JPH04127772U - 糸処理用プレスボビン - Google Patents
糸処理用プレスボビンInfo
- Publication number
- JPH04127772U JPH04127772U JP4240691U JP4240691U JPH04127772U JP H04127772 U JPH04127772 U JP H04127772U JP 4240691 U JP4240691 U JP 4240691U JP 4240691 U JP4240691 U JP 4240691U JP H04127772 U JPH04127772 U JP H04127772U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- compression
- compressed
- yarn
- degree
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 34
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 34
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 5
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 abstract description 10
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 4
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 description 14
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 240000002129 Malva sylvestris Species 0.000 description 2
- 235000006770 Malva sylvestris Nutrition 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 染色などの糸処理に先立ち、圧縮ボビンに糸
を巻き上げ、スピンドルに多段に積み重ねて圧縮するに
あたり、積み重ねられた上下のボビンの均一な圧縮を可
能とする。 【構成】 圧縮ボビンの中間部分に複数の圧縮される部
分と、圧縮されない部分とを介在させ、ボビンの圧縮度
合いを一定に規制せしめたことを特徴とする。
を巻き上げ、スピンドルに多段に積み重ねて圧縮するに
あたり、積み重ねられた上下のボビンの均一な圧縮を可
能とする。 【構成】 圧縮ボビンの中間部分に複数の圧縮される部
分と、圧縮されない部分とを介在させ、ボビンの圧縮度
合いを一定に規制せしめたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は染色など糸処理を均一に行うための糸処理用プレスボビンに関するも
のである。
【0002】
チーズ染色は一般にテーパー若しくはパラレル状のボビンを使用して糸を巻き
上げ、チーズ(11)としてこれを図2に示すようにスピンドル(12)に差し
込み、チーズ(1)間にスペーサ(13)などを介して多段に積み重ねることに
よって行われて来た。
【0003】
しかし糸は巻き上げに際しテンションバラツキなどの諸要因によって密度のバ
ラツキが避けられなかった。しかもこの密度のバラツキは各チーズ間だけでなく
、1つのチーズの中にも存在することにより染色時、染色むらと発生させる大き
な原因となっていた。
そこで、このようなチーズ染色の染色むらをなくし均一な染色を達成するため
圧縮ボビンを開発し、巻き上げる後軸線方向に圧縮することにより密度の均一化
をはかることが試みられ、外周に多数の処理液流通孔を有し軸線方向に圧縮可能
ならしめたプレスボビンを始め、その改良として、圧縮ボビンに糸を巻き取った
後、これを軸線方向に圧縮する場合、各部一様に収縮し得る構成のプレスボビン
では往々にして両端部適宜巾部分が先に潰れて中間が遅れる状態を現出すること
に鑑み、ボビン中間部分の収縮能を両端部に比し大きくしたプレスボビン(実公
昭55−54692号公報参照)など種々のプレスボビンが提案されて来た。
【0004】
ところが、上記各プレスボビンは通常、1個のボビン内における均一圧縮をは
かることに重点がおかれており、糸、特に合成繊維糸条は弾性体であるために、
1個宛、プレスする場合にはよいが、前述の如く多段に積み重ねプレスするとき
には上下は圧縮の度合いが高く、中間は低くなって積み重ねられたボビン全体と
しては一定密度を与えることができず、均一圧縮という目的に適合しないことが
起る。と云ってこれを解消するため糸の弾性限界近くまで圧縮するときは各種糸
の特性によって適正な染液の通過を考えなければならない染色本来の趣旨に合致
しないこととなる。
【0005】
本考案は上述の如き問題に対処し、更に圧縮ボビンの圧縮構造の改良を試みる
ことにより適正な圧縮の伝達を行い、多段に積み重ねた場合において個々のチー
ズの圧縮と同様に上下均一な圧縮を可能ならしめることを目的とするものである
。
【0006】
上記目的を達成する本考案プレスボビンの特徴は外周に多数の処理液流通孔を
有し、軸線方向に圧縮可能なボビンにおいて、その中間部分に加圧により圧縮さ
れない部分を圧縮される部分の間に適宜介在させて軸線方向にわたり複数の圧縮
される部分と圧縮されない部分とを設け、所要一定の圧縮度合いに規制せしめた
構成にある。
【0007】
上記の如くボビン中間部分に圧縮される部分と圧縮されない部分を設けたこと
により、該ボビンを用いて糸を巻き取り、これをスピンドルに積み重ねた後、ボ
ビンを加圧するときはボビンは圧縮される部分によって図1の点線の如く一定の
圧縮度合いまで圧縮されると共に圧縮されない部分によって該一定までの圧縮が
止められ、従って巻かれている糸の圧縮もそこで止まり、次のチーズに伝達され
ることになり、この伝達の総合によって積み重ねの上下にわたり圧縮度合いに差
異なく一様な圧縮を付与せしめ、糸の巻密度を均一化する。
【0008】
以下、更に添付図面により本考案の実施例を説明する。
【0009】
図1は本考案に係るプレスボビンの1例を示し、(1)は同プレスボビンでポ
リプロピレン,ポリエチレン,ナイロンの如き熱可塑性合成樹脂の一体成型によ
り作られ、その上端には同ボビン(1)を積み重ねる場合のスペーサ(図示せず
)又は上部ボビン下端への嵌入部に相当するボビン(1)の外径により稍小さい
外径の端環部(2)が、また、下端にはスペーサ(図示せず)の嵌入部又は前記
嵌入端環部(2)の嵌入する嵌込部に対応するボビンの内径より稍大なる内径の
凹没部を有する端環部(3)が夫々設けられていて互いに積み重ね可能となって
いると共に、その外周には、ボビン軸線方向に直角な平面において、平行に配列
されている複数のリング状横枠(5)と、ボビン横断面において、円周を略複数
の等間隔に区分して前記平行した隣接リング状横枠(5)間を連結する縦方向の
短枠(6),(7)とによって多数の四角形状の処理液流通孔(4)が設けられ
ている。
【0010】
ここで、前記リング状の横枠(5)は軸線方向において必ずしも均等間隔では
なく、図では3個のリング状横枠(5)を1組として各組間に稍広い間隔をおい
てボビン中間部分に5組設けられており、各組間における隣接リング状横枠(5
)間の縦方向短枠(6)は各組内における隣接リング状横枠間の縦方向短枠(7
)比較し稍長く長S状をなして各組内における縦方向短枠(7)が直線状で軸線
方向の加圧に対し、殆ど圧縮されない部分(A)となっているのに対し比較的圧
縮され易い部分(B)として形成されている。
勿論、圧縮され易い各組間の縦方向短枠(6)は上記の如き形状のみに限らず
、肉厚の変化など他の構成によっても構成可能であることは云うまでもない。
【0011】
また、上記図示実施例におけるリング状横枠(5)の配置ならびに圧縮されな
い部分(A)と圧縮される部分(B)との形成具合は求めようとする圧縮度合い
に応じて適宜選定されるものであり、3本のリング状横枠(5)を1組とするに
は拘束されず、2本又は4本1組であってもよく、更に軸線方向複数の各組にお
けるリング状横枠(5)の数や間隔あるいは各組間の間隔を異ならしめてもよい
。又、ボビン中間における圧縮度合いをすべて均等とすることなく、必要に応じ
更にその中間部とその上下において圧縮される度合いに変化を与えることも可能
であり、スピンドルに差し込み、積み重ねられるチーズのすべてを通じ一定の圧
縮を得ようとする目的に反しない限り、種々の設計的改変を加えることができる
。
【0012】
かくして構成される上記本考案プレスボビンはこれに染色処理などの糸処理を
施す糸を巻き、チーズ(11)として図2に示すようにスピンドル(12)に差
し込んでチーズ間にスペーサ(13)などを介して多段に積み重ね、軸線方向に
圧力を加えると、中間部分の上方側及び下方側のボビンにおける圧縮される部分
(B)が先ず図1点線に示すような状態で圧縮し、これが一定度合いまで圧縮さ
れると止まりこれに伴って巻かれている糸の圧縮もそこで止まり、次いで隣接す
るチーズに伝達され、このチーズが同様にボビンの圧縮される(B)の図1点線
に示すような収縮によって一定まで圧縮される。なお、この圧縮された時には通
常、各組間の間隔は各組内におけるリング状横枠間の間隔と略等しくなり、孔面
積も略同じとなる。
【0013】
そして、これが繰り返され、順次、上下のボビンより積み重ねられた中間部の
ボビンに加圧が伝達され、同様に求められる一定の圧縮がなされて積み重ねられ
たすべてのチーズを通じて一定した圧縮状態となり、爾後の染色など糸処理にお
いて均一な糸処理を行うことができる。
【0014】
本考案は以上のようにボビン中間部分に圧縮される部分と圧縮されない部分を
適宜、複数にわたり介在せしめ一定の圧縮が得られるようにしたものであり、圧
縮度合いが圧縮される部分と圧縮されない部分によって一定に規制されているた
め、これをスピンドルに差し込み積み重ねて圧縮した場合、上下と中間部分のチ
ーズ間に圧縮度合いに差がなくすべてを通じ求められる所要の一定の圧縮が得ら
れることになり、従来の如くボビン自体において均一な圧縮を得るに止まらず、
積み重ねた多段のチーズを同時に均一圧縮することができるので目的とする一定
密度を得る効率が倍加し、糸処理の処理能率を著しく増進することができる。
しかも、圧縮される部分と圧縮されない部分を適宜、按配することによって各
種糸の特性に応じた適正な糸処理を行うことを容易とし、糸処理本来の目的とす
る均一処理の達成に極めて優れた実効が期待される。
【図1】本考案に係るプレスボビンの1例を示す正面図
である。
である。
【図2】チーズの多段積み重ね圧縮状態を示す説明図で
ある。
ある。
(1) ボビン
(4) 処理液流通孔
(5) リング状横枠
(6) 縦方向短枠
(7) 縦方向短枠
(A) 圧縮されない部分
(B) 圧縮される部分
Claims (1)
- 【請求項1】 外周に多数の処理液流通孔を有し、軸線
方向に圧縮可能なボビンにおいて、ボビン中間部分に加
圧時圧縮されない部分を圧縮される部分の間に適宜介在
せしめて軸線方向にわたり複数の圧縮される部分と圧縮
されない部分とを設け、所要一定の圧縮度合いに規制せ
しめたことを特徴とする糸処理用プレスボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991042406U JPH0745504Y2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 糸処理用プレスボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991042406U JPH0745504Y2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 糸処理用プレスボビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127772U true JPH04127772U (ja) | 1992-11-20 |
JPH0745504Y2 JPH0745504Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31922909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991042406U Expired - Lifetime JPH0745504Y2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 糸処理用プレスボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745504Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143644U (ja) * | 1974-09-26 | 1976-03-31 | ||
JPS5442566A (en) * | 1977-07-08 | 1979-04-04 | Becker Josef | Conical yarn creel |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP1991042406U patent/JPH0745504Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143644U (ja) * | 1974-09-26 | 1976-03-31 | ||
JPS5442566A (en) * | 1977-07-08 | 1979-04-04 | Becker Josef | Conical yarn creel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0745504Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0630595B1 (de) | Lockenwickler für eine Kaltwelle | |
US5178342A (en) | Dyeing cone | |
US5351351A (en) | Method of dyeing yarn cheeses | |
DE1635418A1 (de) | Garnpackung | |
JPH04127772U (ja) | 糸処理用プレスボビン | |
JPH0261165A (ja) | 糸巻き用スプール | |
CN203392639U (zh) | 绕绳机用收卷筒 | |
JP2507292Y2 (ja) | 糸処理用プレスボビン | |
US4600165A (en) | Textile bobbin | |
JPH0754212Y2 (ja) | 染色ボビン | |
US1783908A (en) | Art of treating yarn | |
CN1044699C (zh) | 用于纱线处理的压缩绕线筒子 | |
JPH081256Y2 (ja) | 糸処理用プレスボビン | |
JPS5959218A (ja) | 中空糸型流体分離エレメントの製造方法 | |
CN1226478C (zh) | 用于筒子纱染色的管 | |
AT392298B (de) | Verfahren zur behandlung von fadenfoermigem textilgut | |
CN215209807U (zh) | 一种高性能的填充用纤维 | |
US3604346A (en) | Dyeing apparatus and process | |
DE290526C (ja) | ||
JPH0328052Y2 (ja) | ||
US1962240A (en) | Sectional warp beam for winding and dyeing warp | |
KR20040087272A (ko) | 치즈염색용 보빈 | |
JPS62215063A (ja) | 染色ボビン | |
DE578121C (de) | Vorrichtung zum Nassbehandeln von Garnwickeln, insbesondere von Kreuzspulen | |
CN207580970U (zh) | 一种便于脱圈的珍珠棉收卷机 |