JP3179333B2 - Dspを用いた音響効果付加装置 - Google Patents

Dspを用いた音響効果付加装置

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JP3179333B2
JP3179333B2 JP08709696A JP8709696A JP3179333B2 JP 3179333 B2 JP3179333 B2 JP 3179333B2 JP 08709696 A JP08709696 A JP 08709696A JP 8709696 A JP8709696 A JP 8709696A JP 3179333 B2 JP3179333 B2 JP 3179333B2
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勉 斉藤
正行 須田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の音響効果を
付加できるDSPを用いた音響効果付加装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂DSP(デジタル・シグナル・プロ
セッサ)を用いた音響効果付加装置としては、特開昭5
8−50595号に示されるように、1つのDSPで複
数の音響効果を時分割で付加するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】もともと上記構成で
は、音響効果の変更がある毎に、データ記憶部のクリア
等の事前処理がなされると共に、CPU等の主演算回路
からDSPに対してそれに対応するプログラムを転送
し、該プログラムの全てをそっくりそのまま切り換えて
いる。そのため楽音信号の出力が途絶えたり、奇妙な楽
音信号が出力されたりすることもあるし、またDSPは
転送中一時的に処理動作が不安定になることも多い。こ
れを避けるため、特開平1−198796号では、DS
Pを迂回する回路を設けると共に、クロスフェード回路
を別途設け、該迂回回路の出力とDSPの出力とをクロ
スフェードさせて、音響効果の変更があっても、DSP
の処理が安定するようにしている。しかしそのためにク
ロスフェード回路というディスクリート部品が必要にな
り、装置の小型化や生産時の工数の削減ができないとい
う問題があった。
【0004】本発明は従来技術の上記の問題を解決する
ため創案されたもので、音響効果の変更時におけるDS
Pの処理動作の安定を図りながら、クロスフェード処理
を行う場合でも特別なディスクリート部品を不要とする
音響効果付加装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、主演
算回路の制御下で作動し、1つのDSPで複数の音響効
果が選択処理可能な音響効果付加装置において、楽音信
号の入出力を制御するプログラムを含むメインルーチン
と、必要な時に主演算回路により転送されて前記メイン
ルーチンからアクセスされることで作動する選択可能な
音響効果付加ルーチンとを記憶する命令記憶部を前記D
SP内に有しており、音響効果切り換え時に、切り換え
対象となる音響効果付加ルーチンをスルーさせると共
に、該音響効果付加ルーチンの処理時間に相当する処理
ステップ数だけタイミングをディレイさせることを基本
的特徴としている。
【0006】該構成においては、音響効果切り換えによ
って、データ記憶部のクリア等の事前処理がなされ、新
たな音響効果付加ルーチンの転送が行われている場合で
も、該ルーチンをスルーさせているため、楽音信号の出
力が途絶えたり、奇妙な楽音信号が出力されたりするこ
とがなくなるし、またDSPの処理動作を安定させるこ
とも可能になる。更にDSP内では複数の音響効果付加
ルーチンの処理を同時に達成できるため、そのうちの1
つで事前処理及び新たな音響効果付加ルーチンの転送が
実施される場合は、切り換え対象となる音響効果付加ル
ーチン側の処理信号をフェードアウトさせて最終的に該
ルーチンをスルーさせ、他方の音響付加ルーチン側の処
理信号をフェードインせしめることで、クロスフェード
を行うことも可能である。
【0007】但し汎用のDSPは冗長な機能が省略され
ていて、R信号とL信号の入出力は同じシリアルポート
にて行われるため、これらの入出力タイミングは、WS
信号の立ち上がり(又は立ち下がり)等を基準に所定時
間内に規則的に行われている(時分割処理されてい
る)。そのため本構成では、上記のような音響効果付加
ルーチンのスルーがなされる場合は、そのスルーが行わ
れている間、切り換え前の音響効果付加ルーチンと同程
度の処理ステップ数だけディレイさせ、上記時分割処理
を正常に実行できるようにしている。
【0008】尚、上記ディレイ処理の長さは、実際には
格段に幅広いものであり、後述する図5のDSPのフロ
ーチャート中、1度目のシリアル入力120から2度目
のシリアル入力160までの処理ステップ数が1サンプ
リング処理タイミングの1/2以上あれば良い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る音響効果付
加装置の1実施形態構成を備えた電子楽器のブロック図
を示している。同図において、100はパネル操作子・
パネル操作表示ブロックを示しており、電子楽器のパネ
ルにてユーザ(演奏者)が操作した内容を取り込むと同
時に、後述するマスタCPU10の指令に基づいてその
時の電子楽器の状態(例えば図3に示すようなエフェク
ト結線の状態)を表示する。鍵スイッチブロック101
は、キースイッチのオンオフ情報をキーベロシティと共
に取り込み、マスタCPU10に送る。MIDI入出力
ブロック102は、マスタCPU10が処理した内容
(キーオン・オフ、音色ナンバ変更やエフェクト変更等
の各種情報)を出力すると共に、MIDI入力された情
報をマスタCPU10に送る。FD入出力ブロック10
3は、マスタCPU10の所有する各種情報(演奏情
報、パネルレジスト情報、エフェクト情報等)を、フレ
キシブルディスク等の外部記憶媒体に保存したり、そこ
から読み出したりする。RAM104は、マスタCPU
10のワーキングRAMであると同時に、自動演奏パタ
ーンや自動伴奏パターンの格納エリアでもある。ROM
105は、マスタCPU10のプログラムを格納してお
くと同時に、後述するDSPのプログラムを記憶してお
く(もちろんDSPのプログラムは外部記憶媒体から読
み込まれてRAM104に記憶しておくことも可能であ
る)。他方DSPの各種効果プログラムに用いられる係
数データも、該ROM105に格納される。なお、この
ROM105は、フラッシュメモリ等で代用させること
もできる。マスタCPU10は、同実施形態構成におい
ては電子楽器の全てを統括する本発明の主演算回路を構
成しており、電源投入後のパネル初期設定、RAM10
4の初期設定、後述するDSP1a及び1bの初期設定
(イニシャルローダ)も行う。またパネルにて音色が変
更されれば、対応するパラメータを後述する音源回路1
06に送り、キーオンオフがあれば、そのアサイン結果
に基づき該音源回路106の対応するCHの状態を更新
させる。更にパネルにて新たな効果が選択され又は図3
に示されるような新たな効果の連結が選択された時も、
ROM105に記憶されている対応するプログラム(但
し後述するように連結変更の場合には係数データのみ)
や係数データをDSP1a及び1bへ転送する。音源回
路106は、前記マスタCPU10の制御下におかれ
て、同時に32DCO(デジタル・コントロールド・オ
シレータ)の発音が可能であり、波形生成方法に特に限
定はないが、例えばPCM波形読み出しによる方法やサ
イン合成法で発音が行われる。ここで作られた32音は
4つの出力系列に対し、夫々独立したミキシングレート
で乗算された後、系列毎に32DCO分加算されて、O
UT1〜OUT4から出力される。このOUT1〜OU
T4の出力は、シリアルのステレオ出力であり、一般的
にCD(コンパクトディスク)で使用されているCDF
フォーマットに準じている。従ってこれら出力OUT1
〜OUT4は、DSP1a乃至1bを介さずに、ミキシ
ングさえされれば、DAC(デジタル・アナログ・コン
バータ)107の入力フォーマットと同じなので、DA
C107に直接接続することができる。
【0010】DSP1a乃至1bは、同じ汎用のDSP
であり、外部RAM(例えば1MbitDRAM×2)
を制御下において、楽音信号に種々の音響効果を付加す
る。これらDSP1a乃至1bは2入力2出力からな
り、それぞれがステレオ信号である。このうちDSP1
bのSout1は外部出力につながっていない。これら
のDSPの内部構成は、一例として図2に示すようにな
っており、マスタCPU10から転送され、内部の命令
記憶部に相当する命令RAM2aに格納されるプログラ
ム及び係数RAM2bに格納される係数データに基づ
き、データRAM2c内に格納された楽音信号に対し、
1サンプルタイム(約44.1KHz)内に複数の効果
付加プログラムを時分割処理する。即ち命令RAM2a
に記憶されたプログラムは、デコーダで解読されて、D
SP内の制御が行なわれ、音源回路106から入力され
た楽音信号は、データRAM2c内に格納され、前述の
ように、マスタCPU10から転送された係数データは
係数RAM2bに格納される。そして前記制御命令によ
り、係数データがCレジスタ3aに、楽音信号のデータ
がDレジスタ3bに順次格納され、乗算器4で両レジス
タ内の積が求められ、一旦Pレジスタ5に格納される。
該乗算値は、Yレジスタ7に格納されゲート8を介して
戻された従前の加算値と共に、加算器6で加算され、Y
レジスタ7内に格納され、これらが必要な回数繰り返さ
れる。これらの乗算・加算処理の終了した信号は、選択
器9から上位24bitだけ(倍精度の場合だけ下位2
4bitも使用される)データRAM2cに格納され、
格納された信号に対し再び別の音響効果の付加処理が行
われるか、格納された信号とは別に他の楽音信号に対し
別の音響効果の付加処理が行われるか、更にはSIO
1、SIO2のSout1乃至Sout2から出力され
ることになる。このDSP1a乃至1bへの楽音信号の
入力は、SIO1乃至2を使用し、DSPからの効果付
加信号の出力はSIO1乃至2を使用して行われる。但
し、前述のようにDSP1bのSout1は外部出力に
つながっていない。なお、これらのDSP1a乃至1b
の出力段側にある○囲みの+は、加算器を意味してお
り、実際にはCDFフォーマットによりL/R時分割の
シリアル信号がくるので、加算器手前で一度シリアル−
パラレル変換し、加算を行った後、パラレル−シリアル
変換して再びシリアル信号にして出力することになる。
【0011】DAC107は、汎用のデジタルアナログ
変換器であり、その出力信号はアンプを通してスピーカ
から出力される。
【0012】本実施形態では、入力される楽音信号に付
加される音響効果に変更がある場合に、メインルーチン
の変更は行わずに、マスタCPU10からは新たな音響
効果付加ルーチンを命令RAM2aに、また係数データ
を係数RAM2bに転送しており、全体の転送量を少な
くしている。この変更によって、命令RAM2aやデー
タRAM2cのクリア等の事前処理がなされ、新たな音
響効果付加ルーチンfnの転送が行われている間は、該
音響効果付加ルーチンfnによる処理は、後述のように
してスルーせしめられる。他方付加しようとする音響効
果に変更を必要としない場合であって、複数の音響効果
の付加の組み合わせを変更しようとする場合には、係数
データのみを転送し、次に示すようにDSP1a及び1
b内における係数データ変更による結線変更を行うこと
により、更にデータ転送量を少ないものにしている。
【0013】図3は、音源回路106の出力OUT1〜
4が2つのDSP1a乃至1bを経由してDAC107
へ到達するまでの結線経路を示している。図中f1とf
2は、DSP1aで処理される2つの音響効果付加ルー
チン(処理)を示し、f3とf4は、DSP1bで処理
される2つの音響効果付加ルーチンを示している。結線
のパターンは、M1〜M5の5種類ある。
【0014】そのうちM1の結線パターンでは、例えば
音源回路106のOUT1から出力された楽音信号に対
しf1でトレモロ効果をかけ、これに同OUT2からの
楽音信号を加算して、f2でコーラス効果をかけると共
に、それから出力された信号にOUT3から出力された
楽音信号を加算して、f3でそれにディレイ効果をか
け、更にOUT4から出力された楽音信号を加算して、
f4でリバーブ効果をかけて出力する。これらの結線の
変更は、後述する図4に示されるように、各DSP内の
メインフローの係数データを変更(例えば0H←→7F
FFH)することで行われる。またDSP1aとDSP
1bとを直列に結線するか並列に結線するかは、DSP
1aの出力をSout1にするかSout2にするかで
決定され、結局はDSP内の係数データ変更によるもの
となる。この係数データは、16bit2進数にて形成
され、2の補数として扱われるため、その取り得る値
は、下記表1に示す通りである。同表に示すように、そ
の最大値は7FFFHであり、その値を用いて乗算をし
た場合には、DSP内部にて、32767/32768
=0.99996948…という値を乗算したことにな
る。この値は略1であるため、本実施形態では7FFF
Hをもってスルーとしている。
【0015】
【表1】
【0016】またM2の結線パターンでは、音源回路1
06のOUT1から出力された楽音信号に対し音響効果
f1をかけ、また同OUT2から出力された楽音信号に
対し音響効果f2をかけ、これらの音響効果の付与され
た信号を加算すると共に、それから出力された信号にO
UT3から出力された楽音信号を加算して、音響効果f
3をかけ、更にOUT4から出力された楽音信号を加算
して、音響効果f4をかけて出力する。
【0017】M3の結線パターンでは、音源回路106
のOUT1から出力された楽音信号に対し音響効果f1
をかけ、また同OUT2から出力された楽音信号に対し
音響効果f2をかけ、これらの音響効果の付与された信
号を加算すると共に、それから出力された信号にOUT
3から出力された楽音信号を加算して、音響効果f3を
かけ、他方OUT4から出力された楽音信号に対し音響
効果f4をかけた後、最後にこれらの信号を加算して出
力する。
【0018】M4の結線パターンでは、音源回路106
のOUT1から出力された楽音信号に対し音響効果f1
をかけ、それに同OUT2から出力された楽音信号を加
算して、更に音響効果f2をかけると共に、OUT3か
ら出力された楽音信号に対し音響効果f3をかけ、更に
OUT4から出力された楽音信号を加算して、音響効果
f4をかけ、最後に音響効果f2及びf4の付与された
信号を加算して出力する。
【0019】M5の結線パターンでは、音源回路106
のOUT1から出力された楽音信号に対し音響効果f1
をかけ、また同OUT2から出力された楽音信号に対し
音響効果f2をかけ、これらの音響効果の付与された信
号を加算すると共に、OUT3から出力された楽音信号
に対し音響効果f3をかけ、また同OUT4から出力さ
れた楽音信号に対し音響効果f4をかけた後、最後に音
響効果f1及びf2の加算値と音響効果f3及びf4の
加算値を更に加算して出力する。
【0020】図4は各DSPの後述するメインルーチン
のシグナルフローである。これらのDSPでは、2入力
(Sin1、Sin2)を得て、2つの効果付加(f1
とf2、又はf3とf4)を通して2出力(Sout1
〜Sout2)するものである。このフローに示された
ように、各DSPは、図3のM1〜M5の結線パターン
のいずれもが、係数データ(右向き矢視の△で示す)の
調整のみで行えるように汎用化したものが用いられてい
る(M1乃至M5では、DSP1a内のf1とf2、D
SP1b内のf3とf4内の夫々で係数データの調整に
より行われる)。図3で示された各DSP内の結線パタ
ーンは、2つのエフェクトファンクション(f1とf
2、f3とf4)が直列に結線されるか並列的に結線さ
れるかのいずれかになる。
【0021】直列に結線される場合は、Sin1から入
力され、f1で所定の効果が付加された信号は、係数C
11を7FFFHとすることでスルーせしめられ、係数
C41及びC51を0Hと係数C21を7FFFHとす
ることで、f2の入力側に流れる。ここでSin2か
ら、係数C22を7FFFHとすることで入力されてき
た信号を、加算器で加算して、f2で更に音響効果を付
加する。次に係数C31と、係数C42か又は係数C5
2を、7FFFHとすると、Sout1又はSout2
から信号が出力される(但し係数C52又は係数C42
は0Hに変更される)。
【0022】他方並列に結線される場合は、係数C22
を7FFFH、係数C21を0Hとして、Sin1及び
Sin2から別個に入力された信号にf1及びf2の効
果をかけ、係数C11、C31、C51、C52(C1
1、C31、C41、C42)を7FFFHとし、係数
C41、C42(C51、C52)を0Hとすること
で、Sout2(Sout1)から信号が出力される。
【0023】このような結線変更の他、音響効果の変更
がある場合にも、上記係数データの変更によって、各音
響効果処理をスルーさせることができる。その場合f1
側の処理では係数C11を0H、C12を7FFFHと
することで、またf2側の処理では係数C31を0H、
C32を7FFFHとすることで可能となる。この時係
数C11とC12との間、係数C31とC32との間で
相補的に係数データの増減を緩やかに行えば、音響効果
処理のかけられた信号と該処理のかけられていない信号
とを、クロスフェードさせることが可能となる(同様に
スルー状態から新たな音響効果が付加された楽音信号を
出力する状態に変更する時も、以上のようなクロスフェ
ードを行うことが可能である)。
【0024】また係数C11、C12、C31、C32
にてクロスフェードさせる場合、従来はマスタCPU1
0が係数C11、C12、C31、C32へ直接何度も
値を送出することで行っていたが、DSPの処理能力が
増すにつれ、次のようにDSP自体の演算によって係数
値をクロスフェードさせることも可能である。その場合
には、マスタCPU10は、上記各係数をどのくらい加
算値(または減算値)でクロスフェード演算させたいか
の値を係数としてDSPへ送出することになる。例えば
マスタCPU10がC'11=0001H(+1)、C'
12=FFFFH(−1)という係数データを送出する
と、DSPは、C11←C'11+C11、C12←C'
12+C12という演算をmax(7FFFH)または
min(000H)になるまで繰り返し演算して、その
演算結果を係数RAM2bに戻しておく。更に係数C2
1、C22の間やC41、C42の間、C51、C52
の間でも択一の場合は、上記クロスフェードを実行させ
ると良い。尚図4の中のt1〜t6は、DSPが演算結
果を一時的に格納するテンポラリレジスタを示してい
る。
【0025】図5は各DSPのメインフローをフローチ
ャート形式で表現したものである。ポーリング110
は、音源回路106の送出するWS(ワードセレクト)
信号の立ち上がりエッヂを検出し、楽音信号の1周期が
始まることを検出している。
【0026】Rch入力120は、図4におけるSin
1及びSin2からの信号を、レジスタin1及びin
2へ、in1R+1、in2R+1として取り込み、R
ch出力130は、図4におけるSout1、Sout
2へ、出力側のテンポラリレジスタot1及びot2か
ら、ot1R−1、ot2R−1の信号データを出力す
る。
【0027】f1スルー140は、音響効果付加ルーチ
ンf1のフローを通常通り通過させる(効果付加の処理
を行わせる)か、又は音響効果の変更によってたまたま
効果プログラムの転送中(例えばパネル切り替えにより
トレモロ効果からディストーション効果のプログラムへ
の切替のため該プログラムを転送する)のため、該音響
効果付加ルーチンf1をスルーさせるか否かをチェック
する。音響効果の変更による効果プログラムの転送中に
は、命令RAM2aやデータRAM2cのクリア等の事
前処理がなされるため、音響効果付加ルーチンf1の処
理を行うと、該処理が暴走するかまたは大きな雑音を発
生する危険性があるからである。このスルーさせるか否
かを知らせる情報は、マスタCPU10が係数RAM2
bのあるアドレスの値を変更して行っても良いし、マス
タCPU10からダイレクトに各DSPの汎用入力ポー
ト(図示せず)へ信号を送っても良い。
【0028】f1スルーでない通常の時は、callf
1(141)に進み、ここから音響効果付加ルーチンf1
をコールする。該音響効果付加ルーチンf1は、後述す
る図7のDSPの命令RAMのマップに示されるよう
に、命令RAM2aの後半に格納されている。この音響
効果付加ルーチンf1処理後の信号データの流れは、図
4に示すように、右入力については、テンポラリレジス
タt1に記憶された右信号データt1Rに係数C12の
データを乗算し、またテンポラリレジスタt2に記憶さ
れた右信号データt2Rに係数C11のデータを乗算し
て、両値を加算し、それをテンポラリレジスタt3の右
信号データt3Rとして記憶させる(t3R←t1R×
C12+t2R×C11)。左入力についても同様であ
る(t3L←t1L×C12+t2L×C11)。他方
テンポラリレジスタt3に記憶された信号データt3
R、t3Lは、更に係数C21のデータが乗算され、ま
た前記レジスタin2に記憶された信号データin2
R、in2Lに係数C22のデータを乗算して、両値を
加算し、それをテンポラリレジスタt4の信号データt
4R、t4Lとして記憶させる(t4R←t3R×C2
1+in2R×C22、t4L←t3L×C21+in
2L×C22)。
【0029】またf1スルーの場合は、音響効果付加ル
ーチンf1をスルーする前に、f1と同程度のステップ
数だけウェイトをかけるために、f1相当delay1
42に進む。ここでは、例えばDSPに内蔵されたルー
プ命令を用いて必要なステップ数だけループさせる。即
ち係数RAM2bに書かれているf1のステップ数をロ
ードし、その数だけディレイさせる。このループはここ
で使用したDSPが汎用であり、そのため冗長な機能が
省略されていて、R信号とL信号の入出力は同じポート
にて、図6のDSP入出力タイミングを表したタイムチ
ャートに示されるように、WS信号の立ち上がり(又は
立ち下がり)から所定時間(シリアルデータR0、L0
処理時間相当)内に行わなければならないことに起因す
る。
【0030】次のf2スルー150とcallf2(1
51)、f2相当delay152については、f1の
それと同じなので、細かい部分は省略する。但し音響効
果付加ルーチンf2処理後の信号データの流れは、テン
ポラリレジスタt4に格納された信号データt4R、t
4Lに係数C32を乗算し、テンポラリレジスタt5に
格納された信号データt5R、t5Lに係数C31を乗
算して、両値を加算し、それをテンポラリレジスタt6
に、信号データt6R、t6Lとして記憶させる(t6
R←t4R×C32+t5R×C31、t6L←t4L
×C32+t5L×C31)。
【0031】テンポラリレジスタt3とt6に格納され
た信号データt3R、t6R、t3L、t6Lは、更に
所定の係数データが乗算されて、出力側のテンポラリレ
ジスタot1乃至ot2に格納されることになる。その
うち、最終的にSout1側出力となる分は、テンポラ
リレジスタt3に格納された信号データt3R、t3L
に係数C41を乗算し、テンポラリレジスタt6に格納
された信号データt6R、t6Lに係数C42を乗算し
て、両値を加算し、それを出力側のテンポラリレジスタ
ot1に、信号データot1R、ot1Lとして格納す
る(ot1R←t3R×C41+t6R×C42、ot
1L←t3L×C41+t6L×C42)。またSou
t2側出力となる分は、テンポラリレジスタt3に格納
された信号データt3R、t3Lに係数C51を乗算
し、テンポラリレジスタt6に格納された信号データt
6R、t6Lに係数C52を乗算して、両値を加算し、
それを出力側のテンポラリレジスタot2に、信号デー
タot2R、ot2Lとして格納する(ot2R←t3
R×C51+t6R×C52、ot2L←t3L×C5
1+t6L×C52)。
【0032】次に、Lch入力160を行い、図4にお
けるSin1及びSin2からの信号を、レジスタin
1及びin2へ、in1L+1、in2L+1として取
り込み、Lch出力170は、図4におけるSout
1、Sout2へ、出力側のテンポラリレジスタot1
及びot2から、ot1L−1、ot2L−1の信号デ
ータを出力する。
【0033】最後にデータRAMポインタ(DRP)の
値を+1してスタートに戻る。これは、次回のサンプリ
ングに基づくプログラムで、同じデータRAMアドレス
を指定しても、実際には自動的に+1のアドレスをアク
セスするためである。これにより前回(in1R/L+
1、in2R/L+1)に、格納した入力データは、今
回(in1R/L、in2R/L)として読み出すこと
になり、また今回(ot1R/L、ot2R/L)とし
て格納された出力データは、次回サンプリングタイムに
(ot1R/L−1、ot2R/L−1)として読み出
すことになる。
【0034】上記図5のDSPプログラムは、1サンプ
リングタイム(44.1KHz)の間に前処理を済まし
て、またポーリング状態となり、次のWS信号の立ち上
がりを待つものである。この一連のプログラムは、相前
後する3つのサンプリングタイムを用いて、下記表2に
示すようにパイプライン処理している。即ちT−1時間
に、in1R+1←Sin1、in2R+1←Sin2
の処理と、in1L+1←Sin1、in2L+1←S
in2の処理を行う。次のT時間に、f1スルー?、c
allf1、f1相当delay、(t3R←t1R×
C12+t2R×C11、t3L←t1L×C12+t
2L×C11)、(t4R←t3R×C21+in2R
×C22、t4L←t3L×C21+in2L×C2
2)、f2スルー?、callf2、f2相当dela
y、(t6R←t4R×C32+t5R×C31、t6
L←t4L×C32+t5L×C31)、(ot1R←
t3R×C41+t6R×C42、ot1L←t3L×
C41+t6L×C42)、(ot2R←t3R×C5
1+t6R×C52、ot2L←t3L×C51+t6
L×C52)の各処理を行う。更にT+1時間に、So
ut1←ot1R−1、Sout2←ot2R−1の処
理と、Sout1←ot1L−1、Sout2←ot2
L−1の処理を行う。またここでDSPのシステムクロ
ックを20MHzとすると、1サンプリングタイム内に
処理可能なステップ数は下記数1のようにして求められ
る。
【0035】
【数1】 [1/(44.1×103)]>[X/(20×106)] X<[(20×106)/(44.1×103)] <453.514…(STEP)
【0036】
【表2】
【0037】なお前述した図7のDSPの命令RAMの
マッピングについて説明する。同命令RAM2aの前半
は、楽音信号の入出力を制御するプログラム[Rch入
出力(in1R+1←Sin1、in2R+1←Sin
2、Sout1←ot1R−1、Sout2←ot2R
−1)、Lch入出力用(in1L+1←Sin1、i
n2L+1←Sin2、Sout1←ot1L−1、S
out2←ot2L−1)]を含むメインルーチンが、
またその後半には、前記メインルーチンからアクセスさ
れることによって作動する選択可能な音響効果付加ルー
チンf1及びf2が記憶されている。前述のように、こ
の音響効果付加ルーチンf1及びf2は、エフェクトフ
ァンクション切替時にマスタCPU10によって転送さ
れるが、メインルーチンの書き換えは行われない。更に
該メインルーチンは、入力信号(L&R入力信号)を選
択された音響効果付加ルーチンf1又はf2に分配する
(callf1乃至callf2)と共に、これらの音
響効果付加ルーチンf1及びf2から出力される効果付
加信号を収集(t3R←t1R×C12+t2R×C1
1、t3L←t1L×C12+t2L×C11、t4R
←t3R×C21+in2R×C22、t4L←t3L
×C21+in2L×C22、t6R←t4R×C32
+t5R×C31、t6L←t4L×C32+t5L×
C31、ot1R←t3R×C41+t6R×C42、
ot1L←t3L×C41+t6L×C42、ot2R
←t3R×C51+t6R×C52、ot2L←t3L
×C51+t6L×C52)して、出力信号(L&R出
力信号)とする機能を有している。その他このメインル
ーチンには、前述のように、f1乃至f2スルーの分岐
によって、これらのスルー時に、f1相当delay、
f2相当delay処理を行う命令を含んでいる。
【0038】本実施形態の電子楽器は、次のようにして
使用される。まず、該電子楽器のスイッチをONとする
ことで、マスタCPU10は、パネル初期設定・RAM
104の初期設定・DSPの初期設定等を行う。そして
FD入出力ブロック103から必要な情報をRAM10
4に読み出す。演奏者のパネル操作により、マスタCP
U10は、RAM104及び/又はROM105から、
メインルーチン及び音響効果付加ルーチンをDSP1a
及びDSP1bの命令RAM2aに転送する。この時音
響効果付加ルーチンは、パネルで選択された音響効果の
種類により、それに対応したものが送られることにな
る。また同時に選択された音響効果の種類に対応した係
数データも、DSP内の係数RAM2bに転送される。
この時パネル操作で既に両DSP内及びDSP間の結線
パターンM1〜M5が決定されていることになる。
【0039】次に演奏者の操作により、鍵スイッチブロ
ック101のキースイッチON・OFF情報を、キーベ
ロシティと共に、マスタCPU10に送ったり、MID
I入出力ブロック102から、或いはRAM104・R
OM105から演奏情報をマスタCPU10に送り、更
にマスタCPU10は、該演奏情報に基づき、対応する
音色のパラメータとキーON・OFFのアサイン結果
を、音源回路106に送り、該音源回路106のOUT
1〜OUT4から発音データが出力される。
【0040】この発音データは、各DSPのSIO1乃
至2を経由してデータRAM2cに送られ、その結果前
記結線パターンM1〜M5のいずれかに基づく音響効果
付加処理がなされる(エフェクトがかけられる)。そし
て所望の音響効果が付加された楽音信号は、DAC10
7により出力されてアンプを介してスピーカから出力さ
れる。そして音響効果付加ルーチンfnは、命令RAM
2aの後半にマッピングされており、メインルーチンに
よりコールされて実行されることになる。途中でパネル
にて新たな効果が選択された場合、マスタCPU10
は、RAM104・ROM105からそれに対応する新
たな音響効果付加ルーチンや係数データを、DSP1a
及び1bに転送する。またその際音響効果付加ルーチン
fnをスルーさせることになるが、このスルーの時と該
スルー状態から新たな音響効果が付加された楽音信号を
出力する状態に変更する時に、前述のように、各DSP
内の係数C11とC12との間、係数C31とC32と
の間で相補的に該係数データの増減を行うことで、音響
効果処理のかけられた信号と該処理のかけられていない
信号とを、クロスフェードさせることが可能となる。
【0041】即ち、マスタCPU10は、DSP1a及
びDSP1bのC11、C31を7FFFH→0Hへ、
C12、C32を0H→7FFFHへクロスフェードさ
せる。これによって音響効果付加ルーチンf1、f2と
も、効果が付加されずスルーとなる。マスタCPU10
はDSP1a及びDSP1bにジャンプ(f1及びf2
スルー)するように命じる。この命令伝達方法は、前述
のように、係数RAMの1つを書き替えて行っても良い
し、DSP1a及びDSP1bの汎用入力ポートに信号
を送っても良い。DSPは、この信号を受けている間は
命令RAM2aのf1及びf2プログラムエリアをアク
セスしないことになる。マスタCPU10は、DSP1
a及び1bの書き替えに必要な効果付加ルーチンのプロ
グラムのみを転送する。この転送中もDSP1a及び1
bは音源回路106からシリアルで送られてくる楽音信
号を、音響効果の付加なしに、各サンプリング毎に出力
している。その後マスタCPU10は、DSP1a及び
1bにジャンプ(f1スルーf2スルー)を解除(中
止)するように命じる。DSPはこのジャンプ解除で通
常の処理フローに戻り、音響効果付加ルーチンf1、f
2のプログラムもアクセスするようになる。但しまだC
11とC31は0H、C12とC32は7FFFHであ
るため、楽音信号はスルーの時と全く同じである。更に
マスタCPU10は、DSP1a及び1bに新たな音響
効果付加ルーチンの係数データを転送する。この期間は
各DSPが新たな係数データに対応した演算が軌道にの
るまで必要となる。一般的に外部RAMデータが書き替
えられる時間まで考慮すると、1msec〜50mse
cほど必要となる。その時間は外部RAMの容量に比例
する。新たな音響効果付加ルーチンが新たな係数データ
に基づいて正常に処理されるようになった時に、マスタ
CPU10は、DSP1a及び1bのC11、C31を
0H→7FFFHへ、C12、C32を7FFFH→0
Hへクロスフェードさせる。これによって新たな音響効
果の付加が可能となる。またクロスフェード処理につい
ても特別なクロスフェード回路や加算器などのディスク
リート部品は不要となる。
【0042】上記の例では、C11及びC31と、C1
2及びC32とを常にペアーでクロスフェードさせた
が、もし音響効果付加ルーチンf1のみを転送する場合
は、f2側はその効果が付加されたままで良いため、C
31とC32はクロスフェードさせる必要はない。また
上記のようにプログラムを転送する場合は、マスタCP
U10の処理が多少複雑になるが、係数データを転送す
る場合は、ただ単にマスタCPU10はその係数データ
を送ればよいことになる。
【0043】即ち、音響効果の種類の変更は行わずに、
命令RAM2a上にある音響効果付加ルーチンのかけ方
を変更する場合は、上述した結線パターンの変更によ
る。結線パターンM1〜M5の結線の仕方は、前述のよ
うに係数データにより決定され、従って該係数データの
変更のみで結線パターンの変更が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した本発明の構成を有する装置
によれば、音響効果切り換え時にも、転送される新たな
音響効果付加ルーチンをスルーさせることで、楽音信号
の出力が途絶えたり、奇妙な楽音信号が出力されたりす
ることがなくなり、DSPの処理動作を安定させること
も可能になる。更にDSP内で複数の音響効果付加ルー
チンの処理を同時に実行させ、そのうちの1つで事前処
理及び新たな音響効果付加ルーチンの転送が行われてい
る場合は、切り換え対象となる音響効果付加ルーチン側
の処理信号をフェードアウトさせて最終的に該ルーチン
をスルーさせ、他方の音響付加ルーチン側の処理信号を
フェードインせしめることで、特別なディスクリート部
品を必要とせずにクロスフェードを行うことも可能であ
る。また上記のような音響効果付加ルーチンのスルーが
なされる場合は、そのスルーが行われている間、切り換
え前の音響効果付加ルーチンと同じ処理ステップ数だけ
ディレイさせ、DSPにおける時分割処理を正常に実行
できるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音響効果付加装置の1実施形態構
成を備えた電子楽器をブロック図である。
【図2】DSPの内部構成を示すブロック図である。
【図3】DSP部分のエフェクトファンクションfnの
結線図である。
【図4】各DSPにおけるメインルーチンのシグナルフ
ローを示す説明図である。
【図5】各DSPのメインフローを示すフローチャート
である。
【図6】DSP入出力タイミングを表したタイムチャー
トである。
【図7】DSPの命令RAMのマッピング状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1a、1b DSP 2a 命令RAM 2b 係数RAM 2c データRAM 3a Cレジスタ 3b Dレジスタ 4 乗算器 5 Pレジスタ 6 加算器 7 Yレジスタ 8 ゲート 9 選択器 10 マスタCPU 106 音源回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−160262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 1/46 G10K 15/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主演算回路の制御下で作動し、1つのD
    SPで複数の音響効果が選択処理可能な音響効果付加装
    置において、楽音信号の入出力を制御するプログラムを
    含むメインルーチンと、必要な時に主演算回路により転
    送されて前記メインルーチンからアクセスされることで
    作動する選択可能な音響効果付加ルーチンとを記憶する
    命令記憶部を前記DSP内に有しており、音響効果切り
    換え時に、切り換え対象となる音響効果付加ルーチンを
    スルーさせると共に、該音響効果付加ルーチンの処理時
    間に相当する処理ステップ数だけタイミングをディレイ
    させることを特徴とするDSPを用いた音響効果付加装
    置。
  2. 【請求項2】 主演算回路の制御下で作動し、1つのD
    SPで複数の音響効果が選択処理可能な音響効果付加装
    置において、楽音信号の入出力を制御するプログラムを
    含むメインルーチンと、必要な時に主演算回路により転
    送されて前記メインルーチンからアクセスされることで
    作動する選択可能な音響効果付加ルーチンとを記憶する
    命令記憶部を前記DSP内に有しており、各サンプリン
    グタイムにおいて入出力処理を行う際、前記メインルー
    チンは1回目の入出力処理と2回目の入出力処理との間
    に前記音響効果付加ルーチンをアクセスし、その音響効
    果付加ルーチンを切り換えた場合に、切り換え対象とな
    る音響効果付加ルーチンをスルーさせると共に、該音響
    効果付加ルーチンの処理時間に相当する処理ステップ数
    だけタイミングをディレイさせることを特徴とするDS
    Pを用いた音響効果付加装置。
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