ20/μ)の近似関数として妥
当であることがわかる。
なお、前記の例では、第17式及び第18式の連立方程
式を解くことにより、抵抗31及び32の抵抗値R1及
びR2を決定するものとして説明したが、例えば最小二
乗法等の数値計算を行うことにより、R1及びR2を決
定しても良い。
第4図は本発明の他の実施例のブロック図である。第4
図において、第1図と同一の符号は、同−又は同等部分
をあられしている。
この実施例は、第1図に示された実施例で必要であった
3つの増幅器をただ1つしか必要としない例である。す
なわち、差圧信号ΔVの増幅及び流量件数にの乗算(す
なわち、粘性係数の補正が行われる前の流体流量の検出
)と、粘性係数の補正とを1つの増幅器A4で行うもの
である。増幅器A4は、非反転増幅器である。
前記増幅器A4のフィードバック素子として、温度セン
サ50と並列に抵抗42を接続し、さらにこの並列回路
に抵抗41を接続した回路を用いる。
符号44は、前記フィードバック回路の、増幅器A4の
入力端子に接続された側と接地との間に接続された抵抗
である。
この回路は、増幅器の増幅率が十分大きく、かつ、増幅
器のゲイン調整範囲が狭いとき、つまり、流量係数にの
設定値の範囲が小さいときに適用できる。
前記抵抗41及び42の抵抗値R11及びR12は、前
述の説明より決定することができるので、その説明は省
略する。
さて、本発明は、空気の流量検出を例にとって説明した
が、空気以外の気体あるいは液体の流量検出に用いられ
ても良い。
また、温度センサ50としてサーミスタを用いるものと
して説明したが、温度変化に対してその抵抗値の変化が
大きいものであれば、サーミスタ以外のものを用いても
良いことは当然である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の
ような効果が達成される。
(1)請求項1記載の粘性係数補正回路によれば、温度
センサ、及び該センサを、その増幅度を決定するインピ
ーダンス回路の一部とする増幅器により、体積流量に対
して実用上問題のない程度に粘性係数の補正ができる。
すなわち、簡単な電子回路で温度による流体の粘性係数
の変化を補正して、正確な体積流量信号を応答良く得る
ことができる。
(2)請求項2記載の層流形流量計によれば、流体通路
、差圧センサ、温度センサ、及び温度センサを、その増
幅度を決定するインピーダンス回路の一部とする増幅器
により、実用上問題のない程度に粘性係数の補正ができ
る。
すなわち、簡単な電子回路で温度による流体の粘性係数
の変化を補正して、正確な体積流量信号を応答良く得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。 第2図は第1図に示された抵抗31及び32並びに温度
センサ50のみを示した図である。 第3図は空気温度と、粘性比(μ20/μ)、増幅器A
2の増幅度(Z(t)/R3)及びそれらの誤差との関
係を示す図表である。 第4図は本発明の他の実施例のブロック図である。 第5図はアナログコンピュータを用いて構成された従来
の層流形流量計の一例のブロック図である。 第6図はディジタルコンピュータを用いて構成された従
来の層流形流量計の一例のブロック図である。 1・・・差圧センサ、31〜37,41,42゜44・
・・抵抗、50・・・温度センサ、101・・・粘性係
数補正回路、200・・・層流形流量計、A2゜A4・
・・増幅器 第 図 代理人弁理士 平木進入 外1名 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の流体通路を通過する流体の差圧信号を増幅
    して体積流量を検出する層流形流量計に接続され、検出
    された体積流量に対して、流体の温度変化に起因して変
    化する粘性係数に応じた補正を行う粘性係数補正回路に
    おいて、 その入力線が前記層流形流量計の出力線に接続され、そ
    の増幅度を決定するインピーダンス回路を有する増幅器
    と、 前記流体通路を通過する流体の温度を検出する温度セン
    サとを具備し、 前記温度センサは、前記インピーダンス回路の一部を構
    成し、 前記インピーダンス回路は、前記増幅器の増幅度が流体
    の温度変化に起因して変化する粘性係数の変化とほぼ同
    様の変化をするように、決定されたことを特徴とする粘
    性係数補正回路。
  2. (2)流体が通過する流体通路と、 前記流体通路両端の圧力差である差圧信号を検出する差
    圧センサと、 流体温度を検出する温度センサと、 その増幅度を決定するインピーダンス回路を有する増幅
    器とを具備し、 前記温度センサは、前記インピーダンス回路の一部を構
    成し、 前記インピーダンス回路は、前記増幅器により前記差圧
    信号に所定の増幅が施され、かつその増幅信号が流体の
    温度変化に起因して変化する粘性係数の変化とほぼ同様
    の変化で補正されるように、決定されたことを特徴とす
    る層流形流量計。
JP25421490A 1990-09-26 1990-09-26 粘性係数補正回路及び層流形流量計 Pending JPH04132913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25421490A JPH04132913A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 粘性係数補正回路及び層流形流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25421490A JPH04132913A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 粘性係数補正回路及び層流形流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04132913A true JPH04132913A (ja) 1992-05-07

Family

ID=17261849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25421490A Pending JPH04132913A (ja) 1990-09-26 1990-09-26 粘性係数補正回路及び層流形流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04132913A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4321096Y1 (ja) * 1967-05-18 1968-09-05
JPS5839517B2 (ja) * 1974-09-20 1983-08-30 カブシキガイシヤ バイオリサ−チセンタ− セルロ−スカラ アルコ−ルオセイゾウスル ホウホウ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4321096Y1 (ja) * 1967-05-18 1968-09-05
JPS5839517B2 (ja) * 1974-09-20 1983-08-30 カブシキガイシヤ バイオリサ−チセンタ− セルロ−スカラ アルコ−ルオセイゾウスル ホウホウ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2496204C (en) Thermal mass flowmeter apparatus and method with temperature correction
RU2209395C2 (ru) Способ тарирования системы измерения разности давлений потока жидкости
US7363182B2 (en) System and method for mass flow detection device calibration
EP0715710B1 (en) Differential current thermal mass flow transducer
JP3022931B2 (ja) 気体マス・フロー測定システム
JP4020433B2 (ja) 平均ピトー管型一次要素を備えた伝送器およびその使用方法
EP3032230B1 (en) Flow meter and a method of calibration
US20070295095A1 (en) Apparatus for providing an output proportional to pressure divided by temperature (P/T)
US4011746A (en) Liquid density measurement system
US20020077759A1 (en) Microflow based differential pressure sensor
JPH0326436B2 (ja)
JPH04132913A (ja) 粘性係数補正回路及び層流形流量計
Ligeza A modified temperature-compensation circuit for CTA
JPH0961208A (ja) 層流流量計
GB2142437A (en) Measuring the rate of gas flow in a duct
JPS6336447B2 (ja)
US4122722A (en) Anemometer compensator linearizer
JPH0429017A (ja) 流体の流速及び流れ方向測定方法及び測定装置
JPH0861998A (ja) 温度・風速測定装置
KR20020080137A (ko) 유량 계측용 센서 및 이를 이용한 질량유량제어장치 및 방법
JPS6326735Y2 (ja)
JP2003090751A (ja) フローセンサ式流量計及びその校正方法
JPS6261902B2 (ja)
JP2965808B2 (ja) 渦検出回路
SU1089432A1 (ru) Устройство дл измерени температуры и разности температур