JPH0413234B2 - - Google Patents

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JPH0413234B2
JPH0413234B2 JP58003916A JP391683A JPH0413234B2 JP H0413234 B2 JPH0413234 B2 JP H0413234B2 JP 58003916 A JP58003916 A JP 58003916A JP 391683 A JP391683 A JP 391683A JP H0413234 B2 JPH0413234 B2 JP H0413234B2
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JP
Japan
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rubber
bag
rubber bag
sheet
rubber sheet
Prior art date
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Application number
JP58003916A
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English (en)
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JPS59134182A (ja
Inventor
Hisashi Sato
Takeshi Kataoka
Yoshinori Tsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd, Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP58003916A priority Critical patent/JPS59134182A/ja
Publication of JPS59134182A publication Critical patent/JPS59134182A/ja
Publication of JPH0413234B2 publication Critical patent/JPH0413234B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、屋上やその他一般に高所に配置さ
れ、水、その他の液体などを貯蔵して成る給水タ
ンクの内側に設けられているゴム袋の構造に関す
るものである。 従来、ビルの屋上などには各家庭などに給水す
るための給水タンクが設置されているが、斯かる
構成から成る給水タンクは、開放型であつたた
め、塵埃などが入り易く、衛生的でながつた。そ
のために第1図および第2図にも示すように給水
タンク1の中にゴム袋容器(ブラダー)2を吊り
金具を介して吊り下げて配置された密封型の給水
タンク1が使用されるように成つて来ている。し
かもこのタンク1の作動状態について見てみる
と、第3図をも用いて説明すれば給水タンク1の
下方にゴム袋2の給排口4が一体に接続されて成
るタンク1の出入口5を各家庭およびポンプと連
絡されている配管とを連結させ、ポンプを作動さ
せて水6を給水タンク1内へ持ち上げて、第2図
のようにゴム袋2内に水6を貯える。そして水の
使用が開始されれば、給水タンク1内面とゴム袋
2外面との間に予め掛けられている給水圧力(例
えば0.5〜20Kg/cm2)が自然に働くため、自然に
ゴム袋2からの給水が開始されるように構成され
ている。このようにゴム袋2を使つた密封型の給
水タンク1にすれば、ゴム袋2の中に水が保有さ
れ、しかも空気に触れないばかりが、日光の透過
がないため有機物の発生もないため、給水タンク
1の中の水は常時、新鮮さを保持でき、極めて衛
生的である。 しかしながら、斯かる構成の給水タンク1に使
用されているゴム袋2は、そのゴム袋2に送水す
るためのポンプ機構によつて給水タンク1内に貯
えられた水が使用により減少すれば、その水の使
用に応じてタンク1内に圧送されるためゴム袋2
が膨らんだり、縮んだりの繰り返し運動が発生す
るため、このようなゴム袋2構造では問題があ
る。つまり、その従来のゴム袋2の構造を見てみ
ると、数枚のゴムシートをラツプ接続されて二枚
のだ円型ゴムシート7,8が形成され、しかもそ
のシート7,8が重ね合わせられ、その外周面同
志を接着一体化させることにより、外周折り部9
を持つた袋2が形成されており、しかも外周折り
部9の一部aを取り出して接着一体化されている
状態を第4図に拡大して見てみると、二枚のだ円
型ゴムシート7,8のうちの少々大きく形成され
ている側のシート8の周端部側を他方のゴムシー
ト7の外周端部を覆うようにして単に折り曲げら
れ、しかも折り曲げ返されたシート8端部はシー
ト7の外周面に接着一体化された構成となつてい
る。しかもこの場合シート8を折り返してその端
部をシート7の外周面に接着一体化させることに
ついて見てみると、加硫前に単に折り返しを行な
つてゴム糊にてシート7外周面に接着させていた
ため、折り返し内側に皺ができ易く、しかもでき
た場合は加硫後においても皺がそのままの形で残
ることから、その皺が原因で実際の使用中におけ
る伸縮作用などにより折り返し内側に亀裂が発生
する問題がある。 この発明は、前記した従来技術の欠点を解消
し、ゴム袋の動的被労寿命を大幅に向上させるこ
とができる給水タンク用ゴム袋にある。すなわ
ち、この発明の要旨は、天然ゴム或るいは合成ゴ
ムから成る少なくとも上下面となるゴムシートを
合わせ接続を行なうことにより形成される外周折
り部を持つゴム袋において、その外周折り部は上
下のうちの一方のゴムシート周端部が他方のゴム
シート周端部を覆うように折り曲げられて折り返
された構成から成り、しかもその折り曲げられた
内側面はゴムシート厚さ0.6〜4倍の曲げ半径か
ら成る曲線部を持つように形成された構成から成
り、しかもその折り返された端部は他方のゴムシ
ートの外表面に接着一体化された構成から成つて
いる給水タンク用ゴム袋にある。 この発明においてゴム袋の外周折り部における
ゴムシートの折り曲げについてゴムシートの厚さ
の0.6〜4倍の曲げ半径から成る曲線部としたの
は、上側(または下側)ゴムシートの厚さをtと
した場合、曲線部を形成するための曲げ半径が
0.6Xtよりも小さい場合は歪の集中が大きく疲労
寿命特性が十分でなく、しかも4.0Xtよりも大き
い場合はゴム袋の外周折り部のうちの特に円弧部
となる外周折り部において、ゴムシートの折り返
しを行なつた場合、皺が発生することなどから、
加工性が阻害されるためである。 また、この発明においてゴム袋の材質として
は、天然ゴムおよび合成ゴムのうち、いずれのゴ
ム材でも使用可能であるが、ゴム袋の外周と給水
タンク内周面との間には一般にガス内圧が掛けら
れるため、ガスに対する耐透過性が必要となるこ
とからブチルゴム11Rを用いることが特に望ま
しい。 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明すれば、ゴム袋の全体構造については第3図に
示す構造と類似するため省略すると共にこの発明
の特徴については第5図に拡大して示す点であ
る。つまり第5図において、ゴム袋10の外周折
り部11は、下側のゴムシート13周端部が上側
のゴムシート12周端部を覆うように外側に折り
曲げ返され、しかもそのゴムシート13が折り返
されたとき形成されるゴムシート13の折り曲げ
られた内側面が少なくともゴムシート13(厚み
は同じであるのでゴムシート12としてもよい。)
の厚さtの0.6〜4倍の曲げ半径Rから成る曲線
部(円弧部)14を持つように形成された構成か
ら成り、この発明を特徴づけている。 この場合、曲線部14が形成されていることか
ら第3図のゴム袋2で説明するが、第5図に示す
ような横断面ほぼ円状のリング状間隙17がゴム
袋2の外周折り部9に形成されているような構造
となることは言うまでもない。15は第4図と同
様に折り返されたゴムシート13端部とゴムシー
ト12の端部外周とか接着一体化されている接着
部である。 斯かる構成から成るゴム袋10は、第3図をも
用いて説明するが、先ず適宜な幅で裁断した5枚
の未加硫ゴムシートを片面とするための1組とし
て、2組を用意させる。この場合第5図に示すよ
うなゴムシートの外周折り部11を形成させる。
必要があることから1組はもう1組のゴムシート
よりも一部大きく形成されていることは言うまで
もない。 次に第3図に示すゴム袋2において各ラツプ部
16に沿つて輪切したとき形成されるような輪形
を形成するために2組のゴムシートを袋形成が完
了されたときお互いに向かい合わせとなるように
それぞれ向かい合わせとなるゴムシート同志を加
硫一体化させて夫々輪形も形成させる。この場合
各輪形を加硫一体化させる場合について第3図を
用いて説明すれば、例えば輪形AとEについては
第5図に示すリング状間隙17を持つ外周折り部
11を形成するために、ゴムシート13(または
12)の厚さtの0.6〜4倍の曲げ半径Rから曲
線部(円弧部)14をゴムシート13の内側面に
形成することが可能なマンドレルをゴムシート1
3の円孤状端面先に配置させた後に下側のゴムシ
ート13の円弧状端部を弧状マンドレルと上側の
外周弧状ゴムシート12を覆うようにして、しか
もゴムシート12の外側端部外周に沿つて、折り
曲げ返し、しかもゴムシート12および13と同
材質のゴム糊を介して接着させ、後に加硫させ、
更にマンドレルを抜き取ることにより、両端の輪
形は形成される。未加硫ゴムシート13が折り曲
げられた時、内面はマンドレルによつて限られる
ため、皺の発生が押えられる。またその他の輪形
B,CおよびDにいて、マンドレルだけがストレ
ートから成るものを用いる以外は、製造の仕方は
同じである。後は各輪形A,B,C,DおよびE
を接続一体化させる訳であるが、第5図に示すよ
うな外周折り部11の接続部においてマンドレル
と接続用未加硫ゴムシート(またはテープ)とゴ
ム糊、その他の接続部においては接続用未加硫ゴ
ムシートとゴム糊を用いて夫々接続一体化させ、
しかも加硫の後に各外周折り部11のところのマ
ンドレルを抜き取ることにより、第5図に示すよ
うな外周折り部11に好適なリング状間隙17が
形成されたゴム袋10の製造は完了される。 この場合はできあがつた場合のゴム袋10の大
きさぱ縦約2.6m、横約4.1mから成り、しかも中
に約5700程度の水量が貯蔵可能なような少々大
きめなゴム袋とするために、しかもゴムシートの
幅は一般に所定の幅に限られているために、前記
に示すゴム袋製造手段を取つたが、小さなゴム袋
を製造する場合は2枚のゴムシートだけで製造し
てもよく、しかも第3図に示すゴム袋2よりも大
きいゴム袋を製造する場合、まず輪形を形成して
から接続して製造するといつたような製造だけに
限らないためにゴム袋の製造については特に限定
されるものでもないが、いずれの形状にしても第
5図に示すようなゴムシート12か13の厚さt
の0.6〜4倍の半径Rによつて形成されるような
曲線部14を折り曲げられるゴムシート13内面
に持つことにより形成されるリング状間隙17が
ゴム袋の外周折り部11に形成されていれば、い
ずれの製造方法によつてこの発明のゴム袋を製造
しても差し支えない。 次に繰り返し伸長による寿命をみるために、第
5図に示すような形状の種々の半径Rの大きさを
持つ、更には伸長寿命試験に適した形状の試料を
用意し、しかも試験条件としてはJISK6301の屈
曲試験に準じ、しかも具体的にはデマツチヤ式試
験機を利用し、温度20℃、繰り返し伸長率0〜40
%、往復回数300回/分として試験を行なつたと
ころ、次に示すような結果が得られる。
【表】
【表】 つまり、ゴムシート厚さの0.6〜4倍の曲げ半
径Rをつけた実施例1〜15は、比較例1〜2の約
30倍の寿命が得られ、好結果が得られた。因みに
比較例1はゴムシート厚さの0.5倍の曲げ半径と
した場合であり、比較例2は第4図に示したもの
を試料とした場合である。 また、ゴムシート厚さ300mmで折り曲げ半径
R2.0mmとしたもの(倍数が下限に近いもの)を
実施例16、ゴムシート厚さ3.0mmで折り曲げ半径
R100mmとしたもの(倍数が上限に近いもの)を
実施例17とし、試験条件としては、前記実施例1
〜15および比較例1〜2の場合とほとんど同じで
あるが、この場合は繰り返し伸長率を0〜20%、
0〜40%および0〜60%といつた三つの段階に分
けた条件での試験を行ない、しかもこの時、比較
例1〜2でいう寸法条件のものを同時に試験を行
なつた。その結果については、第6図に示す通り
であるが、その第6図からも明らかなように比較
例1や2は伸長率0〜60%の場合はいずれも103
回近辺の寿命しかないが、実施例16や17は伸長率
0〜60%の場合でも標準値である3×104回の破
壊寿命を保持していることがわかる。 以上のようにこの発明によれば、ゴム袋の外周
折り部を形成するためにゴムシートの折り曲げら
れる内面側をゴムシート厚さ0.6〜4倍の曲げ半
径を持つ曲線部と形成したことにより、未加硫時
の折り曲げによる皺の発生がなくなり、そのため
加硫後においても折り曲げ内面に皺が残らなくな
り、しかも曲げ半径を従来のものに対して特定の
範囲に規定したことにより、繰り返し伸長寿命が
大幅に向上し、よつてその工業的価値は極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の給水タンクを示す正面図、第2
図は第1図の要部断面を示した要部断面図、第3
図は一般のゴム袋の正面図、第4図は第3図の要
部拡大断面図、第5図はこの発明の一実施例を示
す要部説明図、第6図はこの発明の他の実施例お
よび比較例の試験結果を示す対応図である。 1:給水タンク、2,10:ゴム袋、3:吊り
金具、4:給排口、5:出入口、6:水、7,
8:だ円型ゴムシート、9,11:外周折り部、
12,13:ゴムシート、14:曲線部、15:
接着部、16:ラツプ部、17:リング状間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天然ゴム或るいは合成ゴムから成る少なくと
    も上下面となるゴムシートを合わせ接続を行なう
    ことにより形成される外周折り部を持つゴム袋に
    おいて、その外周折り部は上下のうちの一方のゴ
    ムシート周端部が他方のゴムシート周端部を覆う
    ように折り曲げられて折り返された構成から成
    り、その折り曲げられた内側面はゴムシート厚さ
    の0.6〜4倍の曲げ半径からなる曲線部を持つよ
    うに形成され、しかもその折り返された端部は他
    方のゴシートの外表面に接着一体化された構成か
    ら成つていることを特徴とする給水タンク用ゴム
    袋。
JP58003916A 1983-01-13 1983-01-13 給水タンク用ゴム袋 Granted JPS59134182A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58003916A JPS59134182A (ja) 1983-01-13 1983-01-13 給水タンク用ゴム袋

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JP58003916A JPS59134182A (ja) 1983-01-13 1983-01-13 給水タンク用ゴム袋

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JPS59134182A JPS59134182A (ja) 1984-08-01
JPH0413234B2 true JPH0413234B2 (ja) 1992-03-09

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JP58003916A Granted JPS59134182A (ja) 1983-01-13 1983-01-13 給水タンク用ゴム袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2509264Y2 (ja) * 1990-11-30 1996-08-28 オークマ株式会社 工具交換ア―ム装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035094U (ja) * 1983-08-17 1985-03-11 日立金属株式会社 蓄圧水槽用弾性袋体

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JP2509264Y2 (ja) * 1990-11-30 1996-08-28 オークマ株式会社 工具交換ア―ム装置

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JPS59134182A (ja) 1984-08-01

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