JPH04127567U - 管の超音波探触子 - Google Patents

管の超音波探触子

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JPH04127567U
JPH04127567U JP4290891U JP4290891U JPH04127567U JP H04127567 U JPH04127567 U JP H04127567U JP 4290891 U JP4290891 U JP 4290891U JP 4290891 U JP4290891 U JP 4290891U JP H04127567 U JPH04127567 U JP H04127567U
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tube
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啓一 岩本
正明 取違
真一 野村
真二 中村
文範 清田
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三菱重工業株式会社
新日本非破壊検査株式会社
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    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波探傷を行うと共に被検管が薄肉であっ
ても、その管厚を正しく計測することのできる高性能の
管の超音波探触子を提供する。 【構成】 探触子9から被検管1の管軸方向に発信され
た超音波パルス11を同探触子と同芯的に回転するミラ
ーにより上記被検管の管壁へ投射し、同管壁からのエコ
ー波を上記ミラーで反射させて上記探触子で受信する管
の超音波探傷装置において、上記ミラー6aの反射面及
び上記超音波パルスを導く中空軸4aの内面に樹脂を加
工したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管の超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、加熱器管等の小径管の管内探傷検査には、過電流探傷法が用いられてお り、この方法は、試験コイルを管内へ挿入して導電性を有する被検管に過電流を 発生させ、その過電流の伝播中の変化を測定して被検管の管内探傷検査を行うも のであり、そのため、被検管が例えば鋼管のように強磁性体の場合には、冷間加 工等により被検管内面の透磁率が場所により著しく変化していると、探傷のとき 、その不均一が著しい雑音発生の原因となって十分な探傷ができない不具合があ る。 そこで、本出願人は、さきに、超音波探触子を管内へ挿入して、透磁率不均一 状態の影響を受けることなく被検管の管内探傷を効果的に行うことができる超音 波探傷装置を特願平1−124961号として提案した。 すなわち、図4縦断面図及び図5斜視図に示すように、小径の被検管1の内部 に移動可能に挿入される筒状のケーシング2の中間部に、前後1対のベアリング 3を介して中空軸4を回転自在に支承し、被検管1中を流す水10の流れ方向に 関し、この中空軸4の上流端に水タービン5を固着し、一方下流端に45°の傾 斜反射面を有する音響ミラー6を固着し、水タービン5と上流側ベアリング3と の間の中空軸4の部分には水タービン5通過後の水10を下流側へ流す水抜き孔 7を穿設している。 更に水タービン5の上流に、タービン翼の方向と直交する複数の溝を有するガ イドベーン状の水切り治具8をケーシング2の内面に固着すると共に、その軸芯 部に超音波11を下流向に向って発射する軸方向超音波探触子9を内蔵固定して いる。 ところで、この種の装置において、超音波パルスを使って被検管の管厚を測定 するときは一般には図6a線図に示すような超音波パルスのエコー波形が得られ る。ここでTは発信された超音波パルスで、Sは受信された表面エコー波,B1 ,B2 ,B3 は受信された底面エコー波であり、このような超音波探傷装置にお いて、表面エコー波Sと底面エコー波B1 との時間を測定することにより肉厚を 求めることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、被検管の管厚が薄い場合にはエコ ー波形は図6bに示すように、表面エコー波の残響幅の広がりのために正確な厚 さ測定ができなくなるのである。 すなわち、同図は、ステンレス製の音響ミラー及び中空軸を用いた場合で、こ れは中空軸内で散乱される超音波及び音響ミラーで反射される超音波が減衰しな いために被検管の内面から反射される表面エコー(S)の残響エコーが長く残り 、続いて反射してくる被検管1の外面からの反射エコー(B1 )との識別が困難 となることによる。 本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、超音波探傷を行うと共に 被検管が薄肉であっても、その管厚を正しく計測することのできる高性能の管の 超音波探触子を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案は、探触子から被検管の管軸方向に発信された超音波パル スを同探触子と同芯的に回転するミラーにより上記被検管の管壁へ投射し、同管 壁からのエコー波を上記ミラーで反射させて上記探触子で受信する管の超音波探 傷装置において、上記ミラーの反射面及び上記超音波パルスを導く中空軸の内面 に樹脂を加工したことを特徴とする。
【0005】
【作用】
このような構成によれば、超音波探触子から発信された超音波が樹脂製又は樹 脂コーテイング製の中空軸を通過し、樹脂製又は樹脂コーテイング製の音響ミラ ーで反射される。その際、樹脂の減衰能は金属等に比べて大きいので、超音波の 残響エコーが現われにくくなり、シャープな表面エコー波が反射してくるので薄 い管の厚さ測定も可能となる。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図1はその縦断面図、図2は図 1の内部構造を示す斜視図、図3は図1による管厚計測時のエコー図である。 上図において、図4〜5図と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示し、 本考案が同図の構造と異なるところは、中空軸4及び音響ミラー6の構造にある 。 まず、図1〜2において、4a,6aはそれぞれジュラコン等の樹脂製又は樹 脂コーテイングを施工してなる中空軸,音響ミラーである。 このような構造において、被検管1の内部に移動可能に挿入される筒状のケー シング2の中間部に、前後1対のベアリング3を介して中空軸4aが回転自在に 取り付けられている。中空軸4aには被検管1中を流す水10の流れ方向の上流 端に水タービン5が固着され、一方下流端に45度の傾斜反射面を上流側に向け た音響ミラー6aが固着されると共に、水タービン5と上流側ベアリング3との 間の樹脂製中空軸4aの部分には水タービン5を通過後の水10を下流側へ流す 水抜き孔7が穿設されている。 更に水タービン5の上流に、タービン翼の方向と直交する複数の溝を有するガ イドベーン状の水切り治具8がケーシング2内面に固着されると共に、その軸芯 部に超音波11を被検管1の軸線上を下流向きに発射する軸方向超音波探触子9 が内蔵固定されている。 このような超音波探触子において、図示省略の牽引手段によりケーシング2を 適宜速度で被検管1の管軸方向へ移動させながら、被検管1内に水10を流すと 共に軸方向超音波探触子9から超音波11を発射する。 そうすると、ケーシング2内を流れる水10は水切り治具8による断面減少効 果によって流速が増し、この流速がそのまま水タービン5のタービン翼に当たり 、水タービン5が回転する。水タービン5の回転によりこれに固着された樹脂製 中空軸4a及び音響ミラー6aが一体的に同一速度で回転し、軸方向超音波探触 子9から発射され樹脂製中空軸4aの中を管軸方向へ伝播してきた超音波11は 、この回転中の音響ミラー6aの反射面に当って全周の管径方向へ反射される。 反射された超音波11は被検管1への伝播してその厚さの情報をもって反射し 、この反射波は再び軸方向超音波探触子9によって受信され、図示せざる超音波 厚さ測定器へ伝送される。 一方、音響ミラー6aと中空軸4aを経て得られた超音波11の反射波形は、 図3に示すように、超音波11の反射あるいは散乱時の減衰が十分に効いている ため、余分な残響エコーが発生せず、明瞭に表面エコー(S)と底面エコー(B 1 )の識別ができる故、被検管1の管厚の測定は薄肉厚の管でも可能となる。
【0007】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、探触子から被検管の管軸方向に発信された超音波パ ルスを同探触子と同芯的に回転するミラーにより上記被検管の管壁へ投射し、同 管壁からのエコー波を上記ミラーで反射させて上記探触子で受信する管の超音波 探傷装置において、上記ミラーの反射面及び上記超音波パルスを導く中空軸の内 面に樹脂を加工したことにより、超音波探傷を行うと共に被検管が薄肉であって も、その管厚を正しく計測することのできる高性能の管の超音波探触子を得るか ら、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の内部構造を示す斜視図である。
【図3】図1によるエコー図である。
【図4】本出願人が特願平1−124961号で提案し
た超音波探傷装置を示す縦断面図である。
【図5】図4の内部構造を示す斜視図である。
【図6】図4の超音波探傷装置で被検管を計測した場合
のエコー図で、同図(a) は厚肉管の場合、同図bは薄肉
管の場合である。
【符号の説明】
1 被検管 2 ケーシング 3 ベアリング 4a 中空軸 5 水タービン 6a 音響ミラー 7 水抜き孔 8 水切り治具 9 軸方向超音波探触子 10 水 11 超音波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野村 真一 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)考案者 中村 真二 同上 (72)考案者 清田 文範 北九州市小倉北区井堀四丁目10番13号 新 日本非破壊検査株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探触子から被検管の管軸方向に発信され
    た超音波パルスを同探触子と同芯的に回転するミラーに
    より上記被検管の管壁へ投射し、同管壁からのエコー波
    を上記ミラーで反射させて上記探触子で受信する管の超
    音波探傷装置において、上記ミラーの反射面及び上記超
    音波パルスを導く中空軸の内面に樹脂を加工したことを
    特徴とする管の超音波探触子。
JP1991042908U 1991-05-13 1991-05-13 管の超音波探傷装置 Expired - Lifetime JP2587077Y2 (ja)

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Cited By (3)

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JP2003172732A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Babcock Hitachi Kk 管の超音波検査装置
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