JPH0412837A - 積層シート、該積層シートの製造方法、および該積層シートの製造装置 - Google Patents

積層シート、該積層シートの製造方法、および該積層シートの製造装置

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JPH0412837A
JPH0412837A JP2111838A JP11183890A JPH0412837A JP H0412837 A JPH0412837 A JP H0412837A JP 2111838 A JP2111838 A JP 2111838A JP 11183890 A JP11183890 A JP 11183890A JP H0412837 A JPH0412837 A JP H0412837A
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layer
guide shaft
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band material
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JP2111838A
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Kiyohisa Kezuka
毛塚 清壽
Kimio Kodama
小玉 喜美雄
Tadayoshi Kato
加藤 忠義
Mitsuo Hosoda
細田 光男
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Eneos Corp
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、多方向に強度を有し床材あるいは発熱シート
その他各種分野に適用可能な積層シート、その製造方法
および製造装置に関するものである。
(従来の技術) プラスチックフィルムを形成するために、溶融プラスチ
ックの押出機先端にT−ダイを取付けてフィルムを押出
し、冷却装置を通して固化させてシートを形成するT−
ダイシーテイング法が知られている。このT−ダイシー
テイング法により形成したシートは、単層であり分子配
列に一定の方向性が生じ、強度的に不充分な場合があり
、また熱成形時等における種々の問題を生じていた。こ
のような欠点に対処するため、プラスチックフィルムに
接着性樹脂層を設けて帯状フィルムを形成し、2本の帯
状フィルムを交差させて交互に異なる方向にらせん状に
巻回して筒状2層交差積層シートを製造する交差積層シ
ートの製造方法が提案されている(特開昭51−427
81号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記公報に開示された積層シートは、2
本の帯状フィルムに接着性樹脂層を積層し相互に異なる
方向に交差させてらせん状に巻回するため、巻付は作業
工程が複雑となり、製造装置が大掛かりで複雑なものと
なって制御も容易ではな〈実施するには非常な困難を伴
うものであった。
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みなされたものであ
って、簡単な構造で多方向に強度が高くしかも製造方法
が容易で製造装置を簡素化可能な積層シートおよびその
製造方法さらにその製造装置の提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明に係る積層シートは、
連続した帯材をつる巻状に巻回した巻回体の半周面から
なる第一層と、該巻回体の他の半周面からなり上記第一
層と内面相互を接合した第二層とを具備したことを特徴
とする。
前記第一層と第二層との間には補強部材を介在させても
よい。
また、本発明に係る積層シートの製造方法は、連続した
帯材を供給する工程と、この帯材をガイド軸上につる巻
状に巻回して筒体を形成する工程と、この筒体を所定長
さに切断する工程と、この切断された筒体を潰すととも
にその内面相互を接合してシート状に加工する工程とを
具備したことを特徴とする。
さらに、本発明に係る積層シートの製造装置は、連続し
た帯材を供給する供給手段と、この帯材をガイド軸上に
つる巻状に巻回して筒体を形成する筒体形成手段と、こ
の筒体を所定長さに切断する切断手段と、この切断され
た筒体を潰すとともにその内面相互を接合してシート状
に加工するシート状加工手段とを具備したことを特徴と
する。
(作 用) 積層シートの第一層は連続した帯材をつる巻状に巻回し
た巻回体の半周面からなり、第二層はその巻回体の他の
半周面からなる。したがって、第一層と第二層との内面
相互を接合すると、第一層と第二層とで帯材の配向方向
が異なり交差するように積層されるため、構造が簡単で
しかも強度が大きくなる。
連続した帯材はガイド軸上につる巻状に巻回するため、
巻き付は作業は容易である。また、製造装置も簡易なも
ので済み、その制御も簡単である。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る積層シートの構成お
よびその製造方法の説明図である。
一定方向のつる巻き状に巻回された帯材1により円筒状
の巻回体(以下、単に「円筒体」という)2か形成され
る。この円筒体2をプレスにより押し潰して内面相互を
接合し平板状積層シート3を形成する。円筒体2の半周
面からなる第1層は、積層シート3の上半層4を構成す
る。円筒体2の他の半周面からなる第2層は、積層シー
ト3の下半層5を構成する。積層シート3の上半層4の
帯材の配向方向は下半層5の帯材の配向方向に対し、積
層シートの長手方向に関し対称的に交差する方向となる
(第2図参照)。積層シート3は連続した帯材1で形成
されるため、側縁部の上下は繋がった状態である。この
押圧され潰された円筒体2の対向する内面同士は、後述
のように、適当な接着手段により接合され積層シート3
を形成する。
円筒体2は、後述のガイド軸上に帯材1をつる巻き状に
巻回して形成される。この円筒体2の形成例を第3図に
示す。
第3図は帯材1を単層に形成した例である。帯材1は、
ガイド軸6上につる巻き状に端縁部7をオーバーラツプ
させて巻付けられる。このような円筒体2を押し潰すこ
とにより2層の積層シートが得られる。
第4図は円筒体2の別の形成例を示す。この例はガイド
軸6上に帯材を2層に巻付けたものである。下側の帯材
8の端縁部と上側の帯材9の端縁部とは交互にずれた位
置になるようにつる巻き状に巻付けられる。この場合、
つる巻きのつるが巻く方向(らせんの方向)は上下の帯
材とも同じである。
第5図は円筒体2のさらに別の形成例を示す。
この例は3層構造の例であり、例えば熱可塑性樹脂から
なる下層10と上層12との間に中間層として帯状や線
状の補強材層11を巻回した構成である。補強材として
は、金網、グラスや金属、カーボン等のファイバー、充
填材入りシート材、配向シート、金属箔、ワイヤやロー
ビング等の線状体等が用いられる。
このような円筒体2を押し潰して積層シート3を形成す
る積層シート製造方法の基本的なフロの一例を第6図に
示す。
まず、例えばプラスチックフィルムやプラスチックシー
ト等の帯材を作成しこれをガイド軸に対し斜め方向から
供給する(帯材供給工程、ステップ20)。この帯材を
ガイド軸上につる巻き状に巻回するとともにガイド軸上
を摺動させてガイド軸上に帯材の円筒体を形成する(筒
体形成工程、ステップ21)。次にこのガイド軸上を移
送される円筒体をクランプしくステップ22)、移送状
態で切断して所定長さのパイプを形成する(筒体切断工
程、ステップ23)。次にこのパイプを対向する2方向
(上下方向)から押圧して潰すとともにパイプの内面同
士を接合し積層シートを形成する(筒体のシート状加工
工程、ステップ24)。
このような積層シートを製造するための装置の構成例を
第7図に示す。第7図は本実施例に係る積層シート製造
装置の概略上画面である。
中空または中実丸軸からなるガイド軸6が装置フレーム
(図示しない)に対し固定される。このガイド軸6の軸
方向に対し溶融プラスチックの押出機30が押出し方向
を斜めにして配設される。
押出機30の先端には帯材成形用のT−ダイ31が設け
られる(帯材供給手段)。この押出機30に隣接してガ
イド軸6の側面にはガイド軸6上につる巻き状に巻回さ
れた帯材からなる帯材1をガイド軸に巻付けながら移送
させるためのベルト33およびローラ32からなる巻付
は搬送装置50が備わる(筒体形成手段)。
ガイド軸6を越えた位置に、ガイド軸上に形成され移送
される円筒体2を把持するクランプ装置34および切断
装置35が備わる(切断手段)。
クランプ装置34および切断装置35は相互に連結され
レール36に沿って矢印りのように往復移動可能である
クランプ装置34は、例えば第12図に示すように、円
筒体2の周囲3か所に設けたクランプ用シリンダ46に
より構成される。このクランプ用シリンダ46により先
端のクランプローラ51を矢印Fのように駆動して、回
転する円筒体2を把持する。切断装置35は、矢印G、
Hのように、円筒体2に対し接近離隔可能な回転刃47
を具備する。このようなりランプ装置34および切断装
置35は相互に連結固定され各々ローラ45を介してレ
ール(第12図では紙面に垂直な方向に設置されている
)36上に搭載される。
切断2置35には、第13図に示すように、シリンダ4
8のピストンが固定され、該シリンダ48を駆動するこ
とによりクランプ装置34および切断装置35をレール
36に沿って矢印りのように往復移動させることかでき
る。4つは位置決め用のリミッタである。
第7図を参照して、上記クランプ装置34および切断装
置35に続いて、切断された所定長さの円筒体パイプを
支持するための支持ガイド37が備わる。この支持ガイ
ド37は、第11図に示すように、円筒体2を円周方向
に回転させながら軸方向に移送させるために、多数の自
在回転可能なボールベアリング44を具備する。
再び第7図を参照して、上記支持ガイド37に続いて、
円筒体パイプを徐々に押圧して偏平化する加圧ガイドロ
ーラ38が設けられる。この加圧ガイドローラ38は、
第8図の側断面図に示すように、上下方向に徐々に間隔
が狭められた上下複数対のローラ38A〜38E、38
A′〜38E′により構成される。この加圧ガイドロー
ラ38に続いて、円筒体パイプを完全に押し潰して平板
状シートを形成するための加圧ローラ39が設けられる
(シート状加工手段)。
加圧ローラ39に続いて、押し潰された円筒体パイプの
内面同士を接合するための溶着装置40が設けられる(
シート状加工手段)。この溶着装置40は、例えば誘電
体力率の大きいプラスチックに高周波電界を与えると発
熱する高周波誘電加熱現象を応用し、電極間にプラスチ
ックを挾み高周波電圧を印加し溶着する高周波ウエルダ
ー装置により構成される。あるいはこの溶着装置40は
、プラスチック等の粘弾性体が超音波振動によって発熱
する発熱溶着現象を応用した超音波ウエルダー装置であ
ってもよい。後述するように、溶着する積層シート材料
の種類に応じて最適な溶着装置が定まる。
この溶着装置40に続いて、完成した積層シート3を送
り出すだめの排出ローラ41が設けられる。
次に上記構成の積層シート製造装置の動作について説明
する。
第7図を参照して、押出機30のT−ダイ31から帯材
(帯材)1が、矢印Aのように、ガイF軸6に対し斜め
前方に向けて供給される。帯材1はガイド軸6上につる
巻き状に巻回される。巻付は搬送装置t50のベルト3
3がガイド軸6上の帯材1を巻き掛けて矢印Bのように
移動するため、帯材1はガイド軸6上につる巻き状に巻
き付けられるとともにガイド軸6上を回転しながら矢印
Cのように摺動して移送される。
移送されたつる巻き状の円筒体2はクランプ装置34の
シリンダ46(第12図)の駆動によりクランプされる
。円筒体2をクランプする直前には、シリンダ48(第
13図)を駆動してクランプ装置34および切断装置3
5を円筒体2と同方向(矢印C)に同速度で移動させる
ようにする。
このクランプした状態で切断装置35の回転刃を矢印G
のように移動させ円筒体2に押し当てて回転する円筒体
2を切断する。これにより所定長さの帯材からなるパイ
プが形成される。切断後は、シリンダ48を逆方向に駆
動して円筒体2のクランプを解除し、クランプ装置34
および切断装置35を矢印C(第1図)と逆方向に移動
させ、次の円筒体の切断のために待機させる。
切断されたプラスチックのパイプは支持ガイド37上を
通してさらに移送され、加圧ガイドローラ38により徐
々に押圧されて変形し加圧ローラ39により完全に押し
潰されて平板状シート3が形成される。
押し潰された円筒体の内面同士は溶着装置40により接
合され積層シートが完成する。この積層シートは排出ロ
ーラ41により送り出される。
次に帯材1を構成する帯材の材料と装置との関連につい
て述べる。
帯材として、高密度ポリエチレン(HD P E)等の
熱可塑性樹脂を用いた場合には、第7図および第8図の
溶着装置40に代えて、第9図に示すように、加圧ガイ
ドローラ38の手前側付近に加熱装置42を設けること
としてもよい。加熱装置42はバーナーあるいはヒータ
ー等からなり、中空ガイド軸6の内部を通して加圧ガイ
トローラ38近傍の円筒体2の内部に配設される。この
加熱装置42により円筒体2の内面を加熱し加圧ローラ
39て圧着させることにより円筒体2の内面同士か溶着
して接合される。
第7図および第8図では、溶着装置40として、高周波
ウエルダー装置を用いたが、超音波振動を利用した超音
波ウエルダー装置や電磁誘導現象を利用した誘導加熱装
置を用いてもよい。
紙、金属その他の熱溶着性のないフィルム材料を円筒体
2の内面に設けた場合には、第10図に示すように、接
着剤スプレー装置43を加圧ガイドローラ38の手前側
の円筒体2の内面に配設し、接着剤を霧状に噴出させる
。円筒体2は加圧ローラ39て押し潰されるとともに接
着剤を介して内面同士が接合される。この場合、加熱装
置を併用して熱可塑性樹脂を接着剤として用いホットメ
ルト接合を施してもよい。
帯材1、ガイド軸6、ベルト33は、必要に応じて冷却
するようにしてもよい。また、帯材1を巻回する手段は
、固定ガイド軸6およびベルト33に限定されることは
なく、例えば、ガイド軸自体か帯材を搬送し巻回するも
のでもよい。
次に具体的な実施例を示せば、HDPE(製品名 [E
715J、材料特性 MFR−1,8g/10m1n 
s密度−0,958g/an’ )をフィルム材料とし
て用い、フィルム幅75mm、厚さ0.71として巻付
は速度10mm/min 、オーバーラツプ5關てつる
巻き状に巻回して、パイプ径300市の円筒体を形成し
た。これを押し潰して積層シートを形成したところ多方
向について強度の良好な積層シートが得られた。
前述の第7図の実施例においては、押出機30を1台だ
け用いて1条の帯材を繰り出しつる巻き状の円筒体を形
成した例を示したが、押出機を複数台用いて帯材1を並
列させて巻回し、2条またはそれ以上の条数のつる巻き
を形成してもよい。
複数条のつる巻きの場合でもつる巻きの方向は同してあ
り、押し潰して積層シートを形成した場合、上半分の層
の配向方向は一定に揃い、下半分の層の配向方向は上半
分の層の配向方向と交差する方向に揃う。
また、1条の場合および複数条の場合のいずれについて
も複数層に巻回することができる。
帯材は押出機およびT−ダイにより作成して供給してい
るが、予め作成しておいた帯材を繰出し供給するように
してもよい。
ガイド軸6上に巻きつけたっる巻き状の円筒体2を円滑
に摺動させるために、ガイド軸6にテフロンコーティン
グを施し、あるいはエアー噴出孔を設けてもよく、また
ガイド軸6にテーパを設けてもよい。
複数層のつる巻きを形成する場合あるいは補強材層を積
層する場合、各帯材をガイド軸6上で直接積層してもよ
いし、あるいは溶融フィルム同士または溶融フィルムと
補強材とを前もって接合して複数層の帯材を形成し、こ
の複数層の帯材をガイド軸6上につる巻き状に巻付けて
もよい。
補強材層として補強用帯材を巻回する代わりに、つる巻
きパイプ形成時に線状、テープ状、チップ状、チョップ
状あるいはフィラメント状の補強材を混入あるいはふり
かけ供給して層間の補強を行ってもよい。
補強材に代えてまたはこれとともに発熱抵抗体層を設け
ればシート状の面発熱体として用いることができる。こ
の発熱抵抗体として例えばニクロム線などを用いれば、
該ニクロム線は帯材に沿って円筒体に巻回された後押し
潰されるので、積層シートの上半層および下半層に交互
配置され、これに電力を通ずる端子は積層シート端部に
自然に配設され、便宜である。
ガラス繊維あるいは他の適当な材料を混入させることに
より容易に各種形状にスタンピングが可能なシート材料
を作成することができる。
前記実施例では円筒体状態で切断してつる巻き円筒体パ
イプを形成しこれを押し潰して積層シートを形成してい
たが、連続円筒体状態のまま押し潰して積層シートを形
成しその後切断して所定長さのシートを形成してもよい
前記実施例では、第14図(a)にその断面を示すよう
な1条の帯材1の端縁部7をオーバーラツプさせて円筒
体を作成し積層シートを作ったが、複数条の帯材を供給
して同様の態様のものを作成してもよい。また、前記実
施例では第14図(b)にその断面を示すような下側の
帯材8の端縁部と上側の帯材9の端縁部を交互にずらし
た例を掲げたが、第14図(’C)に示すように上側の
帯材9の幅を狭くして帯材8の端縁部のみを覆うように
してもよい。さらに、第14図(d)に示すように2条
の帯材61,62をそ幅の3分の2程度が重なるように
積層してもよいし、第14図(e)に示すように帯材の
幅の2分の1程度が重なるように積層してもよい。
前記実施例の積層シートは、上半層(第1層、下半分の
層)の帯材は一定の配向方向を有し、下半層(第2層、
下半分の層)の帯材は上半層の帯材の配向方向に対し積
層シートの長平方向に関し対称に交差する配向方向を有
する。したがって、従来技術の欄において説明した特開
昭51−42781号公報の製造方法により2条の帯状
フィルムを交差させて交互に異なる方向に巻回して作成
される交差積層シートとは、その構成を異にし、該公報
の製造方法に比較して簡単な作業工程および簡単な製造
装置で作成することができる。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る積層シートは、帯材
をつる巻き状に巻回した巻回体の半周面からなる第1層
および他の半周面からなる第2層の内面相互を接合して
いるので、第1層および第2層の間で帯材の配向方向が
交差し、構造が簡単で簡易な製造方法、製造装置で作成
することができ、しかも多方向に強度が強い。また、2
次加工も容易である。種々の補強材を用いることにより
さらに強度の強い積層シートとなる。
本発明に係る積層シートの製造方法および製造装置によ
れば、熱可塑性樹脂等からなる連続した帯材を一定方向
のつる巻き状に巻回して筒体を形成し、これを切断し押
し潰して積層シートを形成するため、筒体を形成する帯
材の巻付は作業が容易にてき、巻付は装置等を含む製造
装置の構成が簡単となる。また、駆動制御も容易となり
、多方向に強度の大きい積層シートを容易に円滑に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る積層シートおよびその製造方法
の基本構成の説明図、 第2図は本発明に係る積層シートの配向方向の説明図、 第3図は本発明に係る積層シートを作成するためのつる
巻き状の円筒体の形成例の断面図、第4図はつる巻き状
の円筒体の別の形成例の断面図、 第5図はつる巻き状の円筒体のさらに別の形成例の断面
図、 第6図は本発明に係る積層シート製造方法のフローチャ
ート、 第7図は本発明に係る積層シート製造装置の概略構成上
面図、 第8図は第7図の積層シート製造装置の部分側面図、 第9図は本発明に係る積層シート製造装置の別の例の部
分側面図、 第10図は本発明に係る積層シート製造装置のさらに別
の例の部分側面図、 第11図は第7図の製造装置の支持ガイド部分の断面図
、 第12図は第7図の製造装置のクランプおよび切断装置
部分の構成説明図、 第13図は第12図のクランプおよび切断装置部分の側
面図、 第14図は円筒体における帯材の重なりの種々態様を表
わす部分断面図である。 30:押出機、 38:加圧ガイドローラ、 39:加圧ローラ、 40:溶着装置。 特許出願人 日本石油化学株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続した帯材をつる巻状に巻回した巻回体の半周
    面からなる第一層と、該巻回体の他の半周面からなり上
    記第一層と内面相互を接合した第二層とを具備したこと
    を特徴とする積層シート。
  2. (2)補強部材を介在させたことを特徴とする請求項1
    記載の積層シート。
  3. (3)連続した帯材を供給する工程と、この帯材をガイ
    ド軸上につる巻状に巻回して筒体を形成する工程と、こ
    の筒体を所定長さに切断する工程と、この切断された筒
    体を潰すとともにその内面相互を接合してシート状に加
    工する工程とを具備したことを特徴とする積層シートの
    製造方法。
  4. (4)連続した帯材を供給する供給手段と、この帯材を
    ガイド軸上につる巻状に巻回して筒体を形成する筒体形
    成手段と、この筒体を所定長さに切断する切断手段と、
    この切断された筒体を潰すとともにその内面相互を接合
    してシート状に加工するシート状加工手段とを具備した
    ことを特徴とする積層シートの製造装置。
JP2111838A 1990-05-01 1990-05-01 積層シート、該積層シートの製造方法、および該積層シートの製造装置 Pending JPH0412837A (ja)

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