JPH04132271U - 多方弁 - Google Patents

多方弁

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JPH04132271U
JPH04132271U JP4684491U JP4684491U JPH04132271U JP H04132271 U JPH04132271 U JP H04132271U JP 4684491 U JP4684491 U JP 4684491U JP 4684491 U JP4684491 U JP 4684491U JP H04132271 U JPH04132271 U JP H04132271U
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rotating member
casing
sphere
fluid
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JP4684491U
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English (en)
Inventor
純二 隅田
悟 西脇
Original Assignee
象印マホービン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ケーシング1に流入口2及び複数の流出口3
を形成し、各流出口3上に球体5に転動可能に載置して
閉塞し、前記ケーシング1に回転自在に軸支された回転
部材6に、球体5が前記流出口3を閉塞するのを妨害す
る開口部材11を形成し、回転部材6の回転位置によ
り、いずれかの流出口3における球体5を移動させて注
出口からの流体の流出を可能とする 【効果】 構造が簡単で、小さい力で軽く作動させるこ
とができ、手動式のものでも、また電動式にも適用する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般家庭における水道の蛇口などに取付けて、水道水を原水、シャ ワー、浄水器などに切替えて流すための多方弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の多方弁としては、実公昭63−8460号公報や、実開昭60− 151972号公報などに示されるように、スライドする弁体により流入口と複 数の流出口とを切替えて接続するものが多く使用されている。
【0003】 また特開平2−30824号公報に見られるように、回転する弁部材により流 入口と複数の流出口とを切替えるものも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこれらの多方弁においては、流入口及び流出口はそれぞれ弁部材 との間で水密にシールされており、そのシール状態を維持しつつ弁部材を動かし て切替えるため、その操作に大きな力を必要としていた。
【0005】 水道における開閉弁においては、小さい力で操作し得る構造が可能であり、手 動はもとより、小型のモーターを使用して電動で操作するものも使用され、さら には光センサーを利用したスイッチによりモーターを間歇駆動して、手を触れる ことなく開閉操作が可能としたものも広く使用されるに至っている。
【0006】 然るに前述のような、用途に応じて水を切替えて使用する多方弁においては、 その操作に大きな力を要するため、手動としても操作が困難であり、また電動で 操作するにも出力の大きなモーターを必要とし、高価になると共に、小形化が困 難であった。
【0007】 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、小さい力で操作可能な多方 弁を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】
而して本考案は、流入口及び複数の流出口を有するケーシングと、各流出口上 に転動可能に載置されて当該流出口を閉塞する球体と、前記ケーシングに対して 回転自在に軸支された回転部材と、当該回転部材に止着されその回転部材の回転 により前記球体が前記流出口を閉塞するのを妨害する開口部材とよりなることを 特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案においては、ケーシングの流入口を流体の供給源に結合し、流出口をそ の流体の複数の供給先に結合する。例えば前述のように水道水を複数の先に流す 場合であれば、流入口を水道の蛇口に結合し、各流出口をそれぞれ原水の吐出口 、シャワー及び浄水器に結合する。
【0010】 そして流入口から流体を流入せしめると、当該流体はケーシング内を満すが、 各流出口にはそれぞれ球体が載置されて閉塞しているので、流体がケーシングか ら流出することはない。
【0011】 そこで回転部材を回転させると、その回転位置に応じて、開口部材がいずれか の流出口において、球体が当該流出口を閉塞するのを妨害し、球体が転動して流 出口が開き、当該流出口から流体が流出して、その流出口に結合された供給先に 流体が供給される。
【0012】 また回転部材の回転位置を変えると、その回転位置に応じて先と同様に作動し て新たな流出口が開き、その流出口に結合された供給先に流体が供給される。ま た先に開口していた流出口においては、開口部材による球体に対する妨害が解除 されるため、球体は転動して流出口を閉塞し、先に供給されていた供給先への流 体の供給は停止される。
【0013】 さらに回転部材の回転位置によっては、いずれの流出口においても球体による 流出口の閉塞を妨害しない位置があり、回転部材がその回転位置を採ったときに は、全ての流出口において球体が流出口を閉塞し、全ての供給先への流体の供給 が停止される。
【0014】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0015】 図1は本考案の一実施例を示すものであって、1はケーシングである。該ケー シング1は円筒形であって、その上部には流体の流入口2が形成され、流体の供 給源、例えば水道の蛇口に結合されている。
【0016】 またケーシング1の下部には、軸方向に三つの流出口3a,3b,3c が形成され ており、それぞれ異る供給先、例えば原水の吐出口とシャワーと浄水器とに結合 されている。そして各流出口3a,3b,3c の開口部には、パッキン4a,4b,4c が嵌合されている。
【0017】 5a,5b,5c はそれぞれ金属製の球体であって、ケーシング1の内面下部を転 動可能であり、流出口3a,3b,3c の開口部に嵌合して当該流出口3a,3b,3c を気密に閉塞することができるようになっている。
【0018】 6は、ケーシング1に回転自在に軸支された回転部材である。該回転部材6は ケーシング1の中心軸に沿って配置されたシャフト7を有し、そのシャフト7の 先端はケーシング1の内面に形成された軸受部8に支持され、基部はOリング9 を介してケーシング1の壁面を気密に貫通している。
【0019】 そしてそのシャフト7には、前記流出口3a,3b,3c の近傍の位置に、三つの 回転板10a,10b,10c が止着されており、各回転板10a,10b,10c には 、その周縁側部のそれぞれ90°ずつ異る位置に、開口部材としての突起11a, 11b,11c が突設されている。
【0020】 而して回転部材6が回転してこの突起11a,11b,11c が下部に位置したと き、当該突起11a,11b,11c は流出口3a,3b,3c 上に張出し、流出口3a, 3b,3c 上から球体5a,5b,5c を押退けると共に、再度球体5a,5b,5c が流 出口3a,3b,3c を閉塞するのを妨害する。
【0021】 そして対応する流出口3a,3b,3c は開口し、流入口2から流入した流体はケ ーシング1内を通り、当該流出口3a,3b,3c から流出して対応する供給先に供 給される。
【0022】 また次に回転部材6が回転して突起11a,11b,11c が流出口3a,3b,3c の上部から外れたならば、球体5a,5b,5c が転動して流出口3a,3b,3c を閉 塞し、流体の供給は停止される。
【0023】 また各突起11a,11b,11c は、回転板10a,10b,10c におけるシャフ ト7を中心として90°ずつ食違った位置に三つ形成されており、各突起11a, 11b,11c がそれぞれ各流出口3a,3b,3c に対応している。従って回転部材 6を90°ずつ回転させることにより、三つの突起11a,11b,11c が順次対 応する流出口3a,3b,3c 上に位置し、三つの流出口3a,3b,3c を順次開口さ せることができる。
【0024】 そしてシャフト7を中心として90°ずつ食違った位置は四つ存在するが、そ の第四の位置には、どの回転板10a,10b,10c にも突起11は形成されてい ない。従ってその第四の位置が下部に位置したときには、いずれの流出口3a,3 b,3c も開口せず、全てが球体5a,5b,5c により閉塞されて、いずれの供給先 にも流体は供給されない。
【0025】 なお突起11a,11b,11c の形状は、図面においては単純な棒状であるが、 この形状であれば回転部材6が回動したときに、突起11a,11b,11c が球体 5a,5b,5c をケーシング1の内面に沿って周方向に押して転動させ、突起11 a,11b,11c が流出口3a,3b,3c 上から移動して退いた後においても、球体 5a,5b,5c が流出口3a,3b,3c に復帰しない可能性がある。
【0026】 このような事態を防ぐためには、突起11a,11b,11c の回転方向の前後の 縁を先細りのテーパー状となし、球体5a,5b,5c が容易に突起11a,11b,1 1c を迂回して、突起11a,11b,11c が退いた後には速かに流出口3a,3b, 3c に復帰させることが好ましい。
【0027】 シャフト7の基部はケーシング1を気密に貫通して、ケーシング1の外部にお いて切替装置12を介してモーター13に接続されており、このモーター13は 制御装置14によりコントロールされるようになっている。
【0028】 切替装置12はシャフト7に固定された円盤15の外周に、90°間隔で四つ の突起16が突設されており、その外方には突起16を検出するマイクロスイッ チ17が設けられている。
【0029】 また制御装置14は、光センサー18を利用したスイッチによりモーター13 を制御するものであって、光センサー18の前に手を翳すことにより、非接触で モーター13を駆動することができるようになっている。
【0030】 図2は制御装置14の回路の一例を示すものであって、電源19と、前記光セ ンサー18により作動する常開スイッチ20と、リレーのコイル21c と、前記 モーター13とが、直列の閉回路を形成しており、常閉の前記マイクロスイッチ 17と前記リレーの常開接点21s とが、前記常開スイッチ20に対して並列に 接続されている。
【0031】 而して非作動状態においては、マイクロスイッチ17は突起16を検出して開 いた状態となっており、また常開スイッチ20も開いているため、モーター13 は停止している。
【0032】 そして光センサー18の前に手を翳すと、光センサー18がそれを検出して常 開スイッチ20が閉じ、モーター13が作動し、回転部材6が回転を始める。そ れに伴って突起16がマイクロスイッチ17から外れるためにマイクロスイッチ 17が閉じると共に、リレーのコイル21c に通電されるために常開接点21s が閉じ、光センサー18に翳した手を除けて常開スイッチ20が開いた後も回路 は自己保持される。
【0033】 回転部材6が90°回転して、いずれかの突起16がマイクロスイッチ17を 作動させると、当該マイクロスイッチ17は開き、回路の自己保持が解消され、 モーター13が停止する。これによりいずれかの突起11a,11b,11c が流出 口3a,3b,3c 上から球体5a,5b,5c を排除してその流出口3a,3b,3c から 流体を供給するか、又は前記第四の回転位置にあって流体の供給を停止した状態 となっている。
【0034】 従って光センサー18に手を翳す度に回転部材6は90°ずつ回転し、流出口 3a 、流出口3b 、流出口3c からの流体の供給と、供給の停止とを順番にくり かえすのである。また光センサー18に手を翳し続ければ、その間は常開スイッ チ20は閉じたままであり、回転部材6を所望の状態まで一気に回転させること もできる。
【0035】 なお回転部材6を回転させる機構は、この例に限られるものではない。流体の 三つの供給先及び供給停止を押しボタンスイッチで選択して制御させることもで きる。また切替装置12の構造も、カムを利用したものなど、適宜の構造のもの とすることが可能である。
【0036】 さらにこのようなモーター13により回転部材6を回転させるものに限らず、 回転部材6のシャフト7にノブ又はレバーを取付け、手動により回転部材6を回 転させるようにしてもよい。
【0037】 図3は本考案の他の実施例を示すものである。
【0038】 この実施例においては、突起11a,11b,11c を薄いものとし、当該突起1 1a,11b,11c が流出口3a,3b,3c の位置に来たときには、突起11a,11 b,11c が球体5a,5b,5c を掬い上げて支え、流出口3a,3b,3c を開口せし めるのである。
【0039】 そして球体5a,5b,5c の両側部には略L字状の支え壁22を設け、球体5a, 5b,5c が過度に転動することなく、流出口3a,3b,3c 上で上下に動いて流出 口3a,3b,3c を開閉せしめるのである。
【0040】 なおこの支え壁22は必ずしも必要ではない。突起11a,11b,11c により 流出口3a,3b,3c 上から除けられた球体5a,5b,5c が、突起11a,11b,1 1c がさらに回動したときに突起11a,11b,11c を乗越えて転動し、流出口 3a,3b,3c に復帰するものであってもよい。
【0041】 先の実施例においては、球体5a,5b,5c が突起11a,11b,11c を迂回し て流出口3a,3b,3c に戻るため、突起11a,11b,11c と隣接する回転板1 0a,10b,10c との間に球体5a,5b,5c が通過し得るだけの間隔を必要とし 、全体として長く大きなものとなっていたのであるが、図3の実施例によれば回 転板10a,10b,10c の間隔が球体5a,5b,5c が転動し得るだけの余裕があ ればよく、全体としてコンパクトなものとすることができる。
【0042】 図4は、本考案のさらに他の実施例を示すものである。
【0043】 この実施例においては、ケーシング1は竪型の円筒形であって、その底面中央 部に十字状の仕切壁23が設けられている。そしてその仕切壁23の間のうちの 三箇所には、その底面に流出口3a,3b,3c が形成されており、他の一箇所には 穿設されていない。そして各流出口3a,3b,3c にはそれぞれ球体5a,5b,5c が載置され、閉塞されている。
【0044】 この実施例における回転部材6は、ケーシング1内の上部に単一の回転板10 が設けられており、その回転板10のシャフト7はケーシング1の上部中央を貫 通し、その貫通部はOリング9でシールされている。そして回転板10の周縁部 にはアーム24が垂設され、当該アーム24の先端には、突起11が内方に向っ て突設されている。
【0045】 そしてその突起11が各流出口3a,3b,3c の位置に来ると、当該突起11に より球体5a,5b,5c が流出口3a,3b,3c 上から押退けられ、流出口3a,3b, 3c が開口するようになっている。
【0046】 なおこの実施例においては、回転板10は必ずしも必要ではなく、シャフト7 に略L字状のアームを取付け、当該アームの先端に突起11を設けた構造とする こともできる。
【0047】 而してこの実施例においては、シャフト7を回転させて回転板10を90°ず つ回転させると、突起11が流出口3a 、流出口3b 、流出口3c の位置におい て順番に球体5a,5b,5c を押退け、これらの流出口3a,3b,3c を開き、それ ぞれの流出口3a,3b,3c に接続された供給先に流体を供給する。そして突起1 1が流出口3の無い位置にあるときには、全ての流出口3a,3b,3c が球体5a, 5b,5c で閉塞され、流体の供給は停止する。
【0048】 図5は本考案のさらに他の実施例を示すものである。
【0049】 この実施例においては、ケーシング1は横型の円筒状であって、その下部両側 部には棚部25a,25c が形成されており、その棚部25a,25c の内側には支 え壁26a,26c が立設されている。
【0050】 そしてケーシング1の下部中央部及び前記棚部25a,25c には、それぞれ流 出口3a,3b,3c が形成されており、当該流出口3a,3b,3c 上にはそれぞれ球 体5a,5b,5c が載置されて閉塞されている。そして球体5a,5b,5c は、前記 棚部25a,25c の端部から若干はみ出している。
【0051】 回転部材6は、シャフト7の先端が軸受部8に支持され、シャフト7の基部に は単一の回転板10が取付けられている。そして回転板10の外周部には突起1 1が突設されており、回転部材6を回転させたときに、突起11が球体5a,5b, 5c の棚部25a,25c からはみ出した部分に当り、当該球体5a,5b,5c を転 動させて流出口3a,3b,3c が開くようになっている。
【0052】 而してこの実施例においては、先の各実施例のように回転位置が90°刻みで はないが、回転部材6を回転させて突起11を流出口3a 、流出口3b 、流出口 3c のそれぞれの近傍に位置せしめることにより、各位置における球体5a,5b, 5c を転動させ、流出口3a,3b,3c を順に開かせ、流体を所望の供給先に供給 する。
【0053】 そして突起11を流出口3a,3b,3c の無い位置、例えば上部に位置せしめた ときは、各流出口3a,3b,3c は全て球体5a,5b,5c で閉塞され、流体の供給 は停止する。
【0054】 なお以上の実施例においては、いずれも流出口3及び該流出口3を閉塞する球 体5が三つづつ設けられており、三箇所の供給先に流体を供給するようになって いるが、本考案においては流出口3及び球体5の数を二つ又は四つ以上とするこ とも可能であり、僅かな設計変更で所望の数の供給先に切替えて流体を供給する ものとすることができる。
【0055】 また本考案においては、球体5が突起11により流出口3上から押退けられて 流出口3を開口した後、突起11が次の流出口3に進んで球体5が流出口3上に 戻るとき、球体5は流出口3に流れ込む流体の流れにより押流されて流出口3上 に戻り、当該流出口3を閉塞する。
【0056】 従って各実施例に示すように、ケーシング1の内面における流出口3の周囲は 平面であっても、充分に作動可能である。しかしながら、もし球体5の復帰の動 作が不確実なようであれば、流出口3の周囲を流出口3に向って低くなるテーパ ー面に形成し、球体5の流出口3上への復帰をより容易ならしめることも好まし いことである。
【0057】 また上記の各実施例においては、回転部材6の回転位置によって、突起11, 11a,11b,11c がいずれかの球体5a,5b,5c が流出口3a,3b,3c を閉塞 するのを妨害する位置を取ると共に、いずれの球体5a,5b,5c が流出口3a,3 b,3c を閉塞することをも妨害されない位置があり、当該回転位置においては全 ての流出口3a,3b,3c が閉塞され、いずれの供給先へも流体が供給されないこ ととなっている。
【0058】 しかしながらこの構成は必ずしも必要ではない。多方弁の用途によっては、常 にいずれかの供給先に流体が供給されており、その供給先を切替えるために使用 する場合もあり、また全ての供給先への供給を停止するときには、流入口2に流 入する流体の源において供給を遮断するように構成することもできる。そのよう な場合には、回転部材6がいずれの回転位置にあるときにも、いずれかの球体5 a,5b,5c が流出口3a,3b,3c を閉塞するのが妨害されるように構成すること もできる。
【0059】
【考案の効果】
本考案によれば、多方弁における供給先の切替えは回転部材6の回転により行 うのであるが、この回転部材6を回転させる際の抵抗となるものは、事実上、ケ ーシング1と当該ケーシング1を貫通するシャフト7との間をシールする、Oリ ング9の回転摩擦のみである。
【0060】 従来のこの種の簡便な多方弁においては、弁体を摺動させたり回転させたりす ることにより、弁体に形成された流路を切替えて使用するものであるため、作動 時のパッキンによる摩擦抵抗が極めて大きく、切替え操作に大きな力を要してい たのである。
【0061】 しかしながら本考案によれば、回転部材6の回転抵抗は小径のOリング9のみ であるため極めて小さい。また弁体として作動するものが球体5であって、それ は転動することにより小さい力で流出口3から排除され、また自然に流出口3に 戻るものであって、流出口3の開閉には大きな外力を要しない。
【0062】 従って本考案によれば、構造が簡単であって、極めて小さい力で回転部材6を 回転させ、流体を複数の供給先に切替えて供給することができる。また手で容易 に開閉操作することができると共に、電動で開閉する場合においても、出力の小 さい小型のモーターで充分に作動可能である。
【0063】 さらには図1の実施例に示すように、光センサーなどを利用したスイッチや、 タッチセンサー・タクトスイッチによりモーターを間歇駆動して、手を触れるこ となく開閉操作が可能としたものとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す中央縦断面図
【図2】 図1の実施例を作動させる回路図
【図3】 本考案の他の実施例を示すものであって、
(a)は中央縦断面図、(b)はIII −III 断面図
【図4】 本考案のさらに他の実施例を示すものであっ
て、(a)は中央縦断面図、(b)はIV−IV断面図
【図5】 本考案のさらに他の実施例を示すものであっ
て、(a)は中央縦断面図、(b)はVb −Vb 断面
図、(c)はVc −Vc 断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 流入口 3a,3b,3c 流出口 5a,5b,5c 球体 6 回転部材 11, 11a,11b,11c 突起(開口部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口(2)及び複数の流出口(3a,3
    b,3c )を有するケーシング(1)と、各流出口(3a,
    3b,3c )上に転動可能に載置されて当該流出口(3a,
    3b,3c )を閉塞する球体(5a,5b,5c )と、前記ケ
    ーシング(1)に対して回転自在に軸支された回転部材
    (6)と、当該回転部材(6)に止着されその回転部材
    (6)の回転により前記球体(5a,5b,5c )が前記流
    出口(3a,3b,3c )を閉塞するのを妨害する開口部材
    (11,11a,11b,11c )とよりなることを特徴と
    する、多方弁
JP4684491U 1991-05-24 1991-05-24 多方弁 Pending JPH04132271U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0774605A1 (en) 1995-11-17 1997-05-21 Toray Industries, Inc. Multi-way valve and water purifier using the same
KR100396616B1 (ko) * 1999-11-29 2003-09-02 가부시기가이샤 산교세이기 세이사꾸쇼 밸브구동장치

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