JPH0412971Y2 - - Google Patents

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JPH0412971Y2
JPH0412971Y2 JP17719587U JP17719587U JPH0412971Y2 JP H0412971 Y2 JPH0412971 Y2 JP H0412971Y2 JP 17719587 U JP17719587 U JP 17719587U JP 17719587 U JP17719587 U JP 17719587U JP H0412971 Y2 JPH0412971 Y2 JP H0412971Y2
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balloon
tubular body
indwelling tube
end side
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Description

【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本考案は動物の雌性生殖器内に留置して、該生
殖器内への他の器具の挿入を補助するための器具
であつて、特に牛や馬、羊、豚などの子宮内に留
置して、子宮内を灌流したり、卵を採取したり、
受精卵を移植したりする際に便利なバルーン付き
留置筒に関する。 <従来の技術> 従来、家畜の子宮内の灌流や、卵の採取、受精
卵の移植などの操作を行う場合には、灌流用や卵
採取用のバルーンカテーテルを挿入したり、受精
卵移植用の器具を挿入して行つているが、正確に
所定部位まで器具を挿入するのに手間がかかる
上、特に卵を採取する際には、卵の回収率(採取
された卵の数/子宮内に排卵された卵の数)を良
くするために子宮頸管内の粘液を除去する必要が
あり、従つて粘液を除去するための器具を用いた
操作を必要とし面倒であつた。 <考案が解決しようとする問題点> 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、粘液を除去するための器具を必要とせず、ま
た子宮内への器具の挿入操作を簡便にするための
バルーン付き留置筒を提供することを目的とす
る。 <問題点を解決するための手段> 本考案は上記の問題点を解決するもので、動物
の雌性生殖器内に留置して、該生殖器内への他の
器具の挿入を補助するための器具であつて、両端
の開口した管状体と;該管状体の先端側に外壁を
被うように付設されたバルーン;および流体注入
手段との接続部を有し、前記管状体の外壁に、ま
たは外壁に沿つて設けられ、前記バルーンの内腔
と連通する流体通路;とからなる器具において、
前記管状体の基端側の開口が拡径されて器具挿入
口が形成されるとともに、前記バルーンが該挿入
口から所定長の位置に設けられたことを特徴とす
るバルーン付き留置筒に関する。 <作用> 本考案のバルーン付き留置筒は器具挿入口から
所定長の位置にバルーンが設けられているので
(前記所定長は留置しようとする動物の雌性生殖
器の子宮頸管の位置に応じて決まる)、バルーン
を膨張させることにより正確に子宮頸管部分でバ
ルーンを固定することができる。そしてバルーン
付き留置筒が留置された後は、この留置筒を通し
て他の器具、たとえばバルーンカテーテルや受精
卵移植器などを子宮内に挿入できるので便利であ
る。 また、子宮頸管にバルーンを固定した時、先端
側開口が子宮内に出るようにすることにより、バ
ルーン付き留置筒を介して挿入された他の器具が
粘液の多い子宮頸管に触れないようにすることが
できるので、子宮頸管の粘液を除去するための特
別の器具を必要としない。 <実施例> 次に本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。 第1図は本考案の一実施例に係るバルーン付き
留置筒の断面図であり、第2図は第1図の留置筒
の使用状況説明図である。 第1図に示すように本考案のバルーン付き留置
筒1は管状の留置筒本体2と、この本体2の先端
側に付設されたバルーン3および流体注入手段と
の接続部9を有する流体通路6とからなつてい
る。 留置筒本体2は、両端の開口した管状の筒体で
あつて、本体2の基端部の開口は口径が拡大され
て器具挿入口4に形成されており、第1図では管
壁に流体通路6が設けられている。本体2の形成
材料としては合成樹脂や金属などが使用される
が、合成樹脂が好ましく、合成樹脂としては、塩
化ビニル樹脂やポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ア
クリロニトリルブタジエンスチレン共重合体、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ス
チレンアクリロニトリル共重合体、オレフイン系
エラストマーなどが好適に使用しうる。 バルーン3は、このバルーン3と留置筒本体2
の間の空間10に気体や液体を注入して膨らま
せ、留置筒1を子宮頸管部分で係止固定するため
のもので、本体2の器具挿入口4から所定長の位
置に付設される。 バルーン3の付設位置は、留置筒1を留置しよ
うとする動物の雌性生殖器の子宮頸管の位置に応
じて適当に決められており、動物によつて異な
り、付設位置を器具挿入口4からバルーン3の中
心までの距離で示すと、例えば牛の場合には一般
に40〜50cm、馬の場合には25〜35cm、豚の場合に
は20〜30cmである。 またバルーン3の形成材料としては、一般に塩
化ビニル樹脂やポリスチレン、ポリウレタン、シ
リコーンゴムなどが好適に使用しうる。 流体通路6は留置筒本体2の管壁に、または管
壁に平行に設けられており、基端側は器具挿入口
4の近傍で接続部9と接続し、先端側はバルーン
3の空間10に開口している。 接続部9は、流体注入手段を接続する部分であ
り、流体通路6と連通する接続チユーブ8と流体
注入手段との接続口を有するコネクタ7とからな
つている。コネクタ7は注射器などの流体注入手
段の先端のノズルなどを接続可能に形成されてお
り、一般に塩化ビニル樹脂やポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの合成樹脂で形成され、接続チユ
ーブ8は一般に塩化ビニル樹脂やポリエチレン、
シリコーンゴムなどで形成される。 次に本考案の留置筒1の使用について第2図を
用いて説明する。 留置筒1を図に示すように膣11から子宮頸管
12を経て子宮13内に挿入して丁度バルーン3
が子宮頸管12の中央付近に位置するようにした
後、接続部6に流体の充填された注射器14を接
続する。次いで注射器14の押し子15を押して
注射器14内の流体をバルーン3内に注入する
と、バルーン3は膨脹して子宮頸管12の壁を強
く圧迫して係止固定される。 こうして留置筒1が留置された後、たとえば子
宮内灌流や卵の採取を行う場合にはバルーンカテ
ーテルを、受精卵の移植を行う場合には受精卵移
植器をというように、用途に応じた器具を留置筒
1の挿入口4から挿入すれば、容易にしかも正確
に目的位置まで器具を挿入することができる。 <実施例 1> 全体が塩化ビニル樹脂で形成されたバルーン付
き留置筒(チユーブの外径6.5mm、内径4.5mm、長
さ45cm;バルーンの長さ50mm)を雌牛の生殖器内
に留置して灌流用バルーンカテーテルを適用し、
従来方法と挿入時間の比較を行つたところ第1表
のような結果が得られた(但し、挿入操作は2回
行う)。 留置筒を用いることにより、大幅に挿入時間を
短縮できることがわかる。
【表】 ていない。
<考案の効果> 以上説明してきたことから明らかなように、本
考案のバルーン付き留置筒を採用することにより
次のような利点を得ることができる。 (1) 器具の挿入に熟練を要せず、また挿入時間を
大幅に短縮することができる。 (2) 受精卵の回収を行う場合、卵回収用のバルー
ンカテーテルが粘液の多い子宮頸管に触れるこ
とがないので、粘液除去具を用いて子宮頸管の
粘液を除去する操作を省略することができる。 (3) 操作者の片手が自由になるので挿入位置の確
認などが容易になる。 (4) 子宮内の損傷や汚染の危険が少なくなる。 尚、本考案のバルーン付き留置筒は動物の中で
も特に家畜に対して好適に使用されるものであ
り、人間にも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は第
1図の留置筒の使用状況説明図である。 主な符号の説明、1……バルーン付き留置筒、
2……留置筒本体、3……バルーン、4……器具
挿入口、6……流体通路、9……接続部、12…
…子宮頸管、14……注射器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 動物の雌性生殖器内に留置して該生殖器内への
    他の器具の挿入を補助するための器具であつて、
    両端の開口した管状体と;該管状体の先端側に外
    壁を被うように付設されたバルーン;および流体
    注入手段との接続部を有し、前記管状体の外壁
    に、または外壁に沿つて設けられ、前記バルーン
    の内腔と連通する流体通路;とからなる器具にお
    いて、 前記管状体の基端側の開口が拡径されて器具挿
    入口が形成されており、前記バルーンの付設位置
    が該挿入口から所定長の位置にあることを特徴と
    するバルーン付き留置筒。
JP17719587U 1987-11-20 1987-11-20 Expired JPH0412971Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0180116U JPH0180116U (ja) 1989-05-30
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