JPH04126778A - 調色用パール顔料ベース組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｌ墓上Ωｌ豆Ｉ 本発明は調色用パール顔料ベース組成物に関し、特に着
色顔料含有ベース組成物との混合分散性がすぐれており
、該両組酸物を混合して着色パール塗料を調製するのに
有用な調色用パール顔料ベース組成物に関する。

従　の　・とその課 最近、乗用車、オートバイおよびバスなどの自動車外板
をパール顔料含有着色塗料で上塗り塗装して、光の干渉
効果を有する上塗り塗膜に仕上げることか多く行なわれ
ている。

パール顔料着色塗料は、一般に、各種着色顔料含有ベー
ス組成物とパール顔料とを目的とする塗色が得られるよ
うに適宜の比率で配合したのち、混合分散することによ
って製造される。特に、パール顔料は少量で色の変化が
著しいので、配合量に過不足が生じることは好ましくな
い。

従来、パール顔料を着色顔料ベース組成物に配合する方
法として、例えば、そのままのパウダー状態で直接語ベ
ース組成物に配合する、または該パール顔料を沈降防止
剤と共に有機溶剤に分散してなる液状組成物としてから
配合するなどが行なわれていた。しかし、パウダー状態
で配合すると該パウダーのカサ比重が大きいため、微量
配合が難しく、入れ過ぎにより色が合いにくいことと、
着色ベース組成物中に均一に混ぜるのに時間を要する等
の難点がある。

また液状組成物はパウダー使用時のような混ぜにくい点
は解消されているが、構造粘性が強く、非ニュトニアン
流動であるため微量配合が難しく、また組成が均一にな
りにくく正確に配合しにくいという難点がある。

課題を”°するための　Ｆｌ そこで本発明者等は上記した欠陥を解消し、パール顔料
を配合量の多少にかかわらず容易にかつ正確に配合でき
ることについて研究を行なった結果、パール顔料をあら
かじめ塗料用樹脂と共に有機溶剤中に分散すると構造粘
性が殆どなく、容易に微量配合でき、混合分散性が向上
し、これを目的とする例えば着色顔料含有ベース組成物
などに配合すると上記した種々の欠陥が解消できること
を見い出し本発明を得た。

すなわち、本発明は、塗料用樹脂、パール顔料および有
機溶剤を主成分とし、該塗料用樹脂（固形分）が該パー
ル顔料１００重量部あたり１０〜３００重量部であるこ
とを特徴とする調色用パール顔料ベース組成物に関する
。

本発明で用いるパール顔料は光の干渉作用に基いて真珠
光沢を呈する鱗片状顔料であって、さらに具体的には天
然もしくは合成の雲母［Ｋ　Ａ　Ａ　２（Ａ　Ｑ　Ｓ　
１３０□）（ＯＨ１，を主成分とする］、又はこれらの
表面を二酸化チタン、酸化鉄および酸化スズなどの金属
酸化物又は各種着色顔料で被覆したものなどがあげられ
、これらの純度や粒径などには特に制限を受けず、原則
として塗料に適用できるものはすべて使用できる。

本発明の調色用パール顔料ベース組成物（以下、「本組
成物」と略称することがある）は、上記パール顔料を塗
料用樹脂と共に有機溶剤に混合分散させることにより得
られる。

塗料用樹脂は、上記自動車外板などの塗料に配合されて
いるものが好適に用いられ、具体的にはポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、フッ素含有樹脂およびケイ素（Ｓｉ
）含有樹脂などがあげられ、さらに必要に応じてアミン
樹脂やポリイソシアネート化合物（ブロック化物も含む
）などの架橋剤を含むこともある。

また、有機溶剤は上記塗料に配合されているものが好適
に用いることができ、たとえば、トルエン、キシレンな
どの炭化水素系、酢酸エヂル、酢酸ブチル、セロソルブ
アセテートなどのエステル系、メチルエチルケトン、メ
チルエチルイソブチルケトンなどのケトン系などがあげ
られる。これらの有機溶剤は上起塗料用樹脂（架橋剤も
含む、以下同様）と反応する官能基を有していないこと
が好ましい。

本組成物において、該塗料用樹脂の配合量（固形分）は
該パール顔料１００重量部あたり、１０〜３００重量部
、特に好ましくは５０〜２００重量部であって、該樹脂
が１０重量部より少なくなると構造粘性が強く正確に微
量配合することが困難となり、一方３００重量部より多
くなると樹脂の絶対量が多くなりすぎ、隠ぺい性が劣る
ので、いずれも好ましくない。

さらに、本組成物にはパール顔料の沈降を防止するため
に、必要に応じてアマイドワックス系、ポリエチレンワ
ックス系およびモンモリオナト系などから選ばれる１種
又は２種以上の沈降防止剤を配合することができる。こ
れらの配合量は、パール顔料１００重量部あたり１〜５
０重量部が好ましい。

また、パール顔料は、塗料用樹脂、パール顔料および有
機溶剤の合計量に基づいて５〜５０重量％、特に１０〜
４０重量％の範囲内にあることが好ましく、５重量％よ
り少なくなると調色時に本組成物を多量に使用しなけれ
ばならず、畷べい力、塗装作業性などが低下するおそれ
があり、５０重量％を越えると構造粘性が強く配合（調
色）精度が低下することがある。

本組成物の製造法（上記各成分の混合法）は特に制限さ
れないが、例えば樹脂ワニスと沈降防止剤と一部の溶剤
とをカラレスデイソルバーで１０μ以下に分散し、次い
でその中に残りの溶剤とパールパウダーを配合した後、
デイスパーで撹拌することによって本組成物を得ること
ができる。

本組成物は液状で、構造粘性を殆ど有していないので、
着色顔料含有ベース組成物への微量配合がきわめて容易
にかつ正確に行なうことができ、しかも配合した組成物
中における他成分への混合・分散性もすぐれている。

本組成物と混合せしめる着色顔料含有ベース組成物（以
下、「着色ベース組成物」と略称することがある）は、
着色顔料、塗料用樹脂および有機溶剤を主成分とする液
状組成物である。

本組成物に使用している樹脂ワニスは、他の樹脂との相
溶性も考慮に入れて幅広く着色ベース組成物との混合が
可能にしている。

また、調色方法は、通常の調色と同じであるが、特に本
組成物は流動特性として構造粘性が小さいため、調色時
に着色ベースと混ぜる時に着色ベース組成物と同じ感覚
で配合できるため調色が容易である。

以上のように、本発明において得られた調色用パール組
成物を用いることにより今迄、難点であったパール配合
時の問題を解消することができた。

以下、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。

実施例および比較例 （工程ｌ）塗料用樹脂、沈降防止剤および有機溶剤から
なる混合物をカラレスデイソルバーを用いて１０μ以下
になるまで分散する。

（工程２）該分散液に、さらにパール顔料および有機溶
剤を加え、デイスパーで均一に混合して本組成物を得た
。

これらの成分および配合量は第１表に示した。

第１表において、 塗料用樹脂：名称■はアクリル樹脂、■はポリエステル
樹脂であり、配合量は固形分。

沈降防止剤：ディスパロン４２００　（楠本化成製、商
品名）、配合量は固形分として。

パール顔料：メルクジャパン製、ＩＲＩＯＤＩＮ　１０
０ｓ（商品名） 硬化剤はデュラネートＴＰＡ　（態化成製、商品名）。

試験法 構造粘性：静置した状態と振とうした状態の差を目視で
評価した。

調色のしやすさ：１％以下の少量添加した時の誤差の程
度を調べた。

ＰＩ３べい力・調合品をスプレー塗りを行い心、μ、べ
いの程度をしらべた。

パール顔料沈降性：メスシリンダーに高さ２゜ｃｌＴｌ
ｌＴｌ側、比較例の試料を入れ、４０℃で１ケ月間静置
した後のパール顔料の沈降した高さを調べた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塗料用樹脂、パール顔料および有機溶剤を主成分とし、
   該塗料用樹脂（固形分）が該パール顔料１００重量部あ
   たり１０〜３００重量部であることを特徴とする調色用
   パール顔料ベース組成物。