JPH04130289U - 作業補助アーム - Google Patents

作業補助アーム

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JPH04130289U
JPH04130289U JP4742391U JP4742391U JPH04130289U JP H04130289 U JPH04130289 U JP H04130289U JP 4742391 U JP4742391 U JP 4742391U JP 4742391 U JP4742391 U JP 4742391U JP H04130289 U JPH04130289 U JP H04130289U
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吉夫 田上
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株式会社アイチコーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業補助アームにおいて、規制解除手段によ
る関節部の規制解除が実行されたときでも、アーム状部
材の屈伸状態を維持できるようにする。 【構成】 作業補助アーム10は、アーム状部材20の
関節部22に、規制手段(第一の規制手段)による関節
部22の屈伸動規制が規制解除手段によって解除された
ときに、第一の規制手段の規制力よりも弱い力でその屈
伸動を規制する第二の規制手段を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業者が作業を行うときに、その作業者の代わりに作業対象物を支 持させるために用いられる作業補助アームに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、高所における電線(作業対象物)の張替え工事においては、工事者( 以下、作業者という)は高所作業車の作業台に搭乗しながら古い電線の切断作業 や新しい電線の接続作業を行う。ここで、電柱間に張架された電線をそのまま切 断したのでは、切断後の電線は電柱上から垂れ下がった状態となってしまいその 後の処理等に手間がかかる。このため、切断前後においては電線をその切断予定 部分両側において支持しておく必要がある。一方、電線の接続を行う場合でも、 接続前後にわたって、各電線をその接続予定部分両側において支持しておくとス ムーズに接続作業を行うことができる。
【0003】 ところが、電線の切断や接続には、カッタや圧着具といった工具が必要であり 、作業者の片手はそれら工具を持つためにふさがってしまう。このため、作業者 は両手をもって上記のような電線における切断・接続部の両側における支持がで きない。 そこで、屈伸動自在な関節部を有するアーム状部材の先端に、電線を把持等す るための保持具を取り付けて、作業者の代わりにその電線を支持できるようにし た作業補助アームが用いられることがある。この作業補助アームによって電線に おける切断予定部分または接続予定部分の一方を支持することにより、作業者は あいている片手によって他方を支持しながら上記切断・接続作業を行うことがで きる。 なお、上記関節部には、アーム状部材が電線の荷重に抗してその屈伸姿勢を維 持できるように、その屈伸動を規制する規制手段が備えられている。また、電線 を支持したまま屈伸姿勢を変更させたり電線を支持しないときにアーム状部材を 折り畳んで格納したりできるように、上記規制手段による屈伸動の規制を解除し て関節部の屈伸動を許容するための規制解除手段が備えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、規制解除手段による上記規制の解除が実行されると関 節部の屈伸動は全くのフリー状態になるようになっていた。このため、アーム状 部材は、作業者の支えがないと、自らの重量等により関節部において自然に屈伏 したり倒伏したりしてしまうという問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、規制解除手段による 関節部の規制解除が実行されたときでも、アーム状部材の屈伸状態を維持できる ようにした作業補助アームを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の作業補助アームは、アーム状部材の関 節部に、規制手段(第一の規制手段)による関節部の屈伸動規制が規制解除手段 によって解除されたときに、第一の規制手段の規制力よりも弱い力でその屈伸動 を規制する第二の規制手段を設けてなる。
【0007】
【作用】
このような作業補助アームでは、第一の規制手段を働かせたときは、関節部の 屈伸動は強い力で規制され、アーム状部材の屈伸姿勢は堅く保持される。一方、 規制解除手段を働かせて上記屈伸動規制を解除したときは、第二の規制手段の働 きにより関節部の屈伸動は弱い力で規制され、アーム状部材の屈伸姿勢は、少な くとも自然に屈伏等することがない程度(作業者により力が加えられてはじめて 変化する程度)に維持される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 まず、図2には、本考案に係る作業補助アーム10を示している。 この作業補助アーム10は、三つの長手部材21,21,21が屈伸動自在な 二つの関節部22,22により連結されてなるアーム状部材20と、そのアーム 状部材20の先端部に取り付けられた把持具30とから構成されている。なお、 アーム状部材20の基端部は高所作業車(図示せず)の作業台Bに取り付けられ ている。この作業補助アーム10では、把持具30に電線等を把持させるととも に、アーム状部材20の屈伸姿勢を維持させることにより、作業者Mの代わりに 電線等を支持することができる。
【0009】 ここで、アーム状部材20の屈伸姿勢は、上記各関節部22の屈伸動を規制す ることにより維持される。以下、その関節部22の構造について図1を用いて説 明する。 この関節部22は、ハウジング1と、球状部材2と、ブレーキ部材3と、第一 規制スプリング4と、規制解除用空圧シリンダ5と、第二規制スプリング6とか ら構成されている。なお、説明中における上下左右の記載は、図面における方向 を示すものとする。
【0010】 ハウジング1は、関節部22からみて基端側の長手部材21の先端部に取り付 けられている。このハウジング1は、上記基端側の長手部材21の先端内側にね じ込まれて取り付けられた円筒状(ただし、底部を有する)の中間ハウジング1 aと、この中間ハウジング1aの先端外側にねじ込まれて取り付けられた円筒状 の先端ハウジング1bとから構成されている。なお、先端ハウジング1bの先端 部内壁には、下方(中間ハウジング1a側)に広がって、かつ後述する球状部材 2の凸状球面と同じ曲率を有する凹状球面がリング状に形成されている。
【0011】 球状部材2は、凸状球面を有してなり、その上部の一極部には、関節部22か らみて先端側の長手部材21につながるシャフト2sが取り付けられている。こ の球状部材2は、その凸状球面を上記先端ハウジング1bの凹状球面に当接する ようにして先端ハウジング1bの先端部に内装される。
【0012】 ブレーキ部材3は、円筒状に形成され、上記中間ハウジング1aにその長手軸 方向にスライド移動自在に嵌入されている。このブレーキ部材3の上部には、上 方(先端ハウジング1a側)に広がって、かつ球状部材2の凸状球面と同じ曲率 を有する凹状球面がリング状に形成されている。
【0013】 このため、ブレーキ部材3の凹状球面を上記球状部材2の凸状球面に当接させ ることにより、そのブレーキ部材3と先端ハウジング1bとの間に球状部材2を 回転自在に挟持することができる。なお、球状部材2の回転により上記シャフト 2sも先端ハウジング1aに囲まれた範囲内で自由に揺動(即ち、屈伸動)する ことができる。
【0014】 第一規制スプリング4は、中間ハウジング1aの底部とブレーキ部材3の下面 間に装着される。ただし、第一規制スプリング4の上端とブレーキ部材3の下面 間には、円板状のリリースプレート7が介在している。第一規制スプリング4は 、リリースプレート7を介してブレーキ部材3を中間ハウジング1bに対して上 方に、即ち、球状部材2に押し付ける方向に強い力で付勢する。その付勢力によ り、球状部材2の凸状球面と、ブレーキ部材3及び先端ハウジング1aの各凹状 球面との間に摩擦を生じさせ、球状部材2の回転を規制する。
【0015】 規制解除用空圧シリンダ5は、基端側の長手部材21に内装されており、その ピストンロッド5aは、中継部材5bを介してリリースプレート7の円周中心に ボルト付けされている。このため、この空圧シリンダ5を縮小作動させることに より、リリースプレート7を上記第一規制スプリング4の付勢力に抗してブレー キ部材3の下面から離すよう移動させることができる。このリリースプレート7 の離脱により、球状部材2の挟持が緩まり球状部材2の回転規制、即ち、上記シ ャフト2sの屈伸規制が解除される。なお、この規制解除用空圧シリンダ5の縮 小作動は、空圧給排スイッチ(図示せず)の作業者によるオン操作に基づいて行 われる。
【0016】 第二規制スプリング6は、第一規制スプリング4の外周を囲むようにして、中 間ハウジング1aの底部とブレーキ部材3の下面間に装着される。この第二規制 スプリング6は、リリースプレート7のブレーキ部材3への当接・離脱にかかわ らず常時ブレーキ部材3を球状部材2に押し付ける方向に付勢する。ただし、そ の付勢力は、第一規制スプリング4のそれよりも弱い。
【0017】 このように構成された関節部22では、規制解除用空圧シリンダ5の非作動( 伸長)時には、第一規制スプリング4の付勢力に対応した球状部材2の回転規制 力が発生する。この回転規制力は、把持具30において作業対象物を把持した場 合でも、アーム状部材20の屈伸姿勢を維持できるように設定されている。この ため、本作業補助アーム10は確実に作業対象物を支持することができる。
【0018】 一方、規制解除用空圧シリンダ5の縮小作動時には、第二規制スプリング6の 付勢力に対応した球状部材2の回転規制力が発生する。この回転規制力は、把持 具30に作業対象物を把持しない状態でアーム状部材20の屈伸姿勢を維持でき るように設定されている。このため、アーム状部材20の屈伸姿勢を変更する場 合には、作業者は上記空圧給排スイッチをオン操作するだけで良く、アーム状部 材20がその自重等により関節部22において自然に屈伏または倒伏するのを防 止するためにそのアーム状部材20を支えなくても済む。即ち、作業者Mは片手 で把持具30ないしはアーム状部材20の先端を持ってその把持具30等を任意 の位置に移動させるだけで、それに追従するようにアーム状部材20の屈伸姿勢 を変化させることができる。このため、作業者Mは、楽に作業補助アームに次の 支持を行わせたり作業補助アームを格納したりすることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案の作業補助アームでは、この作業補助アームによる作業対 象物の支持が終了した後、その支持に必要であった(第一の)規制手段による関 節部の屈伸動の強い力での規制を規制解除手段によって解除したときは、第二の 規制手段によってその関節部の屈伸動は弱い力で規制され続ける。このため、例 えば、その弱い規制力を、保持手段において作業対象物を把持等しない状態でア ーム状部材の自重等による自然屈伏等を阻止するのに必要な力に設定すれば、作 業者はアーム部材を支えることなく楽にこの作業補助アームに次の支持を行わせ たりこの作業補助アームを格納したりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る作業補助アームの関節部を示した
側面断面図である。
【図2】上記作業補助アームの側面図である。
【符号の説明】
4 第一規制スプリング 5 規制解除用空圧シリンダ 6 第二規制スプリング 20 アーム状部材 30 把持具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈伸動自在な関節部を有するアーム状部
    材の先端に、作業対象物の把持等が可能な保持手段を備
    えてなり、前記関節部には、その屈伸動を規制する規制
    手段と、前記規制手段による前記屈伸動の規制を解除す
    るための規制解除手段とを備えてなる作業補助アームで
    あって、前記関節部に、前記規制解除手段によって前記
    屈伸動の規制が解除されたときに、前記規制手段の規制
    力よりも弱い力で前記屈伸動を規制する第二の規制手段
    を設けたことを特徴とする作業補助アーム。
JP4742391U 1991-05-27 1991-05-27 作業補助アーム Expired - Lifetime JP2540562Y2 (ja)

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