JPH04131371U - 滑り止め付使い捨て携帯用コツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は倒れたりすることが極めて少ない滑
り止め付使い捨て携帯用コップを提供することを目的と
するものである。 【構成】 底部１の裏面に外周に沿って巾細の載置部２
を垂下せしめた紙製若しくは合成樹脂製の使い捨て携帯
用コップにおいて、前記載置部２に囲繞された囲繞部３
に、載置部２の下面と面一となる厚みにして下面が平担
且つ滑り抵抗の大きい滑り止め体４を付設したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、紙製等の使い捨て携帯用コップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

従来から底部裏面の外周に巾細の載置部を垂下せしめた紙製の使い捨て携帯用 コップが市販されている。

【０００３】 この種の紙製の使い捨て携帯用コップは胴部と底部とを補強接合する為、必ず 底部裏面に外周に沿った接合部が底部裏面に突出形成されている。

【０００４】 また、合成樹脂製の使い捨て携帯用コップは胴部と底部とを一体成型により成 形するが、この合成樹脂製の使い捨て携帯用コップの場合にも補強の為底部裏面 に外周に沿った凸条が形成されている。

【０００５】 従って、このような使い捨て携帯用コップを例えば電車等の座席に備えつけら れている揺れや振動の多いテーブルに載置した場合、テーブルとの接地面積は接 合部下面,凸条下面であり、非常に狭い為、該コップは非常に不安定となり、テ ーブル上を滑って動いたり、また倒れたり、また雑誌・新聞等を読んだりしてい ると誤って雑誌等が該コップに当たり、該コップを倒して他人に迷惑をかけたり することが往々にして生じる。

【０００６】 特に、これらの使い捨て携帯用コップは軽量化の為その形成素材が非常に薄く 、例えば熱い茶等を注いだ場合には手が熱く持ちにくい為、前記テーブル等に頻 繁に載置することになり、前記問題は一層生じ易い。

【０００７】 本考案はこのような問題を解決した滑り止め付使い捨て携帯用コップを提供す ることを技術的課題とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。

【０００９】 底部１の裏面に外周に沿って巾細の載置部２を垂下せしめた紙製若しくは合成 樹脂製の使い捨て携帯用コップにおいて、前記載置部２に囲繞された囲繞部３に 、載置部２の下面と面一となる厚みにして下面が平担且つ滑り抵抗の大きい滑り 止め体４を付設したことを特徴とする滑り止め付使い捨て携帯用コップに係るも のである。

【００１０】

【作用】

本案品を例えばテーブル上に載置すると、載置部２の下面と滑り止め体４の下 面とがテーブル面に当接し、広い面積で本案品を支持すると同時に、滑り止め体 ４の下面が有する滑り止め作用により、本案品は安定な状態でテーブル上に載置 される。

【００１１】

【実施例】

図面は紙製(図１,２)及び合成樹脂製(図３)の使い捨て携帯用コップに本考案 を実施したもので、実施例は滑り止め体４としてゴム製の円盤状体を採用した場 合である。

【００１２】 滑り止め体４は軽量にして下面の摩擦係数が大きいものであればどのようなも のを用いても良い。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成したから、倒れたりすることの極めて少ない滑り止 め付使い捨て携帯用コップを提供することになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図である。

【図２】本考案の実施例の一部を切欠いた正面図であ
る。

【図３】本考案の別実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 底部 ２ 載置部 ３ 囲繞部 ４ 滑り止め体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部の裏面に外周に沿って巾細の載置部
   を垂下せしめた紙製若しくは合成樹脂製の使い捨て携帯
   用コップにおいて、前記載置部に囲繞された囲繞部に、
   載置部の下面と面一となる厚みにして下面が平担且つ滑
   り抵抗の大きい滑り止め体を付設したことを特徴とする
   滑り止め付使い捨て携帯用コップ。