JPS6326735Y2 - - Google Patents

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JPS6326735Y2
JPS6326735Y2 JP1982166702U JP16670282U JPS6326735Y2 JP S6326735 Y2 JPS6326735 Y2 JP S6326735Y2 JP 1982166702 U JP1982166702 U JP 1982166702U JP 16670282 U JP16670282 U JP 16670282U JP S6326735 Y2 JPS6326735 Y2 JP S6326735Y2
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JP
Japan
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flow rate
coefficient
flow
differential pressure
throttle
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JP1982166702U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、配管内と絞り部分との流体の圧力差
から流体流量を求める絞り流量計における補正演
算器に係り、特に流量によつて変化する流量係数
を演算し、補正することにより流体流量を算出す
る絞り流量計の補正演算器に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
絞り機構による流量測定方法はJIS、ASME等
で規格化されており、その測定原理は周知のよう
に、配管内と絞り部分との流体の圧力差(差圧)
が流体の速度に比例するので、この差圧から流量
を測定する方法である。
容積流量をqvとすると、次式で示すことがで
きる。
但し、α;流量係数 ε;気体の膨張係数(なお、液体の場合
はε=1) d;使用状態における絞り孔径 ΔP;差圧 ρ;流体密度 従つて、流体の種類、性質、配管、絞りが決定
すれば、α,ε,d,ρは定数となるので、差圧
ΔPを測定すれば流量qvが算出できる。なお、絞
り機構と差圧の取りだし方には種々の方法があ
り、例えばオリフイス板、ベンチユリ管等が使用
される。
ところで、(1)式の中でε,d,ρを一定とすれ
ば、流量qvは qv∝α√ となり、αとqvは比例関係となる。ここで、
流量係数αはレイノズル数ReDと絞り比(配管と
絞りの断面積の比)βの関係として実験値より求
められ、規格化されている。一方レイノズル数
ReDは次式より求められる。
但し、V;流体の動粘度 ;流体の平均速度 D;使用状態における上流側管径 そして、前記(2)式より、流量係数αは流量によ
つて変化し、流量の誤差となつて生じる。第1図
に示す流量係数誤差とReD数の関係(但し、ベン
チユリ管を使用した場合には、流出係数となる)
より流量係数αはD=50mm、β=0.375のときReD
=1×106〜6×103で、約2.4%の誤差となる。
この流量係数誤差は、そのまま流量誤差となつて
生じることになる。ところが、従来の絞り流量計
では、上記流量係数αを一定として流量を算出す
るので、測量の測定精度が劣るという欠点があつ
た。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のような従来技術の欠点を除
去するためになされたものであつて、流量係数を
演算し、補正することにより測定精度を向上させ
る絞り流量計の補正演算器を提供することを目的
とする。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、本考案では、圧力
差ΔPを測定する差圧検出器からの差圧信号に基
づいてレイノズル数ReDを演算し、流量係数α′を
算出する回路と、流量係数α′と予め設定された流
量係数αとから流量係数補正値Xを演算する回路
と、流量係数補正値Xと前記圧力差ΔPとから補
正された流量値を演算する回路とを備える。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例を
説明する。
第2図はこの実施例に係る絞り流量計の構成図
である。図において、1は差圧検出器であり、こ
の差圧検出器1により配管内と絞り部分との流体
の差圧ΔPが検出されて、流量発信器2で電気信
号(差圧信号)aに変換される。ここで、前記差
圧検出器1および流量発信器2は、例えば絞り機
構流量測定素子で構成される。そして前記差圧信
号aは補正演算器3に与えられ、この補正演算器
3で流量係数が補正され流体流量が演算される。
第3図はこの実施例に係る補正演算器3の構成
を示すブロツク線図である。この補正演算器3中
の流速演算回路10は、前記差圧信号aに基づい
て前記(1)式から実流量qv′を算出し、この流量
qv′を次式のように配管断面積Aで除算して、平
均流速を求め、ReD数演算回路11に与える。
=qv′/A ReD数演算回路11では前記平均流速と、予
め与えられた流体の動粘度Vおよび使用状態にお
ける上流側管径Dとから、前記(2)式によつて、レ
イノズル数ReDを算出し、流量補正回路12に与
える。
流量補正回路12では、レイノズル数ReDと予
め与えられた絞り比βとから流量係数α′を求め
る。即ち、JISまたはASMEへの実験値をReD
の関数として数式化し、流量係数α′を算出する等
の方法で、流量係数の補正が行なわれる。さら
に、流量補正回路12では、設計等で予め設定さ
れる流量係数αを真値として、この流量計数αと
前記流量係数α′とから、偏差分である流量補正値
Xを次式か算出し、 X=α−α′/α この補正値Xと上記差圧ΔPとを次式のように
乗算して補正後の流量値qvを求め、 qv=X・ΔP 流量信号bとして出力する。そしてこの流量信
号bが流量値を表示する表示器等に与えられる。
このように、従来の流量計では、あるポイント
の設計条件(流量、温度、圧力)において設計、
製作するため、設計時より条件変化が生じた場合
には、誤差を生じることになる。そこで、上記実
施例では設計時の固定された条件と実流量からの
差圧ΔPで流量係数α′を求め、補正値Xを算出し
て差圧ΔPに乗算し、流量補正を行なうので、流
量変化によつて生じる流量係数の変化、即ち流量
誤差を生じることなく流量測定ができる。また、
流量測定範囲についても、従来の絞り流量計にく
らべ、幅広く、精度よく測定することができる。
なお、上記実施例では、絞り流量計の流量係数
の補正に関して説明したが、この考案に係る補正
演算器は流量の温圧補正に際しても適用される。
即ち、流体流量は温度、圧力により変化するの
で、温圧補正回路により圧力比、温度比、比重比
から温度補正係数を算出し、この係数を基に実流
量を補正すれば、流量誤差を消去できる。そのた
め、補正演算器3で流量係数の補正を行つた後に
温圧補正回路で温圧補正を行うか、または温圧補
正後に流量係数の補正を行うようにすれば、さら
に流量測定の精度が向上する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、絞り流量計は予め定めら
れた設計条件にて設計、製作されるため、設計条
件の変化は流量誤差となつて生じる。そこで、こ
の考案では、設計時等の条件が変わつても、流量
係数を算出する回路により実測した差圧信号から
流量係数α′を求め、流量係数補正値を演算する回
路により前記流量係数α′と予め設定された流量係
数αとから補正値Xを求め、差圧信号を補正演算
する回路により前記補正値Xで流量補正を行うた
め、流量係数の変化によつて生じる流量誤差が消
去され、流量測定の精度が向上するという効果が
ある。さらに流量測定範囲についても、従来の流
量計にくらべ幅広く、精度よく測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の絞り流量計における流量係数と
ReD数の関係図、第2図は本考案の一実施例に係
る絞り流量計の構成図、第3図は第2図中の補正
演算器の構成を示すブロツク線図である。 1……差圧検出器、2……流量発信号、3……
補正演算器、10……流速演算回路、11……
ReD数演算回路、12……流量補正回路、a……
差圧信号、b……流量信号。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 配管内と絞り部分との流体の圧力差Δpを測定
    する差圧検出器からの差圧信号に基づいて、流体
    の流量を算出する絞り流量計において、 前記差圧検出器からの差圧信号に基づいてレイ
    ノズル数ReDを演算し、流量係数α′を算出する回
    路と、流量係数α′と予め設定された流量係数αと
    から流量係数補正値Xを演算する回路と、流量係
    数補正値Xで前記差圧信号を補正演算する回路と
    を具備した絞り流量計の補正演算器。
JP16670282U 1982-11-02 1982-11-02 絞り流量計の補正演算器 Granted JPS5971123U (ja)

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JP16670282U JPS5971123U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 絞り流量計の補正演算器

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JP16670282U JPS5971123U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 絞り流量計の補正演算器

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Publication Number Publication Date
JPS5971123U JPS5971123U (ja) 1984-05-15
JPS6326735Y2 true JPS6326735Y2 (ja) 1988-07-20

Family

ID=30364894

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JP (1) JPS5971123U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105789A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 横河電機株式会社 流量測定装置、設定装置、及び設定プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105789A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 横河電機株式会社 流量測定装置、設定装置、及び設定プログラム

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JPS5971123U (ja) 1984-05-15

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