JPH04129945U - ロータリダンパー - Google Patents

ロータリダンパー

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Publication number
JPH04129945U
JPH04129945U JP4600291U JP4600291U JPH04129945U JP H04129945 U JPH04129945 U JP H04129945U JP 4600291 U JP4600291 U JP 4600291U JP 4600291 U JP4600291 U JP 4600291U JP H04129945 U JPH04129945 U JP H04129945U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
case
recess
rotary damper
resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4600291U
Other languages
English (en)
Inventor
博 小柳津
文雄 河原
留夫 布施
Original Assignee
株式会社昭和製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社昭和製作所 filed Critical 株式会社昭和製作所
Priority to JP4600291U priority Critical patent/JPH04129945U/ja
Publication of JPH04129945U publication Critical patent/JPH04129945U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂からなるケースと同じく樹脂からなるベ
ーンのかじりや焼付きの防止とコンパクトのまま温度補
償室を確保する。 【構成】 ロータリダンパーのケース4及びキャップ1
1とベーン7の摺接部に金属製のスペーサ16、17を
介在する。また、スペーサ17で仕切られたキャップ1
1に凹部18を形成して、この凹部18内に独立気泡の
スポンジ20を配設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば便蓋と便器本体との間など開閉体と本体との間に介装するロー タリダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば便蓋と便器本体との間に介装するロータリダンパー特開昭64− 79440号公報に記載されているように、作動油を封入した円筒状のケース内 に、このケース内周面に摺接する板状の可動ベーンを揺動自在に配設するととも に、この可動ベーンの回転を規制する固定ベーンを設けたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなロータリダンパーにおいて、ケース及びベーンを樹 脂で形成した場合には、ベーンが揺動する際にケースと同種材料であるためにか じりや焼付きを生じることがある。また、温度変化によってケース内に充填した 作動油に体積変化が生じた場合に、ダンパーの作動が不安定になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するため、請求項1の考案では樹脂からなるケース とベーンとの摺接部に金属製のスペーサを介在し、請求項2の考案ではスペーサ で仕切られたケースに温度補償室となる凹部を形成して、この凹部内に多孔質体 を配設した。
【0005】
【作用】
ケースとベーンとの摺接部には金属製のスペーサを介在しているので、ベーン の揺動によってケースとの間でかじりや焼付を生じることがなくなり、またスペ ーサで仕切られたケースに温度補償室となる凹部を形成して、この凹部内に多孔 質体を配設することによって、ケースを大型化することなく温度補償室を確保で きる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係るロータリダンパーを備えた便器の外観斜視図、図2は同ダンパーの平面図 、図3は同ダンパーの正面図、図4は同ダンパーの側断面図、図5は同ダンパー の正断面図である。
【0007】 便器本体1の上面には便蓋2をロータリダンパー3、3を介して開閉自在に装 着している。このロータリダンパー3は、樹脂からなるケース4の側部に設けた 取付けブラケット5を便器本体1にネジ6で固定し、またケース4内に揺動自在 に配設した樹脂からなるベーン7の軸部8を便蓋2に嵌挿することにより、便器 本体1と便蓋2との間に介装している。尚、ベーン7は軸部8までを樹脂にて一 体成形している。
【0008】 ロータリダンパー3のケース4は、図4に示すように外形横断面形状が略直角 部を有する扇形に形成し、開口端部にキャップ11を固着した密閉ハウジングで あり、内部に作動油を充填している。そして、このケース4の2つの側壁部4a を要部4b側より円弧状部4c側の肉厚が薄くなるように形成することにより、 ケース4内に外形よりも開度の大きい略扇形中空部4dを形成して、ベーン7の 軸部8を要部4b側位置させて回転自在に支承することによって、ケース4の中 空部4d内にベーン7を振れ角が90°以上になるように揺動自在に軸支してい る。
【0009】 この場合、ベーン7の先端部7aの一側部をカットして先細に形成し、ケース 4の両側壁部4a内面をこのベーン7の先端部7aの形状に合せることにより、 ベーン7の強度及び長さを確保しながら振れ角を90°以上にすることができる 。尚、ベーン7はストレートの板状であってもよい。
【0010】 また、ベーン7の先端とケース4の円弧部4c内周面との間には間隔を置いて オリフィス12を形成し、更にベーン7には油孔13を形成して、先端部7aの ストレート面側に油孔13を開閉するバルブ14を設けている。このバルブ14 はベーン7の一部に張り出した凸部15にバルブ14を嵌合し、超音波で凸部1 5を加締てバルブ14を固定している。
【0011】 更に、図5に示すようにケース4及びキャップ11とベーン7との各摺接部に は金属製のスペーサ16、17を介在している。これにより、ベーン7が揺動す ることによっていずれも樹脂からなるケース4及びキャップ11とベーン7との 間に発生するかじり、焼付きを防止することができる。
【0012】 そして、キャップ11には内面側に凹部18を形成し、スペーサ17にはこの 凹部18に連通する連通孔19を形成して、凹部18に独立気泡を有する多孔質 体である例えばスポンジ20を凹部18に設けたスペーサ17の撓み防止用スト ッパ21に係止して装着している。これにより、ダンパー3内の作動油の温度変 化による体積変化を補償する温度補償を行う。
【0013】 また、ベーン7の軸部8とキャップ11との間に弾性体22を介在することに より、キャップ11をケース4に超音波溶着するときのスパークを防止している 。
【0014】 以上のように構成したので、図1に示すように便蓋2が閉じているときには、 ロータリダンパー3のベーン7は図4の仮想線の位置にあり、この状態から便蓋 2を持上げることによって軸部8が回転し、作動油がベーン7の油孔13からバ ルブ14を押し開いて流れることによって比較的弱い力でベーン7を回転させて 便蓋2を開くことができ、ベーン7が同図実線の位置まで揺動してケース4の側 壁部4aに当接することによって停止する。この場合、ベーン7は90°以上揺 動することができるので、便蓋2が開いた状態から自然に閉じるようなことはな い。
【0015】 そして、この状態から便蓋2を閉じるために下げることによって、ケース4内 の作動油はベーン7とケース4の円弧状部4c内面との間の徐々に狭くなるオリ フィス12を通じてのみ流れるので、ベーン7が図4実線の位置から仮想線の位 置に揺動する場合には制動がかかり、便蓋2は衝撃的に便器本体1上に落下する ことが防止される。
【0016】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、ケースとベーンとの摺接部に金属製の スペーサを介在したので、ベーンの揺動によってケースとの間でかじりや焼付き を生じることがなくなり、またスペーサで仕切られたケースに温度補償室となる 凹部を形成して、この凹部内に多孔質体を配設したので、ケースを大型化するこ となく温度補償室を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるロータリダンパーを備えた便器
の外観斜視図
【図2】同ダンパーの平面図
【図3】同ダンパーの正面図
【図4】同ダンパーの側断面図
【図5】同ダンパーの正断面図
【符号の説明】
1…便器本体、2…便蓋、3…ロータリダンパー、4…
ケース、7…ベーン、8…軸部、13…油孔、14…バ
ルブ、16、17…スペーサ、18…多孔質体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂からなるケース内に樹脂からなるベ
    ーンを揺動自在に配設してなるロータリダンパーにおい
    て、前記ケースとベーンとの摺接部には金属製のスペー
    サを介在したことを特徴とするロータリダンパー。
  2. 【請求項2】 前記スペーサで仕切られたケースに温度
    補償室となる凹部を形成して、この凹部内に多孔質体を
    配設したことを特徴とする請求項1に記載のロータリダ
    ンパー。
JP4600291U 1991-05-22 1991-05-22 ロータリダンパー Withdrawn JPH04129945U (ja)

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JP4600291U JPH04129945U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 ロータリダンパー

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JP4600291U JPH04129945U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 ロータリダンパー

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Publication Number Publication Date
JPH04129945U true JPH04129945U (ja) 1992-11-30

Family

ID=31925707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4600291U Withdrawn JPH04129945U (ja) 1991-05-22 1991-05-22 ロータリダンパー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004387A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 株式会社ソミック石川 ロータリダンパーおよび車両用扉の開閉機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19950810