JPH04129798U - 通気撹拌装置 - Google Patents

通気撹拌装置

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JPH04129798U
JPH04129798U JP4412491U JP4412491U JPH04129798U JP H04129798 U JPH04129798 U JP H04129798U JP 4412491 U JP4412491 U JP 4412491U JP 4412491 U JP4412491 U JP 4412491U JP H04129798 U JPH04129798 U JP H04129798U
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JP
Japan
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stirring
air
fermenter
stirring blade
ventilation pipe
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JP4412491U
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JP2500743Y2 (ja
Inventor
健治 山村
庸一郎 坂本
Original Assignee
住友重機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高粘性発酵液でも気泡の微細化を促進して高
い酸素供給と撹拌混合が得られ、発酵生産性の向上を図
ることができる通気撹拌装置を提供すること。 【構成】 発酵槽1の底壁の内面に沿った形状の底面を
有した平板状の撹拌翼6の下側部であって、その回転円
周に近接した位置にリング状の通気管7を設け、この通
気管7の内周側の壁に空気を回転軸2方向に吐出可能な
空気吐出孔8を複数個、所定間隔をおいて設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、化学、薬品、食品工業等で通気を必要とする高粘性発酵液の通気 撹拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、発酵液を通気撹拌する装置として、図3に示すようなものがある。21は 発酵液Fを入れた発酵槽、22は回転軸、23は回転軸22に上下2段に設けられたデ ィスクタービン翼、25は回転軸22の駆動用モータ、26は平板状邪魔板、27はリン グ状のスパージャ、28は空気供給用チューブを示す。この装置においては、モー タ25によって回転されるディスクタービン翼23による発酵液Fの撹拌中に、図示 しない空気源からチューブ28を介して送られる空気がスパージャ27から吐出され 、この空気の吐出により発酵液F中に気泡が生じると、この気泡が高速で回転す るディスクタービン翼23で破砕されて細分化され、発酵液F中に酸素が溶解、供 給される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記のような従来の装置においては、発酵槽21内の発酵液Fの粘度 が発酵の経過とともに高くなると、撹拌混合が不十分となることがある。このよ うな高粘性発酵液の撹拌混合が不十分の場合には、撹拌効果を上げるために撹拌 翼としてディスクタービン翼23に代えて、発酵槽21の底壁の内面に沿った形状の 底面を有する平板状のアンカー翼やゲート翼などを用いればよいが、酸素供給の 側面から見ると、これらアンカー翼やゲート翼は低速回転で使用されること、ま た比較的大きな翼であることのため、通気した気泡を物理的に微細化して酸素供 給効果を高める機能をもっていないという問題点があった。 そこでこの考案は、前記のような従来の問題点を排除し、高粘性発酵液でも気 泡の微細化を促進して高い酸素供給と撹拌混合が得られ、発酵生産性の向上を図 ることができる通気撹拌装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案は、前記のような通気撹拌装置において、 撹拌翼の下側部であって、その回転円周に近接した位置にリング状の通気管を設 け、この通気管の内周側の壁に空気を回転軸方向に吐出可能な空気吐出孔を複数 個設けている。
【0005】
【作用】
前記構成により、通気管の空気吐出孔から発酵槽内の回転軸方向へ吐出される 空気は、回転する撹拌翼によって切られ、細分化された気泡となる。また、通気 管と撹拌翼の両側部が近接しているので、通気管の吐出孔の前を撹拌翼の側部で 通過する際に、発酵液と吐出された空気との間に強いせん断力が加わり、気泡は さらに微細化される。
【0006】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す通気撹拌装置の概略図、図2は図1のA−A 線に沿う一部省略の横断平面図である。図1,2において1は発酵液Fを入れた 円筒形の発酵槽で、発酵槽1内の中心部には下端が底壁付近まで延在する回転軸 2が軸受3で回転可能に支持されて設けられている。発酵槽1の頂壁から突出し た回転軸2には駆動用のモータ5が接続されている。回転軸2には発酵槽1の底 壁の内面に沿った形状の底面を有し、高粘性の発酵液Fの撹拌混合に適している 平板状の撹拌翼(例えば改良型ゲート翼)6が取付けられている。
【0007】 7はリング状の通気管で、撹拌翼6の下側部であって、その回転円周に近接し た位置に設置されている。通気管7の内周側の壁には空気を回転軸2方向に吐出 可能な空気吐出孔8が複数個、所定間隔をおいて設けられている。通気管7には 槽外に設置した図示しないコンプレッサ等の空気源から空気が供給されるように なっている。10は平板状邪魔板である。
【0008】 前記のような装置は、通常、一定の撹拌速度、かつ一定の通気量で連続的に運 転される。この運転の際に、通気管7の吐出孔8から回転軸2方向へ吐出された 空気は、回転する撹拌翼6によって切られ、細分化された気泡となる。また、通 気管7と撹拌翼6の両側部が近接しているので、通気管7の吐出孔8の前を撹拌 翼6の側部で通過する際に、発酵液と吐出された空気との間に強いせん断力が加 わり、気泡はさらに微細化される。
【0009】 尚、前記実施例において通気管7や撹拌翼6の具体的形状は好ましい一例を示 したにすぎない。この考案は、実施に際して、各部材の細部の設計等を、要旨を 変更しない範囲で適宜に変更、修正することが可能である。
【0010】
【考案の効果】
この考案は前記のような構成からなるので、気泡の細分化機能が低いアンカー 翼やゲート翼などのような高粘性発酵液の撹拌に適した撹拌翼でも、気泡微細化 の効果が得られる。したがって、高粘性発酵液でも高い酸素供給と撹拌混合を得 ることができ、従来、低下しがちだった発酵生産性の向上を図ることができると いう優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す通気撹拌装置の概略
図である。
【図2】図1のA−A線に沿う一部省略の横断平面図で
ある。
【図3】従来の例を示す通気撹拌装置の概略図である。
【符号の説明】
1 発酵槽 2 回転軸 5 モータ 6 撹拌翼 7 通気管 8 空気吐出孔 10 平板状邪魔板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発酵槽と、この発酵槽内の中心部に設け
    られた回転軸と、この回転軸に発酵槽の底壁の内面に沿
    った形状の底面を有して取付けられ、発酵槽内の発酵液
    を撹拌する平板状の撹拌翼とを具えた通気撹拌装置にお
    いて、撹拌翼の下側部であって、その回転円周に近接し
    た位置にリング状の通気管を設け、この通気管の内周側
    の壁に空気を回転軸方向に吐出可能な空気吐出孔を複数
    個設けたことを特徴とする通気撹拌装置。
JP4412491U 1991-05-16 1991-05-16 通気撹拌装置 Expired - Lifetime JP2500743Y2 (ja)

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JP4412491U JP2500743Y2 (ja) 1991-05-16 1991-05-16 通気撹拌装置

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JPH04129798U true JPH04129798U (ja) 1992-11-27
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ID=31924331

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034235A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Fukuoka Prefecture Shoyu Jozo Kyodo Kumiai 高分子化合物を生産する微生物の培養装置及び培養方法
JP2023151161A (ja) * 2022-03-31 2023-10-16 株式会社神鋼環境ソリューション 散気攪拌槽

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JP2006034235A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Fukuoka Prefecture Shoyu Jozo Kyodo Kumiai 高分子化合物を生産する微生物の培養装置及び培養方法
JP2023151161A (ja) * 2022-03-31 2023-10-16 株式会社神鋼環境ソリューション 散気攪拌槽

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JP2500743Y2 (ja) 1996-06-12

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