JPH04132591U

JPH04132591U - サブコイントレイ

Info

Publication number: JPH04132591U
Application number: JP3843291U
Authority: JP
Inventors: 耕二百武
Original assignee: オムロン株式会社
Priority date: 1991-05-28
Filing date: 1991-05-28
Publication date: 1992-12-08

Abstract

(57)【要約】【目的】キャッシュドロワ内における紙幣の収納量を維
持したままで硬貨収納量を増加する。【構成】透明樹脂素材により形成されたサブコイントレ
イ７を紙幣収納部４に装着すると、紙幣収納部４の内底
面４ａとサブコイントレイ７の底面との間に間隙が形成
される。この間隙に所定枚数の紙幣を収納することがで
きるとともに、その収納状態は透明素材により形成され
たサブコイントレイ７を透して外部から目視により確認
できる。一方、サブコイントレイ７内に硬貨を収納で
き、硬貨収納量も増加する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電子式キャッシュレジスタなどに備えられるキャッシュドロワ内において、コイン収納部を増設するためのサブコイントレイに関する。

【０００２】

【従来の技術】

電子式キャッシュレジスタなどにおいて紙幣および硬貨を収納するキャッシュボックスには、出し入れ自在のキャッシュドロワが備えられている。特に、小型のキャッシュボックスでは、キャッシュドロワ内の収納部は、樹脂成形により一体的に形成されており、収納部の配置を変えることができない。ところが、キャッシュボックスの使用形態に応じて収納される硬貨および紙幣の割合が異なり、キャッシュボックスの設計時に予定されていた量よりも多い硬貨を収納する必要が生じる場合がある。そこで、従来のキャッシュボックスでは、硬貨を収納可能な増設用のケースを準備し、これをキャッシュドロワ内の紙幣収納部などに設置して硬貨の収納量を増やすようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のキャッシュボックスでは、増設用のケースを紙幣収納部に設置することにより、紙幣の収納スペースが減少する問題があり、紙幣を金種ごとに分類して収納できなくなる問題があった。

【０００４】この考案の目的は、キャッシュドロワ内における紙幣の収納スペースを確保しつつ硬貨の収納量を増加することができるサブコイントレイを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案のサブコイントレイは、透明素材により内部に硬貨を収納可能な形状に成形され、キャッシュドロワの紙幣収納部内に、紙幣収納部の内底面との間に間隙を設けて装着されることを特徴とする。

【０００６】

【作用】

この考案においては、キャッシュドロワの紙幣収納部内にサブコイントレイが装着される。このサブコイントレイを紙幣収納部に装着した際には、サブコイントレイ内に硬貨を収納できるとともに、紙幣収納部の内底面との間に形成される間隙に紙幣を収納できる。また、サブコイントレイは透明素材により成形されているため、紙幣収納部の内底面との間隙に収納されている紙幣をサブコイントレイの外側から目視確認できる。

【０００７】

【実施例】

図１は、この考案の実施例であるサブコイントレイの使用状態を説明する斜視図である。電子式キャッシュレジスタなどに備えられるキャッシュボックス１に対してキャッシュドロワ２が出し入れ自在にされている。このキャッシュドロワ２の内部には、手前側に硬貨収納部３が、その後方に紙幣収納部４が形成されている。紙幣収納部４の上面には紙幣押さえ５が設置されており、スプリング６の弾性力によって紙幣収納部４に収納された紙幣の上面を下方に押圧する。後方側の３か所に形成された紙幣収納部の一つにはこの考案の実施例であるサブコイントレイ７が装着されている。このサブコイントレイ７は内部に硬貨を収納可能な形状にされており、透明樹脂素材により一体に形成されたものである。サブコイントレイ７の装着にあたっては、紙幣押さえ５は取り外される。

【０００８】図２は、上記サブコイントレイの使用状態を説明する図である。同図に示すように、サブコイントレイ７を紙幣収納部４に装着すると、紙幣収納部４の内底面４ａとサブコイントレイ７の底面との間に間隙が形成される。この間隙の間には一定枚数の紙幣を収納することができる。また、サブコイントレイ７は透明樹脂素材により成形されているため、サブコイントレイ７と紙幣収納部４の内底面との間に収納された紙幣はサブコイントレイ７を取り出すことなく外部から目視により確認することができる。

【０００９】以上のように、この実施例によれば紙幣収納部４に所定枚数の紙幣を収納可能した状態で硬貨の収納量を増量することができる。従って、サブコイントレイ７を使用頻度の少ない高額紙幣等の収納部に装着することにより、必要枚数の硬貨および紙幣を充分にキャッシュドロワ２内に収納できる利点がある。

【００１０】

【考案の効果】

この考案によれば、紙幣収納部における所定数の種類の紙幣の収納を維持したままで硬貨の収納量を増量することができ、キャッシュボックスの使用状況に応じた紙幣および硬貨の収納量を確保できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例であるサブコイントレイの使
用状態を説明する斜視図である。

【図２】同サブコイントレイの紙幣収納部に対する収納
状態を説明する側面断面図である。

【符号の説明】

２−キャッシュドロワ３−硬貨収納部４−紙幣収納部７−サブコイントレイ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】透明素材により内部に硬貨を収納可能な形
状に成形され、キャッシュドロワの紙幣収納部内に、紙
幣収納部の内底面との間に間隙を設けて装着されること
を特徴とするサブコイントレイ。