JPH04129370U - 車両用引戸装置 - Google Patents

車両用引戸装置

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Publication number
JPH04129370U
JPH04129370U JP3550891U JP3550891U JPH04129370U JP H04129370 U JPH04129370 U JP H04129370U JP 3550891 U JP3550891 U JP 3550891U JP 3550891 U JP3550891 U JP 3550891U JP H04129370 U JPH04129370 U JP H04129370U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vehicle
sealing material
sliding door
closed position
Prior art date
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Pending
Application number
JP3550891U
Other languages
English (en)
Inventor
博史 金井
勇彦 神野
哲郎 目時
健司 渡辺
浩一 広田
Original Assignee
東海旅客鉄道株式会社
日本車輌製造株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東海旅客鉄道株式会社, 日本車輌製造株式会社 filed Critical 東海旅客鉄道株式会社
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Publication of JPH04129370U publication Critical patent/JPH04129370U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で扉とシール材との密着性を高め
ることができ、気密性の向上及び振動や騒音の防止を図
れる車両用引戸装置を提供する。 【構成】 扉1を戸閉位置で開口部の車体外方向に移動
可能にするとともに、該戸閉位置で、開口部周縁に配設
したシール材12に扉1を押圧するカム機構を設ける。
該カム機構は、扉1の上部は屈曲部3aを有する上部ガ
イド3とガイドコロ6、扉1の下部は扉の戸先部を変位
させるガイドローラー9と戸尻部を変位させるカム面1
0及びローラー11とにより構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用引戸装置に関し、詳しくは鉄道車両の側出入口に設けられる 引戸の気密性の向上と振動や騒音の低減を図れる車両用引戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な車両用引戸は、開口上部に上レールを配設し、該上レールに扉 を吊すとともに、該扉の下部を連続あるいは適当間隔で設けた下レールで案内す るようにしていた。このような車両用引戸は、新幹線等の特殊用途のもの以外の 一般車両では、気密性等の配慮が特になされていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、鉄道車両の高速化に伴い、車体と扉との隙間から客室内に侵入する 風量が増大し、空調効果の妨げとなり、振動騒音等の原因にもなっていた。また 、特殊な引戸では、空気圧等を用いて扉をシール材に圧着させることが行われて いるが、一般車両では、コストアップや保守作業の繁雑化を招くため採用するこ とが困難であった。
【0004】 そこで本考案は、簡単な構造で扉とシール材との密着性を高めることができ、 気密性の向上及び振動や騒音の防止を図れる車両用引戸装置を提供することを目 的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案の車両用引戸装置は、車体出入口開口部 の上下に配設されたレールに案内されて開閉する扉を備えた車両用引戸装置にお いて、前記扉を戸閉位置で前記開口部の車体外方向に移動可能とし、開口部周縁 に車体内側に向けてシール材を配設するとともに、前記戸閉位置で扉をシール材 に押圧するカム機構を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作 用】
上記構成によれば、カム機構により戸閉位置の扉がシール材に押圧され、扉と シール材が圧着するので、引戸の気密性向上及び振動や騒音の防止が図れる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1及び図2は、引戸装置の作動を示す説明図であって、図1は扉を開いた状 態を示し、(A)は上部側を、(B)は下部側を表している。また、図2は扉を 閉じた状態を示し、図1と同様に、(A)は上部側を、(B)は下部側を表して いる。図3は引戸の正面図、図4は図3の IV-IV断面図、図5は図3のV−V断 面図、図6は図3の VI-VI断面図である。
【0009】 引戸の扉1は、車体の長手方向に沿って開口部の上部に配設された直線状の上 レール2と、該上レール2と平行に設けられて戸閉位置側が車体外側に屈曲した 上部ガイド3と、開口下部に敷設された下レール4とに案内されるもので、図示 しないドアエンジンにより開閉するように形成されている。
【0010】 扉1の上部は、その戸先部及び戸尻部のそれぞれが、上レール2に沿って移動 する戸吊車5,5と、上部ガイド3に沿って移動するガイドコロ6との間に設け られたガイド棒7に取付けられている。このガイド棒7は、ガイドコロ6側が固 定され、戸吊車5側がベアリング部8を介して軸方向に移動可能に取り付けられ ている。すなわち、ガイドコロ6が上部ガイド3の屈曲部3aに進入したときに 、該屈曲部3aの斜面(カム面)に案内されてガイドコロ6と共にガイド棒7が 戸吊車側に移動し、これに伴い扉1も車体外側方向に移動するように形成されて いる。
【0011】 一方、下レール4の戸先側先端部には、扉1の戸先側下部を車体外側に変位さ せるガイドローラー9が設けられ、扉1の戸尻下部には、内側に突出するカム面 10が形成されるとともに、車両構体、例えば戸袋入口部下部には、戸閉位置で 前記カム面10に当接して、該カム面10を介して扉1を外側に押圧するローラ ー11が設けられている。
【0012】 また、下レール4には、該下レール4に摺接する扉下部のガイドブロック1a の戸閉位置に対応するように切欠部4aが設けられ、該戸閉位置で扉1下部が下 レール4に対して外側に移動できるように形成されている。
【0013】 このように構成した引戸装置において、図1に示す開扉状態から扉1を閉じて いくと、戸閉位置の直前で、上部ガイド3の屈曲部3aのカム作用により、前記 ガイドコロ6を介して扉1の上部が外側に移動するとともに、扉1の戸先側下部 が前記ガイドローラー9のカム作用により、また、扉1の戸尻側下部が前記カム 面10とローラー11のカム作用により外側に移動する。
【0014】 すなわち、扉1は、上記各部のカム作用により、開口部周縁に内側に向けて設 けられたシール材12に押圧され、戸閉状態ではシール材12に圧着する。また 、扉1を開閉するときには、扉1とシール材12が離れるので開閉に要する力を 低減できる。
【0015】 さらに、上記のように斜面などのカム機構を利用して扉をシール材に押圧し、 密着させることにより、エアシリンダなどの押圧装置を設けずに、気密性向上及 び振動や騒音の防止を図れるので、製作コストや保守コストを低減できる。
【0016】 なお、各部のカム機構は、適宜な構造とすることが可能であり、例えば、レー ル自体を外側に湾曲させるようにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両用引戸装置は、扉を戸閉位置で開口部の車 体外方向に移動可能にするとともに、該戸閉位置で、開口部周縁に配設したシー ル材に扉を押圧するカム機構を設けたから、エアシリンダなどの押圧装置を設け ずに、扉を閉じるだけで確実な気密性と振動や騒音の防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の引戸装置の一実施例を示す戸開状態
の説明図である。
【図2】 同じく戸閉状態の説明図である。
【図3】 引戸の正面図である。
【図4】 図3の IV-IV断面図である。
【図5】 図3のV−V断面図である。
【図6】 図3の VI-VI断面図である。
【符号の説明】
1…扉 1a…ガイドブロック 2…上レール
3…上部ガイド 3a…屈曲部 4…下レール 4a…切欠部 5
…戸吊車 6…ガイ ドコロ 7…ガイド棒 8…ベアリング部 9…
ガイドローラー 10…カム面 11…ローラー 12…シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 目時 哲郎 愛知県名古屋市中川区柳森町102烏森寮N 311号室 (72)考案者 渡辺 健司 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)考案者 広田 浩一 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体出入口開口部の上下に配設されたレ
    ールに案内されて開閉する扉を備えた車両用引戸装置に
    おいて、前記扉を戸閉位置で前記開口部の車体外方向に
    移動可能とし、開口部周縁に車体内側に向けてシール材
    を配設するとともに、前記戸閉位置で扉をシール材に押
    圧するカム機構を設けたことを特徴とする車両用引戸装
    置。
JP3550891U 1991-05-20 1991-05-20 車両用引戸装置 Pending JPH04129370U (ja)

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JP3550891U JPH04129370U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 車両用引戸装置

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JPH04129370U true JPH04129370U (ja) 1992-11-26

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