JPH04129921U - 二軸押出機用多段スラストベアリング装置 - Google Patents
二軸押出機用多段スラストベアリング装置Info
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- JPH04129921U JPH04129921U JP3643891U JP3643891U JPH04129921U JP H04129921 U JPH04129921 U JP H04129921U JP 3643891 U JP3643891 U JP 3643891U JP 3643891 U JP3643891 U JP 3643891U JP H04129921 U JPH04129921 U JP H04129921U
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- piston
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、二軸押出機用多段スラストベアリン
グ装置に関し、特に油圧制御することにより、加わる負
荷を多段ピストンよりなる各段のベアリングに均等に配
分し、耐久性のある構成を得ることを特徴とする。 【構成】ケーシング内に油を介して回転自在に設けられ
た多段のピストンを有し、前記各ピストンに二軸押出機
の一方のスクリュが接続された構成よりなる二軸押出機
用スラストベアリング装置において、前記ケーシングに
設けられ前記各ピストンの軸方向の移動を検出するため
の位置検出器と、前記ケーシング内への油の供給を制御
するためのサーボ弁と、前記位置検出器からの位置信号
を受け前記サーボ弁を制御するための制御器と、前記サ
ーボ弁に接続された油圧ユニットとを備え、前記位置信
号により前記サーボ弁を制御し、前記各ピストンを定位
置に保持する構成である。
グ装置に関し、特に油圧制御することにより、加わる負
荷を多段ピストンよりなる各段のベアリングに均等に配
分し、耐久性のある構成を得ることを特徴とする。 【構成】ケーシング内に油を介して回転自在に設けられ
た多段のピストンを有し、前記各ピストンに二軸押出機
の一方のスクリュが接続された構成よりなる二軸押出機
用スラストベアリング装置において、前記ケーシングに
設けられ前記各ピストンの軸方向の移動を検出するため
の位置検出器と、前記ケーシング内への油の供給を制御
するためのサーボ弁と、前記位置検出器からの位置信号
を受け前記サーボ弁を制御するための制御器と、前記サ
ーボ弁に接続された油圧ユニットとを備え、前記位置信
号により前記サーボ弁を制御し、前記各ピストンを定位
置に保持する構成である。
Description
【0001】
本考案は、二軸押出機用多段スラストベアリング装置に関し、特に、油圧制御
することにより、加わる負荷を多段ピストンよりなる各段のベアリングに均等に
配分し、耐久性のある構成を得るための新規な改良に関する。
【0002】
従来、用いられていたこの種の二軸押出機用スラストベアリング装置としては
種々あるが、一般に、図4に示すように、一対のスクリュ1,2を軸受する場合
、軸間距離Dの制約により一般の大容量(負荷の容量)のスラストベアリングを
両方に使用することはできず、一方のスクリュ1に大容量負荷のスラストベアリ
ング3を使用した場合には、他方の軸受には、極端に小形の多段スラストベアリ
ング4を取付けていた。
【0003】
前記多段スラストベアリング4は、図3で示されるように構成されており、長
手形状の筒形に構成され端部5aを有するケーシング5の内壁5Aには、複数(
1例として4個)の固定カラー体6a〜6dが軸方向において互いに当接した状
態で並列配設されており、この固定カラー体6aの先端は留めカラー体6eによ
って軸方向の固定がなされている。
前記カラー体6a〜6e内には、複数(1例として5個)の周知構成によるス
ラストコロベアリング7a〜7eが軸方向に所定の間隔で設けられており、この
各スラストコロベアリング7a〜7e内には、複数(1例として4個)の回転カ
ラー体8a〜8d及び回転スリーブ8eを直列状に且つ互いに当接した状態で嵌
装する回転軸2Aが回転自在に設けられている。
前記回転軸2Aの一端2Aaは、スクリュ2に螺合して接続されていると共に
、その他端2Abに設けられた前記回転スリーブ8eは、前記端部5aに設けら
れたスラストベアリング9を介して回転自在に保持されており、この他端2Ab
に取付ボルト13を介して設けられた予圧板14により、前記回転スリーブ8e
及び各回転カラー体8a〜8dに対して予圧が与えられている。
さらに、前記端部5aに形成された供給口11から供給された潤滑オイル12
は、各スラストコロベアリング7a〜7eと各カラー体6a〜6dと8a〜8d
及び回転スリーブ8e間の間隙を経て循環してスラストベアリング7a〜7eと
9を潤滑している。
従って、前述の従来構成においては、5個のスラストコロベアリング7a〜7
eによって各々1/5ずつの荷重負担を行っており、各カラー体6a〜6dと8
a〜8dの寸法精度は極めて高いものが要求されている。
【0004】
従来の多段スラストベアリング装置は、以上のように構成されていたため、次
のような課題が存在していた。
すなわち、前述の多段スラストベアリング装置の場合、各段のベアリングに均
等な負荷を加えなければならず、わずかでも均一性がずれると、ベアリング自体
の破損につながることになり、この均一性を左右する最重要な部品が各カラー体
であり、このカラー体は、高い寸法精度及び形状が要求されるため、耐久性を得
ることが極めて困難であった。
【0005】
本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、油圧制
御することにより、加わる負荷を多段ピストンよりなる各段のベアリングに均等
に配分し、耐久性のある構成を得るようにした二軸押出機用多段スラストベアリ
ング装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案による二軸押出機用多段スラストベアリング装置は、ケーシング内に油
を介して回転自在に設けられた多段のピストンを有し、前記各ピストンに二軸押
出機の一方のスクリュが接続された構成よりなる二軸押出機用スラストベアリン
グ装置において、前記ケーシングに設けられ前記各ピストンの軸方向の移動を検
出するための位置検出器と、前記ケーシング内への油の供給を制御するためのサ
ーボ弁と、前記位置検出器からの位置信号を受け前記サーボ弁を制御するための
制御器と、前記サーボ弁に接続された油圧ユニットとを備え、前記位置信号によ
り前記サーボ弁を制御し、前記各ピストンを定位置に保持するようにした構成で
ある。
【0007】
本考案による二軸押出機用多段スラストベアリング装置において、ピストンと
ケーシングの壁部との間には、2〜3ミリの間隙Aが形成されているため、スク
リュに加えられたスラスト力が多段スラストベアリング装置本体に加わると、各
ピストンは後退するが、このピストンの後退は位置検出器で検出され、その位置
信号に基づいて制御器がサーボ弁を制御する。
従って、各ピストンは、定位置となるように位置制御されるため、各ベアリン
グを構成する各ピストンは均等な力が作用し、小形であるにも拘わらず、高い耐
久性を維持することができる。
【0008】
以下、図面と共に本考案による二軸押出機用多段スラストベアリング装置の好
適な実施例について詳細に説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図1及び図2は、本考案による二軸押出機用多段スラストベアリング装置を示
すもので、図1は断面図を含む構成図、図2は図1の概略原理図である。
【0009】
図において、符号5で示されるものは全体形状がほぼ筒形をなし、その両端に
第1端部5a及び第2端部5bを有するケーシングであり、この各端部5a,
5bには、ラジアル軸受9が設けられていると共に、各ラジアル軸受9を介して
回転軸2Aが回転自在に設けられている。
【0010】
前記回転軸2Aには、多段のベアリングを構成するためのピストン20が多段
状に所定間隔で形成されており、前記ケーシング5内には、前記各ピストン20
に対応したピストン対応凹部5cが形成されている。
前記各ピストン対応凹部5cの壁部5caとこの各ピストン20との間には、
2〜3ミリの間隙Aが形成されており、図1のピストン20は、図2におけるス
クリュ2のスラスト力2aが矢印Bの方向にて付加された状態を示している。
【0011】
前記ケーシング5の外周位置には、圧油の供給口11と排出口30が形成され
ており、この供給口11に接続された供給路11Aは、各ピストン20とケーシ
ング5間に供給されるように構成され、この供給口11は、供給ライン31を介
してサーボ弁32に接続されている。
【0012】
前記サーボ弁32は、フィルタ33、逆止弁34、ポンプ35、リリーフ弁3
6、クーラー37及びタンク38からなる油圧ユニット39に接続されており、
このクーラー37には前記排出口30が接続されている。従って、前記ポンプ3
5から送出された油は、逆止弁34及びフィルタ33を介してサーボ弁32に供
給されていると共に、ポンプ35の吐出量が所定量を超えるとリリーフ弁36か
らクーラー37を介して矢印Cの油路を介してタンク38に戻される。従って、
このリリーフ弁36の調整によってサーボ弁32への圧力を任意に設定すること
ができる。
【0013】
前記ケーシング5の第2端部5bには、前記回転軸2Aの端部2Aaと対応し
て、非接触センサからなる位置検出器40が設けられており、この位置検出器4
0からの位置信号40aは、前記サーボ弁32に接続された制御器41に入力さ
れ、この制御器41からの制御信号41aは前記サーボ弁32に接続されている
。
【0014】
次に、前述の構成において、図1に示すように、回転軸2Aに接続されたスク
リュ2のスラスト力2aが矢印Bの方向に作用した場合、位置検出器40が回転
軸2Aの端面2Aaの接近を検出し、この位置信号40aが制御器41に入力さ
れると、制御器41では、回転軸2Aの各ピストン20を定位置に戻すためにサ
ーボ弁32が作動し、油圧ユニット39の油圧が供給口11から供給され、この
油圧により各ピストン20は矢印Bに抗する方向にわずかに移動し、定位置に戻
される。
従って、各ピストン20は無理な圧接状態を回避し、各ピストン20の耐久性
を著しく高めることができる。なお、リリーフ弁36の設定値を調整して供給す
る油圧の圧力を調整することにより、小さいスラスト力から極めて大きいスラス
ト力まで、幅広い対応が可能である。
【0015】
本考案による二軸押出機用多段スラストベアリング装置は、以上のように構成
されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、小形に構成された多数のピストンを有するスラストベアリング装置
であるにも拘わらず、油圧制御により各ピストンを定位置に保持する事ができ、
スクリュからのスラスト力に対し高い耐久性を維持することができる。
また、全体構成が小形であるため、二軸押出機のように、軸間距離が短い間隔
においても容易に取付ができ、小形で高耐久性のスラストベアリングを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による二軸押出機用多段スラストベアリ
ング装置を示すための断面図を含む構成図である。
ング装置を示すための断面図を含む構成図である。
【図2】図1の構成を概略的に示す原理図である。
【図3】従来の多段スラストベアリング装置を示す断面
図である。
図である。
【図4】従来の二軸押出機の軸受構造を示す概略構成図
である。
である。
2 スクリュ
5 ケーシング
20 ピストン
32 サーボ弁
39 油圧ユニット
40 位置検出器
40a 位置信号
41 制御器
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング(5)内に油を介して回転自在
に設けられた多段のピストン(20)を有し、前記各ピスト
ン(20)に二軸押出機の一方のスクリュ(2)が接続された
構成よりなる二軸押出機用スラストベアリング装置にお
いて、前記ケーシング(5)に設けられ前記各ピストン(2
0)の軸方向の移動を検出するための位置検出器(40)と、
前記ケーシング(5)内への油の供給を制御するためのサ
ーボ弁(32)と、前記位置検出器(40)からの位置信号(40
a)を受け前記サーボ弁(32)を制御するための制御器(41)
と、前記サーボ弁(32)に接続された油圧ユニット(39)と
を備え、前記位置信号(40a)により前記サーボ弁(32)を
制御し、前記各ピストン(20)を定位置に保持するように
構成したことを特徴とする二軸押出機用多段スラストベ
アリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3643891U JPH04129921U (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 二軸押出機用多段スラストベアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3643891U JPH04129921U (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 二軸押出機用多段スラストベアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129921U true JPH04129921U (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=31918386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3643891U Pending JPH04129921U (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 二軸押出機用多段スラストベアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04129921U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5527513A (en) * | 1978-08-15 | 1980-02-27 | Japan Steel Works Ltd:The | Fluid bearing |
JPS6351927B2 (ja) * | 1984-10-29 | 1988-10-17 | Hayashi Yakuhin Kikai Kk | |
JPH0249416A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 微細パターンの形成方法 |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP3643891U patent/JPH04129921U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5527513A (en) * | 1978-08-15 | 1980-02-27 | Japan Steel Works Ltd:The | Fluid bearing |
JPS6351927B2 (ja) * | 1984-10-29 | 1988-10-17 | Hayashi Yakuhin Kikai Kk | |
JPH0249416A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 微細パターンの形成方法 |
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