JPH04130109U - 自動磁気ボール盤の早戻し機構 - Google Patents

自動磁気ボール盤の早戻し機構

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JPH04130109U
JPH04130109U JP3669991U JP3669991U JPH04130109U JP H04130109 U JPH04130109 U JP H04130109U JP 3669991 U JP3669991 U JP 3669991U JP 3669991 U JP3669991 U JP 3669991U JP H04130109 U JPH04130109 U JP H04130109U
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JP
Japan
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stopper
clutch
automatic
return
drilling machine
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Pending
Application number
JP3669991U
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English (en)
Inventor
淳一 須藤
正輝 二矢田
茂 篠原
Original Assignee
日立工機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性の向上を可能とする。 【構成】 早戻し機構のストッパー21の下部に、スト
ッパー21によるクラッチ13の開放時にストッパー2
1が接触して動作し、送りモータ1を逆回転させて自動
戻りを行なうセンサ23を設けたことを特徴とる。 【効果】 ストッパーが動作してセンサがonとなった
時のみ自動戻りが行なわれるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動磁気ボール盤の早戻し機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3から図7には早戻し機構の従来例が示されている。図3で送りモータ1の 動力はピニオン1aからファーストギヤ2、ウオーム3、ウオームホイール4、 高速比減速装置5、クラッチ6、7を介してハンドルシャフト8に伝達され、電 気ドリルの上下動を行なう。ウオームホイール4を高速比減速装置5の入力側に 固定し、ウオームホイール4の内径には一方向クラッチ9が、送り時にはハンド ルシャフト8が空転し、戻り時にはハンドルシャフト8をロックするように取付 けられている。高速比減速装置5は入力側と出力側とが同じ回転方向になるよう に各要素を配置している。クラッチ6は高速比減速装置5の出力側に固着してい る。トメワ10はクラッチ7のストッパである。なお、同図において11はスプ リンググ、12はギヤカバである。
【0003】 高速比減速装置5が示されている図4に示されているように、高速比減速装置 5は構成要素5a、5b、5c、5dから構成され、この場合構成要素5dが入 力側で構成要素5bが出力側である。構成要素5aにはクラッチ13がボルト1 4により固定されている。
【0004】 ギヤカバ12(図3参照)には図6に示すように、ソレノイドコイル15、プ ランジャ16、スプリング17、支点軸18、端部にピン19によってローラー 20を回転可能に取り付けたストッパー21が配設されている。プランジャ16 とストッパー21は、ピン22により遊動可能に連結されている。ストッパー2 1と支点軸18も揺れ動可能に連結されている。
【0005】 制御回路によって、自動送り時はソレノイドコイル15を用いてプランジャ1 6をスプリング17の付勢によって上方に押し上げ、支点軸18を支点としたて この原理によりストッパー21の端部のローラ20を引き離し、クラッチ13を 回転自在にする。
【0006】 次に、図3から図7により動作を説明する。図6は自動送り状態を示す。自動 送り時は、まず、送りモータ1が左回転し、ファーストギヤ2、ウオーム3を介 してウオームホイール4、高速比減速装置5は右回転する。制御回路によって自 動送り時にはソレノイドコイル15は開いており、クラッチ13、構成要素5a はストッパ21ーにより固定されているので、ウオームホイール4の動力は高速 比減速装置5、クラッチ6、7に伝達され、ハンドルシャフト8はNin/i3 の回転数で右回転する。
【0007】 自動戻りの場合は図7に示されているように、制御回路によってソレノイドコ イル15が閉じ、クラッチ13とストッパー21との噛み合いが外れ、クラッチ 13、構成要素5a(図4参照)は回転自在となり、図3に示されているように 送りモータ1が逆転(右回転)する。一方、一方向クラッチ9によってウオーム ホイール4とハンドルシャフト8がロックされる。送りモータ1の動力はファー ストギヤ2、ウオーム3を介してウオームホイール4に伝達され、ウオームホイ ール4、高速比減速装置5全体、クラッチ6、7、ハンドルシャフト8が入力回 転数Ninで同時回転する。
【0008】 従って、戻り時の回転数は、送り時のi3倍となり、また送りモータ1の回転 数を制御することで、戻り早さを大幅に向上できる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従来の早戻り機構は図7に示すように、自動戻り時にはソレノイドコイルが閉 じ、クラッチとストッパとの噛み合いが外れることにより、図4に示す高速比減 速装置は回転自在となり、送り減速機構全体がロックせずに早戻りさせることが できる。しかし、制御回路の不良、またはソレノイドコイルの不良等によりソレ ノイドコイルが励磁されない場合、あるいは機械的要因によりストッパーの揺動 が妨げられた場合には送り減速機構全体がロックし、自動戻り動作を行なわない ばかりでなく、送り減速機構の構成部材が破損する問題があった。
【0010】 本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、安全性の向上を可能とした自動 磁気ボール盤の早戻し機構を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ストッパーの下部に、ストッパーによるクラッチの開放時にスト ッパーが接触して動作し、送りモータを逆回転させて自動戻りを行うセンサを設 けることにより、達成される。
【0012】
【作用】
上記手段を設けたので、ストッパーが動作してセンサがonとなった時のみ自 動戻りが行なわれるようになる。
【0013】
【実施例】
次に本考案を実施例により具体的に説明する。
【0014】 〔実施例 1〕 図1および図2には本考案の一実施例が示されている。なお従来と同じ部品に は同じ符号を付したので説明を省略する。本実施例では、ストッパー21の下部 に、ストッパー21によるクラッチ13の開放時にストッパー21が接触して動 作し、送りモータ1を逆回転させて自動戻りを行うセンサ23を設けた。このよ うにすることにより、ストッパー21が動作してセンサ23がonとなった時の み自動戻りが行なわれるようになって、動作不良発生の場合には自動戻りが行な われず、機体全体が停止して構成部材の破損が防止されるようになり、安全性の 向上を可能とした自動磁気ボール盤の早戻し機構を得ることができる。
【0015】 すなわち自動送り状態が示されている図1(a)に示されているように、セン サ23が設けられているが、自動送り時にはソレノイドコイル15は開いており 、クラッチ13、構成要素5a(図4参照)はストッパー21により固定されて いるので、センサ23は働かず、従って従来通りハンドルシャフト8(図4参照 )はNin/i3の回転数で右回転する。
【0016】 自動戻りの場合は、自動戻りの場合が示されている同図(b)に示されている ように、制御回路によりソレノイドコイル15が閉じ、プランジャ16が吸引さ れると共にストッパー21が連動し、クラッチ13との噛み合いが外れ、同時に ストッパー21がセンサ23に接触し、センサ23をon状態にする。このよう になるとクラッチ13、構成要素5a(図4参照)は回転自在となり、上述と同 様にして戻り時の回転数は、送り時のi3倍となり、送りモータ1(図3参照) の回転数を制御することで、戻り早さを大幅に向上できるのである。
【0017】 この自動戻りの場合に、電気的または機械的要因により上述の動作が阻害され て、クラッチ13とストッパー21との噛み合いが外れなかった場合は、センサ 23がon状態とならないため、上述のように制御回路により送りモータは逆回 転せず、自動戻り動作に入らずに機体は停止し、送り機構がロックせず送り機構 構成部材の破損が防止される。
【0018】 すなわち自動戻り時の制御回路フローチャートが示されている図2にも示され ているように、スイッチ(センサ)がonすると送りモータが逆転し、電気ドリ ル上昇、電気ドリル上昇停止を経て自動戻りが終了する。センサがonしない場 合は、自動戻り動作には入らない。
【0019】 上述のように本実施例によれば、送り減速機構部の構成部材の異常による動作 不良を電気的に発見することができ、かつ動作不良発生の場合には自動戻りを行 なわず、機体が停止するため構成部材の破損、異常動作の発生がなく、安全で、 構成部材の二次的破損を防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
上述のように本考案は、安全性が向上するようになって、安全性の向上を可能 とした自動磁気ボール盤の早戻し機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動磁気ボール盤の早戻し機構の一実
施例を示すもので(a)は自動送り時のクラッチ部の状
態、(b)は自動戻り時のクラッチ部の状態を示す説明
図である。
【図2】同じく一実施例の早戻し機構の自動戻り時の制
御回路フローチャート図である。
【図3】従来の自動磁気ボール盤の早戻し機構を示す縦
断側面図である。
【図4】同じく従来の早戻し機構の自動送り状態を示す
説明図である。
【図5】同じく従来の早戻し機構の自動戻り状態を示す
説明図である。
【図6】同じく従来の早戻し機構の自動送り時のクラッ
チ部の状態を示す説明図である。
【図7】同じく従来の早戻し機構の自動戻り時のクラッ
チ部の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…送りモータ、5…高速比減速装置、5a…構成要
素、13…クラッチ、15…ソレノイドコイル、16…
プランジャ、17…スプリング、20…ローラー、21
…ストッパー、23…センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りモータの回転方向を変更して自動送
    り、自動戻りを行う高速比減速装置の所定の構成要素に
    接続されたクラッチ、このクラッチと噛み合い自在なロ
    ーラーを一方端部に有するストッパー、このストッパー
    の他方端部に連結されたプランジャー、このプランジャ
    ーの回りに設けられたソレノイドコイル、このソレノイ
    ドコイルの上部側に設けられ、前記ストッパーの他方端
    部側を上方に付勢しているスプリングを備えた自動磁気
    ボール盤の早戻し機構において、前記ストッパーの下部
    に、前記ストッパーによる前記クラッチの開放時に前記
    ストッパーが接触して動作し、前記送りモータを逆回転
    させて自動戻りを行うセンサを設けたことを特徴とする
    自動磁気ボール盤の早戻し機構。
JP3669991U 1991-05-23 1991-05-23 自動磁気ボール盤の早戻し機構 Pending JPH04130109U (ja)

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JP3669991U JPH04130109U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 自動磁気ボール盤の早戻し機構

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JPH04130109U true JPH04130109U (ja) 1992-11-30

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ID=31918609

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JP3669991U Pending JPH04130109U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 自動磁気ボール盤の早戻し機構

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220429A (en) * 1975-08-08 1977-02-16 Kurita Industrial Co Ltd Electromagnetic valve
JPS5324689A (en) * 1976-08-20 1978-03-07 Kiratetsukoushiyo Kk Device for controlling multiidimension feeding of machinf tool
JPH0243114B2 (ja) * 1986-01-14 1990-09-27

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220429A (en) * 1975-08-08 1977-02-16 Kurita Industrial Co Ltd Electromagnetic valve
JPS5324689A (en) * 1976-08-20 1978-03-07 Kiratetsukoushiyo Kk Device for controlling multiidimension feeding of machinf tool
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970114