JPH0412915A - フレキシブルスクリュー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続式自動容器搬送装置又は粉粒体搬送装置に
好適なフレキシブルスクリューに関し特にビン類及び粉
粒体を自動的に連続して搬送するための装置に極めて好
適に使用されるフレキシブルスクリューに関する。

〔従来の技術〕

フレキシブルスクリューはその用途は広いが、代表的な
用途として各種物品の搬送用装置に数多く使用され、特
に容器搬送用又は粉粒体搬送用装置に使用することが注
目されている。

容器就中ビン類を自動的に連続して搬送する装置は従来
数多く開発されている。しかし乍ら従来のこの種搬送装
置については、構造が複雑であったり、大型の装置とな
ったりし、また構造の簡単な小型のものではその操作上
の問題が生じ、比較的簡単で特に大型にならずに、しか
も確実に操作上のトラブルなくビン類を連続的かつ自動
的に運搬出来る装置が強く要望されている。

そこで本発明者は上記要望に応えるために従来から研究
を続けて来た結果全く新しい形式のこの種自動搬送装置
を開発するに至った。この新しい搬送装置について図面
を参照しつつ以下に説明する。

第１図はこの搬送装置を上から見た場合の概略説明図で
あり、第２図は第１図のＡ−Ａ”線断面図を、また第３
図は第１図に於いてレール（３゛）を説明の便宜上省略
して示した斜視図である。この１ｉ［の要点は一対のレ
ール（３）、（３′）とこの一対のレール（３）、（３
′）に設置されたフレキシブルスクリュー（１）から成
り、このフレキシブルスクリュー（１）により容器（２
）たとえばビン等を挟持しつつ、このスクリュー（１）
の回転により容器（２）を所定の方向（矢印にて例示）
に搬送するものである。そしてこのフレキシブルスクリ
ュー（１）は一対のロッド（１１）、（１１’）を容器
を挟持しうる間隔を存して配列して成り、ロッド（１１
）、（１１’）上には夫々コイル（１２）、（１２″）
がスパイラル上に捲回し、て設けられ、全体としてスク
リューの役目をなして容器（２）をその回転により搬送
する。

このフレキシブルスクリューはレール（３）、（３゛）
の下部の棚部（３２）上に載置され、レール（３）、（
３“）の随所に設けられた磁石（３１）の磁力の作用と
相俟ってレール（３）、（３゛）間に保持されている。

面この場合ロッド（１１）、（１１’）　、コイル（１
２）、（１２′）はいずれも綱索より製作されたもので
あり、磁石の作用が有効に働くようになっている。

本発明者は本発明者が新しく開発したこの搬送装置につ
いて更に引き続く実験的研究を行う過程に於いてこの装
置には尚若干解決すべき問題点のあることを発見した。

即ちこの搬送装置により容器（２）たとえばビンを搬送
する場合鋼索製のロッド、並びに鋼索製のコイルを用い
てビンの首部を握持し、これを搬送するためにビンの首
部が損傷を受は亀裂や傷が生じ易いこと、特にビン等は
たえず新し、いビンばかりでなく使用して回収されたビ
ン等も多く、このような回収再使用ビン等に於いてはこ
の難点は更に大きくなる。

また鋼索製ロッドやコイルを用いているのである程度の
可撓性はあるものの、レールを弯曲して設置したり、容
器に与える損傷の点から見れば、可撓性も尚不充分であ
り、加えて金属疲労に基づくロッドやコイルの強度低下
やその他の障害等も生じ易いことも判明した。

このような各種難点を解消する対策として本発明者は上
記ロッド（１１）、（１１’）及び／又はコイル（１２
）、（１２’）を樹脂で製作するという全く新しい手段
を開発し、この樹脂製フレキシブルスクリューを別途に
特許出願をなした。また鋼索製ロッドの表面に樹脂層を
形成し、コイルとして樹脂製コイルを用いる手段をも開
発した。しかしこれらでは上記難点は満足のいく程度に
充分解決できるものの若干耐摩耗性が鋼索製ロッドやコ
イルに比し低下する場合のあることが判明した。

また本発明者はフレキシブルスクリューを使用する粉粒
体搬送装置についても上記新しい樹脂製フレキシブルス
クリューを使用することについて研究を続けた。而して
従来のフレキシフルスフ＋１ニーを用いる粉粒体搬送装
置は例えはフレキシブルバイブの中にスプリングを一木
又は二本設置し２て、このスプリングを回転せしめるこ
とによって粉粒体を搬送する装置、又は第４図に示す通
り粉粒体搬送用フレキシブルパイプ（４１）の中にフレ
キシブルスクリュー（４２）を設置し、ホンバー（４３
）からこのスクリュー上に粉粒体を供給し、モーター（
４４）によりスクリューを回転して粉粒体を自動的に搬
送する装置が知られている。尚この第４図に示す粉粒体
搬送用装置に於けるフレキシブルスクリューは、通常鋼
索に銅製乃至金属製スプリングを１本又は２本スパイラ
ル状に巻きつけた構造のものが主に使用されている。し
かしながらスプリングのみをフレキシブルバイブの中に
設置し、これを回転せしめる前者の粉粒体搬送用装置に
於いてはスプリングの弾性が大きすぎるために回転によ
りスプリング自体がうまく回転せずこのため搬送力が大
きく減少し、特に搬送用装置を弯曲して配置する場合に
はその曲線部分で上記欠点が顕著になり、また粉粒体を
下から上に搬送する場合等に於いても同様に搬送力が大
きく減少するという欠点がある。また第４図に示す粉粒
体搬送装置に於いては鋼索上にスプリングを捲回するこ
とは極めて難しく、簡単に容易に製作することができな
い欠点がある。またいずれの方式に於いても鋼索やスプ
リングは鋼製又は金属製であるため金属疲労に基づく材
質の劣化が生じ破損等に結びつく。

これらの欠点を解決するために本発明者は更に研究を続
けた結果上記容器搬送用樹脂製フレキシブルスクリュー
をこの種粉粒体搬送用装置のフレキシブルスクリューと
して使用する場合には上記欠点が解消されることを見出
した。更に詳しくは上記本発明者が新しく開発した容器
搬送用装置のフレキシブルスクリューはロッド及びコイ
ルが共に合成樹脂で製作されているため、第４図に示す
従来のフレキシブルスクリューに比し極めて製作が容易
であり、従来の如く鋼索上にスプリングを捲回するとい
う操作が全く不必要である。また従来のスプリングのみ
を使用する場合に比し本発明のフレキシブルスクリュー
はロッド及びコイルが共に合成樹脂で製作されているた
め適当な可撓性と強度とを有し、従来のスプリングのみ
の搬送装置の欠点が解決されることが明らかとなった。

しかしこのような粉粒体搬送装置に樹脂製フレキシブル
スクリューを使用する場合に於いても樹脂製フレキシブ
ルスクリューはやはり耐摩耗性が特に大きいとは言い難
く、容器搬送用装置の場合と同様に耐摩耗性を更に向上
することが一層望ましいことが判明した。

〔発明が解決しようとする課題〕

従って本発明が解決しようとする課題は上記樹脂製フレ
キシブルスクリュー（１）、換言すればロッド（１１）
、（１１°）及びコイル（１２）、（１２°）が樹脂で
製作された、又は鋼索製ロッドの表面に樹脂層を形成し
たロッドと樹脂製コイルとから製作されたフレキシブル
スクリューの耐摩耗性を更に向上することである。

〔課題を解決するための手段〕

この課題を解決する手段は上記樹脂として耐摩耗性向上
剤を配合したものを使用することにより解決される。

〔発明の作用並びに構成〕

先ず本発明に於いては上記樹脂として耐摩耗性向上剤を
配合した樹脂を用いているので、耐摩耗性は大きく向上
する。しかも樹脂を使用しているために容器搬送用の従
来の鋼索型のコイルやロッドの有する難点や、粉粒体搬
送用のスプリングを用いた従来のスクリューの難点をう
まく解消することができる。この点について更に以下に
説明する。

先ず本発明に於いては鋼索製ロッド及び鋼索製コイルの
両者又はそのいずれか一方を樹脂で製作しているために
ロッドやコイルの金属疲労に基づく難点が解決される。

特にコイルは容器が耐えず接触し、応力がかかるために
金属疲労が特に顕著に表れるが、これを未然に防止する
ことができる。

またロッドやコイルは鋼索に比し可撓性が大きくなり、
特に弯曲した設計等が容易になると共に、トルク伝達性
も向上する。

また特にフレキシブルスクリューにより搬送される容器
が該スクリューにより握持される部分例えばビンの首部
等の損傷が大きく改善される。即ち鋼索製のコイルで握
持されつつ搬送される場合に比しロッドが可撓性を有す
る磁性樹脂で製作されているため、首部に生ずる損傷は
大きく改善される。

また鋼索製ロッドの表面に樹脂層を形成した場合も表面
に樹脂層が存在するために上記樹脂製ロッドと同様の作
用効果を発揮する。

尚ロッドとコイルとを全て樹脂で製作する場合には樹脂
としては磁性樹脂を使用することが好ましい。

また本発明のフレキシブルスクリューを粉粒体搬送装置
に使用する場合にも既に述べた通り従来のスプリングを
用いたスクリューの難点が解消される。

本発明に於いては容器搬送装置に使用する場合には既に
述べた通り磁性樹脂を使用することが好まし５い場合が
ある。この際の磁性樹脂としては磁性を有する樹脂を使
用しても良く、磁性賦与成分を含有する樹脂を代表例と
して例示することができる。磁性賦与成分としては磁性
を樹脂に賦与しうる成分であるかぎり特に限定されるも
のではなくたとえばフェライト、鉄粉、ニッケル粉、ス
テンレス粉、稀土類、磁性粉等を代表例として例示出来
る。この成分の添加量はレールに設けられた磁石（３１
）と協同して容器を所定の方向に搬送できる程度の磁力
を発揮する量でよく例えば樹脂１００重量部に対し該磁
性付与成分を１０〜５０重量部好ましくは、１５〜３０
重量部程度配合すればよい。尚粉粒体搬送用装置に使用
する場合は通常の樹脂で良い。

本発明に於いて使用される樹脂は例えば超高分子量ポリ
オレフィン、ポリオキシメチレン、又はポリアミドの如
き樹脂であり、ある程度の強度並びに可撓性を有するも
のが好ましく使用される。

本発明に於いて上記樹脂（磁性樹脂も含む）に配合すべ
き耐摩耗性向上剤としてはこれを樹脂に配合した場合に
樹脂の耐摩耗性を向上せξめうる作用を有するものであ
るかきり特に限定され・−〇。

好ましい代表例としては例えはカーホンフ→７ノノ特に
超微粒カーポンプ→、ツクが例示でき、その他ポリテト
ラフルオロエチレン、チタン酸力Ｉ（ラム等のウィスカ
ー、真鍮粉等が好ましく例示できる。

配合量は樹脂１００重量部に対し連常５〜３０重量部程
度である。耐摩耗性向上剤としては特に好ましくは容器
の握持部例えばビンの首部分等の損傷防止の点より微粒
がよい。

本発明のロッドの大きさはこれを容器搬送用装置用とし
て使用する場合には通常６〜１５飾であり、また同じく
コイルのサイズは２〜５ＩＩＩＩ′ｆｌでその形成され
るピッチ巾も２５〜４５ｍｍ程度である。また粉粒体搬
送装置に使用する場合ごこは従来のフレキシブルスクリ
ューのサイズと同様にすれば良い。

本発明スクリューは説明の便宜ト、第１図に示す構造の
搬送装置及び第４図に示す粉粒体搬送装置を例にとって
説明しているが、）し・キシプルスクリューを用いて容
器や粉粒体を搬送出来る構造の装置であれば広く適用出
来る。

〔発明の効果） 本発明によれば安価に能率良く容器や粉粒体を搬送する
ことが可能となり、その産業上の効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器の搬送装置を上から見た場合の図面であり
、第２図は第１図のＡ−Ａ’線断面図をまた第３図は第
１図に於けるレールを説明するための斜視図である。ま
た第４図は粉粒体搬送装置の概略説明図である。 １．１゛　　・・・　フレキシブルスクリュー２　　　
・・・　容器 ３．３′　　・・・　レール １１　　　　・・・　ロッド １２　　　　・・・　コイル ２２　　　　・・・　金属 ３１．３１′・・・　磁石 ３２．３２”・・・　棚部 ４１　　　・・・　パイプ ・・・　フレキシフルスクリュー ・・・　ホアバー ・・・　モーター （以　上） 第 図 第 図 第 図 ／）９

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）樹脂製、又は樹脂層が表面上に形成されたロッド
   の表面に、樹脂製コイルがスパイラル状に形成されたフ
   レキシブルスクリューであって、上記樹脂中に耐摩耗性
   向上剤が含有されてなることを特徴とするフレキシブル
   スクリュー。
2. （２）上記フレキシブルスクリューが容器搬送装置用フ
   レキシブルスクリューである請求項（１）に記載のフレ
   キシブルスクリュー。
3. （３）上記フレキシブルスクリューが粉粒体搬送装置用
   フレキシブルスクリューである請求項（１）に記載のフ
   レキシブルスクリュー。
4. （４）耐摩耗性向上剤がカーボンブラックである請求項
   （１）に記載のスクリュー。
5. （５）カーボンブラックが超微粒子である請求項（１）
   に記載のスクリュー。
6. （６）樹脂が超高分子量ポリオレフィン、ポリオキシメ
   チレン及びポリアミドの少なくとも一種である請求項（
   １）に記載のスクリュー。