JPH041305Y2 - - Google Patents

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JPH041305Y2
JPH041305Y2 JP2540487U JP2540487U JPH041305Y2 JP H041305 Y2 JPH041305 Y2 JP H041305Y2 JP 2540487 U JP2540487 U JP 2540487U JP 2540487 U JP2540487 U JP 2540487U JP H041305 Y2 JPH041305 Y2 JP H041305Y2
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fitting
enlarged
hole
port
fitting part
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JP2540487U
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は吸気制御弁に関し、特に、ボデイを
樹脂化した吸気制御弁に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、自動車エンジンのインテークマニホール
ドとシリンダヘツドとの間に挟持して配設されて
いる吸気制御弁にあつては、ボデイはアルミダイ
カスト等によつて成形されているのが一般的であ
り、シール面は切削加工して精度を出しているた
めにシール性に関しては特に問題点が発生しては
いないが、近年になつて自動車のエンジン回りの
樹脂化にともなつて、吸気制御弁のボデイを樹脂
で製作した吸気制御弁が出現した。
このように吸気制御弁のボデイを樹脂で製作し
たものにあつては、製作後の機械加工を施さずに
シール面全面(300×60mm程度)のシール性を確
保するのは成形時のそり等の問題から非常に難し
いと考えられている。
この考案は前記のような要望に応えるものであ
つて、吸気制御弁のボデイを樹脂で製作して製作
後の機械加工を施すことなくシール面全面のシー
ル性を確保することのできる吸気制御弁を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、ボ
デイに所定の間隔をおいてポートを設け、このポ
ートを横切る状態で前記ボデイにシヤフトを設
け、このシヤフトの各ポート内に位置する部分に
バルブが設けられるとともに、アクチユエータで
前記シヤフトを回動して前記ポートを開閉する吸
気制御弁において、少なくとも1つのポートが穿
設されるとともに、樹脂材料により形成されたボ
デイを複数個形成し、前記各ボデイの一端に、そ
れに設けたポートと直交する方向に突出する嵌合
部を一体に形成するとともに、該嵌合部を通つて
その先端に開口する貫通孔を穿設し、前記ポート
を挟んで前記嵌合部と反対側のボデイに穿設した
貫通孔の外側部分に拡大部を形成し、一のボデイ
の拡大部の内部に、隣接させる他のボデイの嵌合
部を嵌合し、この時、前記拡大部と嵌合部との間
にゴム状弾性材を介在させて複数個のボデイを連
設した手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
ボデイ自体を樹脂製としたものであつても、特別
な機械加工を施すことなくシール面の全面に渡つ
て良好なるシール性を確保することができ、しか
も、このシール性の確保は成形時にそりが発生し
た場合であつても確保することができるととも
に、必要な気筒数に応じて任意に連設することが
できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図および第2図にはこの考案による吸気制
御弁が示されていて、この吸気制御弁は、エンジ
ンの気筒に応じて複数個に分割されており、この
実施例においては4気筒エンジンに用いるものの
ために4分割されている。
そして、4分割されたボデイ1,1,……が連
設され、それらのポート2,2,……を貫通して
シヤフト3が設けられるとともに、連設されたボ
デイ1の一端側には前記シヤフト3を回動させる
ためのアクチユエータ4がリンク5を介して設け
られ、また、前記各ボデイ1,1,……のポート
2,2,……の内部には、その部分のシヤフト3
にねじ6を介して取付けられているバルブ7がそ
れぞれ設けられている。
上記のように構成されている吸気制御弁におい
ては、各ボデイ1,1,……は、樹脂材料、たと
えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポ
リアミド(PA)、ポリフエニレンサルフアイト
(PPS)、ポリアセタール(POM)、フエノール
(PF)等のガラス繊維強化材料で成形されて連設
されている。
すなわち、第1番目のボデイ1の一端部にシヤ
フト3の一端を支持する軸受用の孔8を穿設する
とともに、中央部に設けられたポート2を横切つ
て他端側にも貫通孔9を設け、この貫通孔9の外
側の部分に拡大部10を形成する。
また、この第1番目のボデイ1に連設される第
2番目のボデイ1は、その一端部に前記第1番目
のボデイ1の拡大部10に嵌合可能な大きさとな
つている嵌合部11が突設され、また、他端部に
は前記第1番目のボデイ1と同様に、そこに連設
される第3番目のボデイ1に設けた嵌合部11を
嵌合可能な拡大部10を有する貫通孔9が設けら
れ、さらに、前記第1番目のボデイ1と同様に中
央部にはポート2が設けられている。
同様の構造で第3番目のボデイ1および第4番
目のボデイ1が形成されている。
そして、上記の4つのボデイ1,1,……を組
立てるに際しては、まず、第1番目のボデイ1の
拡大部10に第2番目のボデイ1の嵌合部11を
嵌合するものであるが、この時、前記第2番目の
ボデイ1の嵌合部11に設けられたOリング用凹
溝13の内部にOリング14を取付けて前記第1
番目のボデイ1の拡大部10の内部に第2番目の
ボデイ1の嵌合部11を嵌合し、このようにし
て、順次ボデイ1,1,……を隣合わせて連設す
るものであり、このように各ボデイ1,1,……
を連設するとともに、各ボデイ1,1,……間に
渡つて形成された貫通孔8,9内に、シヤフト3
を挿入し、各ボデイ1,1,……のポート2,
2,……の内部に位置するシヤフト3の部分にバ
ルブ7,7,……をそれぞれねじ6で固定する。
この場合、第1番目のボデイ1に設けた孔8の
内部には軸受15を設けるとともに、この軸受1
5によつて前記シヤフト3の一端部を支持し、ま
た、シヤフト3の他端部は、前記第4番目のボデ
イ1の貫通孔9の内部に位置する軸受16によつ
て支持するとともに、貫通孔9の拡大部10には
オイルシール17を位置して外方に突出し、さら
に、この突出したシヤフト3の他端にはリンク5
を介して前記アクチユエータ4が連結してある。
上記のように各ボデイ1,1,……を連設した
場合に関しては、貫通孔9の拡大部10の内部に
位置する隣のボデイ1の嵌合部11にはOリング
14が設けられているものであり、前記貫通孔9
の拡大部10の内径よりも前記隣接するボデイ1
の嵌合部11の外径のほうが小径となつていて、
これによつて第3図に示すように半径方向隙間a
が形成され、また、一のボデイ1の貫通孔9の拡
大部10の内部に、隣接する他のボデイ1の嵌合
部11を嵌合した際に、一のボデイ1の貫通孔9
の拡大部10の奥部と、他のボデイ1の嵌合部1
1の端部との間には軸方向隙間bが形成されるよ
うに、前記各ボデイ1,1,……の貫通孔9の拡
大部10の奥行きならびに各ボデイ1,1,……
の嵌合部11の突出長さが形成されている。
この場合、前記半径方向隙間aは、隣接する各
ボデイ1,1,……の軸ずれを吸収できるように
なつているとともに、軸方向隙間bは、ボデイ
1,1,……の熱膨張時の逃げとなつている。
また、組立てられた際に各ボデイ1,1,……
の軸ずれが大きい状態の場合には、シヤフト3と
ボデイ1,1,……に穿設した貫通孔8,9との
間の間隙が小さくなり、このためにシヤフト3の
回転時に回転抵抗が増大することとなるが、これ
を防止するために、クリアランスc,dを前記半
径方向隙間aよりも大きくなるようにしてある。
第4図にはこの考案による吸気制御弁の他の実
施例が示されていて、この実施例に示すものにあ
つては前記実施例に示すものがシヤフトの両端に
おいて軸受を介してボデイに支持するようにした
のに対し、中間部のボデイ1に支持するために中
間部のボデイ1の貫通孔9の内部に位置するシヤ
フト3の部分に軸受18を配設したものであり、
この場合であつてもボデイ間の軸方向ずれを許容
するために軸受とシヤフト3との間にクリアラン
スeおよびシヤフト3と貫通孔8との間にクリア
ランスfを確保してあるものである。
さらに、第5図にはさらに他の実施例が示され
ていて、この実施例に示すものにあつては一のボ
デイ1の貫通孔9の拡大部10と、この拡大部1
0に嵌合する他のボデイ1の嵌合部11との間に
オイルシール19を配設したものであり、このよ
うにすることによつて各ボデイ1,1,……に設
けたポート2,2,……間の空気の流通が阻止で
きるものである。
なお、前記実施例においては4気筒エンジンに
設ける吸気制御弁であるために4つのボデイを組
立てた場合について説明したが、6気筒エンジン
の場合には6つのボデイを組立てれば良いという
ことは勿論であり、さらに、前記実施例において
は各ボデイに1つのポートを設けたものを連設し
たものについて説明したが、たとえば、1つのボ
デイに2つのポートを設けた場合には、それを2
つ連設すれば4気筒エンジン用の吸気制御弁とす
ることができ、また、3つ連設すれば6気筒エン
ジン用の吸気制御弁とすることができ、したがつ
て、1つのボデイに1つのポートを設けたものに
限定しないことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように、それぞれにポートが
設けられたボデイを複数個に分割して樹脂材料で
形成するとともに、各ボデイの一端に貫通孔およ
び拡大部を形成し、また、他端に前記貫通孔の拡
大部に嵌合可能な嵌合部を設け、一のボデイの貫
通孔の拡大部に、他のボデイの嵌合部を嵌合する
ようにし、しかも、この嵌合時に貫通孔の拡大部
と嵌合部との間にゴム状弾性材を介在するように
したので、ボデイを樹脂化した場合に、隣接する
ボデイ間のシール性を確保することができ、さら
に、必要な気筒数に応じて任意にボデイを連設す
ることができるなどのすぐれた効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を示す概略図、第2図は概略
断面図、第3図は隣接するボデイ間の連設部の拡
大図、第4図は他の実施例を示す概略断面図、第
5図はさらに端の実施例を示す概略断面図であ
る。 1……ボデイ、2……ポート、3……シヤフ
ト、4……アクチユエータ、5……リンク、6…
…ねじ、7……バルブ、8,9……貫通孔、10
……拡大部、11……嵌合部、13……Oリング
用凹溝、14……Oリング、15,16,18…
…軸受、17,19……オイルシール、a……半
径方向隙間、b……軸方向隙間、c,d,e,f
……クリアランス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデイに所定の間隔をおいてポートを設け、
    このポートを横切る状態で前記ボデイにシヤフ
    トを設け、このシヤフトの各ポート内に位置す
    る部分にバルブが設けられるとともに、アクチ
    ユエータで前記シヤフトを回動して前記ポート
    を開閉する吸気制御弁において、少なくとも1
    つのポート2が穿設されるとともに、樹脂材料
    により形成されたボデイ1を複数個形成し、前
    記各ボデイ1の一端に、それに設けたポート2
    と直交する方向に突出する嵌合部11を一体に
    形成するとともに、該嵌合部11を通つてその
    先端に開口する貫通孔8を穿設し、前記ポート
    2を挟んで前記嵌合部11と反対側のボデイ1
    に穿設した貫通孔9の外側部分に拡大部10を
    形成し、一のボデイ1の拡大部10の内部に、
    隣接させる他のボデイ1の嵌合部11を嵌合
    し、この時、前記拡大部10と嵌合部11との
    間にゴム状弾性材14を介在させて複数個のボ
    デイ1を連設したことを特徴とする吸気制御
    弁。 (2) 前記貫通孔9の拡大部10の奥行きは前記嵌
    合部11の突出長さよりも大きくなつており、
    一のボデイ1の拡大部10に他のボデイ1の嵌
    合部11を嵌合した際、拡大部10の奥面と嵌
    合部11の端面との間に軸方向隙間bが形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    吸気制御弁。 (3) 前記貫通孔9の拡大部10の直径は前記嵌合
    部11の直径よりも大きくなつており、一つの
    ボデイ1の拡大部10に他のボデイ1の嵌合部
    11を嵌合した際、拡大部10の内周面と嵌合
    部11の外周面との間に半径方向隙間aが形成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の吸気制御弁。
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JPS63132838U JPS63132838U (ja) 1988-08-30
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