JPH04128245A - ジクロロベンゼンの製造方法 - Google Patents

ジクロロベンゼンの製造方法

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JPH04128245A
JPH04128245A JP24921590A JP24921590A JPH04128245A JP H04128245 A JPH04128245 A JP H04128245A JP 24921590 A JP24921590 A JP 24921590A JP 24921590 A JP24921590 A JP 24921590A JP H04128245 A JPH04128245 A JP H04128245A
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alumina
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dichlorobenzene
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Masatoshi Kato
正俊 加藤
Naokazu Ito
直和 伊藤
Teruo Yoshida
吉田 照雄
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、ベンゼン(以下BZと略記する)および/ま
たはモノクロロベンゼン(以下CBと略記する)を塩素
化し、ジクロロベンゼン(以下DCBと略記する)を製
造する方法に関するものである。
DCBは工業的に重要な化合物であり、多くの製品の原
料中間体として用いられている。
DCBにはバラジクロロベンゼン(以下PDCBと略記
する)、オルトジクロロベンゼン(以下0DCBと略記
する)およびメタジクロロベンゼン(以下MDCBと略
記する)の三種の異性体が存在する。このうちPDCB
は最も需要が多く、防虫剤の他に、エンジニアリング・
プラスチックであるポリフェニレンサルフフイドの原料
として注目されている。
〔従来の技術〕
従来DCBは塩化第二鉄等のフリーデルタラフト型触媒
を用い、BZまたはCBを塩素化して製造されている。
しかしながらこの方法ではPDCBの選択率は約60%
と低く、利用価値の低い0DCBが多く副生ずる。
これを改良するため硫黄、セレン系の無機あるいは有機
化合物を塩化第二鉄と併用する方法が提案されている。
この方法では、PDCBの選択率は70〜80%と改善
されるものの、塩化第二鉄を触媒とする反応において一
般に見られるトリクロロベンゼン等の高次塩素化ベンゼ
ンの副生が多いという問題が残されている。また、これ
らの触媒で汚染された反応生成物から触媒を除去するた
めに水洗等の工程が必要であり、触媒の再利用は極めて
難しい。
また、近年ゼオライトを触媒とするBZおよび/または
CBの選択的塩素化について、いくつかの提案がなされ
ている。例えば、特開昭57−77631号公報には平
均細孔径が5〜13人のゼオライトを触媒とする気相塩
素化反応が、また特開昭59−163329号公報には
L型ゼオライトを触媒とする液相塩素化反応が開示され
ている。
しかし、これらの方法では、PDCBの選択率は80〜
90%と高いものの、触媒活性が短時間で低下するとい
う欠点がある。
本発明者らは先に、触媒として活性アルミナを用いるこ
とにより、PDCBの選択率が高く、高沸点の高次塩素
化ベンゼンの副生を抑え、かつ塩素転化率を長時間高率
で維持し得ることを発明し、既に出願済である(特開平
1−93550)。しかし、更に長時間塩素転化率を高
率に維持し得るPDCBの製造方法が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、触媒を用いてBZおよび/またはCBを
塩素化反応させDCBを製造するにあたり、PDCBの
選択率が高く、塩素転化率が長時間高率であり、工業的
に非常に有利なPDCBの製造方法につき鋭意研究した
結果、本発明を完成した。
口)発明の構成 〔課題を解決する為の手段] 本発明は、BZおよび/またはCBを塩素化反すること
によりDCBを製造するにあたり、触媒として活性アル
ミナを用い、含水率50wtppm以下のBZおよび/
またはCBを塩素化する事を特徴とするDCBの製造方
法である。
本発明におけるBZおよび/またはCBは、その含水率
が5 Qwtpp+e 、好ましくは10wtppm以
下であり、50 wtppaを越えると、塩素転化率が
低下する。含水率の調整方法は特に制限はなく、公知の
脱水処理方法、例えばモレキュラーシーツ等の脱水剤を
使用する方法、蒸留により脱水する方法等が挙げられる
本発明は、液相反応、気相反応のいずれも実施できるが
、特に液相反応が好ましい、また回分式、連続式いずれ
の方法でも可能である0反応方法を例示すると次のよう
になる0回分反応では、触媒をBZまたはCBに懸濁さ
せた中に塩素化剤、特に好ましくは塩素ガスを吹き込む
ことによって実施出来る。連続反応は触媒を充填した反
応塔にBZまたはCBおよび塩素を流通させることによ
り実施出来る。塩素は窒素基の不活性ガスで希釈して用
いてもよい。
塩素の反応系への供給割合は、反応温度、原料/触媒比
などによって最適範囲が決定されるが、例えば固定床連
続反応の場合を例にとると、1〜1500mol 7k
g−cat  −hrが好ましく、更に好ましくは5〜
500 mol 7kg−cat  −hrである。
あまり塩素の量が少なすぎると塩素化が充分に行われず
、多すぎると未反応塩素が増加し、経済的とはいえない
BZおよび/またはCBに対する塩素の供給量は理論量
よりもやや過剰とすることが望ましい。
触媒の使用割合は、回分式の場合を例にとると、BZま
たはCB1モル当たり、好ましくは活性アルミナ0.1
g、更に好ましくは1.0g〜20gである。0.1g
未満では触媒の負荷が大きくなり、充分な塩素転化率が
得られない可能性があり、20gを超えても、それ以上
の効果が期待できるとは言えない。
また、連続反応を行う場合のBZまたはCBの接触時間
は、好ましくはl=1000g−cat−hr/mol
、更に好ましくはl O〜100 g −cat−hr
/solである。あまり少ないと回分式同様、充分な塩
素転化率が得られるとは言えず、あまり多すぎても触媒
の使用量に見合う効果が期待出来ない。
本発明において触媒として使用する活性アルミナとは、
α−アルミナを除く準安定アルミナを指し、−船釣には
、に、θ、δ、γ、η、χ、ρアルミナが該当し、これ
らの混合物であってもよい。
触媒の形状は、反応の方式によって任意に選択すること
が出来、粉末状、顆粒状、球状、筒状、環状などがある
。活性アルミナの形状および大きさなどは、反応結果に
本質的な影響を与えない。
反応を長時間連続して行うと活性アルミナ中の水分が増
加し、反応性および触媒の寿命に大きな影響を及ぼし、
塩素化率が低下する場合があるので、活性アルミナの含
水率は好ましくは5.0wt%以下、更に好ましくはO
,1wt%以下である。活性アルミナの含水率の調整は
、乾燥処理により行えばよい。乾燥温度は100°C〜
500 ’Cが好ましい。乾燥温度が高すぎると活性ア
ルミナの構造がαアルミナに転移する恐れがある。
本発明は常温から反応混合物の沸点までの間で行う事が
出来るが、工業的には30°C−130°Cが好ましい
本発明の実施に際しては、用いられる装置の形式につい
ては特に制限はなく、通常の固定床で良いが、流動床あ
るいは移動床であっても実施可能である。
反応後の生成物の分離、精製は水洗等の手段を必要とす
ることなく、分溜及び晶析等一般の分前精製手段を用い
れば良い。
[実施例および比較例] 以下、実施例および比較例に基づいて本発明を具体的に
説明する。
実施例 還流冷却管、温度計、撹拌器、ガス吹き込み管および反
応生成物留出口を備えた反応管(パイレックス類:36
IIIIIφX 330mmL )に、リング状に成型
した活性アルミナ60gを充填し、反応温度70°Cに
おいて、BZ;塩素−〇、 46 : 0.6 mol
/hrで150時間供給し、反応を行った。
前記BZとしては、予めモレキュラーシーブにて含水率
10wtppmまで脱水処理したものを用い、また活性
アルミナは予め400°Cにて3時間乾燥処理すること
により含水率0.1wt%以下に調整したものを用いた
留出する反応生成物および流出する未反応塩素量を一定
時間毎に分析した。その結果、PDCB選択率は75%
で変わらず、反応開始時の塩素転化率は99゜8%であ
り、150時間後も塩素転化率に変化はなかった。
PDCB選沢率選択び塩素転化率は次式で算出される値
である。
比較例 含水量的100@tPPmの原料BZを、前処理せずそ
のまま使用し、活性アルミナのみ実施例と同様の前処理
を行ったものを用いた他は、実施例と同様に反応を行っ
た。
その結果、PDCB選択率は74.2%で、やや低いも
のの変わらなかったが、反応開始時の塩素転化率は99
.2%であったが、150時間後の塩素転化率は90.
0%まで低下していた。
ハ)発明の効果 本発明によればPDCBの選択率が高く、触媒寿命が長
く、 塩素転化率を長時間高率に維持する ことが出来、 工業的に極めて有利にDCBを製造 することが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ベンゼンおよび/またはモノクロロベンゼンを塩素
    化することによりジクロロベンゼンを製造するにあたり
    、触媒として活性アルミナを使用し、含水率50wtp
    pm以下のベンゼンおよび/またはモノクロロベンゼン
    を塩素化する事を特徴とするジクロロベンゼンの製造方
    法。
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