JPH0413228A - 光ヘッドのアクセス方法及びこれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

光ヘッドのアクセス方法及びこれを用いた光ディスク装置

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JPH0413228A
JPH0413228A JP11485190A JP11485190A JPH0413228A JP H0413228 A JPH0413228 A JP H0413228A JP 11485190 A JP11485190 A JP 11485190A JP 11485190 A JP11485190 A JP 11485190A JP H0413228 A JPH0413228 A JP H0413228A
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JP
Japan
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signal
track
optical
optical disk
crossing
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JP11485190A
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Takashi Yoshizawa
高志 吉澤
Makoto Mizukami
誠 水上
Toshitake Sato
勇武 佐藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ディスクに情報を記録又は再生する光ヘッ
ドのアクセス方法及びこれを用いた光ディスク装置に関
するものである。
(従来の技術) 光ディスク装置は、磁気ディスク装置等に比べて記憶容
量が大きいという利点がある半面、所望のトラックまで
ヘッドを移動させるためのアクセス時間が長いという欠
点があり、アクセスの高速化が一つの大きな課題となっ
ている。光ディスク装置においてアクセス時間が長くな
る主な原因は、各種の光学系部品、対物レンズの駆動機
構等を含む可動部の重量が大きいこと、並びに光ディス
クにおけるトラック密度が高いため、移動中に目標トラ
ックまでの残差距離を正確に検出できないことにある。
このため、光学系部品の集積化やほとんどの光学系部品
を固定側に置く分離形光ヘッドの採用等によって可動部
の軽量化が進められるとともに、ヘッド移送手段(以下
、ポジショナと称す。)の駆動方式も改良が進められて
いる。
従来のポジショナの駆動方式を大別すると、二段階アク
セス方式と直接アクセス方式とがある。
第2図は二段階アクセス方式(例えば、第29回システ
ムと制御研究発表会講演論文集P147〜PL48.1
985)を採用した従来の光ディスク装置の一例を示す
もので、図中、l“は光ディスク、2はスピンドルモー
タ、3は光ヘッド、4はベース、5はポジショナ、6は
スケール、7はセンサ、8はレーザダイオード、9は光
学系、lOは光検出器、11はレンズアクチュエータで
ある。
本方式では、まず、ポジショナ5を駆動し、ベース4に
固定されたスケール6及び光ヘッド3に取付けられたセ
ンサ7にて移動量を検出しながら光ヘッド3を移動させ
ることにより粗シーク動作を行ない、目標トラック近傍
まで該光へラド3を移送させる。その後、レーザダイオ
ード8、光学系9及び光検出器10を用いた光ビームの
送受光による光ディスク1の再生信号中よりトラックア
ドレスを検出し、レンズアクチュエータ11により精密
シーク動作を行なって目標トラックに到達させる。
前記方式ではトラックアドレスの検出を必要とし、また
、二段階のシーク動作のそれぞれで加減速を行なってい
るため、アクセスに要する時間が長くなる欠点がある。
前述した二段階アクセス方式において、アクセス動作を
粗シーク動作及び精密シーク動作の二段階に分けるでい
るのは、光ディスク1上のトラックピッチが1.6μm
程度であるのに対して、スケール6の分解能が通常、数
10μmであり、スケール6のみでは目標トラックを検
出できないからである。また、光ディスク1のトラック
の中心とこれを装着したスピンドルモータ2の回転軸の
中心との間には通常、数10μmの偏心が存在するため
、仮に1.6μmの分解能を有するスケール6を用いた
としても、光ディスク1のトラックとスケール6による
検出位置とを対応付けられないことも大きな要因となっ
ている。
前述した問題を解決するために開発されたのが直接アク
セス方式(例えば、光メモリシンポジウム°8B講演論
文集P191〜P196.198.6)である。この方
式では外部のスケール等を使用せず、光へ・ンドを光デ
ィスクのトラックを横切る方向、即ち半径方向にシニク
させた時に得られるトラック横断信号を用いて光ヘッド
の現在位置、シーク速度、目標トラックまでの距離等を
算出し、−回の粗シーク動作で直接、目標トラックまで
アクセスするものである。この方式によれば、アクセス
動作中におけるトラックアドレスの検出や二段階に亘る
加減速動作を必要とせず、アクセス時間の短縮が可能と
なる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した直接アクセス方式では、周知のプッ
シュプル法等によって得られる第3図に示すようなトラ
ック横断信号12からそのゼロクロスポイント13を検
出し、これを計数することにより横断トラック数を算出
し、また、該ゼロクロスポイント13間の周期やゼロク
ロスポイント13近傍の微分波形からシーク速度を算出
している。
回転角速度一定(CAV)型光ディスクでは、第4図に
示すように半径方向に放射状にN個のセクタ部14が配
置され、各セクタ部14の先頭にはアドレス信号等から
なるプレピット部15がディスク製造段階で予め刻印さ
れている。光ヘッドのシーク時に光ビームがプレピット
部15を横切ると、トラック16における光の回折状態
が該プレピット部15に影響され、第5図(a) (b
)に示すような信号の落ち込み17.18が生じる。な
お、第5図(a)(b)はシーク速度が異なる場合をそ
れぞれ示し、同図(b)は同図(a)よりシーク速度が
速く、信号の落ち込む範囲も大きい。
前記信号の落ち込みはゼロクロスポイン−トの数やその
間の周期、さらにはその近傍の微分波形に大きな影響を
及ぼし、前述した横断トラック数、やシーク速度の算出
における誤差要因となる。横断トラック数やシーク速度
に誤差が発生すると、目標トラックに正確にアクセスす
ることが不可能となり、トラックアドレスの検出、修正
シーク動作が必要となるので、結果的にアクセス時間が
増大2することになる。
従来はトラック横断信号の検出回路にローパスフィルタ
を挿入してトラック横断信号に混入するプレピット部の
影響を除去する等の対策を採っていたが、シーク速度に
応じてその所要帯域が大きく変化するという問題があり
、根本的な対策にはならなかった。
本発明は前記従来の問題点に鑑み、プレピット部の・影
響を完全に除去したトラック横断信号を作成し、これを
用いて直接アクセスを可能とした光ヘッドのアクセス方
法及びこれを用いた光ディスク装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) ・本弁明では前記目−的を達成するため、請求項(1)
として、半径方向に複数のセクタ部及びプレピット部に
分割されたデータ領域を有し、一定の回転角速度で回転
される光ディスクに対して、その半径方向に光ヘッドを
シークさせた時に得られるトラック横断信号から横断ト
ラック数やシーク速度を検出して光ヘッドを所望のトラ
ックにアクセスする光ヘッドのアクセス方法において、
光ヘッドのシーク方向と一致する光ディスクの中心線に
対して略対称であって且つ該中心線までの距離gが下記
式を満たす範囲外となる位置に独立した2つの光ビーム
を形成し、シーク時には前記2つの光ビームを同様にシ
ークさせ、該2つの光ビームの送受光によって得られる
2つのトラック横断原信号を合成して光ディスクのプレ
ピット部による信号の落ち込みのないトラック横断信号
を作成するようになした光ヘッドのアクセス方法、r 
l5in(2n−1)θ<l < r 、 5in(2
n−1)θ(但し、n=1.2.3.−−−、mSmは
r 、 sin(2m−3)θ< r Isin(2m
−1)θを満たす最大の正整数、r、は光ディスクのデ
ータ領域の最内周の半径、r。は光ディスクのデータ領
域の最外周の半径、θミπ/N、Nは光ディスクのセク
タ部の総数) また、請求項(2)として、予め光ディスクを回転させ
るスピンドルモータの原点信号に対するプレピット部に
よる情報の発生タイミング及び周期を検出し、シーク時
にはスピンドルモータの原点信号と前記発生タイミング
及び周期とに基づいて各光ビームがプレピット部に遭遇
する直前に一の光ビームの送受光によって得られるトラ
ック横断原信号を他の光ビームの送受光によって得られ
るトラック横断原信号に切替えることにより、光ディス
クのプレピット部による信号の落ち込みのないトラック
横断信号を作成するようになした請求項(1)記載の光
ヘッドのアクセス方法、また、請求項(3)として、半
径方向に複数のセクタ部及びプレピット部に分割された
データ領域を有する光ディスクを一定の回転角速度で回
転させ、光ヘッドを光ディスクの半径方向にシークさせ
た時に得られるトラック横断信号から横断トラック数や
シーク速度を検出し、これに基づいて光ヘッドを所望の
トラックにアクセスする光ディスク装置において、光ヘ
ッドのシーク方向と一致する光ディスクの中心線に対し
て略対称であって且つ該中心線までの距離pが下記式を
満たす範囲外となる位置に独立した2つの光ビームの送
受光手段をそれぞれ配置した光ヘッドと、シーク時に前
記2つの光ビームの送受光手段より得られる2つのトラ
ック横断原信号を合成して先ディスクのプレピット部に
よる信号の落ち込みのないトラック横断信号を作成する
トラック横断信号作成手段とを具備した光ディスク装置
、 r l51n(2n−1)θ<l < r o 5in
(2n−1)θ(但し、n=1.2.3.・・・・・・
、m、mはr a sln(2m−3)θ< r + 
sln(2m−1)θを満たす最大の正整数、riは光
ディスクのデータ領域の最内周の半径、roは光ディス
クのデータ領域の最外周の半径、θ=π/NSNは光デ
ィスクのセクタ部の総数) また、請求項(4)として、光ディスクを回転させるス
ピンドルモータの原点信号に対するプレピット部による
情報の発生タイミング及び周期を検出し記憶する手段と
、スピンドルモータの原点信号と前記発生タイミング及
び周期とに基づいて各光ビームがプレピット部に遭遇す
る直前の切替えタイミング成分を含む切替え信号を作成
する手段と、2つの光ビームの送受光手段より得られる
2つのトラック横断原信号を前記切替え信号に従って切
替えて出力する手段とからなるトラック横断信号作成手
段を具備した請求項(3)記載の光ディスク装置を提案
する。
(作 用) 本発明の請求項(1)によれば、光ヘッドがシーク動作
に伴って移動しても2つの光ビームのいずれか一方が常
に光ディスクのプレピット部以外に位置することになり
、該2つの光ビームによって得られる2つのトラック横
断原信号からプレピット部による信号の落ち込みのない
トラック横断信号が得られ、この信号に基づいて所望の
トラックにアクセスされる。
また、請求項(2)によれば、装着時の光ディスクの位
置により決定するスピンドルモータの原点信号に対する
プレピット部の発生タイミング及びその周期から2つの
光ビームによって得られる2つのトラック横断原信号が
切替えられ、プレピット部による信号の落ち込みのない
トラック横断信号が得られる。
また、請求項(3)によれば、光ヘッドをシークしても
2つの光ビームの送受光手段による光ビームのいずれか
一方が常に光ディスクのプレピット部以外に位置するこ
とになり、該2つの光ビームの送受光手段より得られる
2つのトラック横断原信号からトラック横断信号作成手
段によりプレピット部による信号の落ち込みのないトラ
ック横断信号が得られ、この信号に基づいて光ヘッドが
所望のトラックにアクセスされる。
また、請求項(4)によれば、装着時の光ディスクの位
置により決定するスピンドルモータの原点信号に対する
プレピット部の発生タイミング及びその周期が予め検出
されて記憶され、該記憶された発生タイミング及びその
周期とスピンドルモータの原点信号とにより切替え信号
が作成され、この切替え信号によって2つのトラック横
断原信号が切替えられ、プレピット部による信号の落ち
込みのないトラック横断信号が得られる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例における光ヘッドの構成及び
配置を示すものである。図中、20は光ディスクであり
、図示しないスピンドルモータにより中心点0の回りに
ディスク回転方向21に回転角速度一定で回転駆動され
ている。また、30は光ヘッドであり、レンズ31.3
2及びそのレンズアクチュエータ33.34を備えてい
る。また、図示しないが、別の固定されたユニットに前
記レンズ31.32にそれぞれ対応したレーザダイオー
ド、光検出器及び他の光学系部品等が設けられており、
これらは独立した2つの光ビームの送受光手段を構成す
る。また、40.41は電磁コイル、42.43は磁気
回路であり、これらは周知の電磁モータを構成し、光ヘ
ッド30をシーク方向35に移送するポジショナとなる
前述したような複数の光ビームの送受光手段を備えた光
ヘッドはデータ転送速度の向上に有利であり、例えば特
開平1−94555号公報にも開示されているが、本発
明では2つのレンズ31゜32の位置、即ち2つの光ビ
ームの位置を、光へラドのシーク方向35と一致する光
ディスクの中心線o−o’ に対して略対称であって且
つ該中心線o−o’ までの距離gが後述する範囲外と
なる如く規定する点が異なる。
第6図は本発明におけるビームスポットの位置関係を示
すもので、図中、22a、22b、22C1・・・・・
・は光ディスク20のセクタ部の先頭にあるビレビット
部(但し、説明を簡単にするため、半径方向に放射状に
延びる幅のない線状のものとして扱う。)であり、ここ
ではそれらが中心線O−O′に対して対称な瞬間を示し
た。また、23は光ディスク20のデータ領域、24は
最外周トラック、25は最内周トラック、36.37は
光ヘッド30の2つの光ビームの送受光手段によるビー
ムスポットである。また、P、P’ 、P’はプレピッ
ト部22 a、  22 b、  22 cと最外周ト
ラック24との交点であり、Q、Q’ 、Q”はプレピ
ット部22a、22b+  22cと最内周トラック2
5との交点である。
第6図において、中心線0−0′から点Q、 P。
Q l 、  P l、・・・・・・までの距離をそれ
ぞれ(l l +fl 2 * II 3 r II 
4 r ・・・・・・とし、最外周トラック24の半径
をro、最内周トラック25の半径をriとすると、ビ
ームスポット36.37までの距離gが (11<II <(12又はI 3 <Q <II 4
  ・・・・・・(1)(但し、12+1−1= r 
+ 5in(2n−1)θ。
D 2.l= r 、 5in(2n−1)θ)にある
場合には、中心線O−0°に沿う移動に伴い、該ビーム
スポット36.37が同時にプレピット部に遭遇する半
径位置が存在する。即ち、ビームスポット36.37が
光ヘッドのシーク動作による移動中に同時にプレピット
部に位置する条件はセクタ部の開き角を2θとすれば、
式(2)で表わされる。
r + 5in(2n−1)θ< 1. < r 、 
5in(2n−1)θ・・・・・・(2) 但し、n=1.2.3.・・・・・・m、mは式(3)
を満たす最大の正整数とする。
r o 5in(2I11−3)θ< r Isin(
2m−1)θ・・・・・・(3)なお、式(8)の条件
は、 D 1<fl 2 <113 <・・・・・・・・・<
ln   ・・・・・・(4)で表わされる順序性が成
立しなくなる上限の整数nを決めるためのものである。
この順序性が成立しない領域では、ビームスポット36
.37は光ディスクのいずれかの半径位置で同時にプレ
ピット部に遭遇することになる。
従って、前記式(2)で規定される範囲を除く位置にビ
ームスポット36.37が位置するようにレンズ等を光
ヘッドに配設すれば、光ヘッドの全移動範囲において、
一方のビームスポットがプレピット部にかかっても他方
のビームスポットはプレピット部から必ず外れることに
なるので、いずれかのビームスポットによってプレピッ
ト部の影響のないトラック横断信号が得られることにな
る。
第7図は本発明の一実施例を示すもので、ここでは前述
したようにレンズ等を配設した光ヘッド30から得られ
る2つのトラック横断原信号を合成して高精度なトラッ
ク横断信号を作成し、直接アクセスを行なう例を示す。
図中、50は位相比較器、51はアナログスイッチ、5
2はタイミングパルス発生回路、53はコントローラ1
.54は速度検出回路、55は横断トラック数カウント
回路、56はシーク制御回路、57はドライバである。
位相比較器50はレンズ31を含む光ビームの送受光手
段より得られる第1のトラック横断原信号と、レンズ3
2を含む光ビームの送受光手段より得られる第2のトラ
ック横断原信号との位相を比較する。アナログスイッチ
51はタイミングパルス発生回路52にて生成される切
替え信号に従って前記第1及び第2のトラック横断原信
号を切替えて出力する。コントローラ53はディスク装
着時にスピンドルモータの原点信号に対するプレピット
部による情報の発生タイミングτ及び周期Tを検出し記
憶するとともに、基準速度カーブの生成や各部の制御を
行なう。
なお、速度検出回路54、横断トラック数カウント回路
55、シーク制御回路56及びドライバ57は従来のも
のと同様であり、電磁コイル40゜41に、アナログス
イッチ51より出力されるトラック横断信号やコントロ
ーラ53より出力される基準速度、残差距離の情報等に
基づく駆動電流を供給する。
第8図はタイミングパルス発生回路52におけるパルス
発生タイミングを説明するためのもので、図中、36a
、37aはシーク動作時におけるビームスポット36及
び37の走査線である。なお、ここではビームスポット
36がディスク回転方向21に対して先行側にあると定
義する。
光ディスク20の方向21への回転に伴い、プレピット
部はA、B、C,Dの順にビームスポットの走査線上を
通過する。A及びBはそれぞれプレピット部がビームス
ポット36の走査線36aと最内周トラック25及び最
外周トラック24との交点を通過する位置、また、C及
びDはそれぞれビームスポット37の走査線37aと最
外周トラック24及び最内周トラック25との交点を通
過する位置である。
第8図から明らかなように、A−Bの範囲ではビームス
ポット36がシーク中にプレピット部と遭遇する可能性
があり、C−Dの範囲ではビームスポット37がシーク
中にプレピット部と遭遇する可能性がある。前述したよ
うにビームスポット36.37は同時にプレピットに遭
遇しないように配設しであるので、プレピット部の回転
角位置がA−Bの範囲でビームスポット37によるトラ
ック横断原信号を用い、C−Dの範囲ではビームスポッ
ト36によるトラック横断原信号を用いることにすれば
、プレピット部の影響のないトラック横断信号が得られ
る。なお、B−Cの範囲ではいずれのビームスポットも
プレピット部から外れているので、どちらのトラック横
断原信号を用いても良い。
第9図はタイミングパルス発生回路52における切替え
信号の生成のようすを示すもので、同図(a)はディス
ク1回転毎に得られるスピンドルモータの原点信号を示
し、同図(b)は第8図のAの位置にN個のプレピット
部がくるタイミングを示す。また、同図(e)はプレピ
ット部が第8図のA。
B、C,Dの位置を通過するタイミングを示し、同図(
d)は同図(C)中のタイミングに基づいて生成した切
替え信号である。
本実施例ではA−Cの範囲ではビームスポット37によ
るトラック横断原信号を用いることとして切替え信号の
レベルをロー(L)レベルとし、また、C−Aの範囲で
はビームスポット36によるトラック横断原信号を用い
ることとして切替え信号のレベルをハイ(H)レベルに
対応させた。
ここで、光ディスクの回転角速度をωとすると、A−C
間の時間T工及びC−A間の時間T2はそれぞれ式(5
) 、  (6)のように表わせる。
T1=1/ω(sin−’ (ρ/r、)+5in−1
(N /r、))     ・・・・・・(5)T2”
1/ω((2π/N) −2s i n” (N / r + ) )    
−(6)第10図は第7図の実施例における動作の流れ
を示すもので、以下、これに従って動作を説明する。
まず、コントローラ53は光ディスクが装着されると、
最内周トラックにビームスポット36を位置させ、この
状態でスピンドルモータの原点信号に対するプレピット
部のタイミングτ及び周期Tを検出し、図示しないメモ
リに記憶する。この値はディスクを交換しない限りその
まま保持され、タイミングパルス発生回路52に出力さ
れる。なお、通常の光ディスク装置ではディスク交換が
なされる度に光ヘッドが最内周にあるコントロールトラ
ックにアクセスしてディスクパラメータを検出するので
、前記動作は本発明の適用時に新たに所要時間を増大さ
せることはない。
次に、シーク命令が発生すると、コントローラ53は現
在位置から目標トラックまでの距離に応じた基準速度カ
ーブを生成してシーク動作を開始する。トラッキング制
御モードからシークモードに移ると、ビームスポット3
6によるトラック横断原信号60とビームスポット37
によるトラック横断原信号61との位相を位相比較器5
0にて比較し、それらが一致するように補正信号62を
レンズアクチュエータ34に送出し、レンズ32の位置
を微小補正する。なお、レンズ31の位置はレンズ位置
センサ38の信号に基づいて固定されている。
一方、タイミングパルス発生回路52はスピンドルモー
タの原点信号63及び前述したタイミングτ及び周期T
、T1.’r2に基づいて切替え信号64を作成してお
り、該タイミングパルス発生回路52からの切替え信号
64に基づいてトラック横断原信号60及びトラック横
断原信号61が切替えられ、プレピット部の影響のない
トラック横断信号65がアナログスイッチ51より出力
される。
前記トラック横断信号65は速度検出回路54及び横断
トラック数カウント回路55に入力され、ここでシーク
速度及び横断トラック数が高精度に算出される。これら
の情報とコントローラ53よりの基準速度、残差距離等
の情報から、シーク制御回路56はドライバ57を介し
て適正な電流を電磁コイル40.41に供給する。
なお、これまでの説明ではプレピット部を幅のない線状
のものとして扱ったが、実際の光ディスクでもセクタ部
に比較したプレピット部の幅は狭く、第9図(d)に示
す切替え信号をわずかに修正するのみで本発明がそのま
ま適用できる。
また、前記実施例では2つの光ビームの送受光手段を備
えた光ヘッドの例を示したが、データ転送速度の向上の
ために3つ以上の光ビームの送受光手段を備えた光ヘッ
ドに適用しても良い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の請求項(1)によれば、シ
ーク時に2つの光ビームで検出されるトラック横断原信
号からプレピット部の影響のないトラック横断信号を得
ることが可能であるので、シーク速度及び横断トラック
数を高精度で検出でき、エラー発生の少ない直接アクセ
ス制御が実現でき、アクセス時間の短縮が可能となる。
また、請求項(2)によれば、従来よりディスク装着時
に実行している動作によって得られる情報に基づいて2
つの横断原信号を切替えることによりプレピット部の影
響のないトラック横断信号を得ることが可能であるので
、該トラック横断信号を得るために新たな時間がかかる
ようなことがなく、高速な直接アクセス制御が可能とな
る。
また、請求項(3)によれば、プレピット部の影響のな
いトラック横断信号が得られ、シーク速度及び横断トラ
ック数を高精度で検出でき、エラー発生の少ない直接ア
クセス制御が実現でき、アクセス時間の短縮が可能とな
る光ディスク装置を実現できる。
また、請求項(4)によれば、トラック横断信号を得る
ため−に新たな時間がかかるようなことがなく、高速な
直接アクセス制御を可能とした光ディスク装置が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光ヘッドの構成及び
配置を示す説明図、第2図は従来の光ディスク装置の一
例を示す構成図、第3図はトラック横断信号の一例を示
す波形図、第4図は回転角速度一定型光ディスクのフォ
ーマットを示す説明図、第5図(a) (b)はプレピ
ット部によるトラック横断信号への影響を示す波形図、
第6図は本発明におけるビームスポットの位置関係を示
す説明図、第7図は本発明の一実施例を示す構成図、第
8図はパルス発生タイミングの説明図、第9図(a)〜
(d)は本発明における切替え信号の生成のようすを示
す説明図、第10図は本発明の一実施例における動作の
流れを示す図である。 20・・・光ディスク、21・・・ディスク回転方向、
22 a 、  22 b 、  22 c−−−プレ
ピット部、23 ・・・データ領域、30・・・光ヘッ
ド、31.32・・・レンズ、33.34・・・レンズ
アクチュエータ、35・・・シーク方向、40.41・
・・電磁コイル、42゜43・・・磁気回路、50・・
・位相比較器、51・・・アナログスイッチ、52・・
・タイミングパルス発生回路。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人 弁理士 吉 1)精 孝 回転角速度一定型光ディスクのフォーマ、トを示す図第 2捗ス兜生タイミングの説明図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半径方向に複数のセクタ部及びプレピット部に分
    割されたデータ領域を有し、一定の回転角速度で回転さ
    れる光ディスクに対して、その半径方向に光ヘッドをシ
    ークさせた時に得られるトラック横断信号から横断トラ
    ック数やシーク速度を検出して光ヘッドを所望のトラッ
    クにアクセスする光ヘッドのアクセス方法において、 光ヘッドのシーク方向と一致する光ディスクの中心線に
    対して略対称であって且つ該中心線までの距離lが下記
    式を満たす範囲外となる位置に独立した2つの光ビーム
    を形成し、シーク時には前記2つの光ビームを同様にシ
    ークさせ、 該2つの光ビームの送受光によって得られる2つのトラ
    ック横断原信号を合成して光ディスクのプレピット部に
    よる信号の落ち込みのないトラック横断信号を作成する
    ようになしたことを特徴とする光ヘッドのアクセス方法
    。 r_isin(2n−1)θ<l<r_osin(2n
    −1)θ(但し、n=1、2、3、・・・・・・、m、
    mはr_osin(2m−3)θ<r_isin(2m
    −1)θを満たす最大の正整数、r_iは光ディスクの
    データ領域の最内周の半径、r_oは光ディスクのデー
    タ領域の最外周の半径、θ=π/N、Nは光ディスクの
    セクタ部の総数)
  2. (2)予め光ディスクを回転させるスピンドルモータの
    原点信号に対するプレピット部による情報の発生タイミ
    ング及び周期を検出し、シーク時にはスピンドルモータ
    の原点信号と前記発生タイミング及び周期とに基づいて
    各光ビームがプレピット部に遭遇する直前に一の光ビー
    ムの送受光によって得られるトラック横断原信号を他の
    光ビームの送受光によって得られるトラック横断原信号
    に切替えることにより、光ディスクのプレピット部によ
    る信号の落ち込みのないトラック横断信号を作成するよ
    うになしたことを特徴とする請求項(1)記載の光ヘッ
    ドのアクセス方法。
  3. (3)半径方向に複数のセクタ部及びプレピット部に分
    割されたデータ領域を有する光ディスクを一定の回転角
    速度で回転させ、光ヘッドを光ディスクの半径方向にシ
    ークさせた時に得られるトラック横断信号から横断トラ
    ック数やシーク速度を検出し、これに基づいて光ヘッド
    を所望のトラックにアクセスする光ディスク装置におい
    て、光ヘッドのシーク方向と一致する光ディスクの中心
    線に対して略対称であって且つ該中心線までの距離lが
    下記式を満たす範囲外となる位置に独立した2つの光ビ
    ームの送受光手段をそれぞれ配置した光ヘッドと、 シーク時に前記2つの光ビームの送受光手段より得られ
    る2つのトラック横断原信号を合成して光ディスクのプ
    レピット部による信号の落ち込みのないトラック横断信
    号を作成するトラック横断信号作成手段とを具備した ことを特徴とする光ディスク装置。 r_isin(2n−1)θ<l<r_osin(2n
    −1)θ(但し、n=1、2、3、・・・・・・、m、
    mはr_osin(2m−3)θ<r_isin(2m
    −1)θを満たす最大の正整数、r_iは光ディスクの
    データ領域の最内周の半径、r_oは光ディスクのデー
    タ領域の最外周の半径、θ=π/N、Nは光ディスクの
    セクタ部の総数)
  4. (4)光ディスクを回転させるスピンドルモータの原点
    信号に対するプレピット部による情報の発生タイミング
    及び周期を検出し記憶する手段と、スピンドルモータの
    原点信号と前記発生タイミング及び周期とに基づいて各
    光ビームがプレピット部に遭遇する直前の切替えタイミ
    ング成分を含む切替え信号を作成する手段と、2つの光
    ビームの送受光手段より得られる2つのトラック横断原
    信号を前記切替え信号に従って切替えて出力する手段と
    からなるトラック横断信号作成手段を具備したことを特
    徴とする請求項(3)記載の光ディスク装置。
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