JPH04129452U - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH04129452U
JPH04129452U JP4558791U JP4558791U JPH04129452U JP H04129452 U JPH04129452 U JP H04129452U JP 4558791 U JP4558791 U JP 4558791U JP 4558791 U JP4558791 U JP 4558791U JP H04129452 U JPH04129452 U JP H04129452U
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和則 福谷
伸示 山県
茂 鐘尾
士郎 村田
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三菱電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限流形回路遮断器の限流器内の温度上昇を抑
え、かつ内部圧力の上昇による筺体割れを防ぐ。 【構成】 限流器内の電磁反発機構が有する接点を含む
片面の延長線上の筺体の両端子側に排気口19a,19bを
設けたものである。 【効果】 限流器内の接点の発熱による温度上昇や、遮
断時のアークガスによる内圧上昇が、接点と同一平面の
両側の排気口より速やかに対流、通風できるため、抑制
できるという効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、限流機能を備えた限流器を接続した限流形の回路遮断器の改良に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は本出願人が先に提案した限流形の回路遮断器を示す図であり、図におい て、1は遮断器の絶縁筺体、2は限流器の絶縁筺体である。3は遮断器の固定接 触子、4は固定接触子3に固着された固定接点、5は固定接点4と対向し、接離 可能な可動接点、6は可動接点5を有する可動接触子、7は可動接触子6を保持 するコンタクトアーム、8はコンタクトアーム7を回動可能に支持する軸、9は 筺体1の正面から突出する操作ハンドルである。10a,10bは限流器の固定接触 子、11a,11bは固定接触子10a,10bに固着された固定接点、12a,12bは固 定接点と対向し、接離可能な可動接点、13a,13bは可動接点12a,12bを有す る反発可動接触子である。14,15は各々外部導体接続用の端子、16は限流器の 固定接触子10aと遮断器の固定接触子3とを接続する接続端子である。17a, 17bは固定接触子10a,10bに反発可動接触子13a,13bを接触させるための接 圧バネ、18は遮断器と限流器を接続する端子ネジである。
【0003】 次に動作について説明する。通常の開閉は操作ハンドル9を操作することによ り、開閉機構の働きで可動接触子6を固定接触子3に対し開閉させ、反発可動接 触子13a,13bは常時閉じたままである。また、回路に定格電流の数倍程度の過 負荷電流が流れると、応動装置(図示せず)が作動して可動接触子を自動開離さ せるが、反発可動接触子13a,13bは常時閉じた状態である。 ここで、短絡電流のような大電流が流れると、瞬時に反発可動接触子13a, 13bが電磁反発力により開離し、接点11a,12a間および11a,12b間にアーク が発生し、このアークのアーク抵抗により短絡電流が限流される。そして一定時 間後に応動装置(図示せず)が動作し、可動接触子6が固定接触子3から開離す ることにより、端子14,15間は開路状態となり、短絡電流の限流遮断が行わ れる。遮断完了後は、接圧バネ17a,17bにより、反発可動接触子13a,13bは 自動復帰する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の限流形回路遮断器の限流器には、排気口が片方の端子側壁面にしかな く、もしくは両側にあっても、限流器内の接点を含む平面の延長線上にはなかっ た。そのため、上記接点の発熱により、限流器内部の温度上昇が大きくなり、ま た遮断時のアークガスによる内部圧力の上昇によって、筺体に割れを生じるなど の問題点があった。
【0005】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、限流器内部 が遮断時のアークガスによる圧力上昇を防ぐとともに、発熱する接点とその周囲 を通風により冷却することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る限流器の筺体は、限流内の接点を含む平面の延長線上の、両端 子側壁面に排気口を設けたものである。
【0007】
【作用】
この考案における限流器は、接点を含む平面の延長線上の、両端子側に排気口 を設けることにより、接点とその周囲が通風によって冷却され、内部の温度上昇 を抑える。また、大電流遮断時に発生するアークガスにより内部の圧力が上昇し て筺体が割れるのを防止する。
【0008】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図について説明する。図1は限流器の側面断面図、 第2図a,bは遮断器に限流器を接続した場合の上面図及び側面図、第3図は限 流器を外した状態の側面図、第4図は限流器および遮断器の斜視図であり、上記 従来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。 図において、限流器は、筺体2内に固定接触子10a,10b、反発可動接触子13 a,13bおよびそれらに固着された固定接点11a,11bおよび可動接点12a,12 b、反発可動接触子13a,13bを固定接触子10a,10bに圧着している接圧バネ 17a,17b、端子15および遮断器との接続端子16から構成されている。ここ で19a,19bは接点を含む平面(A−A)の延長線上に位置するように筺体2に あけられた排気口である。
【0009】 以上のような排気口19a,19bを設けることにより、通電時に発熱する接点11 a,11b,12a,12bを通風により冷却しやすくし、限流器筺体2内部の温度上 昇を抑える。また、大電流を遮断する際、接点11a,12bおよび11a,12bの開 離時に接点間を生じるアークが発生し、アークガスを発生させるが、このアーク ガスによって限流器内部の圧力が上昇し、限流器筺体が割れるのを、排気口が接 点と同一平面上にあけられていることで、高い圧力のガスを速やかに排出させる ことにより防止し得る。
【0010】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、限流器の筺体の両端子側に、接点を含む平面 の延長線上に排気口を設けたので、接点とその周囲の温度上昇を小さく抑えるこ とができ、また遮断時のアークガスの圧力による筺体割れを防止できる効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側面断面図
【図2】遮断器に限流器を接続した状態の上面図aおよ
び側面図b
【図3】限流器を外した状態の一部断面側面図
【図4】遮断器および限流器の斜視図
【図5】従来の限流形回路遮断器の側面断面の概略図
【符号の説明】
1 遮断器筺体 2 限流器筺体 10a,10b 固定接触子 11a,11b 固定接点 12a,12b 可動接点 13a,13b 反発可動接触子 15 端子 16 接続端子 17a,17b 接圧バネ 19a,19b 排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村田 士郎 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社福 山製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断機能を内蔵するとともに、両端部に
    それぞれ端子を有する遮断器筺体と、電磁反発機能によ
    る限流機能を内蔵するとともに、一端部に端子を有し、
    他の一端に上記遮断器の端子と接続する接続部を有する
    限流器筺体とからなる限流形回路遮断器であって、上記
    電磁反発機構が有する接点を含む平面の延長線上におけ
    る限流器筺体の両端子側壁面に各々排気口を設けたこと
    を特徴とする回路遮断器。
JP4558791U 1991-05-20 1991-05-20 回路遮断器 Expired - Lifetime JP2538524Y2 (ja)

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JP4558791U JP2538524Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 回路遮断器

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JPH04129452U true JPH04129452U (ja) 1992-11-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014156000A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 パナソニック 株式会社 漏電検出引外しユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014156000A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 パナソニック 株式会社 漏電検出引外しユニット
JP2014191909A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Panasonic Corp 漏電検出引外しユニット

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JP2538524Y2 (ja) 1997-06-18

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