JPH04128896A - 残響付加装置 - Google Patents

残響付加装置

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JPH04128896A
JPH04128896A JP2251417A JP25141790A JPH04128896A JP H04128896 A JPH04128896 A JP H04128896A JP 2251417 A JP2251417 A JP 2251417A JP 25141790 A JP25141790 A JP 25141790A JP H04128896 A JPH04128896 A JP H04128896A
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JP2251417A
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Goro Sakata
吾朗 坂田
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、楽音信号等の入力信号データに残響を付加す
る残響付加装置に係り、詳細には、簡易な構成で十分な
残響密度を得ることができる残響付加装置に関する。
[従来の技術] 従来、音響機器の高性能化に対応してより良い音響効果
を得るために、楽音信号等に電子的に残響音を付加する
残響付加装置が種々開発されている。この残響付加装置
には、BBD等のアナログ遅延素子を用いたものがある
が、S/N比の低下が顕著で自然な残響音が得られない
等の欠点があった。また、近年ではデジタル信号処理技
術の向上と論理素子の高速化、高密度化によって実時間
処理で残響音の合成が可能となっている。このデジタル
処理による残響付加装置は、例えば複数のフィードバッ
クループ(帰還ループ)を有する遅延回路より構成され
ている。そして、これら遅延回路に種々の遅延時間とフ
ィードバック量を与え残響効果を得ている。例えば、従
来のこの種の残響付加装置としては、特開昭58−14
898号公報に記載されたものがある。この残響付加装
置は、遅延素子としてデジタルメモリを使用し、このデ
ジタルメモリに入力楽音を所定周期でサンプリングした
振幅データを順次記憶させ、この記憶させた振幅データ
のうち所望の遅延時間に相当する振幅データを読み出し
、これをアナログ化したのち残響音として発生させるよ
うにしている。
また、他の方法として多くのタップを持つタップディレ
ィメモリ (以下、タップディレィという)を用いて、
各タップから種々の時間遅れを有する遅延信号を重ね合
わせることにより自然に近い残響音を形成しようとする
ものがある(特開昭60−51894号公報参照)。
[発明が解決しようとする課[1コ しかしながら、このような従来の残響付加装置にあって
は、より自然な臨場感のある残響音を得るために非線形
なエンベロープをもった残響音を発生しようとすると以
下に述べるような問題点が生じることとなる。
すなわち、従来、非線形な残響音を作る場合は、線形な
エンベロープを持った残響付加装置に入力信号があるレ
ベル以上のときのみゲートを開くようなゲート回路とい
った非線形の回路を組み合わせて作り出すものがある。
しかし、かがる方式の場合には、複数音が連続して入力
されたとき、正常に動作しなかったり、作り呂そうとす
る残響音のエンベロープに制約があったりした。
また、多くの出力部であるタップをもったタップディレ
ィを用いる方法の場合、十分な残響効果を得ようとする
と、多くのタップが必要となるためハードが大きくなっ
たり、又タップが少ないと残響音が粗くなってしまった
りする欠点がある。
特に、タップディレィを用いる方法は、前述した線形な
エンベロープを持った残響付加装置に非線形の回路を組
み合わせて作り出す方法に比べ、より自然な残響音を作
り出すことができるが、そのためにはいわゆるフラッタ
エコー等を生じさせず、かつ、自然な残響音を得ること
ができるように多くのタップと遅延信号の重ね合わせ回
路が必要となる。例えば、多くのタップを持つタップデ
ィレィをDSPで実現するためにはDSPに接続させる
遅延用メモリを大容量のものにしなければならない。そ
のため、装置が大型化しコストアップを招いてしまうと
いう問題点があった。
この問題の解決のために残響付加装置から出力される残
響音信号に全域通過フィルタ手段を介することによって
遅延成分を増加させてやることが考えられる。しかしな
がら、近年こうした残響付加装置もステレオ効果を付与
するため複数チャンネル出力となっており、前述の全域
通過フィルタ手段を用いるならば各チャンネル毎に1個
ずつ設けなければならず、装置のコストアップ、大型化
は避けられない。
そこで本発明は、複数チャンネル出力にも対応でき、簡
易な構造で十分な残響密度を得ることができ、線形、非
線形の任意のエンベロープをもった残響音を発生させる
ことのできる残響付加装置を提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明による残響付加装置は上記目的達成のため、所定
周期でサンプリングされた入力信号データを夫々異なる
遅延時間を持たせて出力する複数の遅延出力部を有する
タップディレィ手段と、前記タップディレィ手段からの
出力を夫々重み付けする重付は手段と、前記重付は手段
の出力を累算する累算手段とを備えた残響付加装置にお
いて、前記タップディレィ手段の前段に、前記入力信号
データの遅延成分を増加させる全域通過フィルタ手段を
設けるようにしている。
[作用] 本発明の作用は次のとおりである。
所定周期でサンプリングされた入力信号データは、該入
力信号データを遅延して出力するタップディレィ手段に
入力される前に、タップディレィ手段の前段に設けられ
た全域通過フィルタ手段に入力され、該全域通過フィル
タ手段で遅延成分が増加された後前記タップディレィ手
段に入力される。
従って、タップディレィ手段には全域通過フィルタ手段
によって遅延成分が増加され沢山の信号となった入力信
号データが入力されることとなり、タップディレィ手段
では既に沢山になった信号のそれぞれについて残響効果
が付加されることになる。その結果、十分な残響密度を
得ることが可能になり、タップディレィ手段の構造を大
幅に簡略化することができ、また、従来と同等のタップ
ディレィ手段を用いる場合には残響効果を格段に向上さ
せることが可能になる。さらに出力チャンネルが複数と
なっても全域通過フィルタ手段の数を増やす必要もない
[実施例] 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図〜第17図は本発明に係る残響付加装置の一実施
例を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図はマルチタップディレィ
を有する残響付加装置1の全体構成を示す図であり、こ
の図において、11はシステム全体の制御、並びに後述
する各種の情報処理(パラメータ設定処理)を伴うCP
Uであり、CPU11はROM12に格納されているマ
イクロプログラムに従って残響付加装置1の各種の動作
を制御する。CPUIIには、内部バスを介してCPU
11用のプログラムや所定の固定データを記憶するRO
M12、演算に使用するデータや演算結果等を一時的に
記憶するワーク用RAM13、CPU1lから与えられ
るパラメータに応じて入力された信号データに残響付加
を行なう残響効果付加機能を実行するDSP (ディジ
タル信号処理プロセッサ: Digital Sign
al Processor) 14、楽音信号等の入力
信号データに残響効果を付加するパラメータを設定する
スイッチ等からなる操作子15がそれぞれ接続されてい
る。
また、残響付加のための各種係数(PDT、RVT、E
SEL、ELVL)は前記RAM13に記憶されている
CPUIIは、操作子15がらの入力によりRA M 
1−3から残響付加のための各種係数を読み出してDS
P14に供給する。
DSP14には、読出しアドレスに所望の時間変化を与
えて入力信号データを変調させるための遅延用メモリ(
E)16が接続されるとともに、A/D変換器17を介
して楽音信号等の入力信号データが入力され、DSP1
4はA/D変換器17によりディジタル信号に変換され
た入力信号データを残響付加のための係数を記憶したR
AM 13と遅延用メモリ (E)16とを使用してD
SP動作プログラム(第15図〜第17図)を実行する
ことにより入力された楽音信号に残響付加を行ない、残
響付加された信号をD/A変換器18でD/A変換して
右チャンネル(Rch)および左チャンネル(Lch)
出力する。
第2図は残響付加装置lの全体動作を示す機能ブロック
図である。この図において、21は5つのタップ出力E
OI、EO2,EO3,EO4゜EO5を持つタップデ
ィレィ (タップディレィl)であり、タップディレィ
21には楽音信号等の入力信号データINが入力され、
各タップからは入力信号データINを所定の遅延時間遅
延した信号が出力される。このタップディレィ21のタ
ップ出力のうちの4本のタップ出力EOI、EO2゜E
O4,EO5は左右2チャンネルの初期反射音を形成す
るための遅延信号出力用として使用され、残りの1本の
タップ出力EO3は直列に接続された2段のオールパス
フィルタ22.23を介して2n本のタップをもつタッ
プディレィ24 (タップディレィ2)に入力される。
すなわち、入力信号データINは上述したように初期反
射音形成のための遅延を行なうタップディレィ21に入
力される一方で、左右2チャンネルの入力信号とじて右
チヤンネル用は乗算器25を介して累算器26に入力さ
れ、同様に、左チヤンネル用は乗算器27を介して累算
器28に入力されている。また、タップディレィ21の
タップ出力EOI、EO2は右チヤンネル用の2つの初
期反射としてそれぞれ乗算器29.30を介して累算器
26に入力され、タップEO4,EO5は左チヤンネル
用の2つの初期反射としてそれぞれ乗算器31.32を
介して累算器28に入力される。ここで、上記乗算器2
5,27.29〜32には入力信号又はタップディレィ
21からの遅延信号に所定の重み付けをするための係数
が供給されている。すなわち、乗算器25には右チヤン
ネル入力信号レベルIRLが、乗算器29には右チヤン
ネル初期反射レベルERL 1が、乗算器30には右チ
ヤンネル初期反射レベルERL2が、乗算器31には左
チヤンネル初期反射レベルELLIが、乗算器32には
左チヤンネル初期反射レベルELL2が、乗算器27に
は左チヤンネル入力信号レベルILLがそれぞれ供給さ
れ、各乗算器25.,27.29〜32で重み付けされ
た後、累算器26.28に入力され、累算器26.28
で後述する左右2チャンネルの残響信号と共に累算され
る。
このように、入力信号に対する初期反射を残響信号に加
えると自然音(実際のホールなど)に極めて近い残響音
を得ることができる。なお、上記タップディレィ21の
各タップ出力EOI〜EO5からの遅延時間及び各乗算
器25,27.29〜32に供給される係数IRL、I
RLI、IRL2.ELLI、ELL2.ILLを変え
ることによって初期反射にかかる残響特性を自由に変更
可能である。
上記タップディレィ21のタップ出力EO3は初段のオ
ールパスフィルタ(全域通過フィルタ)22に入力され
、オールパスフィルタ22でタップ出力EO3の遅延成
分を増加させて多数の遅延成分を有する出力信号AOI
として次段のオールパスフィルタ23に出力される。オ
ールパスフィルタ23では遅延成分が増加された信号A
OIの遅延成分を更に増加させて出力信号AO2として
タップディレィ24に出力する。すなわち、初期反射音
を形成するタップディレィ21と残響効果を付加するた
めのタップディレィ24との間には入力信号データIN
に対し多数の遅延成分が出力されるオールパスフィルタ
22.23が設けられる構成となっており、タップディ
レィ2Iのタップ出力EO3がタップディレィ24に入
力されるときにはオールパスフィルタ22.23によっ
て多数の遅延成分を持つ信号に変えられて入力されるこ
ととなる。なお、本実施例では残響付加用のタップディ
レィ24の前段に設けるオールパスフィルタとして2個
のオールパスフィルタを挿入した例を示したが、勿論こ
の数や接続方法には限定されず、1つあるいは3つ以上
でもよい。この場合、本発明者によってなされた実験に
よればオールパスフィルタを2段直列に挿入した場合が
最も良い効果を得ることができた。このオールパスフィ
ルタ22.23の具体的構成については第3図で後述す
る。
上記オールパスフィルタ23の出力信号データAO2は
、2n本のタップを持つ残響効果付加のためのタップデ
ィレィ24に入力されており、タップディレィ24の各
タップTo 1.TO2,川TOn、TOn+l、TO
n+2.=−、TO2nからは前記信号データAO2を
所定の遅延時間遅延した左右2チャンネルの信号が出力
される。すなわち、タップディレィ24は、左右2チャ
ンネルの残響信号を得るためにタップ出力TOI、T0
2、・・・、Tonを右チヤンネル用に用い、タップ出
力TOn+1.TOn+2.−、TO2nを左チヤンネ
ル用に用いて、右チャンネルのタップ出力TOI、TO
2,−,Tonは乗算器33〜36を介して累算器26
に入力され、左チャンネルのタップ出力TOn+1.T
On+2.−、TO2nは乗算器37〜40を介して累
算器28に入力される。上記乗算器33〜4oには各タ
ップからの遅延信号に所定の重み付けをするための重み
付は係数TRLI、TRL2. ・−、TRLn。
TLLI、TLL2.−、TLLnが供給されている。
上記重み付は係数TRLI、TRL2.・・・TRLn
、TLLI、TLL2.=−、TLLnは第4図に右チ
ャンネルの重み付は係数とエンベロープの関係を示すよ
うに各タップからの遅延信号にそれぞれ重み付けをして
所望のエンベロープを得るための係数である。なお、こ
こでは右チャンネルの重み付は係数とエンベロープの関
係を示したが左チャンネルについても同様である。また
、上記エンベロープは一例であって実際には後述する第
11図に示すように各種のエンベロープテーブルEVT
が選択可能である。
このように、タップディレィ24に入力された信号デー
タAO2はそれぞれ異なる遅延時間が与えられて各タッ
プTOI、TO2,・・・・Ton。
・・・・TO2nから出力され、その遅延した信号は各
乗算器33〜40でそれぞれ重み付けされた後、累算器
26.28で前述した入力信号データINや初期反射に
基づく信号と共に累算され、累算結果は累算器26.2
8より右チャンネル出力データROT、左チャンネル出
力データLOTとして出力される。
第3rgJは第2図のオールバスフィルタ22,23の
一例を示すブロック図である。第3図において、オール
バスフィルタ22.23は、遅延素子41、乗算器42
.43及び加算器44.45により構成されている。こ
のようにオールバスフィルタ22.23は遅延素子41
を挾んで出力側は係数0.5が乗算される乗算器42を
介してフィードバックされ、入力側は係数0.5が乗算
される乗算器43を介してフィードフォワードされる構
造となっているため、オールバスフィルタ22゜23に
信号が入力されると、その入力信号を基に多数の遅延成
分が出力される。なお、オールバスフィルタ22.23
の構成は第3図の構成に限られるものではなく、他のタ
イプのオールバスフィルタを各々適用してもよい。
第5図はDSP14の内部構成を示す図である。
同図において、プログラムメモリ51は所定のプログラ
ムを格納するメモリであり、CPUI 1からの指示に
従って所定の動作プログラムを制御回路52に出力する
。また、プログラムメモリ51には図示しないアドレス
カウンタが接続されており、プログラムメモリ51はこ
のアドレスカウンタのアドレス指定により順次プログラ
ム内容を制御回路52に供給する。制御回路52は、プ
ログラムメモリ51の出力内容により、後述する各レジ
スタ、メモリ間のデータ転送及び演算、各ゲートやラッ
チを開閉制御するための各種制御信号及びサンプリング
カウンタ(SC)出力を出力し所望の信号処理動作を実
行する。
係数メモリ(P)53は、後述する第6図に示すように
オールバスフィルタ、初期反射、残響付加のための各種
係数0.5.IRL、ERL、ELL、ILL、TRL
、TLLを格納するレジスタであり、かかる係数0.5
.IRL、ERL。
ELL、ILL、TRL、TLLはCPUIIが前記R
AM13から読み出してDSPlA内の係数メモリ (
P)53に与える。ワークメモリ(W)54は、後述す
る第7図に示すようにDSP14内で作成される波形信
号等を一時的に退避させておくワーク用メモリである。
また、遅延オフセットメモリ(T)55は、後述する第
8図に示すように遅延用メモリ(E)16のアドレスの
オフセット値を格納するレジスタであり、かかるオフセ
ット値はCPUIIが前記RAM13から読み出してD
SP14内の遅延オフセットメモリ(T)55に与える
。また、遅延用メモリ16はリング状に使用され、サン
プリング毎にインクリメントするカウンタ値SCと、遅
延用メモリ16のオフセット値を加算した値をアドレス
とする。あるオフセット値で遅延用メモリ16にライト
されたデータの遅延時間は、そのオフセット値とリード
するアドレスのオフセット値の差で表現される。なお、
遅延用メモリ16にリード、ライトされるデータは後述
するレジスタ(E○)79.  (EI)80を介して
行われ、アドレスはレジスタ(EA)78を介して行な
われる。
入力レジスタ(P’I)56は、図示しない音源等から
のディジタル入力信号データを格納し、内部バス57を
介して各部へ供給する。
前記係数メモリ(P)53、ワークメモリ(W)54の
出力及び入力レジスタ(PI)56の出力は後述する各
レジスタからの出力とともにゲート58〜61のゲート
端子に入力され、ゲート58〜61からのaカはレジス
タ(MO)62.(MI)63.(AO)64.(Al
)65に入力される。レジスタ(MO)62.  (M
I)63は乗算器66に供給する演算途中のデータを格
納し、レジスタ(AO)64.(AI)65は加減算器
67に供給する演算途中のデータを格納する。また、レ
ジスタ(MI)63の出力及び後述するレジスタ(SR
)74の出力はゲート68を介して乗算器66に入力さ
れるとともに、レジスタ(AO)64の出力及び後述す
るレジスタ(MR)71の出力はゲート69を介して加
減算器67に入力され、レジスタ(At)65の出力及
び後述するレジスタ(AR)72の出力はゲート70を
介して加減算器67に入力される。前記乗算器66の乗
算結果はレジスタ(MR)71に格納され。
レジスタ(MR)71の出力はゲート59及びゲート6
9に供給される。また、前記加減算器67の演算結果は
レジスタ(AR)72に格納され、レジスタ(AR)7
2の出力はゲート70に供給されるとともに、オーバー
フローを防止するためのクリッパ回路73を介してレジ
スタ(SR)74に供給される。レジスタ(SR)74
の出力はゲート68に供給され、また、あるl音につい
ての処理の演算結果として内部バス57を介してワーク
メモリ(W)54に供給される。
上記演算結果がワークメモリ(W)54に記憶され一連
の処理が終了するとワークメモリ(W)54に記憶され
たデータは出力レジスタ(OR)75に転送され、該出
力レジスタ(OR)75は転送されたデータを後段の装
置に出力する。
一方、遅延オフセットメモリ (T)55の出力はレジ
スタ(TR)76に入力され、レジスタ(TR)76の
出力はサンプリングカウンタ(SC)からの出力ととも
に加算器77に入力される。
加算器77の演算結果はレジスタ(EA)78に入力さ
れ、サンプリングカウンタ(SC)の出力が格納された
レジスタ(EA)78の値はアドレスとして遅延用メモ
リ(E)16に与えられる。
前記入力レジスタ(PI)56に格納された残響効果を
付加すべき入力楽音信号は内部バス57を介してレジス
タ(EO)79に供給され、レジスタ(EO)79の出
力は遅延用メモリ(E)16に供給される。また、アド
レスの差値により所定の遅延分がかかって変調された遅
延用メモリ(E)16からの出力はレジスタ(EI)8
0に出力される。
そして、残響効果が付加され、上記レジスタ(EI)8
0に格納された楽音信号データは、内部バス57を介し
て例えばレジスタ(AO)64゜(AI)65に転送さ
れ、右チャンネル、左チャンネルとして出力される。
第6図は係数メモリ(P)53の内部構成を示す図であ
り、アドレスOに定数0.5、アドレス1に右チヤンネ
ル入力信号レベルIRL、アドレス2に右チヤンネル初
期反射レベルERL 1、アドレス3に右チヤンネル初
期反射レベルERL2、アドレス4に左チヤンネル初期
反射レベルELL1、アドレス5に左チヤンネル初期反
射レベルELL2、アドレス6に左チヤンネル入力信号
レベルILL、アドレス7〜アドレス7+nに右チヤン
ネルエンベロープ係数TRLI〜TRLN、アドレス8
+n〜アドレス8+2nに左チャンネルエンベロープ係
数TLLI〜TLLNをそれぞれ記憶する。
第7図は演算途中の信号を一時的に格納しておくととも
に定数等を格納するワークメモリ(W)54の内部構成
を示す図であり、アドレス0に入力信号データIN、ア
ドレスlに右チャンネルの初期反射に対応するEOI、
アドレス2に右チャンネルの初期反射に対応するEO2
、アドレス3にブレデイレイに対応するEO3,アドレ
ス4に左チャンネルの初期反射に対応するEO4、アド
レス5に左チャンネルの初期反射に対応するEO5、ア
ドレス6にオールバスフィルタ22出力に対応するAO
I、アドレス7にオールバスフィルタ23出力に対応す
るAO2、アドレス8〜アドレス8+2nにタップディ
レィ24出力に対応するT01〜TO2n、アドレス9
+2nに右チヤンネル出力に対応するROT、アドレス
10+2nに左チヤンネル出力に対応するLOTをそれ
ぞれ記憶する。
第8図は、第5図の遅延オフセットメモリ(Tの内部構
成を示す図であり、アドレスO〜アドレス4にタップデ
ィレィ21のリードアドレスオフセット値に対応するタ
ップディレィ1リードER1〜ER5、アドレス5にオ
ールバスフィルタ22のライトオフセット値に対応する
オールバス1ライトAWL、アドレス6にオールバスフ
ィルタ22のリードアドレスオフセット値に対応するオ
ールパス1リードARI、アドレス7にオールバスフィ
ルタ23のライトオフセット値に対応するオールパス2
ライトAW2、アドレス8にオールバスフィルタ23の
リードアドレスオフセット値に対応するオールバス2リ
ードAR2、アドレス9にタップディレィ24のリード
アドレスオフセット値に対応するタップディレィ2リー
ドTW。
アドレス10〜アドレス10+2nにタップディレィ2
4のライトオフセット値に対応するタップディレィ2ラ
イトTRI〜TR2nをそれぞれ記憶する。
次に1本実施例の動作を説明する。
CPUIIに   パラメータ 第9図はRAM13から各係数を読み込んでDSP14
にパラメ−JPDT、RVT、ESEL。
ELVLを設定する処理を示すフローチャートであり、
本フローチャートは所定の周期毎に割込み処理される。
同図中、符号Sn (n=1.2.・・・)はフローの
各ステップを示している。
まず、ステップSlで操作子15のデータを入力し、ス
テップS2で入力した操作子15のデータに変化がある
か否かを判別する。変化があるときにはステップS3で
操作子15によってどのパラメータを設定すべきかを判
別し、変化がないときはそのまま処理を終える。操作子
15人力によって入力信号データINがタップディレィ
21に入力してからリバーブの信号がaカされるまでの
遅延時間(すなわち、タップディレィ21からE03が
出力されるまでの時間)を決めるブレデイレイタイムP
DTを設定すべきであると判別したときにはステップS
4で与えられたプレデイレイタイムPDTによりタップ
ディレィ21のリードアドレスオフセット値EO3を設
定し、これをDSP14の遅延オフセットメモリ55の
タップディレィリードEO3に転送して処理を終える。
また、リバーブタイムRVTを設定すべきであると判別
したときにはステップ86〜SIOでリバーブタイムR
VTに対してタップディレィ24のリードアドレスオフ
セットT Rl−T R2nを設定する処理を行なう。
すなわち、ステップS6で左右2チャンネル合わせて2
NgのリードアドレスオフセットTRI〜TR2nを算
出するためにループカウンタとしてのレジスタIの初期
値をOにして(I=O)ステップS7に進み、ステップ
S7で次式■、■に従ってタップディレィ24の右チヤ
ンネルリードアドレスオフセット値TR(I)及び左チ
ヤンネルリードアドレスオフセット値TR(n+1)を
算出する。
TR(I)=TDT  (I)XRVT+TW−=−■
TR(n+I)=TDT  (n+I)XRVT+TW
・・・■ 但し、TDT (I)、TDT (n十I):遅延用メ
モリ16のアドレス値 RVT :操作子15から与えられたりバーブタイム T W:遅延用メモリ16のオフセットアドレス値 ここで、第10図を用いて前記第0式及び第0式の意味
を説明する。あるエンベロープテーブルEVTに基づく
波形が第10図のように示されているとき、そのレベル
をEVTI、EVT2.・・・とすると、各レベルEV
TI、EVT2.用間の期間が遅延用メモリ16のアド
レス値TDT 1 。
TDT2.・・・となり、このTDT (I)にリバー
ブタイムRVTを乗算するということはTDT(I)の
長さ(期間)を変えることに相当する。
また、リバーブタイムRVTを乗算したアドレス値TD
T (j)、TDT (n+1)に遅延用メモリ16の
オフセットアドレス値TWを加算することによって遅延
用メモリ16のアドレスを読み出すに際して、所定のR
AMエリアの最初のアドレス(オフセットアドレス)を
与えるオフセット処理を行うようにしている。
第9図の処理フローに戻って、ステップS8でレジスタ
■のカウント値をインクリメントしく工←I+1) 、
次いでステップS9でレジスタIのカウント値が所定値
Nになったか(I=Nか)否かを判別する。I=Nでな
いときには所定の個数(N個)分のリードアドレスオフ
セットの演算が終了してないと判断してステップS7に
戻ってI=Nになるまで上記ステップ$7〜$9を繰り
返し、I=Nになると全てのタップディレィ24のリー
ドアドレスオフセット値TRI〜TR2nが算出された
と判断してステップSIOでこれをDSP14の遅延オ
フセットメモリ55のタップディレィライトTRl−T
R2nに転送して処理を終える。
一方、前記ステップS3でエンベロープの選択ESEL
を設定すべきであると判別したときにはステップSll
で第11図(A)〜(C)に示すような波形が記憶され
ているエンベロープテーブルEVTから所望のテーブル
の一つを選択してステップS12に移行する。上記エン
ベロープテーブルEVTは第11図(A)〜(C)にそ
のテーブルデータ例を示すように種々の形状のエンベロ
ープがテーブル化されて、例えばROM12に記憶され
ている。
また、前記ステップS3でエンベロープのかかり具合を
示すパラメータELVLを設定すべきであると判別した
ときにはステップSL2〜S16で前記ELVLに対し
て選択されたエンベロープテーブル値からタップディレ
ィ24出力のエンベロープ係数TRL 1〜TRLN%
TLL 1〜TLLNを設定する処理を行なう。ここで
、このエンベロープのかかり具合を示すパラメータEL
VLは1選択されたエンベロープテーブルのエンベロー
プの傾きを設定するためのもので、例えば第12図(A
)〜(C)に示すようにELVLの値を変えることによ
ってエンベロープの傾きの程度を自由に変更可能である
。なお、第12図(A)に示すようにELVL=1.O
とするとエンベロープテーブルEVTに記憶されている
エンベロープと同じ形になり、また、ELVL=Oとす
るとリバーブ(エンベロープ)がかからない形となる。
具体的には、ステップS12で左右2チャンネルN個の
エンベロープ係数TRL l〜TRLN、TLLI〜T
LLNを算出するためにレジスタエの初期値を0にして
(I=0)ステップS13に進み、ステップS13で次
式■、■に従ってタップディレィ24の右チヤンネルエ
ンベロープ係数TRL (J)及び左チヤンネルエンベ
ロープ係数TLL (I)を算出する。
TRL(I)=1−(1−EVT(1))xELVL・
・・・■ TLL(I)=1=(1−EVT(I+N))XELV
L・・・・■ ここで、第13図(A)〜(C)を用いて前記第0式及
び第■式を説明する。
いま、エンベロープテーブルEVTから第11図(B)
に示すエンベロープテーブルEVT (I)が選択され
たものとする。第0式の第2項において、1から上記E
VT (I)を減算す6 (1−EvT(1))ことに
よって上記EVT(I)+[13図(A)に示すように
逆の形になる。この(1−EVT (1))に前記エン
ベロープのかがり具合を示すパラメータELVL (例
えば、ELVL=0.5)を乗算した( (1−EVT
 (r))XELVL)とするとその形は第13図(B
)に示すようになる。そして、その値を更に1がら減算
す6 (1−(1−EvT (I))XELVL)と第
13図(C)に示すような形のエンベロープ係数TRL
 (1)が得られる。すなわち、ROMI2に記憶され
ているエンベロープテーブルEVTから、例えば第11
図(B)に示したエンベロープテーブルの一つを選択し
、選択されたエンベロープテーブル値と前記ELVLが
ら第0式により第13図(C)に示すようなエンベロー
プ係数(重み付は係数)TRL (I)を得ることがで
きる。なお、左チヤンネル側(第0式)についても同様
である。
第9図の処理フローに戻って、ステップS14でレジス
タIのカウント値をインクリメントしくI←I+1)、
ステップS9でレジスタエのカウント値が所定値Nにな
ったか(I=Nか)否かを判別する。I=Nでないとき
は所定の個数(N個)分のエンベロープ係数算出が終了
していないと判断してステップS13に戻ってI=Nに
なるまで上記ステップS13〜S15を繰り返し、■=
Nになると全てのエンベロープ係数TRL1〜TRLN
、TLLI〜TLLNが算出されたと判断してステップ
S16でこれをDSP 14の係数メモリ53の右チヤ
ンネルエンベロープ係数TRLl−TRLN及び左チヤ
ンネルエンベロープ係数TLL 1〜TLLNに転送し
て処理を終える。
DSP14によ  理 第14図はDSP14により構成された残響付加装置1
の全体の動作を示すフローチャートであり、本フローは
DSP l 4のプログラムメモリ51に格納されてい
るプログラムをフローチャート表現にしたものである。
本フローチャートによる処理動作を第5図に示したDS
PId上で実行することにより第2図に示す残響付加装
置1が実現される。なお、本フローの各ステップの具体
的動作は第15図〜第17図により後述する。
まず、ステップS21で入力信号データINの初期反射
音を形成するための遅延信号データE01〜EO5を出
力するタップディレィ21の処理を行なう。次いで、ス
テップS22でタップディレィ21のタップ出力EO3
の遅延成分を増加させて多数の遅延成分を持つ出力信号
AOIを出力するオーパスフィルタ22の処理を行ない
、ステップS23でオーパスフィルタ22かも出力され
た信号AOIの遅延成分を更に増加させてより多数の遅
延成分を持つ出力信号AO2を出力するオーパスフィル
タ23の処理を行なう。次いで、ステップS24で残響
を付加するために入力信号A02を所定の遅延時間遅延
した左右2チャンネルの遅延信号を各タップTOI〜T
O2nから出力するタップディレィ24の処理を行なう
。次いで、ステップS25で加算器26による右チャン
ネルの累算処理を行ない、ステップS26で加算器28
による左チャンネルの累算処理を行なって本フローの処
理を終える。
第15図は、第2図のタップディレィ21を実現するた
めの処理動作を示すものであり、本フローチャートは前
記第14図のステップS21に対応する処理である。本
フローチャートによる処理動作を第5図に示したDSP
ld上で実行することにより第2図に示すタップディレ
ィ21が実現される。
まず、ステップS31でレジスタ (PI)56に格納
されている入力信号データINをワークメモリ(W)5
4の入力信号バッファIN及びレジスタ(EO)794
:転送しくP I−W (IN)。
EO)、ステップS32でサンプリングカウンタ(SC
)の値をレジスタ(EA)78に格納する(これがアド
レスとなる)(SC−EA)。次いで、ステップS33
で入力信号データINが格納されているレジスタ(EO
)79の値をアドレスにして遅延用メモリ(E)16に
入れる(EO→E (EA))とともに、サンプリング
カウンタ(SC’)の値に遅延オフセットメモリ(T)
55から読み出した第1の初期反射の遅延時間に対応す
る値のアドレス(タップディレィ21リード)ERIを
加算し、この加算値をアドレスカウンタとしてのレジス
タ(EA)78にセットする(SC+T (ERI)→
EA)。すなわち、サンプリングカウンタ(SC)の値
にERIというオフセット値を加えることによって第1
の初期反射の遅延時間に対応する値のアドレスを生成し
てレジスタ(EA)78に格納し、そのアドレスに基づ
いて遅延用メモリ(E)16から読み出された波形が第
1の初期反射になる。ここで、レジスタ(EA)78は
アドレスカウンタとしての機能を有し、レジスタ(EA
)78に格納された値をアドレスにして読み出すことに
なる。次いで、ステップS34でレジスタ (EA)7
8で指定されるアドレス領域でメモリ(E)16に格納
されている値をレジスタ(EI)80に移しくE (E
A)→EI、サンプリングカウンタ(SC)の値に遅延
オフセットメモリ(T)55がら読み出した第2の被期
反射の遅延時間に対応する値のアドレス(タップディレ
ィリード)ER2を加算し、この加算価をレジスタ(E
A)78にセットする(SC+T(ER2)→EA)、
すなわち、ここでは第2の初期反射を求めるためにサン
プリングカウンタ(SC)の値にER2というオフセッ
ト値を加えることによって第2の初期反射の遅延時間に
対応する値のアドレスを生成してレジスタ(EA)78
に格納し、そのアドレスに基づいて遅延用メモリ(E)
16から波形を読み出してレジスタ(EI)80に格納
する。また、レジスタ(EI)80に格納された値はワ
ークメモリ(W)54の該当する所定エリアのアドレス
に格納される。次いで、ステップS35でレジスタ(E
I)80にセットされている第1の初期反射となる値を
ワークメモリ(W)54のアドレス1に初期反射データ
EOIとシテ書込み(ET−4w(Eol))、レジス
タ(EA)78に格納されている値(ここでは第2の初
期反射に対応するアドレス値)をアドレスとしてメモリ
(E)16に記憶された内容をレジスタ(EI)80に
移しくE (EA)−El)、サンプリングカウンタ(
SC)の値に遅延オフセットメモリ(T)55から読み
出したプレデイレイに対応する値のアドレス(タップデ
ィレィ21リード)ER3を加算し、この加算値をレジ
スタ(EA)78にセットする(SC+T (ER3)
→EA) 、すなわち、同様にしてサンプリングカウン
タ(SC)の値にER3というオフセット値を加えるこ
とによって第1の初期反射の入力信号データINに所定
の遅延時間(プレデイレイ)を与えるアドレスを生成し
てレジスタ(EA)78に格納し、そのアドレスに基づ
いて遅延用メモリ(E)16から読み出された波形がオ
ールバスフィルタ22に入力されるタップディレィ21
出力EO3になる。なお、タップディレィ21がらの出
力EO3は前記タップディレィ21リードER3でその
アドレス値が決まることとなり、タップディレィ21か
らEO3が出力されるまでの時間は第9図に示したプレ
デイレイタイムPDTで設定されることとなる。
このようにして右チャンネルの第1の初期反射、第2の
初期反射及びプレデイレイに対応する値がレジスタ(E
I)80に格納されることになる。
左チャンネルの第1の初期反射、第2の初期反射も同様
にして処理される。すなわち、ステップ836でレジス
タ(El)80にセットされている第2の初期反射とな
る値をワークメモリ(W)54のアドレス2に初期反射
データEO2として書込み(EI−W (EO2)) 
、レジスタ(EA)78に格納されている値(ここでは
プレデイレイに対応するアドレス値)をアドレスとして
メモリ(E)16に記憶された内容をレジスタ(EI)
80に移しくE (EA)→EI)、サンプリングカウ
ンタ(SC)の値に遅延オフセットメモリ(T)55か
ら読み出した左チャンネルの第2の初期反射の遅延時間
に対応する値のアドレス(タップディレィ21リード)
ER4を加算し、この加算値をレジスタ(EA)78に
セットする(SC+T (ER4)→EA)。次いで、
ステップS37でレジスタ(El)80にセットされて
いるプレデイレイとなる値をワークメモリ(W)54の
アドレス3にプレデイレイデータEO3として書込み(
E I −W (EO3) ) 、レジスタ(EA)7
8に格納されている値(ここでは左チャンネルの第2の
初期反射に対応するアドレス値)をアドレスとしてメモ
リ(E)16に記憶された内容をレジスタ(El)80
に移しくE (EA)→El)、サンプリングカウンタ
(SC)の値に遅延オフセットメモリ(T)55から読
み出した左チャンネルの第1の初期反射の遅延時間に対
応する値のアドレス(タップディレィ21リード)ER
5を加算し、この加算値をレジスタ(EA)78にセッ
トする(SC+T (ER5)→EA)。次いで、ステ
ップS38でレジスタ(EI)80にセットされている
左チャンネルの第2の初期反射となる値をワークメモリ
(W)54の所定記憶エリアのアドレス4に初期反射デ
ータEO4として書込み(EI−W (04))、 レ
ジスタ(EA)78に格納されている値(ここでは左チ
ャンネルの第1の初期反射に対応するアドレス値)をも
とにメモリ(E)16から読み出された内容をレジスタ
(EI)80に移す(E (EA)→EI)。次いで、
ステップS39でレジスタ(EI)80にセットされて
いる左チャンネルの第1の初期反射となる値をワークメ
モリ(W)54のアドレス5に初期反射データEO5と
して書き込んで(EI→W (05))タップディレィ
21の処理を終了する。これにより、タップディレィ2
1に入力信号データINが入力されると、このタップデ
ィレィ21出力EOI〜EO5のうちの4本EOI、E
02、EO4,EO5が初期反射として使用され、残り
の1本EO3がプレデイレイを受けた後オールパスフィ
ルタ22に出力され、タップディレィ21処理が実現で
きる。
第16図は、オールパスフィルタ22を実現するための
処理動作を示すものであり、本フローチャートは前記第
14図のステップS22に対応する処理である。本フロ
ーチャートによる処理動作は第5図に示したDSP14
上で実行することにより第3図に示すオールパスフィル
タが実現される。第16図及び第3図中■〜■は処理動
作中の状態を説明するための符号である。
まず、ステップS41でサンプリングカウンタ(SC)
の値に遅延オフセットメモリ(T)55から読み出した
オールパスフィルタ22リードAR1を加算し、この加
算値をアドレスカウンタとしてのレジスタ(EA)78
にセットする(SC+T(ARI)→EA)。次いで、
ステップS42でレジスタ(EA)78で指定されるア
ドレスでメモリ(E)16に格納されている値をレジス
タ(EI)80に移す(E (EA)→EI)。すなわ
ち、ここでは、遅延オフセットメモリ(T)55から読
み出しアドレス設定するとともに、そのアドレスによっ
て遅延オフセットメモリ(T)55から前回に書き込ん
でいた値を読み出している。次いで、ステップS43で
レジスタ(El)80の値をレジスタ(Ml)63及び
レジスタ(AO)64に転送しくEI→Ml、AO) 
、係数メモリ(P)53から乗算係数用の定数(0゜5
)を読み出し、この定数(0,5)をレジスタ(MO)
62にセットする(P (0,5)→MO)。次いで、
ステップS44で定数(0,5)がセットされたレジス
タ(MO)62の値と前記遅延オフセットメモリ(T)
55からの読み出しアドレスによってメモリ(E)16
から読み出された値がセットされたレジスタ(Ml)6
3の値を乗算してその値をレジスタ(MR)71にセッ
トしくMOXMI →MR) 、’7−クメモリ(W)
54からタップディレィ21から出力された信号(プレ
デイレイ)EO3を読み出してレジスタ(AI)65に
セットする(W(EO3)→At)。すなわち、第3図
において、乗算器42で乗算係数0゜5を乗算する処理
に対応する(■参照)。また、ここでタップディレィ2
1から出力された信号データEO3が読み出される。次
いで、ステップS45で前記乗算値がセットされている
レジスタ(MR)71の値にタップディレィ21からき
た信号データEO3がセットされたレジスタ(AI)6
5の値を加算し、この加算値をレジスタ(A R)72
にセットする(MR+A1→AR)、すなわち、第3図
■に示すように、加算器44に入力されたタップディレ
ィ21からの出力EO3に前回の遅延オフセットメモリ
(T:)55読み出しアドレスによってメモリ(E)1
6から読み出された値に係数(0,5)を乗算した値が
加算される処理に対応する。次いで、ステップS46で
レジスタ(AR)72の値を出力レジスタ(SR)74
に移転する(AR−3R)。次いで、ステップS47で
レジスタ(SR)74の値をレジスタ(EO)79に移
しくSR→EO) 、サンプリングカウンタ(SC)の
値に遅延オフセットメモリ(T)55から読み出したオ
ールパス22ライトAWIを加算してこの加算値をレジ
スタ(EA)78にセットする(SC十T (AWI)
→EA)とともに、定数(0,5)がセットされたレジ
スタ(MO)62の値と前記レジスタ(SR)74の値
を乗算してその値をレジスタ(MR)71にセットしく
MOxSR−MR) 、レジスタ (AO)6゜の値を
レジスタ(AR) 72G:移t (AO−AI。すな
わち、第3図において、加算器44によ6加算された値
に乗算器43で乗算係数0.5を5算する処理に対応す
る(■参照)。次いで、スラップS48でレジスタ(E
O)79の値を、す〕プリングカウンタ(SC)の値及
び前記アドレン値(オールパス22ライトAWI)が格
納されているレジスタ(EA)78の値をアドレスにし
て遅延用メモリ(E)16に入れ(EO−E (EA)
、レジスタ(AR)72の値からレジスタ(MR)71
の値を減算し、この減算値をレジスタ(AR)72にセ
ットする(AR−MR−AR)すなわち、第3図におい
て、遅延素子41がら加算器44により加算された値に
乗算器43で乗算係数0.5を乗算した値を減算する処
理に対応する(■参照)。次いで、ステップS49でレ
ジスタ(AR)72(7)値をレジスタ(SR)74G
、:移しくAR−4SR)、ステップs50でこのレジ
スタ(SR)74(7)値を’7−’7メモIJ (W
)54(7)所定記憶エリアのアドレス6にオールパス
22呂力AOIとして記憶して(SR→W(AOI))
今回の処理を終え、再び上記ステップS41に戻り、同
様の処理を1サンプリング周期毎に繰り返す。これによ
り、DSP 14は、lサンプリング周期毎に時分割で
本フローを実行することにより第3図に示すオールパス
フィルタ22が実現できる。
以上、オールパスフィルタ22を実現するための処理動
作について説明したが、オールパスフィルタ23にあっ
ても同様の処理により実現可能である。
第17図は、右チャンネルの累算処理を実現するための
処理動作を示すものであり、本フローチャートは前記第
14図のステップS25に対応する処理である。本フロ
ーチャートによる処理動作は第5図に示したDSP14
上で実行することにより第3図に示す右チャンネルの累
算処理が実現される。第17図および第2図中■〜のは
処理動作中の状態を説明するための符号である。
先ず、ステップS51で係数メモリ(P)53から入力
信号データにががる重み付けの係数に相当する右チヤン
ネル入力信号レベルIRLを読み出し、この係数rRL
をレジスタ(MO)62にセットする(P (IRL)
→MO)とともに、ワークメモリ(W)54がら前記第
15図の処理によって格納された入力信号データINを
読み出してレジスタ(Ml)63にセットす6(W(I
N)−Ml)、次いで、ステップS52で係数IRLが
セットされたレジスタ(MO)62の値と入力信号デー
タINがセットされたレジスタ(M I )63の値を
乗算してその値をレジスタ(MR)71にセットしくM
OXMI→MR) 、係数メモリ(P)53がら右チヤ
ンネル初期反射レベルERLlを読み出してレジスタ(
MO)62にセットする(P (ERLl)−MO) 
とともc=、ワークメモリ(W)54がら前記第15図
の処理によって演算され格納された第1の初期反射EO
Iを読み出してレジスタ(Ml)63にセットする(W
(EOI)−Ml)。すなわち、第2図において、入力
信号データINに乗算器25により右チヤンネル処理反
射レベルIRLを乗算する処理に対応する(■参照)。
また、このように乗算している間に次の係数及び波形を
読み出している。次いでステップS53でレジスタ(M
R)71にセットされている乗算値をレジスタ(AR)
72に移しくMR−AR) 、右チヤンネル初期反射係
数ERLlがセットされたレジスタ(MO)62の値と
第1の初期反射EO1がセットされたレジスタ(Ml)
63の値を乗算してその値をレジスタ(MR)71にセ
ットする(MOxMl−MR)とともに、係数メモリ(
P)53がも右チヤンネル初期反射レベルERL2を読
み出してレジスタ(MO)62G:セラhL (P (
ERL2)−MO)、ワークメモリ(W)54がら前記
第2の初期反射EO2を読み出してレジスタ(Ml)6
3にセットする(W(EO2)→Ml)。すなわち、第
2図において、タップディレィ21がらの初期反射EO
Iに乗算器29により右チヤンネル処理反射レベルER
LIを乗算する処理に対応する(■参照)。次いで、ス
テップS54で第1の初期反射に基づく乗算値が格納さ
れているレジスタ(MR)71の値に入力信号データに
基づく乗算値が格納されているレジスタ(AR)72の
値を累算してこの累算値をレジスタ(AR)72にセッ
トしくMR+AR−AR) 、右チヤンネル初期反射レ
ベルERL2がセットされたレジスタ(MO)62の値
と第2の初期反射EO2がセットされたレジスタ(Ml
)63の値を乗算してその値をレジスタ(MR)71に
セットする(MOXMI→MR)とともに、係数メモリ
(P)53から右チヤンネルエンベロープ係数TRLI
を読み出してレジスタ(MO)62にセットしくP(T
RLI)→MO)、ワークメモリ(W)54からタップ
ディレィ24出力TOIを読み出してレジスタ(Ml)
63にセットする(W(TOI)→Ml)。
すなわち、第2図において、タップディレィ21からの
第2の初期反射EO2に乗算器30により右チヤンネル
処理反射レベルERL2を乗算する処理に対応する(■
参照)。また、レジスタ(MR)71の値にレジスタ(
AR)72の値を加算してレジスタ(AR)−72にセ
ットする処理は右チャンネルの累算処理に相当する。次
いで、ステップS55でレジスタ(MR)71の値にレ
ジスタ(AR)72の値を加算してこの加算値を累算値
としてレジスタ (AR)72にセットしくMR+AR
−AR) 、右チヤンネルエンベロープ係数TRL 1
がセットされたレジスタ(MO)62の値とタップディ
レィ24出力TOIがセットされたレジスタ(Ml)6
3の値を乗算してその値をレジスタ(MR)71にセッ
トする(MOXMI→MR)とともに、係数メモリ(P
)53から右チヤンネルエンベロープ係数TRL2を読
み出してレジスタ(MO)62にセットしくP (TR
L2)→MO)、ワークメモリ(W)54からタップデ
ィレィ248力TO2を読み出してレジスタ(Ml)6
3にセットする(W(TO2)−Ml)。すなわち、第
2図において、タップディレィ24の出力TOIに乗算
器33により右チヤンネルエンベロープ係数TRLIを
乗算して遅延信号に重み付けをする処理に対応する(■
参照)。以下、同様にしてタップディレィ24のタップ
出力TOnまで重み付は処理し、かつ累算していく。す
なわち、ステップS56でレジスタ (MR)71の値
にレジスタ(AR)72の値を加算してこの加算値を今
までの累算値としてレジスタ(AR)72にセットしく
MR+AR−AR) 、右チヤンネルエンベロープ係数
TRLNがセットされたレジスタ(MO)62の値とタ
ップディレィ24出力TOIがセットされたレジスタ(
Ml)63の値を乗算してその値をレジスタ(MR)7
1にセットする(MOXMI→MR)とともに、係数メ
モリ(P)53から右チヤンネルエンベロープ係数TR
L2を読み出してレジスタ(MO)62にセットしくP
 (TRL2)→MO)、ワークメモリ(W)54から
タップディレィ24出力TO2を読み出してレジスタ(
Ml)63にセットする(W(TO2)→Ml)。次い
で、ステップS57でレジスタ(MR)71の値にレジ
スタ(AR)72の値を加算してこの加算値を累算値と
してレジスタ (AR)72にセットしくMR+AR−
AR)、右チヤンネルエンベロープ係数TRL 1がセ
ットされたレジスタ(MO)62の値とタップディレィ
24出力TOIがセットされたレジスタ(Ml)63の
値を乗算してその値をレジスタ(MR)71にセットす
る(MOXMl−MR)。
すなわち、第2図において、タップディレィ24の右チ
ャンネルの最後のタップ出力TONに乗算器36により
右チヤンネルエンベロープ係数TRLlを乗算して遅延
信号に重み付けをする処理に対応する(O参照)。次い
で、ステップS58でレジスタ(MR)71の値にレジ
スタ(AR)72の値を加算してこの加算値を累算値と
してレジスタ(AR)72にセットする(MR+AR→
AR)。すなわち、第2図において、タップ出力Ton
に乗算器36で重み付けをした値を今まで処理した右チ
ャンネルの累算値に更に累算する処理に対応する(■参
照)。次いで、ステップS59でレジスタ(AR)72
に格納されている右チヤンネル累算値をレジスタ(SR
)74に移しくAR−、SR) 、ステップS60で上
記演算によりレジスタ(SR)74にセットされた値を
右チヤンネル累算出力データROTとしてワークメモリ
(W)54の該当するアドレス(9+2n)に書き込む
(SR−W (ROT))。次いで、ステップS61で
ワークメモリ(W)54から上記処理で記憶された右チ
ヤンネル出力ROTを読み出して出力レジスタ(OR)
75に転送して(W(ROT)→0R)Rチャンネル処
理を終え、再び上記ステップS51に戻り、同様の処理
を1サンプリング周期毎に繰り返すと第2図に示す右チ
ヤンネル処理が実行され、所望の残響効果付加を得るこ
とができる。また、左チヤンネル累算処理も全く同様に
して処理することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、初期反射音形
成のための遅延を行なうタップディレィ21と残響効果
付加のための遅延を行なうタップディレィ(タップディ
レィ手段)24との間にオールパスフィルタ(全域通過
フィルタ)22.23を2段直列に設けるようにしてい
るので、残響効果を付加すべき入力信号データINはオ
ールパスフィルタ22.23を通過するときに沢山の遅
延成分からなる多数の信号となり、タップディレィ24
に入力される際には遅延成分を持つ多数の信号AO2し
て入力される。そして、タップディレィ24では多数の
信号に増加されて入力された信号AO2それぞれにつき
残響効果を付加するための遅延出力TO1〜TO2nが
出力される。従って、タップディレィ24からはいわゆ
るフラッタエコーのない十分な数の遅延出力が出力され
ることになるため、より自然な臨場感のある残響効果を
得ることができる。特に、本実施例では、タップディレ
ィ24の前段にオールパスフィルタ22.23を付加し
、タップディレィ24からはその出力TOI〜TO2n
を右チャンネルと左チャンネルの2グループに分けてエ
ンベロープ係数TRLI−TLLNに重み付けをし、か
つ累算するようにしているので、左右面チャンネルそれ
ぞれに十分な残響密度を得ることができ、任意のエンベ
ロープを持った擬似ステレオ残響音を発生することが可
能になる。また、十分な残響密度を得ることができるこ
とからタップディレィ24の構造をタップ数が少ない簡
易なものとすることができ、装置を小型化にしてコスト
低減を図ることができる。
なお、本実施例ではオールパスフィルタ22゜23を2
段直列に設けているが、1個あるいは2個以上の個数及
び接続方法でもよい。
また、本実施例では初期反射音を形成するため入力信号
データは先ずタップディレィ21に入力される構成とな
っているが、所定周期でサンプリングされた入力信号デ
ータを夫々異なる遅延時間をもたせて出力する複数の遅
延出力タップを有するタップディレィ手段を有するもの
であれば、かかる初期反射音形成のためのタップディレ
ィ21を具備しない残響効果付加装置にも適用可能であ
ることは言うまでもない。
また、本実施例ではタップディレィ24からの出力を左
右2チャンネルのグループに分けて重み付は及び累算処
理をしているが、これに限らず、例えば上記2チャンネ
ル以上の数のチャンネルあるいは1チヤンネル(モノラ
ル)であってもよい。
さらに、上記オールパスフィルタ22.23やタップデ
ィレィ21.24等を構成する遅延回路の数、波形デー
タメモリの容量などは上述した実施例に限られるもので
はなく、例えばそれぞれを増やすようにしてもよいこと
は言うまでもない。
[発明の効果〕 本発明によれば、所定周期でサンプリングされた入力信
号データを夫々異なる遅延時間をもたせて出力する複数
の遅延出力部を有するタップディレィ手段の前段に、入
力信号データの遅延成分を増加させる全域通過フィルタ
手段を設けるように構成しているので、タップディレィ
手段には全域通過フィルタ手段によって遅延成分が増加
された信号について残響効果が付加されることになり、
十分な残響密度を得ることによって残響効果を格段に向
上させることができ、また、タップディレィ手段の構造
を大幅に簡略化することができる。
さらに、全域通過フィルタ手段をタップディレイ手段の
前段に設けているので、出力が複数チャンネルになって
も全域通過フィルタ手段の数を増やす必要がなく、チャ
ンネルを増やしても装置の複雑化、コストアップにつな
がらない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第17図は本発明に係る残響付加装置の一実施
例を示す図であり、 第1図はその残響付加装置の全体構成図、第2図はその
残響付加装置の機能ブロック図、第3図はそのオールパ
スフィルタのブロック図、第4図はその重み付は係数と
エンベロープの関係を示す図、 第5図はそのDSPの内部回路構成図、第6図はその係
数メモリ(P)の内部構成を示す図、 第7図はそのワークメモリ(W)の内部構成を示す図、 第8図はその遅延オフセットメモリ(T)の内部構成を
示す図、 第9図はそのCPUのパラメータ設定処理を示すフロー
チャート、 第10図はそのエンベロープテーブルEVT。 遅延メモリのアドレス値TDT及びリバーブタイムRV
T等の関係を説明するための図、第11図はそのエンベ
ロープテーブルEVTを示す図、 第12図はそのエンベロープのかかり具合を示すパラメ
ータELVLを説明するための図、第13図はそのエン
ベロープ係数TRLの算出方法を説明するための図、 第14図はそのDSPの全体の動作を示すフローチャー
ト、 第15図はそのタップディレィを実現するためのDSP
の動作を示すフローチャート、第16図はそのオールパ
スフィルタを実現するためのDSPの動作を示すフロー
チャート、第17図はその右チャンネルの累算処理を実
現するためのDSPの動作を示すフローチャートである
。 l・・・・残響付加装置、11・・・・CPU、12・
・・・ROM、13・・・・ワーク用RAM、14・・
・・DSP、15・・・・操作子、16・・・・遅延用
メモリ (E)、21・・・・タップディレィ、22,
23・・・・オールパスフィルタ(全域通過フィルタ手
段)、24・・・・タップディレィ(タップディレィ手
段) 、25,27.29〜40・・・・乗算器(重付
は手段)、26.28・・・・累算器(累算手段)、5
1・・・・プログラムメモリ、53・・・・係数メモリ
(P) 、54・・・・ワークメモリ(W)、55・・
・・遅延オフセットメモリ(T)。 特許出願人 カシオ計算機株式会社 第 図 第 図 多重1,1 第6図 1搬暑虻メtリ (P)メLリマ・リフ0第 図 第 図 第14 図 第15図 第16図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定周期でサンプリングされた入力信号データを
    夫々異なる遅延時間を持たせて出力する複数の遅延出力
    部を有するタップディレイ手段と、前記タップディレイ
    手段からの出力を夫々重み付けする重付け手段と、 前記重付け手段の出力を累算する累算手段とを備えた残
    響付加装置において、 前記タップディレイ手段の前段に、前記入力信号データ
    の遅延成分を増加させる全域通過フィルタ手段を設ける
    ように構成したことを特徴とする残響付加装置。
  2. (2)前記累算手段は、前記重付け手段からの出力を複
    数のグループに分けて各グループを累算することを特徴
    とする請求項1記載の残響付加装置。
  3. (3)前記タップディレイ手段は、前記各遅延出力に対
    応して書き込み用及び読み出し用のオフセットアドレス
    を複数個記憶したパラメータ記憶手段と、 前記入力信号データをサンプリングに対応して前記書き
    込み用オフセットアドレスに対応するエリアに順次記憶
    するとともに、前記読み出し用オフセットアドレスに対
    応するエリアから読み出す遅延用メモリ手段と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の残
    響付加装置。
JP2251417A 1990-09-20 1990-09-20 残響付加装置 Pending JPH04128896A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604810A (en) * 1993-03-16 1997-02-18 Pioneer Electronic Corporation Sound field control system for a multi-speaker system
US5850454A (en) * 1995-06-15 1998-12-15 Binaura Corporation Method and apparatus for spatially enhancing stereo and monophonic signals

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