JPH04128298U - 飲料デイスペンサのコツプ受部構造 - Google Patents

飲料デイスペンサのコツプ受部構造

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JPH04128298U
JPH04128298U JP3143391U JP3143391U JPH04128298U JP H04128298 U JPH04128298 U JP H04128298U JP 3143391 U JP3143391 U JP 3143391U JP 3143391 U JP3143391 U JP 3143391U JP H04128298 U JPH04128298 U JP H04128298U
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drain
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drainage
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JP3143391U
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Inventor
猶太 天野
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ホシザキ電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、飲料ディスペンサの前面開閉蓋にも
設置しやすい薄形で、且つこぼれ難い排水受部材を有す
るコップ受部構造を提供する。 【構成】飲料ディスペンサのコップ受部は、簀の子状の
コップ受台とその下方の排水受部材6とよりなる。排水
受部材6は、コップ受台の下面に望む外壁6aと、そこ
から排水口6eに向かって傾斜する底面6b、6cとを
有し、同底面には、外壁6aの前部にほぼ沿って不連続
の畔状突起6f、6g、6hが形成されている。コップ
受台を通って落下した排水は、排水受部材6の傾斜底面
で受けられて排水口6eへ向かって流れる。排水の勢い
は、畔状突起6f、6g、6hに妨げられ、外壁6aの
前部へ流れた排水も、畔状突起間の隙間から後部へ戻
り、最終的に排水口6eから流出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飲料ディスペンサに関し、特に、飲料注出時にコップを載置するコ ップ受部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲料ディスペンサにおいては、従来、飲料を受けるコップを載置するコップ受 部が、本体内部に設けられ、前面開閉蓋には、コップを出し入れするための開口 が設けられていた。これは、本体側に飲料の供給装置や、排水を受けるドレンタ ンクがあることに所以している。しかし、コップ受部が本体内部にあると、飲料 の飛沫によって汚染された場合に清掃が面倒で不衛生になり易いこと、顧客がコ ップを正しい位置に置きにくいことなどの理由により、最近ではコップ受部が前 面開閉蓋側に設けられる傾向にある。
【0003】 コップ受部にコップが置かれ、飲料がその中に放出されるのであるが、コップ が正しい位置に置かれずに若干偏った位置に置かれると放出された飲料がこぼれ たりする。また、コップが倒れたりして内部の飲料がこぼれたり、うっかりして コップを置くことを忘れて飲料を注出してしまうこともあり、コップに正しく放 出されなかった飲料を受けるため、簀の子状のコップ受台の下方に排水受けいわ ゆるドレン受けが設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
コップ受部を前面開閉蓋側に設ける場合、デザイン上の制約からドレン受けが 薄形になりやすいが、こぼれた飲料や水が十分排出できずにコップ受台とドレン 受けの間から流出し、周囲を汚してしまう危険がある。特に、コップ受部ではコ ップ内の飲み残しの飲料や、コップを洗浄し、その残水を勢いよく流すとドレン 受けから溢れ、こぼれて周囲を汚染し、不衛生の原因になったりする。
【0005】 また、これを防ぐために、深いドレン受けを使用すると、デザイン上の制約を 受け、コップ受部を本体側に設けざるを得ず、この場合には、前述のように顧客 がコップを出し入れし難いとか、汚染したコップ受部の清掃が面倒といった旧来 の不具合が残存する。
【0006】 従って、本考案の目的は、前面開閉蓋にも設置し易い薄形で、且つこぼれ難い 排水受けを有する飲料ディスペンサのコップ受部構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の飲料ディスペンサによれば、コップ受台 が簀の子状部材で構成され、同簀の子状部材の下方に設けられた排水受部材が、 排水口に向かって傾斜した底面を有し、簀の子状部材の下面に臨む上記底面の外 壁前部に沿って非連続の畦状突起が形成されている。
【0008】
【作用】
簀の子状のコップ受台を通って落下した飲料、水等の排水は、排水受部材の傾 斜した底面で受けられて排水口へ向かって流れる。排水口からの流出量に比し排 水の量が多い場合や、排水が排水受部材の外壁前部に向かう場合には、溢れよう とするが、その勢いは、畦状突起により妨げられるので、外壁前部へ向かって流 れた排水も、順次、畦状突起間の隙間から排水受部材の内側もしくは後部へ戻り 、最終的に排水口から流出する。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照して詳細に説明するが、 図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
【0010】 図1において、本考案の好適な実施例による飲料ディスペンサ1は、上側の本 体部1aと下側の冷水供給部1bとからなり、本体部1aの前面には、開閉蓋2 が図示しないヒンジ等により枢動自在に取り付けられている。通常、開閉蓋2の 前面には、飲料の種類が表示されると共に、これに応じた選択ボタンが設けられ ている。また、一体成形プラスチックからなる開閉蓋2の下部には、コップ受部 即ちフロントグリル4が嵌め込まれている。フロントグリル4は、ほぼ水平な部 分が簀の子状部材4aから形成され、その中央部のコップ受台4bの上方のコッ プ(図示せず)が置かれる空間は、周囲より若干開閉蓋内に凹んだ形となり、風 等からコップを保護するようになっていると共に、コップへ飲料を注出する際の 飛沫も周囲に広がらない形となっている。
【0011】 フロントグリル4の簀の子状部材4aの下方には、排水受部材即ちドレン受け 6が取り付けられているが、これは、前面からは開閉蓋2に隠れて見えない。
【0012】 図2は、開閉蓋2の側面図であって、フロントグリル4の後部は、開閉蓋2の 後面より突出し、本体部1aの内部に入り込んでいる。同様に、ドレン受け6の 後部も突出しており、その上面は、カバー8で覆われている。
【0013】 ドレン受け6の平面を示す図3及び側面を示す図4から明らかなように、ドレ ン受けの周囲は、垂直な外壁6aで形成されている。図4で明らかなように、外 壁6aの前部の高さは、本体部1a内に突出する後部に比して格段に低くなって いて、傾斜した底面6b、6cが、隅の排水口6eに向かって延びている。小さ な傾斜底面6dも、底面6cに連なっている。排水口6eは、図示しない連結具 を介して本体部1a内のドレンタンク(図示せず)に連絡している。
【0014】 傾斜底面6b、6cの上端部、即ちドレン受け6の前部近傍には、外壁6aの 前部にほぼ沿って、不連続の畦状突起即ち内壁6f、6g、6hが互いに隙間を 有して突出形成されている。
【0015】 上述した構成において、コップからこぼれた飲料やコップ洗浄後の残水等の排 水は、フロントグリル4の簀の子状部材4aの目を通って、ドレン受け6の傾斜 底面6b、6c、6d上に落ち、排水口6eに向かって流れ、ここから図示しな いドレンタンクへ回収される。排水の流量が多いとか、排水が横向きに流れたと きには、外壁6aの前部に向かう流れも生ずるが、流れは内壁6f、6g、6h に遮られて、その勢いを失い、再び排水口6eへ向かって逆向きに流れ、そこか ら流出する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、ドレン受け即ち排水受部材を薄く(深さを浅く)形成し ても、外壁の前部に向かう排水の流れは、畦状突起に遮られ、その勢いを失うの で、外壁からの溢流、こぼれを効果的に防止することができる。そのため、排水 受部材を薄くできるので、コップ受部を前面開閉蓋に設けることができ、ひいて はコップの出し入れや、コップ受部の清掃が容易になるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるコップ受部構造が組み込
まれた飲料ディスペンサの全体斜視図。
【図2】図1の飲料ディスペンサの前面開閉蓋を示す部
分側面図。
【図3】図1の前面開閉蓋に取り付けられたコップ受部
の要部となる排水受部材の平面図。
【図4】図3の排水受部材の側面図。
【符号の説明】
1 飲料ディスペンサ 2 開閉蓋 4 フロントグリル(コップ受部) 4a 簀の子状部材 4b コップ受台 6 ドレン受け(排水受部材) 6a 外壁 6b 傾斜した底面 6c 傾斜した底面 6d 傾斜した底面 6e 排水口 6f 内壁(畦状突起) 6g 内壁(畦状突起) 6h 内壁(畦状突起)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コップ受部が前面開閉蓋に設けられた飲料
    ディスペンサにおいて、前記コップ受部のコップ受台が
    簀の子状部材から構成され、同簀の子状部材の下方に設
    けられた排水受部材が、排水口に向かって傾斜した底面
    を有し、前記簀の子状部材の下面に臨む前記底面の外壁
    前部に沿って、非連続の畦状突起が前記底面に形成され
    ていることを特徴とする飲料ディスペンサのコップ受部
    構造。
JP3143391U 1991-05-08 1991-05-08 飲料ディスペンサのコップ受部構造 Expired - Lifetime JPH0754159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3143391U JPH0754159Y2 (ja) 1991-05-08 1991-05-08 飲料ディスペンサのコップ受部構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP3143391U JPH0754159Y2 (ja) 1991-05-08 1991-05-08 飲料ディスペンサのコップ受部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04128298U true JPH04128298U (ja) 1992-11-24
JPH0754159Y2 JPH0754159Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=31914691

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JP3143391U Expired - Lifetime JPH0754159Y2 (ja) 1991-05-08 1991-05-08 飲料ディスペンサのコップ受部構造

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JP (1) JPH0754159Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09280707A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Hoshizaki Electric Co Ltd ディスペンサーのテーブル構造
JP2000062899A (ja) * 1998-08-12 2000-02-29 Hoshizaki Electric Co Ltd 食品供給装置
JP2015502216A (ja) * 2011-12-12 2015-01-22 ネステク ソシエテ アノニム 飲料ディスペンサ用のドリップトレイ
CN107098305A (zh) * 2016-02-23 2017-08-29 富士电机株式会社 饮料供给装置

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CN107098305A (zh) * 2016-02-23 2017-08-29 富士电机株式会社 饮料供给装置

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