JPH04127916A - 熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法 - Google Patents
熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法Info
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- JPH04127916A JPH04127916A JP24687290A JP24687290A JPH04127916A JP H04127916 A JPH04127916 A JP H04127916A JP 24687290 A JP24687290 A JP 24687290A JP 24687290 A JP24687290 A JP 24687290A JP H04127916 A JPH04127916 A JP H04127916A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の製造に際して、
素材であるコイルの横継部における破断を防止すること
ができる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法に
関する。
素材であるコイルの横継部における破断を防止すること
ができる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法に
関する。
(従来の技術)
周知のように、熱間電縫鋼管は、小口径(外径: 11
4.3m−以下)の、電気抵抗溶接を行って得られる鋼
管であり、鍛接鋼管は、主としてガス管用として用いら
れる小口径(外径: 114.3mm以下)の鋼管であ
る。
4.3m−以下)の、電気抵抗溶接を行って得られる鋼
管であり、鍛接鋼管は、主としてガス管用として用いら
れる小口径(外径: 114.3mm以下)の鋼管であ
る。
そして、熱間電縫鋼管は、コイル状の帯鋼を800〜9
00℃に加熱し、熱間電縫鋼管ミルによって電気抵抗溶
接機で突き合わせ溶接を行うことにより製造され、一方
鍛接鋼管は、素材であるスケルプ(鍛接管用帯鋼)を約
1400℃に加熱し、連続式鍛接機の朝顔型のダイス孔
を引き出すことによって、成形と鍛接とを同時に行い、
スケルプの両端が完全に圧着されることにより製造され
る。
00℃に加熱し、熱間電縫鋼管ミルによって電気抵抗溶
接機で突き合わせ溶接を行うことにより製造され、一方
鍛接鋼管は、素材であるスケルプ(鍛接管用帯鋼)を約
1400℃に加熱し、連続式鍛接機の朝顔型のダイス孔
を引き出すことによって、成形と鍛接とを同時に行い、
スケルプの両端が完全に圧着されることにより製造され
る。
このような、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の製造工程にお
いて、製品である鋼管の肉厚値を所望の値に正確に制御
するには、製品である鋼管の肉厚値を、製造中連続的に
把握しておく必要がある。
いて、製品である鋼管の肉厚値を所望の値に正確に制御
するには、製品である鋼管の肉厚値を、製造中連続的に
把握しておく必要がある。
しかし、通常の場合、このような熱間電縫鋼管又は鍛接
鋼管の製造工程において、直接的かつ連続的に製品であ
る鋼管の肉厚の測定を行うことは困難なことであり、現
実には実施できない。
鋼管の製造工程において、直接的かつ連続的に製品であ
る鋼管の肉厚の測定を行うことは困難なことであり、現
実には実施できない。
このため、前記鋼管の肉厚を所望の値に正確に制御する
手段として、従来は、例えば製管が完了した後に適当な
数の試料を採取し、マイクロメータで試料である鋼管の
肉ff値の測定を行い、その後に目標値に対する差を算
出して成形機のロール間の張力を適宜変更させることに
より、製品の肉厚調整を行う方法を用いていた。
手段として、従来は、例えば製管が完了した後に適当な
数の試料を採取し、マイクロメータで試料である鋼管の
肉ff値の測定を行い、その後に目標値に対する差を算
出して成形機のロール間の張力を適宜変更させることに
より、製品の肉厚調整を行う方法を用いていた。
このため、前記製造工程中における製品へのフィードバ
ック、すなわち成形機のロール間の張力の変更が遅れる
こととなり、材料のばらつき等に起因して発生した鋼管
の肉厚変動に対して、短時間で対応することができず、
このような手段では、製品である鋼管の肉厚のばらつき
を小さくすることには限界があった。
ック、すなわち成形機のロール間の張力の変更が遅れる
こととなり、材料のばらつき等に起因して発生した鋼管
の肉厚変動に対して、短時間で対応することができず、
このような手段では、製品である鋼管の肉厚のばらつき
を小さくすることには限界があった。
そこで、本出願人は、先に、特公昭52−2713号公
報により、素材コイルの帯鋼幅Wを予め計算機に人力し
ておき、連続的に成形機前で速度v1及び肉厚1.を測
定し、これら3つの値を成形機入側における採取数値と
し、さらに成形機出側の外径りを予め計算機に人力して
おき、成形機出側の鍛接鋼管の速度v2を連続的に測定
し、これら2つの値を成形機出側における採取数値とす
るとともに、「成形機の入側および出側の双方における
素材量が一定である」(マスフロー一定)という前揚を
基に、成形機入側の帯鋼の厚みt2のバラツキを、下記
(1)式 %式%() α:管の径によって定まる定数 より求め、このようにして間接的に測定した成形機入側
における帯鋼の厚みに応じて成形機の各コル間の回転数
比を変えることにより、自動的に安定した成品の厚みを
得ることができる技術を提案した。
報により、素材コイルの帯鋼幅Wを予め計算機に人力し
ておき、連続的に成形機前で速度v1及び肉厚1.を測
定し、これら3つの値を成形機入側における採取数値と
し、さらに成形機出側の外径りを予め計算機に人力して
おき、成形機出側の鍛接鋼管の速度v2を連続的に測定
し、これら2つの値を成形機出側における採取数値とす
るとともに、「成形機の入側および出側の双方における
素材量が一定である」(マスフロー一定)という前揚を
基に、成形機入側の帯鋼の厚みt2のバラツキを、下記
(1)式 %式%() α:管の径によって定まる定数 より求め、このようにして間接的に測定した成形機入側
における帯鋼の厚みに応じて成形機の各コル間の回転数
比を変えることにより、自動的に安定した成品の厚みを
得ることができる技術を提案した。
なお、第2図は、この特公昭52−2713号公報によ
り提案した発明の基本構成を示すブロック図であり、こ
の第2図からも明らかなように、この発明は、略述すれ
ば、鋼管の肉厚を連続的に測定するとともに、測定値と
目標値との差によって、ミル・テーバを制御し、これに
よって製品である鋼管の肉厚を制御させるようにシステ
ム化した発明である。第2図において、1は計算機、2
は帯鋼の速度検出ロール、3は帯鋼の肉厚検出器、4は
予熱炉、5は加熱炉、6は製品管の速度検出ロール、7
は製品管の肉厚表示記録計、8は比較器、9は鍛接ロー
ル、10は成形ロール、11は制御器、A、は帯鋼、A
2は製品鋼管、Mはロール駆動モーターをそれぞれ示し
ている。
り提案した発明の基本構成を示すブロック図であり、こ
の第2図からも明らかなように、この発明は、略述すれ
ば、鋼管の肉厚を連続的に測定するとともに、測定値と
目標値との差によって、ミル・テーバを制御し、これに
よって製品である鋼管の肉厚を制御させるようにシステ
ム化した発明である。第2図において、1は計算機、2
は帯鋼の速度検出ロール、3は帯鋼の肉厚検出器、4は
予熱炉、5は加熱炉、6は製品管の速度検出ロール、7
は製品管の肉厚表示記録計、8は比較器、9は鍛接ロー
ル、10は成形ロール、11は制御器、A、は帯鋼、A
2は製品鋼管、Mはロール駆動モーターをそれぞれ示し
ている。
一方、特開昭50−39267号公報により、素材コイ
ル巻き戻し機から成形機までの間に、フラッシュ・バッ
ト溶接機で溶接した中継部を検出し、その中継部が成形
機に入る前後3〜9mの間を中継部以外の通常成形時の
速度信号に対して、成形機のロールの回転速度を一定比
率で低下させることにより、中継部における帯鋼のちぎ
れ(横継破断)を防止する技術が提案されている。
ル巻き戻し機から成形機までの間に、フラッシュ・バッ
ト溶接機で溶接した中継部を検出し、その中継部が成形
機に入る前後3〜9mの間を中継部以外の通常成形時の
速度信号に対して、成形機のロールの回転速度を一定比
率で低下させることにより、中継部における帯鋼のちぎ
れ(横継破断)を防止する技術が提案されている。
なお、第3図は、この特開昭50−39267号公報に
より提案された発明を説明するための工程図であり、第
3図において、12はアンコイラ−113はフラッシュ
・バット溶接機、14は加熱炉、15は成形機、16は
中継部検出器、17はピンチロール、18はパルスジェ
ネレーター、19はシフトレジスター20はD/A変換
器、21はモーター回転数ゲイン設定器、22はミルモ
ーター速度制御機構をそれぞれ示している。
より提案された発明を説明するための工程図であり、第
3図において、12はアンコイラ−113はフラッシュ
・バット溶接機、14は加熱炉、15は成形機、16は
中継部検出器、17はピンチロール、18はパルスジェ
ネレーター、19はシフトレジスター20はD/A変換
器、21はモーター回転数ゲイン設定器、22はミルモ
ーター速度制御機構をそれぞれ示している。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、−船釣に、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の素材
には、連続成形機により製造された熱延広幅帯鋼が使用
されるが、この熱延広幅帯鋼のトップは、連続成形機に
よる板厚制御可能範囲から外れており (オフゲージ部
)、肉厚が安定しない。
には、連続成形機により製造された熱延広幅帯鋼が使用
されるが、この熱延広幅帯鋼のトップは、連続成形機に
よる板厚制御可能範囲から外れており (オフゲージ部
)、肉厚が安定しない。
また、このオフゲージ部の長さは、熱延広幅帯鋼のトッ
プにおいては約10m前後であり、がっ成形機の板厚制
御可能範囲(ゲージ部)よりも肉厚が大きくなる。
プにおいては約10m前後であり、がっ成形機の板厚制
御可能範囲(ゲージ部)よりも肉厚が大きくなる。
すなわち、−船釣に熱延広幅帯鋼の板厚制御は、各ロー
ルの回転数比に応して生じるストリップの張力を適宜制
御することにより行われる。そして、下流の成形ロール
の回転数が上流の成形ロールの回転数に対して大きくな
ればなる程、ストリップに付与される張力が増加するこ
ととなり、得られる製品の板厚が小さくなる。
ルの回転数比に応して生じるストリップの張力を適宜制
御することにより行われる。そして、下流の成形ロール
の回転数が上流の成形ロールの回転数に対して大きくな
ればなる程、ストリップに付与される張力が増加するこ
ととなり、得られる製品の板厚が小さくなる。
また、熱延広幅帯鋼は、1つのスラブから1つのコイル
が製造されることにより得られるものであり、連続成形
を行われることにより得られるものではない。
が製造されることにより得られるものであり、連続成形
を行われることにより得られるものではない。
よって、例えば第4図に示すようなロール列を考えた場
合、成形の最後(使用時にはトップになる)は、例えば
ストリップがロールBを通過すると、該ストリップはロ
ールCのみによる成形を行われることとなる。したがっ
て、ロールBおよびロールCの間に存在するストリップ
に生じる張力を制御することができず、目標板厚よりも
大きな板厚であって、かつ安定しないオフゲージ部を生
してしまう。
合、成形の最後(使用時にはトップになる)は、例えば
ストリップがロールBを通過すると、該ストリップはロ
ールCのみによる成形を行われることとなる。したがっ
て、ロールBおよびロールCの間に存在するストリップ
に生じる張力を制御することができず、目標板厚よりも
大きな板厚であって、かつ安定しないオフゲージ部を生
してしまう。
以上のように、通常の熱間成形によると、熱延広幅帯鋼
のトップにはオフゲージ部を生しることとなるが、前述
の従来の技術である特公昭51−2713号公報により
提案した発明を実施した場合、横継部前後、すなわちオ
フゲージ部およびその近傍は、前述のようにゲージ部よ
りも肉厚が大きくなっているため、成形機出側における
製品の肉厚を一定に保とうとすれば、必然的に、オフゲ
ージ部成形時は、ゲージ部成形時よりもいっそう成形機
のロール回転数比を上昇させて板厚を減少させる必要が
ある。
のトップにはオフゲージ部を生しることとなるが、前述
の従来の技術である特公昭51−2713号公報により
提案した発明を実施した場合、横継部前後、すなわちオ
フゲージ部およびその近傍は、前述のようにゲージ部よ
りも肉厚が大きくなっているため、成形機出側における
製品の肉厚を一定に保とうとすれば、必然的に、オフゲ
ージ部成形時は、ゲージ部成形時よりもいっそう成形機
のロール回転数比を上昇させて板厚を減少させる必要が
ある。
しかし、オフゲージ部成形時に成形機のロール回転数を
上昇させると、ゲージ部よりもm械的特性が劣化してい
るオフゲージ部、すなわち横継部においてストリップが
破断してしまう。
上昇させると、ゲージ部よりもm械的特性が劣化してい
るオフゲージ部、すなわち横継部においてストリップが
破断してしまう。
したがって、オフゲージ部の板厚をゲージ部の板厚と同
様の値にすることはできない。
様の値にすることはできない。
また、特開昭50−39267号公報により提案された
、横継部以外のロール回転数比に対して、横継部通過時
は該ロール回転数比を一定率だけ低下させる技術は、横
継部が熱延広幅帯鋼のオフゲージ部に相当するため、肉
厚が安定せず、偶発的に厚肉側の不良の発生を生じたり
、熱延広幅帯鋼の厚さのバラツキが製品である鋼管の厚
さのバラツキに直接的に継がってしまうという問題点が
ある。
、横継部以外のロール回転数比に対して、横継部通過時
は該ロール回転数比を一定率だけ低下させる技術は、横
継部が熱延広幅帯鋼のオフゲージ部に相当するため、肉
厚が安定せず、偶発的に厚肉側の不良の発生を生じたり
、熱延広幅帯鋼の厚さのバラツキが製品である鋼管の厚
さのバラツキに直接的に継がってしまうという問題点が
ある。
ここに、本発明の目的は、上記課題を解消し、熱間電縫
鋼管又は鍛接鋼管の製造に際して、横継部において生じ
る破断を防止することができる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼
管の機織破断防止法を提供することにある。
鋼管又は鍛接鋼管の製造に際して、横継部において生じ
る破断を防止することができる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼
管の機織破断防止法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、上記課題を解決するため種々検討を重ねた
結果、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の肉厚制御については
、従来の技術である特公昭52−2713号公報により
提案した技術を基本技術として用い、さらに熱延広幅帯
鋼の横継部、すなわち熱延広幅帯鋼のオフゲージ部にお
ける板厚のばらつきを考慮して成形を行うことにより、
製品である鋼管の厚さを一定に保つことができ、かつ機
織破断を防止することができることを知見して、本発明
を完成した。
結果、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の肉厚制御については
、従来の技術である特公昭52−2713号公報により
提案した技術を基本技術として用い、さらに熱延広幅帯
鋼の横継部、すなわち熱延広幅帯鋼のオフゲージ部にお
ける板厚のばらつきを考慮して成形を行うことにより、
製品である鋼管の厚さを一定に保つことができ、かつ機
織破断を防止することができることを知見して、本発明
を完成した。
ここに、本発明の要旨とするところは、それぞれの端部
で順次接合された複数のコイルを素材として用いる熱I
Si′l t M II管又は鍛接鋼管の製造工程にお
ける熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の機織破断防止法であっ
て、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の素材からの採取数値と
して、1つの素材コイルの重量、帯鋼の幅値、および帯
鋼の肉厚値から前記素材コイルの長さを算出し、この素
材コイルの長さの算出値と連続的に検出した前記帯鋼の
送り速度とから、コイルの横継部が製管機の絞り成形機
に進入するタイミングを予想し、その予想タイミング時
に、コイルの横継部における破断を防止すべく、帯鋼の
肉厚に合わせて絞り成形機の各ロール間の回転数比率を
変化させることを特徴とする熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管
の機織破断防止法である。
で順次接合された複数のコイルを素材として用いる熱I
Si′l t M II管又は鍛接鋼管の製造工程にお
ける熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の機織破断防止法であっ
て、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の素材からの採取数値と
して、1つの素材コイルの重量、帯鋼の幅値、および帯
鋼の肉厚値から前記素材コイルの長さを算出し、この素
材コイルの長さの算出値と連続的に検出した前記帯鋼の
送り速度とから、コイルの横継部が製管機の絞り成形機
に進入するタイミングを予想し、その予想タイミング時
に、コイルの横継部における破断を防止すべく、帯鋼の
肉厚に合わせて絞り成形機の各ロール間の回転数比率を
変化させることを特徴とする熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管
の機織破断防止法である。
(作用)
以下、本発明を作用効果とともに詳述する。
本発明は、略述すれば、熱間t&!鯛管又は鍛接鋼管の
製造工程において、まず素材である帯鋼について、 ■素材コイルの重量、 ■帯鋼の幅値、および ■帯鋼の肉厚値 を事前に設定するとともに、 ■帯鋼の送り速度 を連続的に測定する。
製造工程において、まず素材である帯鋼について、 ■素材コイルの重量、 ■帯鋼の幅値、および ■帯鋼の肉厚値 を事前に設定するとともに、 ■帯鋼の送り速度 を連続的に測定する。
そして、前記■に示した素材コイルの重量を前記■帯鋼
の幅値と前記■で示した帯鋼の肉厚値との積で除して、
帯鋼長さを算出する。
の幅値と前記■で示した帯鋼の肉厚値との積で除して、
帯鋼長さを算出する。
また、前記■で示したように、帯鋼の送り速度を連続的
に測定する。
に測定する。
そして、算出した帯鋼の長さと測定した帯鋼の送り速度
とから、コイルの横継部が、製管機の絞り成形機に進入
するタイミングを求め、このタイミングに、コイルの横
断部における破断を防止するべく帯鋼の肉厚に合わせて
絞り成形機の各ロールの間のロール回転数比を適宜変化
させる。
とから、コイルの横継部が、製管機の絞り成形機に進入
するタイミングを求め、このタイミングに、コイルの横
断部における破断を防止するべく帯鋼の肉厚に合わせて
絞り成形機の各ロールの間のロール回転数比を適宜変化
させる。
ロール回転数は、例えば中継部が絞り成形機のロールに
進入する時およびその直前・直後には最小にし、それ以
外では、中継部の通過タイミングから離れれば離れる程
(通過の前後を問われない)、大きくなるように、適宜
設定すればよい。
進入する時およびその直前・直後には最小にし、それ以
外では、中継部の通過タイミングから離れれば離れる程
(通過の前後を問われない)、大きくなるように、適宜
設定すればよい。
本発明は、以上の構成により、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼
管の製造に際して、横継部における破断を防止すること
ができる。
管の製造に際して、横継部における破断を防止すること
ができる。
さらに、具体的に説明すれば、本発明は、例えばフラッ
シュ・バット溶接により接合した、素材コイルの横継部
が成形機を通過するタイミングを誤差なく推定すること
から始まる。
シュ・バット溶接により接合した、素材コイルの横継部
が成形機を通過するタイミングを誤差なく推定すること
から始まる。
まず、前記■ないし■に示した、素材コイルの重量、帯
鋼の幅、および帯鋼の肉厚のデータ(設定値)を計算機
に入力しておくことにより、その素材コイルの長さを演
算し、このようにして算出された素材コイルの長さと、
前記■に示した帯鋼速度の測定値とから、横継部が絞り
成形機に進入するタイミングを推定する。
鋼の幅、および帯鋼の肉厚のデータ(設定値)を計算機
に入力しておくことにより、その素材コイルの長さを演
算し、このようにして算出された素材コイルの長さと、
前記■に示した帯鋼速度の測定値とから、横継部が絞り
成形機に進入するタイミングを推定する。
さらに、横継部に対し、例えば該横継部が成形機に入る
前後5m区間を、「横継部ゾーン」として計算機に入力
しておく、すなわち、横継部ゾーン以外については、特
公昭52−2713号公報により提案した技術による肉
厚制御を行い、横継部ゾーンについては、横継部ゾーン
の成品肉厚(目標値)を成形前に計算機に入力しておき
、帯鋼の肉厚検出機で連続的に実測された肉厚を計算機
に入力させることにより、定められた横継部ゾーンの目
標製品肉厚となるように、各成形機の間のロール回転数
比を決定・変更する。
前後5m区間を、「横継部ゾーン」として計算機に入力
しておく、すなわち、横継部ゾーン以外については、特
公昭52−2713号公報により提案した技術による肉
厚制御を行い、横継部ゾーンについては、横継部ゾーン
の成品肉厚(目標値)を成形前に計算機に入力しておき
、帯鋼の肉厚検出機で連続的に実測された肉厚を計算機
に入力させることにより、定められた横継部ゾーンの目
標製品肉厚となるように、各成形機の間のロール回転数
比を決定・変更する。
すなわち、本発明によれば、横継部が成形機を通過する
タイミングを正確に推定するとともに、素材板厚のばら
つきの大きな横継部ゾーンについて、独自に目標成品肉
厚を設けることにより、横組破断を解消し、かつ一定の
成品厚さが得られるため、歩留りの向上にも寄与するこ
とができる。
タイミングを正確に推定するとともに、素材板厚のばら
つきの大きな横継部ゾーンについて、独自に目標成品肉
厚を設けることにより、横組破断を解消し、かつ一定の
成品厚さが得られるため、歩留りの向上にも寄与するこ
とができる。
さらに、本発明を実施例を参照しながら、詳述する。
第1図は、本発明にかかる熱間電縫鋼管の積繊破断防止
法を実施する際に用いる装置の1例の構成を示す略式説
明図である。
法を実施する際に用いる装置の1例の構成を示す略式説
明図である。
第1図において、巻き戻されたコイルSは、まず予熱炉
4に入り、次いで加熱炉5を通過し、その後に熱間電縫
管ミル23により管状に成形され、その後に絞り成形機
24により製品とされる。なお、第1図において、1゛
は本発明にかかる方法を実施するための計算機であり、
2は帯鋼の表面に接触しながら自転することにより帯鋼
の送り速度を連続的に測定する帯鋼の速度検出ロールで
あり、3は加熱炉に送られる直前の帯鋼の肉厚を測定す
る帯鋼の肉厚検出機であり、7は管加熱炉であり、さら
に10は成形ロールの回転数を制御する制御器である。
4に入り、次いで加熱炉5を通過し、その後に熱間電縫
管ミル23により管状に成形され、その後に絞り成形機
24により製品とされる。なお、第1図において、1゛
は本発明にかかる方法を実施するための計算機であり、
2は帯鋼の表面に接触しながら自転することにより帯鋼
の送り速度を連続的に測定する帯鋼の速度検出ロールで
あり、3は加熱炉に送られる直前の帯鋼の肉厚を測定す
る帯鋼の肉厚検出機であり、7は管加熱炉であり、さら
に10は成形ロールの回転数を制御する制御器である。
その他の図中符号は、前述の第2図で用いた図中符号と
同じである。
同じである。
この第1図に示す本発明の実施例については、コイルS
の重量W、帯鋼Sの幅A、帯鋼Sの基準板厚TIを計算
機へ入力する。これらのデータの計X1ll°への入力
、および加熱炉5の入口に設けられた帯鋼の速度検出ロ
ール2による速度値Vlの検出によって、前述のように
して、略正確に帯鋼の横継部がストレッチレデューサ−
に進入するタイミングを電比することができる。なお、
基準板厚値と実板厚値とには若干の誤差があり、この誤
差分だけ予想タイミングには誤差を伴うことになる。
の重量W、帯鋼Sの幅A、帯鋼Sの基準板厚TIを計算
機へ入力する。これらのデータの計X1ll°への入力
、および加熱炉5の入口に設けられた帯鋼の速度検出ロ
ール2による速度値Vlの検出によって、前述のように
して、略正確に帯鋼の横継部がストレッチレデューサ−
に進入するタイミングを電比することができる。なお、
基準板厚値と実板厚値とには若干の誤差があり、この誤
差分だけ予想タイミングには誤差を伴うことになる。
よって、その修正は、X線を用いた帯鋼の肉厚検出機3
により行う、すなわち、横継部前後は、前述のように、
熱延広幅帯鋼Sのオフゲージ部であり、ゲージ部におい
ては生じない肉厚変動を生じる。このような熱延広幅帯
f!R5のトップとボトムとを継ぐため、横継部で肉厚
の変化率は最大となる。よって初期に入力された条件に
より加熱炉5の入側の肉厚検出機3まで送られてきた横
継部は、その前後Ion以内において、肉厚検出機3に
より、板厚が1.0m以内で0.3 m−以上の板厚差
がある部位が検出され、この部位を横継部としてv21
%し、既に推定している横継部の通過タイミングを修正
する。そして、板厚検出機3を横継部が通過した後、1
mの所の板厚を1点代表して検出して、これを横継部ゾ
ーン板厚として計算機1°に自動的に入力される。
により行う、すなわち、横継部前後は、前述のように、
熱延広幅帯鋼Sのオフゲージ部であり、ゲージ部におい
ては生じない肉厚変動を生じる。このような熱延広幅帯
f!R5のトップとボトムとを継ぐため、横継部で肉厚
の変化率は最大となる。よって初期に入力された条件に
より加熱炉5の入側の肉厚検出機3まで送られてきた横
継部は、その前後Ion以内において、肉厚検出機3に
より、板厚が1.0m以内で0.3 m−以上の板厚差
がある部位が検出され、この部位を横継部としてv21
%し、既に推定している横継部の通過タイミングを修正
する。そして、板厚検出機3を横継部が通過した後、1
mの所の板厚を1点代表して検出して、これを横継部ゾ
ーン板厚として計算機1°に自動的に入力される。
ちなみに横継部通過後、5m以上過ぎると板厚連続入力
値が計算機に入ってきて、通常の肉厚制御になる。
値が計算機に入ってきて、通常の肉厚制御になる。
そして、横継部ゾーンの板厚が入力されて、かつ加熱炉
5人口で修正をし正確にトラッキングされた横継部が成
形[123に入ってくると、前後5mを横継部ゾーンと
して計算機が認識する。横継部ゾーンが認識されると、
通常の目標成品厚みより厚く計算Ill°が目標肉厚を
変更する。この横継部ゾーンの目標肉厚を、通常の目標
肉厚の1゜1倍程度とすることが、横継部の破断率を低
下させるとともに歩留りを向上させるという観点からも
好ましい。
5人口で修正をし正確にトラッキングされた横継部が成
形[123に入ってくると、前後5mを横継部ゾーンと
して計算機が認識する。横継部ゾーンが認識されると、
通常の目標成品厚みより厚く計算Ill°が目標肉厚を
変更する。この横継部ゾーンの目標肉厚を、通常の目標
肉厚の1゜1倍程度とすることが、横継部の破断率を低
下させるとともに歩留りを向上させるという観点からも
好ましい。
目標肉厚が決定されると、成形機の入側および出側にお
ける「マスフロー一定の関係」に則り、入力値の横継部
ゾーンの板厚値のバラツキを目標肉厚にすべく、成形機
24における成形ロールの回転数比が決定および変更さ
れる。
ける「マスフロー一定の関係」に則り、入力値の横継部
ゾーンの板厚値のバラツキを目標肉厚にすべく、成形機
24における成形ロールの回転数比が決定および変更さ
れる。
このようにして、横継部の破断がなく、かつ安定した成
品肉厚を得ることが可能な、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管
の機織破断防止法を提供することができる。
品肉厚を得ることが可能な、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管
の機織破断防止法を提供することができる。
このような本発明にかかる方法の効果を明瞭にするため
、特公昭52−2713号公報、特開昭50−3927
6号公報のそれぞれにより提案された方法により、熱間
電縫鋼管の製造を行った。結果を第1表にまとめて示す
。
、特公昭52−2713号公報、特開昭50−3927
6号公報のそれぞれにより提案された方法により、熱間
電縫鋼管の製造を行った。結果を第1表にまとめて示す
。
なお、第1表中の凡例は、以下のとおりである。
O: 問題なく良好
O: はぼ良好
Δ: 改善必要
×: 使用不可
第1表より、本発明の効果が明らかである。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明により、熱間電縫鋼管又は
鍛接鋼管の製造に際して、横継部において生じる破断を
防止することができる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の機織
破断防止法を提供することが可能となった。
鍛接鋼管の製造に際して、横継部において生じる破断を
防止することができる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の機織
破断防止法を提供することが可能となった。
かかる効果を有する本発明の意義は極めて著しい。
第1図は、本発明にかかる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の
機織破断防止法を実施する際に用いる装置の1例を示す
略式説明図; 第2図は、本出願人が先に特公昭52−2713号公報
により提案した発明を実施する際に用いる装置の1例を
示す略式断面図: 第3図は、特開昭50−39267号公報により提案さ
れた装置を示す略式説明図;および 第4図は、成形ロール列を示す略式説明図である。 に計算機 2二帯鋼の速度検出ロール3:帯
鋼の肉厚検出機 4:予熱炉 5;加熱炉 6:製品管の速度検出ロール7
:製品管の肉厚表示記録計 8:比較器 9:鍛接ロール10:成形ロー
ル 11:制御器12:アンコイラ− 13:フラッシュ・バット溶接機 14:加熱炉 15:成形機16:中継部検
出器 17:ピンチロール18:パルスジェネレー
ター 19:シフトレジスター 20 : D/A変換器21
:モーター回転数ゲイン設定器 22:ミルモーター速度制御機構
機織破断防止法を実施する際に用いる装置の1例を示す
略式説明図; 第2図は、本出願人が先に特公昭52−2713号公報
により提案した発明を実施する際に用いる装置の1例を
示す略式断面図: 第3図は、特開昭50−39267号公報により提案さ
れた装置を示す略式説明図;および 第4図は、成形ロール列を示す略式説明図である。 に計算機 2二帯鋼の速度検出ロール3:帯
鋼の肉厚検出機 4:予熱炉 5;加熱炉 6:製品管の速度検出ロール7
:製品管の肉厚表示記録計 8:比較器 9:鍛接ロール10:成形ロー
ル 11:制御器12:アンコイラ− 13:フラッシュ・バット溶接機 14:加熱炉 15:成形機16:中継部検
出器 17:ピンチロール18:パルスジェネレー
ター 19:シフトレジスター 20 : D/A変換器21
:モーター回転数ゲイン設定器 22:ミルモーター速度制御機構
Claims (1)
- それぞれの端部で順次接合された複数のコイルを素材と
して用いる熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の製造工程におけ
る熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法であって
、熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の素材からの採取数値とし
て、1つの素材コイルの重量、帯鋼の幅値、および帯鋼
の肉厚値から前記素材コイルの長さを算出し、この素材
コイルの長さの算出値と連続的に検出した前記帯鋼の送
り速度とから、コイルの横継部が製管機の絞り成形機に
進入するタイミングを予想し、その予想タイミング時に
、コイルの横継部における破断を防止すべく、帯鋼の肉
厚に合わせて絞り成形機の各ロール間の回転数比率を変
化させることを特徴とする熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の
横継破断防止法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24687290A JPH04127916A (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24687290A JPH04127916A (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127916A true JPH04127916A (ja) | 1992-04-28 |
Family
ID=17154991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24687290A Pending JPH04127916A (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 熱間電縫鋼管又は鍛接鋼管の横継破断防止法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04127916A (ja) |
-
1990
- 1990-09-17 JP JP24687290A patent/JPH04127916A/ja active Pending
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