JPH04130573U - ウオツシヤ液噴射装置 - Google Patents

ウオツシヤ液噴射装置

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JPH04130573U
JPH04130573U JP4697891U JP4697891U JPH04130573U JP H04130573 U JPH04130573 U JP H04130573U JP 4697891 U JP4697891 U JP 4697891U JP 4697891 U JP4697891 U JP 4697891U JP H04130573 U JPH04130573 U JP H04130573U
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washer fluid
wiper
washer
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fluid injection
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JP4697891U
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Inventor
巌 森井
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三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、車両の窓ガラスへ向けウォッシャ
液を噴射するウォッシャ液噴射装置に関し、ウォッシャ
液がワイパの回動により窓ガラスの側外方へ押し出され
て、車の走行中にドアガラスを開けた窓から車室内へ入
り込まないようにすることを目的とする。 【構成】 ポンプ付きウォッシャ液送給パイプ14のノ
ズル4とウォッシャ用モータポンプ13との間の部分
に、窓ガラス2を払拭するワイパ3が内方向へ回る倒伏
回動時においてノズル4からウォッシャ液5が噴射され
るよう、ワイパ3の駆動機構中のカム9と連動して開閉
するウォッシャ液噴射制御用バルブ10を介装させるよ
うに構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の窓ガラスへ向けウォッシャ液を噴射するウォッシャ液噴射装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の一般的なウォッシャ液噴射装置を示すフロントガラス部の斜視図 であり、この図3において、車体1のフロントガラス(窓ガラス)2の前面には 、運転席側と助手席側とに2連1対のワイパ3,3aが設けられており、車体に 内蔵されるモータにより、矢印aのように、倒伏状態から起立状態の間を往復回 動するようになっている。
【0003】 また、車室内のウォッシャ液噴射スイッチ(図示せず)を作動させることによ り、フロントガラス2の前方の車体1面に設けられたノズル4,4aからウォッ シャ液5をフロントガラス2の前面に噴射するウォッシャ液噴射装置が設置され ている。
【0004】 なお、ワイパ非作動中に、ウォッシャ液噴射スイッチをオンすると、ウォッシ ャ液の噴射に連動して、ワイパ3,3aが作動するようになっている。
【0005】 このような構成により、例えばワイパ作動中に、ウォッシャ液噴射スイッチを 押すと、ワイパ3,3aの回動位置とは無関係にウォッシャ液5がノズル4,4 aから噴射される。
【0006】 また、ワイパ非作動中に、ウォッシャ液噴射スイッチをオンすると、ウォッシ ャ液5がまず噴射され、その後、ワイパ3,3aが作動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、このような従来のウォッシャ液噴射装置では、ワイパ作動中に 、ウォッシャ液噴射スイッチを押すと、ワイパの回動位置とは無関係にウォッシ ャ液がノズルから噴射されるので、ワイパが倒伏状態から外方向へ起立回動する ときにウォッシャ液が噴射されることがあり、又ワイパ非作動中に、ウォッシャ 液噴射スイッチをオンすると、ウォッシャ液がまず噴射されて、その後、ワイパ が作動するため、ワイパの起立回動前にウォッシャ液が噴射され、これにより、 いずれの場合も、特に車の走行中などフロントガラス面が風圧を受けている場合 には、ワイパによってフロントガラスの側方へ押しやられたウォッシャ液はフロ ントピラーを越えて押し出されることがある。この場合は、運転中にサイドドア のドアガラスを開けて走行していると、このウォッシャ液が車内に飛び込んでき て、座席を汚したり運転者にかかったりするおそれがある。
【0008】 本考案は、このような課題に鑑み創案されたもので、ウォッシャ液がワイパの 起立状態から内方向への倒伏回動時に噴射されるようにして、ウォッシャ液が窓 ガラスの側外方へ押し出され、車の走行中に、ウォッシャ液が座席内へ入り込ま ないようにした、ウォッシャ液噴射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案のウォッシャ液噴射装置は、車両の窓ガラスへ向けウォッシ ャ液を噴射するノズルと、該ノズルに接続されて該ノズルへウォッシャ液を送給 するポンプ付きウォッシャ液送給パイプとをそなえ、該ウォッシャ液送給パイプ における該ノズルと該ポンプとの間の部分に、該窓ガラスを払拭するワイパが内 方向へ回る倒伏回動時において該ノズルからウォッシャ液が噴射されるよう、該 ワイパの駆動機構中のカムと連動して開閉するウォッシャ液噴射制御用バルブが 介装されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】
上述の本考案のウォッシャ液噴射装置では、ワイパの駆動機構中のカムと連動 して開閉するウォッシャ液噴射制御用バルブにより、ウォッシャ液はワイパが内 方向へ回る倒伏回動時においてノズルから噴出される。
【0011】
【実施例】
以下、図面により、本考案の一実施例について説明すると、図1,図2は本考 案の一実施例としてのウォッシャ液噴射装置を示すもので、図1はワイパ駆動機 構と連動するウォッシャ液噴射装置の模式的斜視図、図2はウォッシャ液噴射装 置の概略構成図であり、図1,図2中、図3と同じ符号はほぼ同様の部分を示し ている。
【0012】 さて、図1において、2連1対のワイパ3,3aがワイパリンク6を介してワ イパモータ7に連結されてワイパ駆動機構が構成されており、運転席からの図示 しないワイパ始動スイッチの操作により、ワイパモータ7が回転し、ワイパリン ク6によりワイパ3,3aを倒伏状態から起立状態への間を往復回動させて、フ ロントガラス(窓ガラス)2面を払拭するよう構成されている。
【0013】 また、ワイパモータ7の回転軸8には、これと連動する偏心カム9が設けられ ており、この偏心カム9と対応するウォッシャ液噴射制御用バルブ10がウォッ シャ用モータポンプ13付きウォッシャ液送給パイプ14中の運転席側のノズル 4へのウォッシャ液供給路部分に介装されている。
【0014】 さらに、ウォッシャ液噴射制御用バルブ10は、図2に示すように、ばね11 bによってウォッシャ液送給パイプ14による運転席側のノズル4へのウォッシ ャ液供給を停止する側に付勢されている作動ピン11をそなえており、この作動 ピン11がばね11bの付勢力により偏心カム9に当接されていて、偏心カム9 の回転により、偏心カム9の突出部分(長径部分)にて作動ピン11がばね11 bに抗して押し込まれると、作動ピン11の溝11aが移動してノズル4への通 路を開通させて、ウォッシャ用モータポンプ13が作動中であると、運転席側の ノズル4からウォッシャ液を噴出し、また偏心カム9の突出部分の当たりが外れ ると、作動ピン11はばね11bに押されて戻り、作動ピン11の溝11aが反 対方向に移動してノズル4への通路を閉路して、ウォッシャ用モータポンプ13 が作動中であっても、運転席側のノズル4からのウォッシャ液の噴射を止めるよ う構成されている。
【0015】 そして、この偏心カム9は、ウォッシャ用モータポンプ13が作動中であって も、ワイパ3の始動時から暫時の間、すなわち、ワイパ3が起立状態を過ぎるま では作動ピン11を作動させず、ワイパ3が倒伏方向、すなわち、内方向へ回動 する時において、偏心カム9の突出部分が作動ピン11を作動させて、ウォッシ ャ液噴射制御用バルブ10を作動し、ウォッシャ液5を噴出させるように、カム プロフィルないしはタインミングが設定されている。
【0016】 そして、図2に示すように、ウォッシャ液5の噴射機構は、タンク12よりウ ォッシャ用モータポンプ13を経由し、さらに、ウォッシャ液噴射制御用バルブ 10を経由してウォッシャ液送給パイプ14により運転席側のノズル4に接続さ れている。
【0017】 ここで、ウォッシャ用モータポンプ13は、図示しないウォッシャ液噴射スイ ッチを押している間は作動し、ウォッシャ液噴射スイッチを押すのを止めると停 止するようになっている。
【0018】 なお、ワイパ非作動中に、ウォッシャ液噴射スイッチをオンすると、ワイパモ ータ7を作動させる回路が設けられており、これによりワイパ非作動中にウォッ シャ液噴射スイッチをオンした場合も、ワイパが作動するようになっている。
【0019】 また、助手席側ノズル4aはウォッシャ液噴射制御用バルブ10の手前から分 岐してウォッシャ用モータポンプ13に接続されている。
【0020】 なお、図中15はウォッシャ用モータポンプ13への過負荷を避けるためのリ リーフバルブであるが、これは必ずしも必要とするものではない。
【0021】 次に、本ウォッシャ液噴射装置の動作について説明すると、例えばワイパ非作 動中に、ウォッシャ液噴射スイッチをオンすると、ウォッシャ用モータポンプ1 3が作動するとともに、ワイパモータ7も回転する。これによりワイパ3を起立 方向へ回転させる。
【0022】 そして、この時、ウォッシャ用モータポンプ13が始動しているが、ウォッシ ャ液5の噴射は行なわれない。すなわち、ワイパモータ7の回転により、運転席 側のワイパ3が倒伏方向から起立状態へと回動するが、このときは偏心カム9の 突出部分の当たりが作動ピン11から外れており、これにより作動ピン11はば ね11bに押されて突出側に戻っていて、作動ピン11がノズル4への通路を閉 路しているから、ポンプ13が作動中であっても、運転席側のノズル4からのウ ォッシャ液の噴射は行なわれないのである。
【0023】 その後、運転席側のワイパ3が起立状態から倒伏方向への内方向へ回動に変わ ると、ワイパモータ7と連動して回転している偏心カム9が作動ピン11を押し 込むため、ウォッシャ液噴射制御用バルブ10が開き、運転席側のノズル4から ウォッシャ液5が噴射される。
【0024】 以後このようにして、ワイパ3の内方向への回動時においてのみウォッシャ液 の噴射が繰り返し行なわれるのである。
【0025】 また、ワイパ作動中に、ウォッシャ液噴射スイッチをオンした場合は、ワイパ モータ7は既に回転しているので、ワイパ3がどの位置にあるかわからないが、 上記と同様の原理で、偏心カム9とウォッシャ液噴射制御用バルブ10との共同 作用により、運転席側のワイパ3が起立状態から倒伏方向への内方向へ回動に変 わらない限り、運転席側のノズル4からウォッシャ液5が噴射されない。
【0026】 なお、助手席側のノズル4aでは、上記のように噴射制御されたウオッシャ液 の噴射は行なわれず、従来通りの通常噴射が行なわれる。
【0027】 従って、本ウォッシャ液噴射装置では、ワイパ非作動中あるいはワイパ作動中 に、ウォッシャ液噴射スイッチをオンした場合、運転席側のウォッシャ液の噴射 は必ず運転席側のワイパ3が起立状態から内方向へ倒伏回動したときに行なわれ るので、従来のウォッシャ液噴射装置のように、ウォッシャ液がフロントガラス 2の側方へ押し出されることはなく、これにより運転席への影響を与えず、快適 なドライブを楽しむことができる。
【0028】 さらに、上記では、助手席側のウォッシャ液噴射は従来通りとしたが、左右の ワイパがいずれも外側から内側方向へ倒伏する形式の車にあっては、ウォッシャ 液送給パイプ14の接続を変更することにより、助手席側でも運転席側と同じ効 果を得られるものとすることができる。
【0029】 また、本ウォッシャ液噴射装置では、偏心カム9の設計を僅か変更することに より、ワイパ3の起立方向回動時に、ノズル4から少量のウォッシャ液を噴射さ せ、倒伏方向回動時に通常量のウォッシャ液を噴射させるようにすることも容易 にできるものである。
【0030】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のウォッシャ液噴射装置によれば、車両の窓ガラ スへ向けウォッシャ液を噴射するノズルと、該ノズルに接続されて該ノズルへウ ォッシャ液を送給するポンプ付きウォッシャ液送給パイプとをそなえ、該ウォッ シャ液送給パイプにおける該ノズルと該ポンプとの間の部分に、該窓ガラスを払 拭するワイパが内方向へ回る倒伏回動時において該ノズルからウォッシャ液が噴 射されるよう、該ワイパの駆動機構中のカムと連動して開閉するウォッシャ液噴 射制御用バルブが介装されているので、従来のように、ワイパの起立回動時にウ ォッシャ液の噴射が行なわれるのではなく、内方向への倒伏回動時に行なわれる ため、走行中、ワイパによりウォッシャ液が窓ガラス外側へ押し出されるような ことがなく、従って、運転席への影響もなく、常に快適運転を行なうことができ るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのウォッシャ液噴射装
置の模式的斜視図である。
【図2】本考案の一実施例としてのウォッシャ液噴射装
置の構成図である。
【図3】従来例を示すウォッシャ液噴射装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】 1 車体 2 フロントガラス(窓ガラス) 3 運転席側ワイパ 3a 助手席側ワイパ 4 運転席側ノズル 4a 助手席側ノズル 5 ウォッシャ液 6 ワイパリンク 7 ワイパモータ 8 回転軸 9 偏心カム 10 ウォッシャ液噴射制御用バルブ 11 作動ピン 11a 溝 11b ばね 12 タンク 13 ウォッシャ用モータポンプ 14 ウォッシャ液送給パイプ 15 リリーフバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の窓ガラスへ向けウォッシャ液を噴
    射するノズルと、該ノズルに接続されて該ノズルへウォ
    ッシャ液を送給するポンプ付きウォッシャ液送給パイプ
    とをそなえ、該ウォッシャ液送給パイプにおける該ノズ
    ルと該ポンプとの間の部分に、該窓ガラスを払拭するワ
    イパが内方向へ回る倒伏回動時において該ノズルからウ
    ォッシャ液が噴射されるよう、該ワイパの駆動機構中の
    カムと連動して開閉するウォッシャ液噴射制御用バルブ
    が介装されていることを特徴とする、ウォッシャ液噴射
    装置。
JP4697891U 1991-05-24 1991-05-24 ウオツシヤ液噴射装置 Withdrawn JPH04130573U (ja)

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