JPH04132065A - テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッド式磁気テープ装置等に使用するテ
ープカセットに関する。

従来の技術 従来の回転ヘッド式磁気テープ装置に使用されるテープ
カセットは、磁気テープを引き出すためのテープ引出し
部材等を挿入するマウス部を形成したもので、特開平１
−３２０６９３号公報に示すような構成のテープカセッ
トが一般的であった。

以下、その構成について第６図および第７図を参照しな
がら説明する。

図に示すように、磁気テープ装置に使用するテープカセ
ット３１は、磁気テープ３２を巻回した供給リール３３
巻取リール３４を収納している。

そして、供給リール３２と巻取リール３３の間を回転ヘ
ッドを搭載したドラムへ磁気テープ３２をテープカセッ
ト３１より引出し巻回するテープ弓出し部材等を挿入す
るための開口部３５を形成している。架張された磁気テ
ープ３２は前蓋３６と後蓋３７で覆われ、容易には磁気
テープに触れられないようになっており、使用時には前
蓋３６と後蓋３７が上方に回動して磁気テープ３２が冨
出し、テープ引出し部材により回転ヘッドを搭載したド
ラムに磁気テープが引き出される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のテープカセットでは、
前蓋と後蓋を回動全開したときに両者が上下２重構造と
なり、磁気テープを回転ヘッドを搭載したドラムへ引出
し巻き付けるテープ引出し部材の上フランジ等の逃げに
必要な上部隙間をとるために必然的に占有空間が大きく
なる等の問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので、使用時に開口部を
霧出させても占有する空間が小さいテープカセットを提
供することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、上ハーフと下ハー
フとからなり、磁気テープ、を巻回した供給側および巻
取側リールを収納し、前記磁気テープを開口部に架張し
たカセット本体と、このカセット本体の上ハーフおよび
下ハーフの間にあって、前記開口部に架張された磁気テ
ープおよび前記開口部を前面、天面および底面と略コの
字状断面で覆い回動軸を中心に少なくとも一方に歯車を
形成した左右、一対の回動する蓋と、前記カセット本体
に軸支され前記左右一対の蓋に形成した歯車に噛み合う
一対の歯車と、この一対の歯車に各々噛み合い前記カセ
ット本体に摺動可能に装着された連結板とよりなるもの
である。

作用 本発明は上記した構成により、連結板を摺動することに
より左右一対の蓋を回動し、テープカセット本体へ収納
することにより磁気テープおよび開口部を露出させ、テ
ープ引出し部材等を開口部に高さの規制なしで挿入する
ことができるものである。

実施例 一般的にテープカセットの磁気テープ装置への装着は、
テープカセットをトレイへ載置するか或はカセットホル
ダに挟着する等により行われ、磁気テープ装置の所定の
位置へと移送する。この所定の位置では磁気テープをテ
ープカセットより弓出して回転ヘッドを搭載したドラム
へ巻回するテープ引出し部材等がテープカセットの開口
部に挿入される。

本発明のテープカセットは、この磁気テープ装置へ装填
され、所定の位置へ移送して着座する間に、前記引出し
部材を挿入する開口空間を形成するものである。

以下、本発明の一実施例について、第１図、第２図およ
び第３図を参照しながら説明する。

図に示すように、上ハーフ１ａおよび下ハーフ１ｂより
なるテープカセット１に磁気テープ２を巻回した供給側
リール３と巻取側リール４が収納されている。また、磁
気テープ２はテープカセット１に形成された固定ポスト
ｌｃ、ｌｄで、回転ヘッドを搭載したドラム（図示せず
）へ磁気テープ２を引出し巻回するテープ引出し部材等
（図示せず）を挿入する開口部１３を囲み架張されてい
る。左右一対の第１の蓋５．６はテープカセット１の固
定ボス）ｌｃ、ｌｄで架張された磁気テープ２と開口部
１１を前面、天面および底面と略コの字状に覆い、テー
プカセット１の上ノ１−フ１ａおよび下ハーフ１ｂに軸
５　ａｌ　　５　ｂおよび６ａ。

８ｂ（５ａ、Ｅｔａは図示せず）で回動自在に軸支され
ている。また、軸５ｂおよび６ｂを中心に歯車５　Ｃ１
６ｃが形成されている。

左右一対の第２の蓋７，８は第１の蓋５．６と同様にテ
ープカセット１の上ハーフ１ａおよび下ハーフ１ｂにバ
ネ（図示せず）により閉じる方向に付勢されてテープ引
出し経路を覆い、軸７ａ。

８ａにより回動自在に軸支されている。下ハーフ１ｂに
は歯車９，１０が一対の蓋５，６に形成された歯車５ｃ
、Ｅｉｃに噛み合い、軸１ｅ、ｉｆに回動自在に軸支さ
れている。連結板１１は側部に形成した歯車１１ａ、１
１ｂで前記歯車９．１０に噛み合い、突起ｌｉｅで係止
されたバネ１２で付勢され、下ハーフ１ｂに摺動可能に
装着されている。

上記した構成において、以下その動作を説明する。まず
磁気テープ装置への装着動作を説明する。

カセットホルダ（図示せず）へテープカセット１を挿入
することにより、その挿入する押圧力でカセットホルダ
に形成した突起等により連結板１１をバネ１２の付勢力
に抗して移動させる。これにより連結板１１の歯車１１
ａ、１１ｂに噛み合った歯車９．１０を介して左右一対
の蓋５，６に形成した歯車５ａ＋８ａが回動して、左右
一対の蓋５．６が徐々に回動全開する。このとき、左右
−対の蓋５，６の回動により第２の一対の蓋７，８は、
その揺動端が左右一対の蓋５，６により押圧され、バネ
（図示せず）の付勢力に抗して回動全開し、第４図の全
開状態になる。この状態でテープカセット１をカセット
ホルダ内で係止し、磁気テープ装置内で基準位置へと移
送する。そして、磁気テープ２およびテープカセット１
の開口部１３へ磁気テープ装置のテープ引出し部材が挿
入されて磁気テープ２を引出しく第４図（イ）、（ロ）
の如く磁気テープ２が架張され）、磁気テープ２をドラ
ムへ巻き付ける。ドラムを回転し、磁気テープ２を駆動
装置等により磁気テープ２を走行させることにより磁気
テープ２への記録或は再生が可能となる。

次に、磁気テープ装置からの排出動作について説明する
。ドラムに巻き付けられた磁気テープ２は、テープ引出
し部材等の移動と共に供給側り−ル３あるいは巻取側リ
ール４に巻取り装置等により巻き込まれる。すなわち、
テープカセット１の開口部１３にテープ引出し部材等が
移動して排出動作に移り、カセットホルダが上昇して磁
気テープ装置のテープ引出し部材等がテープカセット１
の開口部１３から抜かれた後、テープカセット１をカセ
ットホルダ内での係止を開放して移動排出する。これに
よりカセットホルダの突起等で押圧されていた連結板１
１がバネ１２の付勢力で移動し始め、連結板１１に形成
した歯車１１ａ、１１ｂにより歯車９，１０を介して左
右一対の蓋５゜６の歯車５ｃ、８ｃが回動し、左右一対
の蓋５゜６が閉じ方向に回動する。これと同時に、２左
右−対の蓋５，６にその揺動端で接触しバネの付勢力に
抗して回動していた第２の左右一対の蓋７，８もバネの
付勢力で閉じ方向に回動し、やがて第２図の全開状態に
なる。

このように本実施例のテープカセットによれば、磁気テ
ープ２およびテープ引出し部材を挿入する開口部１３を
前面、天面および底面とも略コの字状に左右一対の回動
する第１の蓋５．６で覆い、テープ引出し経路部を左右
一対の回動する第２の蓋７，８で覆い、連結板１２の移
動により前記２対の蓋をテープ、カセット１の内部に回
動収納しているので、テープカセット１本体外への占有
空間を小さくして磁気テープ２および開口部１１を露出
させることができる。

なお、本実施例では磁気テープ引出し経路部を覆う第２
の左右一対の回動する蓋を設けたが、磁気テープ引出し
経路を第１の左右一対の蓋で覆う設計とすればこの第２
の左右一対の蓋はなくてもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば磁気テープとテープ引出し
部材等を挿入する開口部とを前面、天面および底面と略
コの字状に左右一対の回動する蓋で覆い、連結板の移動
により使用時に蓋をテープカセットの内部に回動収納し
ているので、テープカセット本体外への占有空間を小さ
くして磁気テープおよび開口部を露出させることができ
、開口部に挿入される磁気テープ装置のテープ引出し部
材等への制約条件が少ないテープカセットを提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例のテープカセ・ソトの要
部拡大図、第２図は同実施例のテープカセットの外観斜
視図、第３図は同実施例のテープカセットの平面透視図
、第４図は同実施例のテープカセットの断面図、第５図
は同実施例の蓋の開動時の平面透視図、第６図は従来例
のテープカセットの外観斜視図、第７図は従来例のテー
プカセットの要部断面図である。 １・・・テープカセット、　　２・・・磁気テープ、５
．６・・・第１の左右一対の蓋、　　９．１０・・・歯
車、１１・・・連結板。 代理人の氏名　弁理士　小鍜治　明　ほか２名第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上ハーフと下ハーフとからなり、磁気テープを巻回した
   供給側および巻取側リールを収納し、前記磁気テープを
   開口部に架張したカセット本体と、このカセット本体の
   上ハーフおよび下ハーフの間にあって、前記開口部に架
   張された磁気テープおよび前記開口部を前面、天面およ
   び底面と略々コの字状断面で覆い回動軸を中心に少なく
   とも一方に歯車を形成した左右一対の回動する蓋と、前
   記カセット本体に軸支され、前記左右一対の蓋に形成し
   た歯車に噛み合う一対の歯車と、前記一対の歯車に各々
   噛み合い前記カセット本体に摺動可能に装着された連結
   板とよりなるテープカセット。